※誤字が多めだったので、目につく限りの修正と細かい加筆をしました。
様子を見に行った所で不安な要素は所詮不安のまんまだったというか、寧ろ自分で余計に不安を助長させた気がしてならない。
だってよ、これからチームで戦うって時にリーダーが疎外感を感じてるって……。
解散前のアイドルグループじゃあるまいし、やめて欲しいぜというか、マジで負けたらあの自信満々なツラでほざいた最低四人は取り敢えず女だろうが殴れるぞ絶対。
「ドラァ!!」
なので、もう俺は有事の際を見越してトレーニングの量を増やしてやる事に専念し、その間は風紀委員の仕事以外は一切余計な真似はしない。
勿論セクハラとかも、全部解決するまでは一切やらない。例え周りに頭がおかしくなったのかと言われてもだ。
その為には……。
「椿姫ちゃんや、マジな意味でトレーニングに付き合って欲しいんだけど」
ねーちゃんが居ない、そしてなじみが放浪癖を発動して居ない今、友達といえる存在が近くに椿姫ちゃんしか居ないという現実を今更嘆くつもりは無い。
「今回ばかりはおぶざけ無しの真面目に言ってるつもりだ」
しかし一人でやれる事に限界はあるので、まともな修行になりそうだという考えの下、俺は椿姫ちゃんに頭を下げて修行に付き合ってくれと懇願してみる事にした。
「えっと、私は別に良いけど……」
生徒会室にやって来てヘコヘコと頭を下げる俺に対し、周囲からの胡散臭いものを見るような視線を受けつつも、目を丸くしていた椿姫ちゃんはオーケーしてくれた。
あ、そういえば椿姫ちゃんってねーちゃんと同じ女王だけど、どんくらい強いのかあんまり知らないな。
「おい待て。トレーニングってどういう意味だ?」
まあ、女王だし弱い訳ねーわなと勝手に思いつつ、早速オーケーしてくれた椿姫ちゃんの手を取って生徒会室から出て行こうとした時だ。
そうはさせんと扉の前を陣取る生徒会野郎の――ほら、えっと、誰だっけこいつ? まあ、取り敢えず唯一の男子の生徒会男が、通せんぼしながら歓迎してませんな顔で聞いてきた。
「勝手に私の女王を連れ出すのは勘弁して欲しいのですけど」
それに続いて生徒会長やら残りの部下共までもがこの生徒会男に同意する様に頷いた。
なるほど……椿姫ちゃんを連れ出したら駄目なのか。
「アナタがリアスの部室に乗り込んで散々暴言を吐いた話は既に承知の上で言いますが……些か勝手が過ぎると思いますよ」
「あ?」
加えてこの前の事を知ってたみたいで、生徒会長は俺にそんな事を実に――言ってしまえば『アナタが騒いでもどうしようも無いよ』と暗に示す顔で言ってきた。
「そうだぜ。そもそもお前は部外者だろ? それに人間だし、トレーニングだか何だかしたって無駄じゃねーか」
続くかの様に、生徒会男……いやめんどくさいから腰巾着が完全に俺を見下した様に無駄だと言って来たわけだが、別にそれに対して怒るつもりは無い。
どちらかと言えば、人間ごときが崇高なる悪魔様のおやりになる事に一々しゃしゃり出るなって言われてる様な気がする事にちょっとムカッとした。
「眷属でも無いのによ」
「前から思ってたが、キミはやけに噛みつくね」
それでもキレる事はしないが、それにしたってこの腰巾着野郎はやけに噛みついてきやがる。
俺の普段の素行が気にくわないからと思えば普通に納得だが、この腰巾着の場合、それだけとは思えないんだよね。
目とか表情を見てるとなんと無く。
「噛みつかれると思う程度の自覚があるなら、そういう意味だよ。散々俺達の周りを荒らしやがって」
「荒らしやがって……ね。
へーへー……わかりました。すいませんでした」
良いよわかったよ。別にテメー等のやる事なんか興味なんか無かったし、目的は朱乃ねーちゃんをふざけた話から無理にでも連れ出すだけだからな。
