ド変態と言われてる兵藤一誠は、双子の姉の様に悪魔に転生したという秘密も無ければ、神器を持ってるという事もない。
しかしながら、リアス・グレモリーは一誠を悪魔に転生させる事が不可能だった。
単純に駒の数が足りないというのもあるのだが、何よりも兵藤一誠という少年は、種族として純粋な人間であるにも拘わらずその中身にある異常性が人間の枠を外れていた。
その正体が何なのかは、見ていてもリアスには分からないし、一誠に一番近い場所に居る兵藤凛も一誠に露骨な嫌われ方をしているので分かっておらず、何故か代わりに知ってるといった様子なのが幼馴染みらしい姫島朱乃だった。
「嫌だね! 部員でもねーのに『雑用』なんざやってられっかよ!」
が、リアスの視点から観察してる限りじゃ、朱乃も朱乃で凛とは別の意味で嫌われてるというか、母親に反抗したいお年頃の少年的な意味で逃げられてるというか……。
「とにかく嫌だ! アンタと一緒に居ると変な誤解されるし、女の子からも更に嫌われるから絶対に嫌だ!!!」
「誤解? 何の事だか分からないけど、元々女の子からは嫌われてるから問題なんてないでしょう?」
……。こうして改めて見ると、ちょっと朱乃は一誠に対して異様に執着してる気がする。
バタバタと暴れて抗議している一誠を捕まえて連れていこうとする光景を見てると、そう思えて仕方なかった。
いや、別に人の交遊関係にケチはつけないが、だからと言ってほっとく事はリアスには出来なかった。
「一誠……」
というのも、今もこうして『俺は部員じゃなくて、風紀委員長様なんだぞー!!』と、何処かの小物が言うような台詞を喧しく喚きながら旧校舎に設備したリアス率いるオカルト研究部の部室から逃げようと暴れる一誠と、逃がしはせんと後ろから思いきり羽交い締めにする朱乃の子供みたいなやり取りを自分と一緒に少し離れた場所から、本気で羨ましそうに眺めている一人の少女が原因だった。
「あ、あの一誠……?
その、お菓子を作ってみたんだけど――」
「じゃぁかしぃ!! 今忙しいんじゃボケェ!!」
一誠の双子の姉……そしてリアスが悪魔として抱える眷属にて兵士の駒を持つ兵藤凛が後ろから思いきり一誠の身体を羽交い締めにしてる朱乃を見ながら物凄く複雑そうに見ているので、リアスとしても放置して眺めるという訳にはいかないのだ。
何せこの兵藤姉弟の仲は複雑な意味で仲が良くない。
いや、寧ろ見てるだけだと一方的に一誠が凛と関わろうとしないのだ。
今も凛が朝早くに頑張って作ったのだろうお菓子を、一誠は全く見ようとせず、罵倒の言葉を浴びせるだけだ。
「ひぅ!? ご、ごめんなさいぃ……グスッ」
ちょっと引くレベルでのブラコンでもある凛にとって何よりも一誠からのこの罵声は辛いものであり、今も彼女の目尻には涙が浮かんでいた。
しかしそれでも一誠は全く気にしてない。
泣きたければ勝手にしてろ、俺は関係ないとばかりに朱乃とじゃれついている。
「何が気に入らないのかしらね……。凛も『自分が悪いから』としか言わないし……」
姉弟仲までは深く事情を知らないリアスとしては、何故彼があそこまで拒絶しているのかわからない。
決して凛も悪い子じゃないはずなのにだ……。
「だ、大丈夫かい兵藤さん?」
「う、うん……」
「何であんな煩いだけの人に副部長は構うのですかね……」
「………」
同じ眷属仲間である祐斗と小猫が、凛を慰めるのを横目に、扉の前では何とか逃げようと歯を食い縛る一誠と朱乃のやり合いが何時まで続くのかと、リアスは小さくため息を吐くのであった。
昔、といっても小さい頃の朱乃――ねーちゃんは今よりも大人びてた気がしたのに、ある時から異様にベタベタしてきたというか……。
まあ、原因は朱乃ねーちゃんの父親であるバラキエルのオッサンが元凶のあの事件のせいだと思う。
それが原因にだとしても、ねーちゃんの構い方は異常というか……最近ちょっとウザくなってるというか。本人に言ったらシバかれそうだな。
