試合終了のアナウンスが聞こえた悠夜は黒鋼を停止させ、バーストモードを解除する。
「やっぱりバーストモードまで使うと、流石に第四世代とはいえ勝てるわけがないか」
わざとらしくそう言った悠夜は挑発するように言うが、箒は多少動くもほとんど行動できていない。
「き……さま……」
「いやぁ、この際だからアンタには大人しくしてもらおうと思ってね。それとも第二ラウンドをする? 俺は別にいいけど」
黒鋼を解除した悠夜は箒を睨みながらそう尋ねるが、箒が動けない状態と知ると「そうか」と答えてピットの方へと戻る。
すると悠夜に向けて、観客にいる生徒たちがヤジを飛ばし始めた。
「この卑怯者! 女の子の顔を殴るなんて最低ね!」
「アンタみたいな男なんてとっととバラされて死ねばいいのよ!」
「男の風上に置けない最低野郎!」
「調子に乗ってんじゃないわよ!」
悠夜は観客席ができるだけ見渡せる位置にPICを使って移動する。
そこから見下すように見て堂々と言った。
「———調子に乗って何が悪い」
そこまで大きくはないはずなのだが、それでも全員に行き渡るほど重苦しい声が場を支配する。
全員が何とも言えない支配感に襲われ、悠夜に注目した。
「確かに今は女が上に立つ世だが、それは所詮お前たち下らない存在の下らない基準だ。こと戦闘に置いて俺は既にお前ら有象無象共を超えている」
その言葉に三年生の―――それも操縦科の生徒たちが悠夜を睨むが、次の言葉で沈黙した。
「それは何よりもお前たち自身が理解していることだろうがな。何故ならお前たちはこれまでの事件を関わらず、また関わったとしても俺が鎮圧した。クラス対抗戦のことは織斑と他二人の専用機持ちが一機を対処したが、もう一機は俺が訓練機で、しかも単独で破壊した。その時腕に自信があるお前らは何をしていた? この学校に学生部隊が設けられているのは知っているが、どうせ俺が死ぬことを期待したんだろう。結果として俺の有能性を証明してしまったわけだがな。なぁ、雑魚共」
誰も何も言えなかった。
あの時、唯一悠夜を助けたのは朱音だけであり(厳密には十蔵が楯無に救援するように手配したが間に合わなかった)、それ以後は悠夜がほとんど事件を収束させている。
つまりこの学園にいる生徒・教員は使い物にならないと証明されているのだ。
「で、気分はどうだ? 弱いと思っていた男に雑魚扱いされ、挙句使えない人間として認定されている気分は? 有象無象扱いされているのは? 悔しいか? 殺したいか? 見返したいか?」
あからさまの挑発だった。
どういう原理かわからないが未だに見えない顔の上半分だが、ほとんど全員が悠夜が浮かべている笑みに対して嫉妬、殺意を向けている。彼を知る女たちは全員「今心の底から思っているんだろうなぁ」と思っていた。
「だったらかかってこい。集団でも単独でも構わんが空気は読め。可能なら相手をしてやる。なんだったら今からするか? 別にそれでもいいが―――その時は挑んできた奴らはその存在をこの宇宙から抹消してやる」
そう言った悠夜はまるで景色にどうかしたかのように消えた。
ちなみにだが、悠夜はすぐさまピットに戻っていた。
■■■
ピットに戻ると待機していたらしいラウラが俺の胸に飛び込んでくる。俺はそれを受け止めて撫でていると、織斑先生が現れた。
「よくやったと褒めておこう。でだ、最後のあれは何だ?」
「バーストモードですよ。敵地でできた友人を殺されてもなお、相手を殺さなかった主人公の機体に備わっている奴です」
「……………何の話だ」
アレはちょっと甘いだろう。別にあのゴミぐらい潰したって問題なかったんだがな。
などと思っていると、織斑先生はわからなかったのか聞いて来る。
