ガンダムビルドファイターズ アテナ   作:狐草つきみ

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EPISODE-52:真幸の願い

 飛び出した先の宇宙空間から見えたのは、大きくも青い地球と、小さくも月白に染まる月、そして(そび)え立つ軌道エレベーター。

 私は覚悟を決めてから、軌道エレベーターへと近付く。反応は軌道エレベーター付近から発せられていて、私は画面を虎視眈々と見つめながら探す。その先には、金色に輝く機体――ナナさんのアマテラスが腕組みに仁王立ちという姿で待っていた。

 

「新しいガンプラね。一見、クロスボーンガンダムと見間違えたけれど、エクシア……いえ、アストレアベースかしら?」

「はい、その通りです。ダブルオーガンダムじゃなかったのが少し残念ですね」

「ふふっ、そうね。面白い対決になってたかも。それじゃあ、始めましょう」

 

 クスクスと微笑んだナナさんの雰囲気が、一瞬にして変わる。張り詰めた空気に、私はぐっと息を飲んだ。

 アマテラスがその腕組みを解いたのを皮切りに、私はGNスプレッドライフルを構える。最近になって、クロスアストレアの感覚をようやく掴めてきた。だから……!

 

「射撃で制圧するわ!」

 

 そう言うと同時に左コンソールから、GNフィールドを選択する。すると周囲へ、緑色の粒子の壁が球状に展開された。同時に画面右側の現在装備している武器の残弾数の表示が変わった。たった五発だったGNスプレッドライフルの弾数が、一気に十三発へと増えたんだ。これが、GNフィールド展開時の恩恵。……しかし、持続時間は元ネタよりも四十二秒増加してるとは言え、たったの一分。その間に()()()()()()()()()()が鍵になるの。

 私は射線上から向かってくる、金色のMSへビームが一発撃ち込まれるもやはり躱される。

 

「GNフィールド? 何を警戒しているのかしら」

「来たっ……一斉射――」

 

 横へ躱されながらも、アマテラスが止まる気配は見えない。あらかじめそれを見越していた私は、機体を僅かに反らし、ロックカーソルに合わせ一斉射を開始する。合計九門の銃口からビームが発射され、アマテラスを襲う。ただしそれだけじゃ終わらない。

 

「――からのランダムシュートッ!」

「突っ込んできた!?」

 

 ビームをその両手に持っていたらしいGNナギナタで防がれるも、すかさずコンソールを前へ押し出し、螺旋状に機体を回転させながらGNスプレッドライフルの残弾を全て撃ち込む。時間差を伴って襲うビームに、ナナさんは右手のGNナギナタを前方へ突き出し、高速で回転させることで防ぎきった。

 何かしらの方法で避けられるのは予想していたけれど、まさか棒を回転させて防ぎきるだなんて……。

 

「くっ、セーフティ解除! 格闘で落とす!」

「そう来なくちゃね。バトルは燃えないわ!」

 

 咄嗟にムラサメ・ブラスターのセーフティを解除して、ビーム刃を全解放する。今回、ライザーソードが使えない代わりに、このムラサメ・ブラスターで存分に暴れてあげるんだから!

 迷わず突きを選び、ナギナタで防がれる。けれどムラサメ・ブラスターの出力はこの程度じゃない。

 

「はぁぁぁぁぁぁっ!」

 

 押し込みを強くして力むと、ナギナタの交差地点が赤熱化して膨張する。やがて防ぎきれないと判断した様子のナナさんは、咄嗟にナギナタを手放して瞬く間も与えてくれずに得物を握っていた。その切り替えの速さは、流石はヤヤちゃんのお姉さんだけはある。……と言うかハッキリ見ていた筈なのに、瞬きもしなかったのに、その手の刀を取り出した所を見ていないってどういうこと!?

 

「ませか、早々にナギナタを失うとは思わなかったわ。やっぱりその強引なところ、あの人みたいね。私の目は……間違ってなかった」

 

 ナナさんが唐突に動いたと同時にムラサメ・ブラスターを払い、アマテラスへと追従する。それに気付いたらしく、まるで蜻蛉(とんぼ)返りするかのように宙返りしては、左手の刀で突き刺し、右手の刀で切り払ってきた。

(GNフィールドを張っている今、ほぼこちらに格闘戦は無意味なのに……)

 そう思っていると、アマテラスの打刀がクロスアストレアのGNフィールドを()()()()と突き破ってきた。「そんな」と驚きの声を上げることすら忘れ、咄嗟に右の突きをムラサメ・ブラスターで振り払い、左の切り払いを掠める程度で躱せると同時に、GNスプレッドライフルのリロードを瞬時に終わらせる。

 

