IS~自称策士は自重しない~   作:reizen

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シャルロットって、前々から思ってたんだ。弄りがいがありそうだなって。


#80 可愛さは人によって違うものだ

 セシリアがSRsで己を鍛えることを決意している時、同じくフランスに帰国したシャルロットはデュノア邸を訪れていた。

 

「ごめんね。忙しいのに……」

「いいえ。社長と言っても名ばかりなものですから、大半はジュールに押し付けていますわ」

「……そ、それはそれでどうなの……?」

 

 とんでもないカミングアウトをされたシャルロットは顔を引きつらせてそう言った。

 

「ところでお姉さま、ご主人様の携帯番号はゲットできましたか?」

「………そ、それは……」

 

 それを聞かれたシャルロットは顔をそむける。

 

(……そんなこと、頼まれていたっけ?)

 

 そもそもそんなことは頼まれていないのだが、リゼットは前々から悠夜のことを気にしているのだ。もう少し行動するべきだったかと後悔し始めたシャルロット。

 

「もう。そんなことではこのデュノア社の次期社長の椅子は渡せませんわよ?」

「………え?」

 

 唐突にそんなことを言われ、なによりもシャルロットは驚いた。

 

「良いですか? お姉さまはあのゴミップルに散々な目に遭わせられたのです。その仕返しとしてあなたが次期社長となってあざ笑うってこそ真の勝利と言えましょう。そのためにはジュールと結婚していただき―――」

「ま、待って!? 私には好きな人が―――」

「あの方は止めた方が良いですわ」

 

 堂々と言い放つリゼットに対してシャルロットは怒りよりもまず悲しみが襲った。

 

「……どうして…どうしてそんなことを言うの……?」

「それはもちろん、あなたの身を案じてのことですわ。このままではあなた、自ら命を絶つことになりますのよ? ………声的に」

「………え? こ、声……?」

 

 物騒なことを言ったかと思うと、今度は予想斜め上のことを言ったリゼットは尊敬の念すら覚えるほど激しく語り始めた。

 

「ええ。このままでは未来の織斑一夏の結婚相手が現れて「あなたを救いに来た!」と言うはずが気が付けばあなたは魔法に目覚めていて、その結婚相手と戦うことに―――」

「ま、待って! それって一体―――」

「○園のテン○ストですわ!」

 

 そう言ってリゼットは漫画を出してから静かにしまう。

 

「とまぁ、冗談は置いといて。真面目な話、わたくしは後継者を探していますの」

「………でも何で―――」

「わたくしは来年、IS学園に入学しますわ」

 

 まるで確定しているとでも言わんばかりに言ったリゼット。だがシャルロットは「成績的には大丈夫だし、たまに乗っているの見てたし」と思ったが、

 

「そしてわたくしはご主人様と再び再開し、授業を出ずに毎日愛し合って―――」

「……そういうことだとは思ったよ」

 

 ———むしろ何も変わってない

 

 そんな印象を持ったシャルロットは、心の中でホッとしていた。

 もし自分を助けたことを理由にデュノア夫妻と代わって今度はリゼットの駒として動かされると思っていたからである。

 

「でも授業には出た方が良いんじゃないかな? いくらなんでも桂木君が授業放置してまで…そ、そういうことをする人とは思えないけど……」

 

 そこまで言ってシャルロットはふと思った。

 

 ———どうして桂木君は、ああも敵視されているんだろう……?

 

「…どうしましたの、お姉さま?」

「あ、ううん。ちょっと疑問があって。……どうして桂木君って、ああも敵視されているのかなって……?」

「まぁ、お姉さまは女尊男卑思考じゃないからあまり考えないでしょうが、実際ご主人様の存在は女尊男卑が崩壊する原因となりますもの。そんなのを放置しているほど、彼女らは馬鹿じゃないでしょう……」

 

 そんなものかなぁ? と考えるシャルロットに対してリゼットは言った。

 

「仮にお姉さまが人間をたくさん食べる人のような存在だったとしても、最初からオーバーキルすらも超えて勝てるご主人様相手にどう抗おうとも崩壊されるものですから、わたくしのように悟った時点で自分を売った方が生き残る確率は高いですわよ。あ、でも勘違いなさらないで。考えてみればあの方は元々優しいお方ですし、これは純愛を超えたようなものですので」

 

 ちなみにシャルロットは「人間をたくさん食べる人のような存在」というものがよくわからなかったが、勢いよく話すリゼットのテンポに乗せられて聞くのを忘れてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■■■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夏休みが始まって早一週間が経過した。