一人でだってやれるぜ……。
「あ、一誠くん……」
「ごめん椿姫ちゃん。やっぱり一人でやるから大丈夫だぜ」
そうですねー。
確かに腰巾着君の言う通り、結構しゃしゃり出てしまいましたさ、この人間ごときの
あーすいませんね。俺はクソ野郎ですよ。
「どーもお騒がせしてすんませんでしたー」
こうまで言われちゃ一人でやるしかない。
椿姫ちゃんだってこの生徒会長の部下って立場もあるからな、これ以上困らせる訳にはいかねーやと思った俺は、掴んでた椿姫ちゃんの手を離し、ヘコヘコと生徒会長とその部下に頭を下げて出口へと向かう。
「
「……っ」
扉を陣取る腰巾着にそれだけ言って退かし、そのまま歓迎しませんな目をする彼を横切って生徒会室を後にした俺は、少し離れてから溜め息を吐いてしまう。
「なじみの奴め、一体何処に行きやがったんだよ」
椿姫ちゃんは生徒会がダメって言うから連れ出せず、加えて師匠はお留守。
結局は一人で修行しなければならない状況に、改めて自分の友達の無さ加減に呆れつつ、修行場所に移動しようと学園を出るのだった。
「……。言い過ぎたかしら」
「何時もなら悪態つくのに、今日は不気味な程素直に退きましたね」
「何だか逆に気味悪いわ……」
「後でなにかされたりしないかしら……」
「…………」
一誠くんが素直に退いた事に対し、本人が居なくなってから会長を含めて口々に話しているのを聞きながら、私は正直あのまま無理にでも連れ出してくれたらと思ってしまった。
「真面目っぽく装ってましたけど、どうせ何か良からぬ事を考えてるんでしょうよ。
まったく、何処までも迷惑な奴」
最初から毛嫌いしていた匙君が、一誠くんに対して毒づくのを聞いた私は、一瞬だけ頭に血が昇りそうになる。
姫島さんの為にそれまでのヘラヘラした態度を全部封じてまで動いてるのに……やっぱり普段の行いというものは大事だと思うわ一誠くん。
「……。申し訳ありません会長、早退して宜しいでしょうか?」
でもそのお陰でさっきは立場もあって強く出れなかったけど、匙君の一誠くんに対する言葉で何となく吹っ切れた。
「ふ、副会長? ま、まさか追い掛けるつもりじゃありませんよね?」
普段の行いの悪さを含め、彼の味方になってあげられる人が姫島さんや安心院さんの他に一人増えたって罰は当たらない筈よ。
異形の存在とかつて蔑まれていた私を否定せずに居てくれた一誠くんの様に……。
「今回は姫島さんの為だけに彼は動いてますから……そのお手伝いが私程度に勤められるなら、私はそうしたい」
「それって確か、負けたらライザー・フェニックスとグレモリー先輩が結婚して、眷属になってる女子も……って奴ですか?」
私が早退願いを口にした瞬間、会長以外の仲間達が行くべきでは無いといった表情を向けてくる中、匙君がリアス・グレモリー様の近々行う非公式のレーティングゲームに置ける敗北した後の処遇について口にしたので、私は頷きながら会長に向かって言う。
「もしもリアス・グレモリー様が敗北された場合、彼は姫島さんだけは助けようと考えて、その為にヘラヘラした態度すら封じて修行しようとしています。
会長は、それはいけない事だとお思いでしょうか?」
「……」
私の言葉に会長席に腰掛けているソーナ会長が目を閉じた。
この仕草は何かをお考えになる時に見せる会長の癖の様なものであり、他の眷属達もそれを知っている。
だからこそ、匙君が会長の様子を見ながら口を挟み始めた。
「い、いや……。
でもアイツがどうあがいても人間ですし、無理というか……殺されてしまうかもしれませんよ?」