「ともかく、最終兵器って奴ですね。ああいう馬鹿は圧倒的な差を見せつけて潰すのが手っ取り早いんでね。それとも、処分しますか? ……いえ、今のあなたに俺を処分できますか?」
「俺を止められるの?」という意味合いで聞いてやると、「しないさ」と答える織斑先生。意外だな。てっきり処分するために来たと思ったんだが。
「だがその後の台詞はいくらなんでも言い過ぎだ」
「事実でしょ」
「………それはそうだが……」
「はっきり言って、この学園の教員・生徒を含めて俺の足元に及ばないと思っています。真面目な話、あなたすら危ういと思いますけど?」
ラウラを後ろに回しつつそう言うが、意外にも織斑先生は何も言わなかった。
「では、これ以上話はなさそうなので俺は帰りますね。ちゃんとあの二人に行ってくださいよ。俺に勝つつもりなら諦めろって」
「………」
ラウラの手を繋ぎながら部屋を出ると、簪と本音が待機していた。
「お疲れ~」
「お疲れ様、悠夜さん」
どうやら俺のことを待っていたらしい。俺は近づいて来る二人をラウラでガードするが、簪はそれをするりと抜けて俺に抱き着いた。
「一応、汗をかいているはずなんだけど?」
「いい匂い」
「まさかの汗フェチ!?」
思わずそう言ってしまった。
いや、別に簪が汗フェチだろうがなんだろうが別にいいんだけどさ、流石に驚くだろうよ。
「それにしてもすごかったね~。私もいつかああいうの作れたらいいなぁ~」
「…………いや、あれはあくまで俺に向かってくる敵を倒すために作ったものだからな?」
本来、あんなものは必要から、是非ともスポーツをしまくってください。
■■■
悠夜たちがそんな会話をしている頃、気が付いた一夏はピットに備え付けられているベンチに寝かせられていることに気付く。
「こ……ここは………」
「あら、気が付いたかしら?」
聞き覚えがある声―――というよりも自分の許可なく自分を賞品にした人物の声を聞いて上体を起こした一夏。
そして一夏は、自分がここにいる理由を考え、一つの結論に達した。
「……俺は負けたんですか?」
「ええ。言い訳できないくらいボコボコにされていたわ。篠ノ之さんとも協力したのにね」
「……………」
言い訳しようと口を開いたが、それが事実だったことで一夏は口を閉ざす。
「わかったでしょう? あなたと悠夜君とじゃあ、圧倒的に悠夜君の実力が上なの。例え君がエネルギーを消せる剣を持っていても、あなたの今の戦闘スタイルじゃむしろ殺しているようなものよ」
「………」
一夏はただ黙るしかなかった。
本当は一夏だってわかっていた。いや、理解させられた。簡単にいなされ、潰された。
それを今更とやかく言う気に一夏はなれなかったのである。
「あなたは強くなりたいんでしょう?」
「……はい」
「みんなを守りたいんでしょう?」
「…はい」
「なら、明日の放課後、箒ちゃんと一緒に指定するアリーナに来なさい」
「え?」
自分だけと思っていた一夏は箒も連れて来ることを言われて驚きを隠せない。そんな様子を見て楯無は説明した。
「ざっくりと言うとね、今回のあなたたちの敗因は連携が上手くできていなかったことにあるわ」
「それでも負けていただろうけどね」と後から楯無は付け足すが、実際二人は連携が取れていなかった。
そもそも白式と紅椿は二機が連携して初めて真の力を発揮するように作成されている。その要因の一つとして、紅椿の単一仕様能力の発動条件が「
「それに一夏君はもう少し自分の機体を知る必要があるわ。そもそも最初から瞬時加速や零落白夜を使い過ぎなのよ。それじゃあ、エネルギー問題の解決なんて夢のまた夢よ」
「……そ、それはそうかもしれませんが……」
まさか急に説教が始まるなんて思わなかった一夏は頭を抱える。
「大体、いくらシールドバリアーを削れる仕様って言っても限界があるの。今後、それを念頭に置いてあなたのレベルアップを図るから、ちゃんと考えてきなさい」