 俺はテストで1位……ってのはさすがに無理だった。あれだけ行事が被って挙句気絶を何度もしたらそりゃあ勉強が満足にできるわけがない。……できたとしても高得点を取れるかはわからないが。とはいえ15位なのは素人の割には高成績だろう。……何故かカンニングしたとか囁かれているが、直接手を下さないのは俺の暴走を………いや、退学を恐れているからだろう。さらに代表候補生を通じて喧嘩っぱやいとかの噂が流れているが、壁をぶっ壊して喧嘩っ早いっていう評価はどうなんだろうかと思っている。

 

「………だからやめとけって言ったのに」

 

 ちなみに今は病室であり、俺の周りには女たちが倒れていた。

 

「……何の用かしら?」

「アンタを笑いに来たんだ。どうだ? 大っ嫌いな男にボコボコにされた挙句、手下たちが無様にのたうち回らされている気分は」

「最悪ね。二度と顔を見たくないわ」

「…………まぁ、幸那のことなんだがな」

「……………」

 

 すると顔を背ける石原郁江。どうやらそのことについて触れてほしくはないらしい。

 

「………あなたは本当に幸那が好きなのね。あんなことがあったっていうのに、敵であるあの子を気に掛けるなんて」

「そりゃあ、俺は分野問わずに手を出しているからな。当然その中に「義妹」と言う部類も―――」

 

 と説明していると、石原郁江はまるで俺をゴミ虫を見るような目で見て来た。

 

「…………全く。どうやらアンタは馬鹿だな。大体俺たち二次元を専門にしているオタクが、三次元に手を出すわけがないだろ? 世間はオタクが手を出したことで「アニメや漫画が影響している」と言いたいらしいが、俺に言わせてみればそんなのはオタクじゃない。ただのゲスだ。ただアニメや漫画を偶然見ていただけの異常人でしかない。むしろ同列に扱われるのは遺憾だ。やるならばお互い合意の上で、そして環境を整えてからやることが当たり前だ。リアルの感触を味わいというなら風○にでも言ってろ。目障りかつ死すべきだ。そんな持論を持つ俺が、二次元では義妹という分野にも手を出しているからということで中学生に手を出すわけがないだろ」

 

 そんな信念を持っているからこそ、俺は朱音ちゃんに自分から手を出したことはない。せめて撫でるだけだ。愛でるだけだ。

 

「………あなたはある意味異常ね。何年か前に女と勘違いされて犯されそうになったっていうのに男が嫌いってわけでもないみたいだし」

「ある程度の交友関係は持つが、織斑一夏は外せよ。アレを消さないのは後々が面倒なのと上への義理立てだ」

 

 実際、織斑一夏が死んで困るのは轡木一族だ。いくら強いと言っても十蔵さんとて限界がある。

 

「随分と可愛がられているものね、あなたは」

「そりゃあ、仮にもテメェら女権団を含めてIS学園の不祥事を潰しているのは今のところ大半が俺だからな。当然さ」

 

 とはいえ、いつ専用機を剥奪されるかとビクビクしているが。

 

「見栄を張るなんて、あなたらしくないわね」

 

 それなりに付き合いがあるからか、一瞬で今のを見栄だと見抜いたらしい。

 

「よくわかったな」

「仮にも私はあなたの親よ。あなたは見栄を張ると目が虚ろになるのよ。男たちに襲われて戻ってきた時もそうだったわね」

「………ホント、よく見ているよアンタは」

 

 意外と思っていると石原郁江はタンスからある物を取り出して俺に渡す。

 

「……何だこれは」

「離縁手続きと養子縁組の手続き書。あなたのお祖母さんが置いて行ったのよ。幸那を頼むわね」

「………はいはい」

 

 それを受け取った俺は用はないので倒れている女たちを放置した状態で病室を出ようとしたところで俺は石原郁江に声をかけられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 夏休みに入ってから、この一週間で大きく変わったとしたら「部屋割り」と「外出許可の規制値の変化」だろう。「部屋割り」は楯無とラウラが出て行き、代わりに本音が入ることになった。楯無は元の二年生寮に行ったが、ラウラは簪と一緒になったらしい。だからだろう。部屋割りの意味がなくなった。どっちも夜這いするのは当たり前だと思っているのか、平然と部屋に入ってくるからである。本音も本音であの出来事で俺を嫌ったのかと思ったら、どうやらそうではなかったようで普通にベッドに潜り込んでくるのだ。

 さらに問題があるとしたら、最近朱音ちゃんが部屋から出てきているらしい。

 というのも朱音ちゃんが俺の部屋に侵入していることがあり、よく背中や正面に抱き着いている。………それ、ばれたら俺が殺されるってことをわかってやってるの? ……と正直尋ねたい。

 

(……考えてみたら、ベッド一つで五人も寝てるんだな)

 

 エアコンをかけまくっているからともかく、理性が飛びやすい今の俺には毒でしかない。ただでさえ本音だけでもキスしたくなるという自分でもわからない症状が出ているのに、しまいには暴走するよ? 中学生だろうと発情しちまうよ?