余程普段の一誠君が気にくわなかったのか、それとも別に何かあるのか、頑なに反対と主張する言葉の中に一誠君が人間で弱いからという意見があったのだけど、匙君達は知らなかったわね。
「……。仕方無いわね、行ってあげなさい椿姫」
「会長!?」
贔屓無しでも一誠君の力は未知で……そして強い事を。
「只の一般人だなんて思ってませんし、まあ、監視してあげるって事にしておくわ」
会長は察してるみたいで、根負けしたかの様な……でも穏やかに微笑みながら私に許可を与えてくださった。
「正気ですか!? あんなバカに付き合う義理なんて……!」
「じゃあ椿姫に駄目だからと押さえ付けるのかしら? アナタは何時からそんなに偉くなったの?」
「い、いえ、そんなつもりは……」
スッと目を細めて見据える会長に、匙君の声が小さくなっていくのを横目に私は、自分でも分かりやすい顔になってるだろうと思いつつも、押さえられない喜びのまま深々と頭を下げてただ感謝した。
「ありがとうございます!」
「ふっ、リアスから話を聞いた時、あの子らしからぬしおらしい声で、『兵藤くんに激怒されてやっと、私個人の事に眷属を巻き込みすぎたって気付かされたわ……』と
、あの意地っ張りなリアスが言ってましたからね。
そういう意味では彼は中々見所があるわ……スケベだけど」
微笑みながら『早く行ってあげなさい』とクイッと顎で扉を指した会長にもう一度頭を下げた私は、勢いよく生徒会室を飛び出し、一誠くんを追い掛けた。
ふふ、そういえば一誠くんには……教えてなかったものがあるのよ……ふふふ。
真羅椿姫は神器の力を持つがゆえに迫害された過去がある。
だが、しかし……実は一誠との邂逅により一度救われた後、二重に渡って椿姫は迫害されていた。
その力は神器以上にわからず、神器以上に制御が難しく……そして理不尽な力だった。
だから、制御が効かずに発覚してしまった時はそれまで以上に退魔師の家系の者達から迫害された椿姫だったが、既に椿姫にとってはへっちゃらであり、寧ろ誰の手も借りずに独学でその力を完全に制御する事で、片足を突っ込む事になったのだ。
「待って!」
「ん? あれ椿姫ちゃん?」
「会長に許可を貰ったわ。だから……やりましょう!」
「お、おお、妙に元気だね……?」
多分、きっと、恐らく……一誠や安心院なじみと同質のそれを……。
「へー刀を使うんだ」
「これでも心得はあるわ。さぁ、始めましょう」
「……っし! よろしく頼むぜ!」
椿姫は既に、そして密かに覚醒させていたのだ。
「追憶の鏡が壊された時、その蓄積されたダメージは相手へと倍となって返る」
「うぉっ!?」
「そしてこの力とは別に私は、誰にも言わずに居たもう一つの力がある。名称はよく解らないけど……」
「ぬ!?」
「"過程をキャンセルして結果だけを残す"という力! これはアナタと会えた後に生まれた私の力よ!」
一誠が当時無意識に放っていた無神臓の他者に与える進化の効力によって……
「切るという過程をキャンセルし、切ったという結果だけを残す!」
「ぎっ!? か、肩が切られっ――」
「使うのは、アナタが初めてよ一誠!」
「ぐぉぉっ!? ま、マジかよ……くそ、黒神ファントム!!」
…………。安心院さんに言われた時から私は自分のコレが安心院さんや一誠くんと同じだと理解し、そして同時に嬉しかった。
私も一誠くんと同じになれていたんだと。
「り、理不尽だぜ椿姫ちゃん。因果無視の攻撃とか……」
「でも、これで私が修行の相手になれると認めてくれるでしょう?」
「………。へ、寧ろなじみ相手にボコられる密度の修行が挑めそうだぜ!!」
肩を切りつけたその傷が、一瞬にして消える。
これが一誠くんの持つ力なのだろうか……いやでも、今一誠くんから放たれる雰囲気はそれとは別のものを感じる。