「至近距離なら!」

「この距離で射つの!?」

 

 銃口がアマテラスへ向けられ、すかさずトリガーを引く。この距離でなら避けることはできない。

 すると、アマテラスの様子が一変する。

 

 

 

「私に切れないものは……ないわ!!」

 

 

 

 アマテラスのフェイスガードが展開し、中からはツインアイと面頬のようなマスクを持ったガンダム顔が現れ、アマテラス全体に幾何学模様の線が迸ったような気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 久し振りの強者。

 

 それだけで腕が鳴る、というのはちょっとおかしいだろうか。……いや、ただでさえ体力も妹に劣る体の弱い私が、そんな風に思うのはおかしいのかもしれない。寧ろおこがましいんじゃないだろうか。

 でも、口許から溢れてしまう笑みは、どうやっても抑えきれないみたいだ。それ程、彼女の強さに魅せられたのだろうか。

 

「私に切れないものは……ないわ!!」

 

 身体に伝わっていく感触。それは表面だと少し冷たいようで、芯から熱くなる感覚だ。私のお父様曰く、ガンプラバトルで希に見る現象と聞かされたのを、遥か片隅に覚えている。私にとってそれが取るに足るものかはさておいて。

 こんな感覚を思い出すのも、それこそ久し振りで、あの人と戦わせてもらった時以来だろうか。あの時も――ガンプラは違うけど――似たようなシチュエーションだったわ。楽しくて、強くて、でも真剣で。結局は負けちゃったけれど、今でも昨日のように鮮明に思い出せる。

 そう言えば、その時もマサキちゃん同様に、彼女も悩んでいたかも。……確か悩んでいたことって、

 

『私も、そこの子と同い年の妹が居るの。でも、どこで接し方を間違えたのか……仲が険悪になっちゃってよそよそしいと言うか、あからさまに「貴女のこと嫌いです」みたいな雰囲気出しちゃってて、さ。どうやったら、貴女みたいになれる?』

 

 だったかしら。バトル中にへんてこりんな質問されたものだから、思わず私も目を丸くしたわね。でも私は『気負いせずに普通に接すれば良い』なんて、無責任に答えたと思う。今でも少し反省してはいるけれど、結局成功したのかは彼女のみぞ知るだろう。

 まるで写し鏡みたいに、彼女とそっくりそのままなマサキちゃんは、まるでその時の彼女と一緒。すごい偶然もあるものなのね。

 

「マサキちゃん、悩んでることってある?」

「……ぇっ?」

 

 振り下ろした打刀「八咫烏」が、ムラマサ・ブラスターと鍔迫(つばぜ)り合いを起こす中、私はもしやと思いながら尋ねる。するとマサキちゃんは、見透かされたように驚きの声を上げ、気が緩みかけたのか迫る力が弱まった。

 特にそこから押し上げることもなく、私はしめたとばかりにマサキちゃんに聞いてみる。

 

「姉妹の悩みだったら、お姉さんが相談に乗るわよ」

「……な、何で分かったんですか?」

「えへへ、瓜二つって感じに似てるのよ。彼女もその時、悩んでいたから」

 

 恐らく目をぱちくりさせてるんだろうなー、なんて思いながら彼女の返事を待った。「バトル中に何してるんだ!」なんて言われたら、思わず笑っちゃう自信があるかも。だってバトル中にお悩み相談よ? 面白可笑しいとは思わないかしら。

 でも、バトルの中で分かり合えることだってある。私はそれを知っている。

 それから数十秒経ったくらいだろうか。GNフィールドが解け、ムラマサ・ブラスターからビーム刃がフッと消える。そこで一旦距離を取ると、マサキちゃんのアストレアが構えを解いてしまう。一体どうしたのかと勘繰ると、途端にポツリと言葉を漏らした。

 

「そ、の……姉が……居るんです。年の少し離れた、姉が」

「うん」

「でも、あんまり仲が良いとは言えないんです。かといって、喧嘩ばかりってわけでもないんですが」

 

 そのまま自嘲するみたいに「分かりづらいですよね」と付け足したマサキちゃんに、私はそんなことはないと首を横に振る。

 それでも話を続けるマサキちゃんは、どこか浮かない気分みたいだった。そこは、あの彼女とは違うところでもあった。

 

「もう何年もずっとそんな関係で、付かず離れず、ギクシャクしたままだったんです。……結局は、独り善がりだったんじゃないかって、思い始めてるんですけど。

 原因は簡単です、姉と比較されてたからなんです。私は何もしていないのに、存在すら否定されて……。……それを勝手に姉の所為だって思い続けて、勝手に遠ざけて、逃げ出してここまで来た。もう振り返れない、もう逃げられない、コンティニューなんてできないんだって、分かってるのに……それなのに、私は……」