「そもそも、あの時俺が安易に約束しちゃったからなんだよなぁ……」
外灯だけが照らす夜の公園。
昼間は子連れのヤングな人妻とか、ムチムチしてそうな子連れの熟女のトーク場となっているこの公園も、夜となれば虫の鳴き声だけが聞こえる淋しい空間と化す。
そんな場所に何故俺が居るのか……? 答えは単純で、さっき言った餓鬼の頃に約束した事を守る為に、そして壁を乗り越えてもの凄く気持ち良くなりたいが為に、こうして身体を鍛えているのさ。
が、今日はどうにも集中できないっつーか、昔の事を何でか今になって思い出してしまうっつーか。
「朱乃ねーちゃんはまだバラキエルのオッサンを許しちゃいねーんだよな……」
あの自称姉がどうしても受け入れられず、餓鬼の浅知恵で家出した時に偶然厄介になったのが、朱乃ねーちゃんの家だったんだけど、その朱乃ねーちゃんの父親が今言ったバラキエル……人ならざる者・堕天使だ。
姫島朱璃さんっていうビックリするくらい美人な人間の女性と一緒になり、その間に生まれたのがあの朱乃ねーちゃんな訳だが、どうにもあのバラキエルのおっさんは堕天使の中でもかなり上の存在で、当時おっさんを恨んだりしてる連中も同時にわんさか居た。
俺からしてみれば妻と子供が大好きなってだけの気の良いオッサンにしか見えなかったが、人も堕天使もその他も大なり小なり後ろめたいと思う過去はあるらしく、朱乃ねーちゃんやバラキエルのおっさんや朱漓さんとかなり親しくなった頃に……おっさんが持ってたツケが回ってきた。
「…………」
思い出しただけでおぞましい。
あの自称姉の影響を受けてない人達との繋がりをやっと得られたってのに、それをぶち壊すかの如く現れた空気を読まれねぇバカ共が、不在だったバラキエルのおっさんの隙を突いて……小いさかった朱乃ねーちゃんと……朱漓さんを――
「っ……寒いな」
何にも知らなかった只の餓鬼……。
あって無いような力擬きしか無かった俺が、何時ものように遊びに行って見てしまった当時の光景は今でも脳に焼き付いている。
血の海に沈む朱漓さんと………朱乃ねーちゃんが……。
「チッ……頭がいてぇ」
人が死んでる姿を見たのはアレが初めてだったな。
何かに背中を貫かれて血塗れで倒れていた朱漓さんとねーちゃん。
そうだ、ねーちゃんはあの時1度死んでいたんだ……。
バラキエルのおっさんの不在を狙うしか出来ねぇゴミ共のせいで。
鮮明すぎて自分の記憶力を今でも呪いたくなる。
何かの冗談かと思って二人に触れたときの手に伝わる冷たさの全部覚えてる。
そして、その瞬間抱いた強烈な気持ちも――
『嫌だ……嫌だ! こんなの認めない……! こんなの……こんな現実……俺は否定してやる……!』
怨念にも似た。呪詛にも似た強烈な
力が無いから。
無能だから。
弱いから。
なにも出来ないから二人は死んだ……そんな
それこそが、後に師匠となるあの人から聞かされ、教えられる事になる能力の片割れで
「
誰も得をしない、決して幸せになれない。
それが
どんな過程であれ、結果的に朱乃ねーちゃんと朱漓さんが死んだ現実を否定し、生きていたって幻想へと行き着けたんだから。
そして二人が……ねーちゃんが生きてるからこそ、マイナスだからと諦めず
『決めた。俺、朱乃ねーちゃんをどんな奴からでも守れる男になるぜ!』
『本当……? 私とお母さんを守ってくれるの……?』
『おう! バラキエルのおっさん以上に強くなって、二人を助けられる奴になるよ!!』
不安そうに怯える朱乃ねーちゃんを安心させるつもりで、そして無力な自分を変えたくてした約束をしてから、俺は俺の持つ力に詳しい師匠の弟子となり、それこそ死に物狂いで『負ける人生』をねじ曲げる為に小さなことから自分を高めた。
その結果――
『あーらこれは予想外。