「過程をキャンセルして結果を残すか……くく、じゃあ俺も教えてくれた礼に教えないとな!」
「!?」
その予感は当たっていたみたいで、一誠くんから強大な圧力が放たれる。
「適応し、吸収し、無限に成長する。
ふふ、その力に適応させて貰うぜ……!」
頭髪が茶髪から真っ黒に変色し、瞳は獲物を狙う猛禽類の様に鋭い。
普段はスケベでヘラヘラしてるだけだけど、今の一誠くんは姫島さんが惚れた理由として充分に説得力があると思う……だって今私……猛獣を思わせる瞳で睨まれてドキドキしてるから。
「オラァ!!」
「っ!?」
四足歩行の獣の様に姿勢を低く構えた一誠くんの姿が地面が抉られたと同時に消えた。
人目を避けて町外れの廃病院の中庭で修行をしている訳だけど、その判断は正解だったわ。
「追憶の――うぐ!?」
「出す前に叩け!」
ジェット機を思わせる衝撃波により廃病院の窓が全て割れ、その力をそのまま倍にして返してやろうと鏡を出そうとした私は、かつてない衝撃と鋭い痛みを全身に受けながら思いきり吹き飛ばされ、囲いの壁を盛大に破壊したのだから……警察に通報されてもおかしくない騒動よね。
「ぐ……ぅ……」
「椿姫ちゃんのスキルの弱点は、自分で認識したものしかキャンセルできない。
つまり、椿姫ちゃんの認識力を越えた一撃を与えれば――」
砂煙と共に埃っぽい廃病院の中へと吹き飛ばされた私は、全身に伝わる鈍い痛みと上から押さえ付けられてるかの様な重さに立ち上がれず、目の前に居るかの様に聞こえる一誠くんの声と――
「何とか出来る」
「あぅ」
額に受けたデコピンの衝撃に私は意識を手放してしまった。
「へへ、俺の勝ちだな椿姫ちゃん」
意識を失う直前に見せられた一誠くんの子供みたいな笑顔にキュンとしながら……。
その後どうなったのかは解らないけど、目を覚ました私は、お世辞にも良いとは言えない古びたアパートらしき家にて布団に寝かされていた。
「あ、起きた。大丈夫か?」
「い、一誠くん? ここは……?」
「俺の家。
椿姫ちゃんの家とか知らないし、俺が気絶させちゃったから取り敢えずね」
どうやら気絶した私を一誠くんが介抱してくれたらしく、この場所も一誠くんの家の様だ。
「それにしても、スキルホルダーだったんだな椿姫ちゃんって」
先程の修行で受けたダメージが嘘の様に消えている事に身体を起こした際気付いて疑問に感じてる私だが、一誠くんの口にした言葉がそれ以上に引っ掛かった。
「スキルホルダー……?」
聞いた事もない言葉に復唱してしまった私に一誠くんはちょっと嬉しそうに頷く。
「そ、鏡っぽい神器じゃなくて、椿姫ちゃんが見せた過程をキャンセルする力の事さ。
それな、なじみと俺と同質の奴なんだよね」
「あ、やっぱり」
「その反応だとある程度察してたんだな? あの制御からして随分と使いこなしてたみたいだし、まあ納得だな」
「……。あるってわかったのは、アナタと出会った後すぐだから」
「え、マジか。ねーちゃんが知ったら機嫌悪くなりそうだぜ」
驚きつつも何処か納得した顔をしながら、葡萄のジュースを私に飲ませてくれる一誠くん。
どうやら姫島さんはこういうタイプの力を持ってないらしい。
「その力、あんまり見せびらかすのはお勧め出来ないぜ。
化物扱いされるか、どっかのバカが利用しようとするかもしれないし」
「ええ、それは……何となく解ってるわ」
化け物扱いという言葉を口にした時、ほんの一瞬だけ表情を暗くした一誠くんに私は昔散々された事を思い出しながら頷いた。
寧ろ一番よく解ってる事だから……。
「さーてと、椿姫ちゃんのダメージは逃がしたから大丈夫だとして、家は何処なんだ? そろそろ良い時間だし送るぜ?」
「え、あ……それは――」