 

 アストレアのその手から自然と武器が手放される。宙を漂うその様は、まるで今のマサキちゃんの心境でもあった。

 それでも私は何も言わず、ただマサキちゃんの言葉に耳を傾ける。

 

「これはゲームじゃないのに、人生はコンティニューできないのに、姉妹の仲だってリセットできないのに!」

 

 叫んだ今の言葉は、恐らく自分に言い聞かせたかった言葉だったのだろう。

 ……ああ、間違ってなかった。やっぱりこの子は、あの人と一緒だ。

 それだけ確信できた私は、涙をポロポロと流すマサキちゃんの、心底言いたかったであろう言葉を、本当の真意を聞いた。

 

 

 

「……お姉ちゃんと、仲直りしたいよ。リセット、したいよぉ……一緒にゲーム、したいよぉぉ」

 

 

 

 すると突然、バトルシステムが機能停止し、ホログラムが解ける。そんな光景に驚く間もなく、マサキちゃんがその場に泣き崩れてしまう。

 年齢に反したその見た目相応の精神的脆さに、成る程この子は確かに庇護欲をそそられるな、と確信する。しかし世界とは狭いものだ。あの病室……とまではいかないにしろ、人の繋がりは不思議で仕方がない。どこかで神様が見張ってるんじゃないかと錯覚する程に。

 

「マサキちゃん、ほら立ちましょう? 貴女のお姉さんは、貴女が『嫌い』って言っただけでへこたれるような人ではないわ。きっと許してくれる。……大丈夫、直ぐに仲直りできるし、私も側に居てあげるから、ね?」

 

 年上らしく抱き締め、彼女を安心させるように言葉を紡ぐ。頭を撫で回し、泣きじゃくる様は幼い日のヤヤを連想させる。昔のヤヤも、何かある度に私の下を訪れて、泣いた時にはこうして抱き締めた。

 

「直ぐに仲直りできるって……?」

「答えは幾日か経てば分かるわ。……ヤヤ、私も同席、良いわね?」

 

 そんな愛しい妹に尋ねると、険しい表情で唸りつつも最終的に折れることにしたのか、深く深ーく溜め息を吐き出しながら頷いてくれた。

 隣に立つユー君も適当に了承してくれた。後はあの人が来る日を待つだけ、ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マサキが泣きじゃくってから三十分くらい経ったろうか。目元を赤くさせながらも泣き止んだマサキはクロスアストレアをしまって、ソファーの背凭れに寄りかかっていた。

 はあ、先が思いやられる姉妹だこと。姉が姉なら妹も妹、か。素直に仲直りできないものかねぇ。……いや、複雑だから寧ろ謝りにくいのか。

 深く事情も知らず仕舞いだったから仕方がないにしろ、あの人には失礼なことをしたなぁ。まあ元世界チャンピオンとバトルできただけマシか。

 

「ヤヤ、見舞いに来たのになんかすまねぇな」

「藪から棒になんじゃ、気味の悪いこと言うでないぞ」

「いやさ、何かマサキの所為で迷惑掛けたな、と」

「お主はマサキの親御か」

 

 ヤヤの冴えたツッコミに満足しつつ、俺が腕を伸ばしたところで、ふと部屋の戸が開く。

 そこには両手にコスプレ用の服らしき衣装を手に持った小柄なメイド――ササネさんが立っていた。

 

「あら、既に決着が付いていたみたいですね。なら話が早いです」

「……ササネさん、一応聞くがその手の衣装は?」

「ユウキ様、決まっているではありませんか。敗者には罰を、と言うわけでこの前のものを改良した和装ロリです」

「清々しい笑顔でサラリと何とんでもねぇこと言ってんだこのメイド!?」

「褒め言葉として受け取っておきますね」

「褒めてねぇよ!?」

 

 何だこの人、思いっきし空気ぶち壊しに来てんじゃねぇか。……いや、寧ろ助かるのか? ヤヤの方を見ると、既に諦めていた。オイ、早いなご主人様。

 最早それすら気にならない様子で、ササネさんは勝手に話を続けていく。

 

「まさかマサキ様が負けるとは思いませんでしたが、まあナナ様の和ロリはまた別の機会にしましょう」

「どっちも負けてないし勝ってもないですよ」

「ほう」

「オイ、目を輝かせんな駄メイド」

「何ならユウキ様が身代わりに着てくださってもよろしいのですよ?」

「男に和ロリ着せて何が楽しいんですか」

 

 男が和ロリとか冗談じゃねぇ……。だが、ササネさんは口許を歪めたままクツクツと笑っている。それが余計に不気味さを増して、部屋の全員は顔を青くしていた。

 