「……わ、わかりました」
そう返事を聞いた楯無はとりあえず帰って行く。その様子を見ていた一夏は返事はしたがどうすればいいのか案が浮かばなかった。
(ほんと、どうすればいいんだよ)
誰もいなくなったことに気付いた一夏は部屋に帰ることにした―――そこに既に先客がいるとは知らずに。
その頃、悠夜たちのピットに来ることを言われた箒は千冬と話をしていた。
「自分より格下だと思っていた相手に負けた気分はどうだ?」
「…………」
箒は何も答えなかったが、千冬は箒の様子を見て悔しがっているのを理解していたが、敢えて厳しい言葉をかける。
「でだ、いつから自分が強いと思っていた?」
「…………あなたは、私たちが桂木より弱いと思っていたのですか?」
「ああ。仮にも福音を単独で落とした奴だ。既にその戦闘力は学園内でも上位になるだろう」
「それはあの変な機体のおかげでしょう!」
箒の言葉に千冬は「ああ、そういえば」と呟くように言う。
「あの頃のお前は織斑の心配をして知らなかったんだったな。福音が第二形態になったのは桂木が単機で福音を落としたからだ」
周りを確認してから箒に説明する。それを聞いた驚いた顔をした。
「………待ってください。それじゃあ―――」
「ああ。もっとも、あの時は換装パッケージを使っていたがな。つまり二人は桂木にとってそのパッケージすら使う必要がない相手ということだ」
「…………」
「………まずは相手を認めることだな。そうしなければ自分が成長することはない。かつての私もそうだったからな」
その言葉に箒は顔を上げて千冬を見る。千冬はどこか悲しそうな雰囲気を出していた。
「ちょうどいい。簡単にだがお前に聞かせてやる――――私に対抗した一人の男の話を、な」
■■■
教室中に殺気が充満している。それは誰のかって? もちろん俺のだ。
「…………」
あの戦いから数日が経過し、オルコットたちがデザインした衣装を外部発注したものが到着した。最初は演劇部の奴らが縫うことになったが、そうすると時間がなくなるため外部発注と言う形をとったのである。
それが到着して今日のLHRは衣装合わせとケーキ作りをメインに会場設営の計画などを練ろうということになった。それはいい。それはいいんだが………。
「織斑、どうして俺にメイド服を渡されたんだ?」
「………さぁ」
いや、これを渡したのは織斑じゃない。だから織斑を責めるのは間違っているのはわかっている。
「ねぇ桂木、女装するのー?」
「絶対に気持ち悪いから止めてよねー」
後ろの方で俺にそう言いながら笑う奴らがいる。そう言えば俺に向かってメイド服を投げたのも奴だったな。
たぶんこれは俺をハメるための陰謀だろう。
「そういえば、悠夜が衣装の数を変更したいって言ってたけど………」
「……ほう」
で、こいつは何も疑わずに変更してしまったと。
「誰に言われたんだ、それは」
「えっと、確かあの人」
そう言ってさっきから俺を笑っている奴らに指を差す。
「織斑。俺が鷹月とかならともかく、あんなどう見ても可愛さがラウラに劣っている奴と親交を持つわけがないだろうが!」
「待ちなさいよ! そんな電波女に私が負けるわけがないでしょ!」
「どう見ても劣ってるわ! それにリアルで男が女装して似合うどころか危険物だわ! 後ラウラは可愛さ以外は電波じゃねえ!」
大体、男が全力で女装してもそれが通用するのは二次元だけだ。三次元ことこの世界でそんなことをした場合、間違いなく気絶、嘔吐などの症状は保証されるだろう。
「ともかくだ、俺は当日は参加しない。後は貴様らでなんとかしろ」
そう言って俺は織斑先生用の二つとあるものを取って教室を出ると全力でダッシュ。そのまま職員室に向かう。