僕の知ってる限りじゃあ、キミは過負荷か異常のどちらか一つしか得られなかったのに、その両方を獲たんだな……。
いやいや、また一つ可能性の道が開けて僕は満足だ』
鍛えて鍛えて鍛え続け、やがてそれすらを快感に感じる様になってきた頃、俺は負ける運命をねじ曲げる力を引きずり出した。
己の限界値を壊し、無限に進化する俺だけの
「
マイナスとプラス。
この二つを獲た俺はこの時から師匠がよく言われる人外へと成り果てる。
人でありながら人でなしと呼ばれたあの領域の入口に、俺は今立っている。
常に鍛え、壁を乗り越えた時に感じる快楽の為……そして何よりも彼女との約束を果たすため。
化け物と言われても構わないし、寧ろ上等だ。
自ら挑んで突き進んだ道に後悔なんてありはしない。
「やっぱり此処に居たわね一誠くん」
「げ……またかよ。此処まで来るとストーカーを疑うぜ?」
それが俺の存在意義なんだもの。後悔なんてするわけねぇってんだ。
……。ただ、彼女が欲しくて最近頑張ってるのに、どういう訳か邪魔してくるねーちゃん思うところはあったりするし、なーんかあの約束をしてから妙にベタベタしてくるのはちょっと勘弁して欲しいっつーか……美人になったのにやっぱ勿体無いよなぁ。
姫島朱乃は1度この世を去っている。
その原因は堕天使の父を恨む暴漢達によるとばっちりであり、母の命が目の前で消えた事が彼女にとっては今でも忘れられないトラウマだった。
だが、それを救ったのが当時自分より年下の家出少年の一誠だった。
死んだ筈の自分と母を『死んだ現実を否定して』この世に呼び戻したと聞いた時は、何かと冗談だと思いたかったが、現に自分の目の前で死んだ筈の母親が今も元気でやっているのを見てれば信じるし、何よりもあの時は頼りにもならない少年が、心に傷を負っていた自分を励まし、守ると約束した時に感じた気持ちがそれまで友達としての感情しか無かった朱乃を変えた。
『はっはっはっ、
色々と知ってる僕としては、キミの言ってることは実に滑稽だね』
『う……そ、それでも約束したんだ!
見てろよ師匠、俺は絶対この気質を塗り替えてやるんだ!!』
母と自分の命を救った際に現れた一人の人外に弟子入りし、
『へぶ!? い、ててて……』
『だ、大丈夫? 血がでてる……』
『ぬ……へ、へへん、こんなもんヘーキヘーキ! 心配するなよねーちゃん!』
自分は愚か、堕天使である父すら豆粒扱いする人外に何度も叩き潰されては立ち上がり、決してめげずに『自分を絶対守れる男になる』という目標の為にがむしゃらに鍛えてる姿を見て段々と牽かれるなんて、傍から見れば子供故の安易な考えだと失笑するかもしれない。
何処まで行っても他人でしか無い彼にすがる時点で話にもならないと嘲笑われるだろう。
『へへ……バラキエルのおっさんには全然敵わなかったぜ……。
あ、あはは……』
『なんで……そんな事しなくても、私は一誠くんが居たらそれで良いのに……!』
『はは、それだけじゃあまた『あの時』みたいになっちゃうだろう? 俺はそんなの嫌だ。
俺にとって朱璃さんもねーちゃんも初めて出来た大切な人なんだ。
だからあの時みたいに、何も出来なかったなんて事が無いように俺は強くなるんだ……。
へへ……っ!? い、ててて……あ、ちなみにバラキエルおっさんはねーちゃんと朱璃さんの次に大事かもね……おっさんだけどな、にっひひひ!』
けれど朱乃はそれでも構わなかった。
友達もロクに作りもせず、同年代の子供の様な遊びもせず、アホだ馬鹿だとからかわれてても曲がらず、自分を守るという約束の為に高め続ける姿を見て来た以上、朱乃にとっては一誠以外に異性として意識する存在は永遠に無いのだから。
だからこそ互いに思春期が来る頃まで成長した頃には、自分以外の異性に鼻の下を伸ばし始めるのを見るのがとてつもなく悲しくて苦痛だった。
「母が今晩の夕飯をうちで取らないかと言ってて……」
「なぬ、朱漓さんが!?