「当主様の技術力を嘗めてもらっては困りますよ? 某デートで世界を救う主人公ばりの女装ぐらい訳ないです」

「いや、やだよ」

「まぁまぁ、そう言わずに。……何なら女体化する錠剤でも良いんですよ? 一錠十二時間ですし、性能は保証します」

「嫌だわ! しかも効果時間が半日とか長ぇ!」

 

 体が女になれるとか、どんな技術力だよ夜天嬢雅家。その内、波○エンジンだとか超○金Zだとか造り出したりゲッ○ー線とか発見するんじゃ……いや、これ以上考えたらいけない。

 その間にもじりじりとにじり寄るササネさんに、俺もじりじりと後退する。逃げ場がない、背水の陣とはこのことか。

(女になるなってたまるものかッ! 俺は男のままでいるぞ、ジョ○ョ――ッ!!)

 しかし次の瞬間、ササネさんの姿が消え、()()()()()()()()()()()()()()()。な、何を言っているのか分からないと思うが、俺も何をされたのか分からなかった。あ、頭がどうにかなりそうだ。超スピードだとか、催眠術だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……。

 

「男を押し倒すことなんて、起床前ですよ」

 

 ニコリと実に可愛らしい笑みで微笑んだササネさんは、そのままガッと俺の首を押さえて錠剤を俺の口に押し込んだ。

 ……正直、そこから先は覚えていない。いや、思い出したくない。

 




外国語って難しいですね。フェングファンの由来を見直してたら、フランス語で鳳凰を意味するとか前に書いてたけど、中国語の鳳凰(フェンファン)を英字に書き直したものらしいです。

ども、いつも通り不定期更新すみません。
知り合いに頼まれた小説を書き起こしたり、バンドリでありさあやにハマってたり、親族の葬儀の関係でてんやわんやしてました。有咲可愛いよ有咲(殴
次回はなるべく早く上げるようにしますが……あんまり期待しないでください。

では今回はスサノオ改め……アマテラス! の再掲載です。


GNX-Y904TW アマテラス
武装:GNバルカン×2、トライパニッシャー、ビームチャクラム、GNナギナタ×2、鉄刀「八咫烏」&「天叢雲」、GNロングビームライフル「種子島」×2、内蔵式GNビームサーベル×6
特殊装備:GNスラスター兼サブアーム「アスラ」
特殊機能:トランザム、ボイスコマンド機能
「HG スサノオ」をベースに幾つかの自作追加パーツを施した夜天嬢雅七々の改造機。金色の機体色とGN粒子によってどこぞの大使の機体を連想させられるが、その性能と実力は伊達ではない。
武装は原典機にも存在する胸部のGNバルカンにトライパニッシャー、ビームチャクラムの他、シラヌイやウンリュウと同じ原理で切断力を向上させた長柄の武器GNナギナタ、本物の軟鉄を使用したシラヌイ・ウンリュウの代わりとなる打刀「八咫烏(ヤタガラス)」と「天叢雲(アマノムラクモ)」、旧式ライフルやマスケット銃に似たシルエットを持つGNロングビームライフル「種子島(タネガシマ)」、そして前腕部ガントレット内に内蔵したGNビームサーベルを装備する。尚、トライパニッシャーは単発と照射の撃ち分けができ、八咫烏と天叢雲は軟鉄製だからなのか、プラフスキー粒子の様々な影響を受け難くなっている(例:GNフィールドの切断、PS装甲やナノラミネートアーマーの貫通など)。種子島も、鉛弾を込めることで一度限りの本物の「火縄銃」として使うことができる。
外見上の細かな違いとして、後頭部の粒子供給用ケーブルの廃止、疑似太陽炉周辺はコンパクトになりつつ、両前腕にガントレットが装備されている他、足部分がヒール状となりアンクルガードが追加されている。また、背面のGNコンデンサー部分には、唯一追加されたGNスラスター兼四本の腕がX字状に搭載されており、それらを展開することで『阿修羅すら凌駕する存在(物理)』となる。
更にボイスコマンド機能が実装され、一定の決め台詞を放つことで、トランザムとは別の時限強化が発動する模様。その際、フェイスガードが展開し、中からツインアイと面頬のようなマスクを持ったガンダム顔が現れ、機体全体に幾何学模様の線が走る。……余談だが、この機能が実装されて以降、病弱なナナがボイトレする姿を偶に見掛けるようになったとか。


前にも登場したマスラオ改めアマテラスです。スナイパーさんところの某大尉が興味深そうなこと言ってたんで追加してみた。マスク展開ギミックは独自に追加させてもらいました。何気に気に入ってるので、今後も登場する……かも?
ではまた次回、ノシ。

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