IS~自称策士は自重しない~   作:reizen

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#103 堕天が望むもの

 一夏たちが窮地に追い込まれ、ラウラたちもまた、リヴァイアサンを駆る操縦者に苦戦をしている中、学園の部隊はほとんど壊滅状態に陥っていた。

 

「な、何なのよ、こいつら!」

「どうして専用機持ちは来ないのよ?!」

 

 訓練機では太刀打ちできない。その現実が、彼女たちを襲う。

 幸い、ISには絶対防御があるのでまだ死者は出ていないようだが、何人かのISが見るも無残に壊されていることから、それは時間の問題と思われる。

 しかし、生徒と教員で構成された部隊が未だに残っているのは千冬のおかげだった。

 

「負傷した者を連れて下がれ! ここは私が引き受ける!」

「織斑先生!」

 

 指示を飛ばしている隙に、ケルベロス型のロボットが千冬に襲い掛かる。だがその前に炎の球がぶつかり、ひるませた。

 

「待たせたな!」

 

 そう言いながら双刃剣《黒への導き(エスコート・ブラック)》で近い機体を切り伏せる。その後ろから氷が降り、ダリルを援護した。

 

「イージスの二人!?」

「やった、これで――」

 

 だが喜んだ女性が途中で言葉を切る。一体の機体がまっすぐにそっちに向かってくるからだ。

 

「やらせるか!」

 

 千冬が間に割って入る。するとその機体は変形して人型になり、振りぬかれる《アスカロン》を受け止めた。

 

「!?」

「………流石は、ブリュンヒルデ。でも、今日の目的はあなたじゃない」

 

 再び獣型に戻ったその機体は機動力を生かしてその場から去る。千冬はそれを追おうとすると、それを遮るようにまた別の機体が降りてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 二機の機体が剣で斬りあい、火花を散らす。

 

(……何なんだ、こいつ)

 

 竜を纏う男―――0は戦慄していた。

 目の前の男―――リベルトの闘気が尋常ではないのだ。だがそれは、これまで0は自分を楽しませる存在と会った経験はほとんどなかったのである。

 

(………ダメだ、ホント)

 

 ―――興奮してきた

 

 0は思わず笑みを浮かばせてしまう。

 

「逃がしませんよ!」

 

 リベルトは左腕から鞭を飛ばす。しかし二人の間に機体が一機、割り込んで妨害した。

 

「T、邪魔をするな」

「0様、そろそろ撤退を。学園の部隊の足止めしましたので」

 

 0が下を見ると、確かにTと呼ばれた少女の言う通りラウラ、セシリア、そして鈴音は多種多様な機体を相手に奮闘している。

 

(……潮時か)

 

 そう思った0は楽しめそうな機を逃すことを残念に思いながら、離脱しようと試みる。

 

「すまない。そろそろ撤退しないといけないようだ」

「逃がしませんよ」

 

 するとリベルトの機体「ゼクスリッター」の胸部が開き、そこから三つの球がエネルギーを漂わせる。

 

「威力は現物に遠く及びませんが、これで散りなさい」

 

 黒い球体が発射される。Tはそれを庇おうと前に出るが、0がリヴァイアサンで割って入り、庇った。

 

「0様!?」

「騒ぐな、T。これぐらい、リヴァイアサンを能力を以ってすれば防ぐなど造作もない」

 

 事実、0が使用するリヴァイアサンにはダメージが通っていなかった。

 

「惜しい腕だ。上級IGPSならば、少しは傷をつけられただろうに」

「素直に驚きましたよ。威力を落としていたとはいえ、ほとんどダメージを受けていないとは」

「…………そう」

 

 Tの機体「ウィザード」を掴んだ0はそのまま離脱する。

 

(おそらくあれはISを対抗するために作られたものだ)

 

 すぐに当たりを見つけた0は笑みを浮かべながらすぐに離脱した―――が、

 

「特異な技術を盛り込んだその力、試してみましょうか」

 

 ゼクスリッターのウイングスラスターから光の翼が顕現する。それに反応してか、無人機が飛んでいくが―――一瞬で灰になった。

 

「0様!」

「………なるほど。声を聞いてずっと嫌な予感はしていたんだ」

 

 新たに黒い球体を作るリベルトだがそれは先程の倍となっていた。

 そして右手から発射すると同時に後ろに暴風が発生する。

 

「貴様とその機体に敬意を表し、この技を使わせてもらおう」

 

 途端にリヴァイアサンの胸部装甲がまとまるように合わさり、そこからビームが飛んだ。

 空中でぶつかると二機を巻き込みかねない大爆発が起こったのである。

 そのせいか煙が晴れた時には、0とTの姿はなかったのであった。

 

「……逃がしましたか……」

 