なーんだよ、それを早く言ってくれよぉ~! 行く行く、行かない訳が無い! っしゃあ、今行きますよ朱漓すわぁ~ん!!!」
「……」
一誠はどうやら自分を大事な友達としか思ってない様で、何故か母である朱漓を贔屓するような発言ばかりなのが朱乃は嫌だった。
「母は一応結婚してるんだけど?」
「だから何さ?
俺が餓鬼の頃から全く変わらない処か年々美しさに磨きが掛かってるんだぜ?
それに人妻だなんて背徳的な響きも素晴らしいじゃんか……くふふふ」
だから一誠好みの女になろうと努力もしたし、ド変態と呼ばれる行動を起こし始めて女子達から疎んじられ始めた頃はしめしめとも思った。
鬱陶しいと思われるくらいに常に近くに居るように心掛け、兵藤一誠には姫島朱乃という女が居ると周囲に見せ付けた。
でも肝心の一誠はこんな態度ばかりで、自分を女として意識している様子が全く見られない。
露骨に抱き着こうが。彼の大好きな胸を押し付けようが。事故を装って風呂場に突撃しようが――――いや、あの時は流石にテンパってたか……と思い返してもそれだけしか異性として意識された描写が無く、自分の母親に興奮している一誠に朱乃は小さく――
「ばか……」
女として見てくれないバカ野郎に対してのせめてもの非難の言葉を背中に向かって送ってから、仕返しだとばかりにその背中に飛び付く。
「っ……と? いきなり何だよ?」
突然背中に掛かる負荷に驚きはしたものの潰されずに踏ん張った一誠が、背中に張り付いて表情が見えない朱乃に抗議の声を挙げる。
しかし朱乃は答えることはせず、かわりに腕を首に回して離れようとしない。
「…………」
「なんだなんだ? よくわかんねぇけど……まぁ良いや」
ぎゅーっと首元に腕を回し、離れようとしないまま黙っている朱乃に首を傾げた一誠は、たまに起こす謎の行動なんて何時もこんなもんかと一人で自己解決し、そのまま彼女の両足を支えておんぶの様に乗せ、歩き出す。
「学園二大お姉様がおんぶされてるって、何も知らん連中に見られたら石でも投げ付けられそうだぜ……俺が」
「………」
「まあ、騒いでる連中が知らん様な事を沢山知ってるってのはちょっとだけ優越感はあるが……ふふん」
「……………」
朱乃を背負って歩く間、ご機嫌取りのつもりで話を振るも何も返さない。
それはつまり朱乃が怒っているんだと、昔から変わってない一誠だけに向ける意思の表現であり、何を言っても答えてくれない朱乃に一誠はとうとう観念して謝罪する。
「オーケーオーケー分かった俺が悪かったよ、機嫌直してくれよ朱乃ねーちゃん」
これで学園二大お姉様だなんて見てくれで言ってる連中は見る目が無さすぎるぜ……等と内心愚痴りながら謝る一誠に、肩辺りに顔を埋めていた朱乃が小さく呟く。
「ちゅーしてくれたら許す……」
「おいおい、そんな軽い感じでやりたくねーよ」
何を言ってるんだこの幼馴染みは……。内心呆れながら嫌だと断る一誠。
周りには大人の女性に見られてるかもしれないが、一誠はそうは思わない。
どれだけ大人ぶろうとも、根が繊細で傷付きやすい女の子で自分にとっては初めての大事な人。