「ねぇねぇゆうやん」
「何だ、本音か。生徒会の仕事か?」
「いやぁ、これから面白そうなことが起こりそうだったから追いて来たの~」
勘がいいな。
そう。実はあの場から脱走したのには二つの目的がある。一つは織斑の執事服を借りて材料を調べる。そしてもう一つは―――
(織斑先生にも、クラスに貢献していただかないとね)
「うわぁ。ゆうやんが悪魔に見えるよ~」
ちなみに山田先生には特注のメイド服を渡している。ラウラに胸のサイズを聞いてもらってついでにメモを入れておいたのだ。今頃ラウラは俺が用意したカンペを見ながら棒読みで言っていることだろう。
持って来ていた普通の紙袋にそれを入れ、目的地に移動し続ける。
「失礼します!」
「しっつれいしま~す」
俺と本音が職員室に入ると、やはりあの演説の影響か教員のほとんどが俺を睨んできたので微笑み返す。ただし微笑みは悪魔を連想させてもらうがな。
俺たちはまっすぐ織斑先生の所に向かうと、織斑先生は嫌な予感がしたのかどこか心で距離を取り始めた。
「衣装が届いたので、織斑先生の分を届けに参りました」
「何!?」
………そこまで驚くか、普通。
だがこれもクラスのためだ。今度の学園祭では部活対抗以外にも全クラス対抗の優勝賞品争奪戦が開催される。織斑や各国代表候補生もいるから大丈夫かもしれないが、この学校はただでさえ美少女が多く、女尊男卑の今でも企業の重役関係者は大半が男なのだ。生徒一人一人に招待券が配られて女の入場率が上がると言っても、それでももうひと押しインパクトが欲しい。
そこで引き合いに出されるのが、一年一組の教師二人なのである。一人は年齢問わずに女のカリスマである織斑千冬。そしてもう一人はその女性の象徴たる巨乳……いや、爆乳で男を翻弄できる山田真耶。そう考えれば日頃は使えない教師共も使えるということだ。
それに織斑先生の使い道はもう一つある。それは、彼女が「女」だということだ。
「いや、待て。私は当日警護で忙しい身だ」
「わかりませんよ。喫茶店で怪しい会話をすることってよくあることですから、もしかしたら一人や二人怪しいのがいるかもしれませんし。それにちゃんと、織斑先生が動きやすいことを配慮した衣装になっています。これなら格好は目立つといってもスーツと変わりません」
「……そうか。なら、受け取ろう」
許可が出たので俺はそれを渡す。織斑先生は受け取って中身を取ると同時に入れなおした。
「…………いやいや、待て。落ち着け」
まるで自分に言い聞かせるように呟く織斑先生は、もう一度それを出し、広げる。
顕わになったのはメイド服であり、紙袋の中からガーターベルト付きの黒いソックスが出てくる。
「………桂木、これは何だ?」
「メイド服です。主に女性が着用して働くためのものとなっていますが、昨今ではその手の趣味の人が相手の女性に着させるコスプレアイテムと化しています」
「………ほう」
織斑先生が周りを見ると、全員が視線を逸らす。わかる。わかるよ俺は………見てみたいんだろう? カリスマ女がメイド服を着たらどうなるかを。
「あ、それともこっちの方が良かったですか?」
そう言って俺は連○軍御用達のピンクの制服を出す。
「ちなみにこれを着ると、十中八九10代でできた恋人は死にます」
だが聞いていないのか、突っ込みが入らない。それほどメイド服を渡されたことがショックだったのか、それとも自分がメイド服姿でいることが想像できないのか。まぁ、どっちにしろメイド服を着てもらうのは確定だが。
織斑先生は紙袋にメイド服を片付け、俺に差し出した。
「返す」
「記念に持っておきましょうよ。嫁入り道具の一つとしても使えますし」
「……こんなもの、汚点でしかない」
いやいや、これは衣装だから。一組の衣装だから!