 少し残念な声を漏らしたリベルトは、下に降りて八つ当たりするように無人機を蹴散らした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃、第四アリーナ前では簪がミア、そして暁と戦っていた。

 荒鋼で戦っているのでスペック的に劣るのだが、それでもなんとか持っている状態だ。

 

「意外と戦闘力が高い。まさかあなたがそこまで強いと思いませんでした」

「………」

 

 簪は無言で背部のウイングに収納されているプラズマビーム砲《襲穿》を展開して撃つ。二人はそこから離脱すると、また会話を始めた。

 

「お嬢様、こっちを持って帰るのはどうでしょう? 資料によれば、彼女は悠夜様の彼女……………やっぱり今のはナシで」

「今のはすごかったね。別の意味で」

「…………」

 

 無言で二人の会話を聞き流す。

 

(……やっぱり、手加減されているけど……)

 

 むしろそれをどこか安心している自分がいることに簪は気付く。

 今の自分の実力では二人の相手はできないと理解しているのだ。だからこそ、自分は時間を稼いでいるのである。

 

(早く目覚めて……悠夜さん)

 

 だが悠夜は一向に目覚める気配がない。

 

「ユウ様に救援を求めるのは無駄ですよ。あの風の中は一切音が通りませんので」

「特殊なバリア……それとも、あなたの能力?」

「どちらもです。しかし驚きました。まさか姉ではなく妹がヴァダーの能力に目覚めていたなんて」

「昔から、暗部としての資質はお姉ちゃんが上だったから。その分、私は色々知れた」

「以前のあなたと同じ、いえ、それ以上に臆病だった彼女がですか」

 

 嘲笑うように言うミアに対して、簪は同意した。

 

「うん。だからこそ、周りはお姉ちゃんを勧めたけど……今となってはどうでもいいこと」

「そうですね。確かにどうでもいいことです」

 

 そう言ってミアは簪の懐に飛び込むが、簪は至近距離で水柱をぶつけた。

 

「くっ!」

「悠夜さんは、渡さない!」

 

 簪は《銀氷》を展開して振りぬく。すると真空刃がミアを襲った。

 

「風……複数の能力は四元素の一族でも使えないはず!?」

「これはあくまでの《銀氷》の力。私も水を操作することしか使えないけど―――」

 

 すると水柱が氷のように固まった。

 

「頑張ればこういうことはできる」

「………なるほど、本気を出さなければいけないみたいですね!」

 

 風鋼の周りに4つの竜巻が起こり、簪を襲うと、風は瞬時に固まった。

 

「………凄い」

 

 その戦いを見た暁は思わずそんな声を漏らす。

 暁はどっちが自分の姉になろうがどうでもよかった。今の悠夜がどんな存在か知っているし、だからこそどちらも姉になったところでどうでもいいのである。

 むしろ重要なのはどちらが強く、どちらが兄のことを思っているのかだ。それさえ思ってくれれば悠夜の女が何人になろうが知ったことではない。

 二人の戦いが激しさを増していく。すると、付近で爆発が起こった。

 

「何!?」

「よそ見を―――?!」

 

 ミアと簪の二人は距離を取り、辺りを見回す。周囲には軽く100を超えるほどの所属不明機が待機していた。

 

「更識、あなたの知り合いですか?」

「………違う。もしかしたら、別の奴ら」

「………この人たちは、あろうことか俗物の分際でユウ様を狙ってきたのですか」

 

 ジャマダハルをその場で振るい、何機かを吹き飛ばす。

 

「一時休戦です、更識簪。ここは協力して奴らを潰しましょう」

「賛成」

 

 そう言って二人は背中を合わせる。だが一筋の炎が所属不明機を攻撃した。

 

「ちょっと、二人とも」

 

 少し下ではイフリートを装備した暁が炎の剣を背中にかけて所属不明機を見ている。

 

「私の存在、忘れてないかしら」

「忘れてませんよ。ですが―――!?」

 

 ジャマダハルを向けたミアは悠夜に接近する所属不明機を迎撃する。だがその所属不明機はすばしっこく、中々捉えられない。

 ミアは攻撃を止め、悠夜を守るために向かうが、後ろから現れた獅子型の所属不明機の攻撃を受けた。

 

「ミィ!?」

 

 簪は暁を放ってすぐさま悠夜のカバーに入るが今度はゴリラ型の機体が簪を襲った。

 

(まるで連携でもしているみたい……)

 

 その予想は間違いではなかった。実際、その指示を送っている人間は連携させ、一筋縄ではいかないようにしている。

 そしてとうとう、彼女らが恐れていたことが起こった。所属不明機が一体、悠夜の周りを飛ぶ風に近づいたのだ。さらに運悪く、その風は先程ミアがダメージを受けたことで薄くなっていて、容易に割れる。