 

(……こうなったら虚さんや晴美さんで回避するしかないのか……?)

 

 考えながら自室に向かっていると、何故か俺の部屋の前にコンビ名が「イージス」の二人がいた。

 

「………何やってるんですか?」

「お、おかえり……っつかただいま?」

「どっちもですね」

 

 何か用らしい。まぁ、何も悪さをしないと信じて中に入れるか。……というか俺が中に入りたい。

 

「良ければ入ります? 暑い所に長い間いると倒れますよ」

「お、おう」

 

 しかし珍しいな。もう一人が全然何も言わないとは。

 ともかく中に入ってドアと鍵を閉める。そろそろ女たちが仕掛けてくるだろうし、彼女らはその人質としても使えるだろうしな。

 

「で、一体どうしたんですか? あなた方がこんなところに来るなんて」

「……いや、それが……」

 

 するとケイシー先輩がフォルテ・サファイアの方を見る。それが合図だったのか、サファイアが前に出て言った。

 

「………う……うっふん……」

「………おい」

 

 何だろう。彼女としては頑張っているつもりなんだが、さっきから腹立たしいことこの上ない。

 

「………テメェは何をしたいんだ?」

「も……萌えないッスか?」

「……はぁ?」

 

 急に変なことを言いだした彼女に対して俺は首を傾げた。

 いや、待て。今こいつ「萌え」って言ったのか?

 

「じゃ、じゃあ……お兄ちゃん、一緒にね……よ………」

「………何があった?」

 

 とりあえずそう言ってやった。

 何だろう。このお互いが不快になるって感じは……。

 

「………実はついさっきまで帰国してたッスが……おっさんに言われたんですよ。「そんな貧乳じゃ男一人落とせないだろう。お前なんかじゃ桂木悠夜を落とせないから期待していない」って……」

「……………」

 

 いやいや、最初から話せよ。

 とはいえなんとなく察してしまった俺も俺だがな。たぶんサファイアは政府の人間に俺が施設と雑魚共をぶっ壊して戻ったことを知って、俺を篭絡させようって話になって、それでこいつが口説き落とす役になったが一人の役員が「無理だ」って言ってプライドを傷つけたってことだろうな。

 

「………で、お前はわざわざ女としてのプライドを守るために俺を篭絡する役を買って出て、萌え路線で攻めた、と?」

「……あの、まだ私すべてを話していないッスよね?」

「自分の立場ぐらいしっかりわかってるつもりだ。もう一人とは違うんだよ、もう一人とは!」

 

 と主張したが、一応話してくれるとのことだったので改めて話してもらうことになったが概ね予想通りだった。というか専用機持ちの代表候補生をそういうのに使うのはどうかと思ったが、どうやらこの学園に所属するギリシャ人は珍しく彼女のみらしいのだ。まぁ、大半が日本人だから少なくても仕方がないかもしれないが。

 

「それで俺を落とそうとしたが、結果は惨敗どころか救いようがなかった、と」

「…………やっぱり、私じゃ無理なんスかね……」

「馬鹿か? それくらい、俺の手にかかれば余裕だ」

「「……………は?」」

 

 自信満々にそう言ってやると、二人が驚いたような、というか惚けた顔をする。

 

「ちょっと待てよ。確かここらに………」

 

 ベッドの下に置いていたスーツケースを出し、そこからある衣装を出した。

 

「じゃあ、これに着替えろ」

 

 そう言って出したのは黒猫版の着ぐるみパジャマ。ちなみに自作。

 

「………え? いや、そんなことで―――」

「騙されたと思って着替えてみなって。ということで先輩、絶対に着替えさせてくださいね」

「わかった」

「え? ちょ、ま―――先輩? ちょっと目がこわ―――」

 

 ドアを閉めて俺はスマホの中に入っているとあるデータを開く。

 その中には親父の遺品が保管されている物の遺品が隠されている場所に関するデータが記されていた。

 

『本当にあの男は出会った時から不思議な人だったわ。私たちもかなりの技術を持っていると思ったけど、どうやらそうでもないみたいね』

 

 とか言い残しているが、俺としては親父が本当に死んでいるという現実を叩きつけられて辛い。そっちの方は考えていなかったのだろうか、あの女は。

 

 ———ガチャッ

 

 ドアが開かれたことで思わずそっちを見ると、その様子に対して訝しげに見てくるケイシー先輩。

 

「ど、どうしました……?」

「いや、着替え終わったから呼びに来た」

「……ありがとうございます」

 

 お礼を言って中に入る。ドアが閉まった音に少し驚いたのだが、もっと驚いたのはそのまま洗面所に引っ張られたことだ。

 

「え? ちょっ―――」

 

 ケイシー先輩の身長は推定168㎝前後ぐらいなので意外と高い。まぁ、流石に175はある俺と比べるとそれなりに差はあるが、アメリカの女性の平均身長165ぐらいだから大体平均?