そんなこんなで夜という事もあって今日は解散する事になり、家まで送ってくれるという一誠くんに甘える形になろうと思って自宅の場所を大まかに説明しようと口を開きかけた私だったが、ふとそこで窓の外に吊るされてる洗濯物に視線が移り……思い出した。
「あの吊るされてるのって安心院さんの下着かしら?」
「へ?」
そういえば安心院さんとこんな狭い部屋に一緒なんだって事に。
「そうだけど、それが?」
「ふーん……当たり前みたいに肯定するのね」
「? そりゃ俺が着ける訳が無いし、椿姫ちゃんは既になじみとの関連性を知ってるしな」
その瞬間私の胸の中はモヤモヤモヤモヤとした気持ちが発生し、徐々に大きくなっていくのを感じた。
姫島さんも知ってる通りだけど、安心院さんと一緒に住んでる……なるほど、直面してみると物凄い嫌ね。
「それより早く帰った方が良いぜ。そら、立てるだろ?」
「……む、無理。
怪我は確かに無いけど、何だか立てないくらいに体調が……」
「はい?」
嫌だし、今は見えないけど安心院さんが帰って来た後の事を思うとムカムカするので、そのまま再び横になりながら仮病を使ってやることにした。
「体調が悪って……。
いやそれは無いと思うんだけどな……否定したし」
「精神的に辛いのよ。
それに私って独り暮らしだから、そ、その……心細い……」
私は所詮その時会っただけに過ぎないし、姫島さんや安心院さんと違って勝てる要素が何にも無い。
だから……だから、卑怯と言われてもこれくらいはさせて貰っても罰は当たらない筈。
「えっとつまり帰るのがかったるいと? ならここに泊まる?
俺の普段の性格的な意味合いであんまりおすすめしないけど」
「そう言ってる時点で信用できるわよ。
というか……うん、別に良いのよ?」
「えっと、何が?」
「何って……そ、その……ナニよ。
アナタに胸も揉まれた事だから……うん」
私だって……。
「俺、明日死ぬのか?
椿姫ちゃんみたいな美少女がお泊まりするとか……」
「ちょ、ちょっと良いかしら?」
「ん、はいはいどうしたの?」
「こ、心細いからぎゅってして欲しい……」
「……………。俺やっぱり死ぬな。間違いねーよ」
私も彼が好きだから……。
「あ、でもねーちゃんに怒られたくないから、手だけ握るのは――」
「じゃあ私からしたって事にすれば良いわ! 姫島さんは今だけ忘れて!」
「ほみゅ!? お、おぉ……? ね、ねーちゃんクラスの柔っこさ!?」
それにしても一つ気付いたわ。
「ねぇ、一誠君のあのヘラヘラしたスケベな態度はブラフなの?」
「な、なんでそう思うんだよ?」
「だって何時もみたいなだらしない顔もしないし、寧ろ動揺している様に見えるから……」
「ち、ちげーよ! わかってないのは椿姫ちゃんだっつーの! いくら俺でも椿姫ちゃんみたいな美少女から急に抱き着かれた挙げ句パフパフ状態されたらテンパるわい!
ていうかさっきから良い匂いしてアレだっつーの!」
「私だって恥ずかしいわよ……」
終わり
補足
真羅椿姫ちゃんの密かなる覚醒。
過程をキャンセルし、結果だけを残すスキル
文字通りの意味というかもろキンクリ
弱点として彼女自信の意思と認識力に依存するので、気絶したり意識外からの攻撃には弱い。
しかるに、成長すればその限りでは無い。
スキル名は……どうしよ。
その2
朱乃ねーちゃんはスキルがありません。
そして成長速度も遅いです。
それがある意味ねーちゃんのコンプレックスだったりであり、椿姫ちゃんの事を知れば余計にぐぬぬ化してしまわれるかも……。
その3
反対に椿姫ちゃんは姫島さんと安心院さんの持つ一誠くんとの密度にコンプレックスがあり、今回はもう色々とテンパりつつもむにゅむにゅさせてあげましたとさ。