 

「悠夜さん!」

「ユウ様!」

 

 炎の球を放つ暁。悠夜を通り過ぎると球は軌道を変えて今一番近い所属不明機にぶつける。だが、その隙に他の所属不明機が悠夜に近づいた。

 そして、一体が悠夜に触れようとした瞬間―――真っ二つに割れた。

 

「え?」

「………まさか―――」

 

 ―――タッ

 

 一夏とシャルロットの応急処置をし、そこから離脱しようとしていた箒の前に一人の男が降り立つ。その男はさっきよりも髪が長く、一見すれば男物の服を着た女ともとれるほど美しい風体をしていた。

 そしてその男物の服も先程の王子用の服ではなく、チャックで前が開く黒と灰色のチェックが入った長袖パーカーに黒いジーンズというどこにでもいそうな格好だが、彼から放たれる雰囲気が異質さを放っていた。

 

「―――やれやれ」

 

 悠夜は憐れむ視線でその機械たちを見る。それを挑発と受け取ったのか、所属不明機たちは悠夜に攻撃した。

 爆発が起こり死んだと思われたが、次の瞬間、所属不明機は一体残らず爆発せずに真っ二つになった。

 

「だから止めておけばよかったんだよ。どうせカスが集まったところでデカいゴミにしかならないんだから」

 

 手にはダークカリバーが握られている。どうやらそれですべてを斬ったようだ。

 

「………ユウ様」

「……」

 

 呼ばれたような気がした悠夜は顔を上げる。するとミアは風鋼を解除して片膝をついてひれ伏す。

 

「ずっと……ずっと会えるこの日を楽しみにしていました。我々と共に帰りましょう」

「…………悪い」

 

 それを聞いたミアは驚きを露わにした。

 IS学園は悠夜にとって劣悪な環境でしかない。常日頃から謂れのない中傷を浴びせられ、さらには嫌がらせなどが絶えない。その発信源はすべて女尊男卑思考の女たちからで、どれも等しくミアたちHIDEの一員はもちろん、今ここで倒れている者たちに一部を除いて及ばない者ばかりだ。

 知っているからこそ、ミアにさらなる悲しみが襲う。

 

「そんな……もう苦労しなくていいんです。あなたのような方が、あんな下劣で存在する価値すらない者たちの相手など、する必要なんて―――」

「………それに関しても、もう大丈夫だ」

 

 疑問に思うミアをよそに悠夜はある一定の場所を見る。そして、確信したのか笑みを浮かべた。

 

「……ユウ様?」

「確かに、アンタの言う通りここにいるの大半の奴らは下劣で存在する価値がない」

 

 悠夜はミアの頬に触れ、まるで愛おしそうに彼女を撫でる。

 

「でもな、相手は結局人間だ。知性があり、それなりに言語を持っている。そんな存在を下すのは最高だろう? 世の中金だ、自分が上だと調子に乗っている奴らを降し、ひれ伏せさせる。口で、技術で、そして力で。自分では遠く及ばないと、勝てないと自覚させるそれは本当に快楽でしかない」

 

 その時、ミアの瞳から涙が溢れ出した。

 

(……ああ、この顔だ)

 

 人間の寿命は今では大体70年位だ。その内10年を失い、ずっとそばに居続けられなかったミアは久々に見たその顔を見ていた。

 

「………わかりました。今日は引きましょう。ですが、私は残りま―――」

 

 悠夜はミアを飛ばし、自分も後ろに下がる。するとその場に氷が現れる。

 簪と箒が戦闘態勢を取り、悠夜は静かに第四アリーナに立つ人影を見る。そちらにはミアと暁が付けていたものと同じ仮面を付けた二人が立っていた。その内の一人が部分展開した右腕を悠夜たちに向けている。

 

「―――悪いが、それは止めてもらおう」

「あなたたち……いつから」

「テメェらが暴れ始めてからすぐだよ」

 

 そう言った男が光に包まれるとほとんどすぐに白い装甲が顕わになる。

 

「落ち着け、コウ」

「うるせぇ。俺たちの任務はあの二人が暴走した時に止めるのが仕事だろ。もう既に暴走している」

 

 コウと呼ばれた男がそう言うともう一人も「確かにな」と言い、水色の機体を展開する。

 

「…………へぇ。あなたたち、やる気?」

 

 暁がそう言いながら炎に包まれた剣を展開する。するとダークカリバーが震え始めた。

 

(……あの剣に反応している?)