 そんな風に思考を巡らせている時は、大体現実逃避をしたい時なんだが、今俺は何故かキスされていた。

 ようやく解放された時に慣れたのか、そこまで衝撃を受けてはいない。というか発情しないか心配だった。

 

「………別にオレを頼ってくれたっていいんだからな。そ、そりゃあ歳は一つだけって言っても学年は二つも違うし、大抵の事件はお前が解決してるって言っても……その……さ……オレだって女なんだし……」

 

 ………なんだろう、この可愛い生き物は。気のせいか先輩が幼く見えた気がした。

 

「ありがとうございます。でも、もう大丈夫ですから」

「……そう、か? あまり無理するなよ?」

「ええ。わかってます」

 

 するとドアが盛大に開けられ、室内に残していたサファイアが現れた。

 

「………二人で何してたんっスか?」

「ああ、それは―――」

 

 俺はすぐにそこから出て、ある物を出した。

 

「逃げるな―――」

 

 そしてそれをサファイアの首に巻き付けると、完成である。

 

「いやはや………ここまで狙い通りだとは思わなかった」

「な、何が―――」

 

 気が付けば俺はサファイアを抱きしめているが、もうこのまま行ってやる。

 

「やっぱりサファイアはこういうネココスが似合うって思ってたんだよ。あ、そうそう。あと男を萌えさせるポイントとしては、少し上乳を計算じゃない風まで計算して見せればチラリズムによる興奮も付加させることが可能だし、さらにそこから甘えるように―――あ、後それ以上のことをするときは、喘ぐ代わりに鳴き真似をするのも一つの手だ!」

「そ、そこまでの知識なんていらないッスよ!」

「いや、でもゴミ共如きに渡したくなくなったな。このままギリシャを消し飛ばすのもありか」

「こんなことでそんな考え持つな!!」

 

 ともかく今は精一杯忘れよう! 今は目の前の萌えに集中するんだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■■■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(………すっかり忘れていたぜ)

 

 そう思いながらダリルは男女のじゃれ合っている声をバックに洗面台に持たれていた。

 

(どんだけスッゲェ力持ってても、考えて見ればアイツはずっと平和な世界(ぬるま湯)にいたんだから、自分が人殺しって知ったら、そら衝撃を受けるわな)

 

 あの時、彼女ははっきりと悠夜が隠そうとしていたデータが何かを見てしまっていた。そして、おそらく悠夜が悲しんでいるのはそれを見ていたと思ったからである。

 

(………まぁいいや。どうせいつか離れるところだろうし………でも……)

 

 さっきのことを思い出したダリルは顔を赤くする。

 

(やっぱり諦めきれねぇ。だってアイツのこと、ずっと前から好きだもん……)

 

 あのキスは唐突だったが、彼女なりに勇気を出したつもりだった。さらに自然と舌も絡めているが、それでも悠夜は無反応で、今も別の女とじゃれ合っている。

 

(……やっぱり()()()じゃ無理なのかな。アイツを笑顔にしてやることってのは)

 

 ふと、彼女の脳裏にある映像が浮かびあがる。

 それはどちらも小さく、まだ幼かった時のこと。豪華絢爛な場所はすべて消え去り、その場には炎が燃え盛っていた。自分よりも遠く、桁外れの実力を持っている少年は大人たちが倒れている輪の中心に大人用の漆黒の大剣を持っていた悲しそうな目を死体に向けて言った。

 

 ———だから言ったのに

 

 どこか悲しそうに、今にも泣きそうな声で………ただ静かに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そことは違う場所。漫画を手に取って読んでいた一人の少女はふと顔を上げ、呟く。

 

「……そう。知ってしまったの」

 

 彼女は悠夜の所業を知っていた。だが、それを敢えて言わずに放置していたのは優しさもそうだが、なによりも不必要だったからである。

 

「それでも私は信じているわ。あなたがそんなことでくじけず、また使ってくれるって

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ———だってあなたは、私の復讐のために選んだ最高の素材ですもの。知識、能力、そして真に人を引き付けるカリスマ性。どれを取っても最高級」

「———だって彼は選ばれし者だから」

 

 いつからそこにいたのだろうか。

 自分と似たような恰好する、自分とは違う少女。それが突然現れ、復讐を選ぶ少女の前に現れた。

 

「…………何か、用かしら?」

 

 だがもう一人は何も言わず、そこから去る。

 すると興味をなくしたのか、その少女はまた漫画を読むことにした。




ということでフランス勢はギャグをメインに、そして後はシリアスという珍しくもない形でお送りしました。
そしてダリルは原作でも「オレ」な一人称ですが、ここでは「アタシ」も使います。彼女だって女の子だもんww

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