だから表立っては悪態付きまくるが、イザとなれば本気で……それこそ己の命すら投げて守り通す。
それが彼の朱乃に対する想いだった。
「……って考えてるからねーちゃんがこうなったんだよな。正直すまん……」
「謝る理由が分からないもん」
「……ぅ。(やばい、口調が戻ってる……)」
しかし、その一誠の想いこそが、朱乃が一誠を縛り付けるように一誠も朱乃自身を縛り付けている。
大事だから……大切だから守ると無責任な事を言い、自分に執着させてしまったのは紛れもなく一誠のせいだ。
そのせいで朱乃は母親である朱璃と一誠の二人だけには妙に甘えた……いや幼い頃に性格に退行しましまうのだ。
「一誠くんのお嫁さんになりたいのに、一誠くんは他の女の子ばっかり……」
「あ、いや……あ、ははは……ねーちゃんも俺じゃない誰かと健全な恋愛をすれ――」
「イヤ! 一誠くんのお嫁さんになるの!!!」
「わ、わかったわかった!!(く、この時のねーちゃんに絶対逆らえないのが悔しい……)」
おんぶをしてもらっている一誠の背中に強く抱き着き、普段の彼女が消えてしまったような口調で駄々をこねる朱乃に、一誠は複雑な気持ちにしかならない。
というか何だお嫁さんって……バラキエルのおっさんにぶっ殺されちゃうやんけ。
背中に抱き着いたまま、落ち着かせる方便で頷いた一誠の言葉が余程嬉しいのか、何時もの『二大お姉様』が嘘のような、ただただ子供のよう純粋な笑顔をニコニコと浮かべてる朱乃に、疎遠ではあるものの娘大好きな彼女の父親に殴り飛ばされる未来が浮かんでしまう。
勿論、何れはバラキエルを越えて見せるつもりではいるが、今の『致命的過ぎる弱点』を克服してない状態では、戦いを挑んでも刹那でデコピンを喰らってやられてしまう。
だからこそ朱乃との約束の為と平行して普段からトレーニングを積む一誠なのだが、その致命的な弱点はずっと克服てまきないままなのが現状だった。
「一誠くんのお嫁さん……うふふ♪」
「は、ははは……。(お、俺のおっぱいハーレムが時間と共に遠ざかっていくぜ……ちくしょう)」
けれど克服しなければならない。
約束の為に……何より自分が掲げたしょうもない願望の為に。
悪魔だろうが天使だろうが神だろうと堕天使だろうと、誰もが文句を言えない程に強くなって、2度と朱乃と朱璃が目の前で死んだあの時を再現させない為に。
改めて決心を固めた一誠は、朱璃が待っているだろう姫島家を目指し、嬉しそうにおんぶをされている朱乃を背負いながら複雑な気分で向かうのだった。
補足
母親が一誠のスキルで生存してる影響により、感情が高ぶると言動が子供みたいになるというのは、再構成前と変わりはございません。
強いて違う所と言うなら、朱乃さんが再構成前より更にグイグイと来る所くらいか……。
その2
何故一誠なこれ程までに逃げようとするのか……。
それは、小さいときに余計な事を言ったせいで彼女を依存させてしまったからが大部分なのと。
約束を果たせるレベルまでまだまだと思っているのが少しと――
「やはりおっぱいハーレムは男の夢っしょ!」
と、思春期に入ってからかなりスケベと化してしまったからですかね