 

 悠夜は暁が持つ剣に注目する。その視線に気付いた暁は説明した。

 

「共振よ。私の剣《レーヴァテイン》は《ダークカリバー》と同等の剣なの」

「………なるほどな」

 

 それを聞いた瞬間、悠夜はどこか確信していた。

 まるでそれを知ったかのような感情というべきか、聞いていても「知っている」と突っぱねたくなる気分になる。

 そして悠夜は暁の前に立ち、二人の乱入者に言った。

 

「悪いが、今日はもう引いてくれ」

「何?」

「へ?」

「ユウ様?」

 

 ただ唯一、部分展開を続ける仮面の男だけは何も答えない。

 

「……その理由は?」

「俺はこれから強大な敵を倒さねばならないんでな。言っては悪いが、ここにいる全員を相手にするよりもヤバい奴をだ。だから、今は引いてほしい。後ろから撃つような真似をするつもりはない」

「桂木、それはつまり―――」

「全員見逃せ。それがお前と簪に命令するが、それじゃ不服か?」

「不服だ!」

 

 そう叫ぶ箒だが、それを悠夜は嘲笑うかのように言った。

 

「そうか。では無様にそいつらに喧嘩を売って玉砕しろ。簪、お前は?」

「悠夜さんの指示に従います」

「何だと!?」

 

 箒の方に向いた簪は遠慮なく言った。

 

「止めておいた方がいい。さっき戦ってわかったけど、あの人たちと私たちとじゃ練度が違う」

「しかし………」

「―――良いだろう」

 

 仮面の男はそう答えると、白い機体の操縦者は舌打ちした。

 

「ユウ様―――」

「アンタも大人しく帰れ。こんなところで無駄なエネルギーは―――」

 

 ミアはすかさずキスをした。

 だがすぐに離し、悠夜に小さく言った。

 

「今度は……これよりも凄いことをしますから」

 

 風鋼を展開したミアは逃げるように悠夜から離れ、すぐさま飛び立つ。暁も悠夜に手を振るとそのまま飛んで行った。

 

「では、我々も帰らせてもらおう」

 

 すると二人の周りに白い霧が漂い始める。しばらくすると晴れるが、そこにはもう誰もいなかった。

 

「簪、後は頼む」

「……悠夜さんは?」

「俺はこれから、本当の意味で世界最強になりに行く」

 

 楯無を乗せたままのペガスが現れる。それを見た悠夜は一瞬躊躇ったが簪に楯無を渡し、ペガスに飛び乗って空を駆けさせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 用務員館の近くの戦闘はさらに激化していった。

 圧倒的に戦える少ないため、千冬らの負担が大きく、後から来たイージスの二人の疲労は積もっている。

 するとその輪の中に一頭の黒馬が降り立った。

 

「何だ。まだ鎮圧できていないのか?」

「か、桂木!?」

 

 悠夜の姿をいち早く確認したダリルは驚きを露わにするが、ペガスから降りた悠夜はそのまま用務員館の方へと歩いて行った。

 

「ちょっと、何してんのよ! さっさとこいつらを倒しなさい!」

 

 戦闘員の一人が悠夜にそう命令するが、まったく反応を示さない。

 

「ちょっと―――」

「―――遅かったの、悠夜」

 

 その声を遮られ、発した本人は顔を歪ませてそっちを見る。幸い、所属不明機は攻撃を止めているため、全員がそっちを向いた。

 

「何をしている。今すぐそこから離れろ」

 

 千冬は少女と言っても過言ではない体型をする陽子にそう呼びかけるが、陽子は悠夜の前に生身の状態で降り立った。

 

「待たせたな、クソババア。世界最強になりに来た」

「……ほう」

 

 周りがざわつく中、二人はただ相手を見る。

 

 ―――周りなんて興味がない。ただ、目の前の敵を倒すのみ

 

 そんな感情が二人を支配し、お互いが構える。

 

「ルールを決めようかの?」

「ルール?」

「そうじゃ。安心せい、この戦いは殺し合いじゃ。そして、周りの被害など気にするな。それで人が死のうがどうしようがなど、どうでもいい。どこぞの機関風に言うと、そやつらの想像力が足らなかっただけじゃ」

「なるほど、実にシンプルだな」

 

 その言葉を最後に二人は黙る―――が、風が吹き、二人の間によくある形の葉が通ると二人は何かに触発されたように飛び出した。




堕天が望むもの―――それは世界最強
今ある自分のすべてを出し切り、どちらが完全に動けなくなるまでの戦いの末に手に入れられる称号。
悠夜はそれを得んがために、人知を超えた戦いに臨む。

自称策士は自重しない 第104話

「凶星VS破壊姫」

人を超えた破壊者たちの本気の殺し合いの幕が上がる。





ということでなんとかそれぞれの事情で撤退していく回でした。カオスですね、わかります。
そして残念ながら、悠夜にはしばらく離脱する意思はないようです。確かに向こうに行った方が天国でしょうが、ね

……楯無の回答がどんどん先延ばしになるなぁ……。

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