「まぁまぁ、落ち着いてください。ちゃんと織斑先生のことを思ってメイド服を準備したんですから」
「…………聞かせてもらおうか」
そう言われたので俺は嬉々として説明を始めた。
「織斑先生って胸は大きいしそれなりに熟しているので、ちゃんと女らしい格好をすればそれなりに輝くと思うんです。それにコスプレ衣装の一つとして使われるって言ってもオルコットが監修したものなのでちゃんと大衆向けに作られていますから、そこまで恥ずかしいことはないですって。…………というか、精々20代ぐらいまでだと思うけどね、衣装で着飾ってもマシな年齢ってのは」
ボソリと呟くように言うが、織斑先生にはそれは通じなかった。その際に笑みを浮かべたが、それは日頃から俺に振り回されている分も含まれているかもしれない。
「生憎だが、私にはそういう趣味はないのでな。ついでに言うが、この衣装も必要ない」
「…………そうですね。考えてみればそうでした。あなたのような女と言う性別だけの男に、完全な女にしか着れないメイド服を着ることなんてできません」
すると職員室にいるおそらく女尊男卑派であろう教員たちが立ち上がって喚きだした。
「ふざけてんじゃないわよ! 織斑先生はただ強くあろうとしているだけで、メイド服が似合わないわけないじゃない!」
「でも本人が
「いや待て、私は着る必要がないと―――」
「似合うわよ! ただ織斑先生は勘違いしているのよ!」
「じゃあ、織斑先生には学園祭で着てもらうことにしましょう」
すると案の定と言うか予想通りと言うか、全員がそれを否定してきた。
「そんなの反対よ! 似合うかどうかなんて今ここですればいいだけじゃない!」
「それじゃあダメでしょう。似合う似合わないを決めるのは身内じゃない。大衆だ。だからこそ、未だに萌えが衰えないんだよ」
雰囲気で感じ取ったのか、先陣を切った教員が後ずさる。
「………わかったわ。織斑先生! 着ましょう!」
「待て。だから私は着る必要がないと―――」
「じゃあ、仕方がありません。まぁ、メイド担当なんて考えてみれば生徒、そして山田先生がいるから充分ですし、織斑先生みたいに全く女としての価値が0どころかマイナス万単位はありそうな女が着たところでまともな戦力になるわけがないですね。胸はあるがあなたのような女としてゴミでしかない存在より、胸がない鈴音やラウラたちに着せた方が立派な戦力になるというものだ。女としての価値なら、山田先生の方がもっと上か」
「……………」
「まぁ仕方ないか。織斑と違ってちゃんとした感性を持つ俺すら落とせないあなたじゃ、他の男を落とすなんて夢のまた夢。まぁ、婚活する時に精々後悔したまえ。数少ない20代でちゃんと女としての知識や行動をしておけばよかったって」
そう言いながら俺はさりげなくメイド服が紙袋を回収して、入口近くで待機している本音と合流した。
「………待て、桂木」
「何ですか?」
「……それを、寄こせ」
そう言って織斑先生は手を出して来る。俺はそれを見て笑顔で紙袋を渡した。
一方その頃、ある人物が一人気付く。悠夜の机の上にあるはずのメイド服がないことに。
・次回予定
待ちに待った学園祭がようやく始まった。
ある者は仏頂面で接客を行い、ある者は過酷なトレーニングと「これ、必要?」と思えるメニューに疲れを見せ、ある者は調子に乗って会長を超える破天荒っぷりを見せる。
自称策士は自重しない 第94話
「一組の違和感」
?「目指すはクラス対抗戦の優勝賞品! みんなで手に入れるわよ!」
ということで宣言通りに次話から学園祭に突入します。