モテ期と修羅場は同時にやって来るものである   作:藤龍

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ヒロイン戦争は遊園地で 前編

 昼食も適当に済ませ、そろそろ本格的に遊園地散策を開始しようと、行動を始めた俺達。

 ここ、スクランブルパークはかなり広いし、アトラクションなんかは結構行列だったりするので、とりあえず絶対行きたいという所を中心に周り始める事にした。

 

 で、最初にやって来たのはここスクランブルパークの目玉のジェットコースター。全国区の雑誌で『絶叫マシン100選!』的な物に載っていたりする結構有名なアトラクションらしい。当然、列もかなり長い。

 まあ、これは外せないってやつだし、俺達はその列に黙って並んでいた。

 

「こりゃかなり待ちそうだな……みんな大丈夫か?」

 

 俺達男組なら体力は問題無いだろうが、女性は長時間立ちっぱなしは辛いだろうと思い、天城達に目を向ける。特に朝倉先輩とか外とかあんま出ないだろうしな……

 

「問題は無い」

「同じく平気よ」

「私もこういうの結構好きだから、大丈夫だよ」

 

 おお、頼もしい返事。これなら問題無さそうだな――と、一安心していると、不意に出雲ちゃんが俺の隣まで寄り添って来て、俺に寄りかかるように腕を組んできた。

 

「センパーイ、私ちょっと疲れちゃったぁ……先輩支えてくれるぅ?」

「えぇ……!?」

 

 こ、この子は……まだ全然元気だろうこの子! 一番若いんだからシャキッとしなさいよ!

 とはいえ、絶妙な上目遣いに甘え声、さらには腕に当たる柔らかい感覚に動揺し、咄嗟に言葉が出ない。あんまり押し当てないで! 俺五感が鋭いから! そういうスキンシップには敏感だから!

 攻め寄る出雲ちゃんに困惑していると、後方から物凄く身に覚えがある気を感じる。振り向きたくない思いに駆られながらも、顔を引きつらせながら後ろを向く。

 そこには案の定、殺気全開でこちらを睨み付ける女子三人の図が目に入った。ああ、何か黒いオーラが見える……するとその三人を代表して天城が口を開く。

 

「大宮さぁん……? ちょっとおふざけが過ぎるのでは?」

「別にふざけてませんよぉ。本当に疲れてるんですからぁ」

「なら列を外れてそこらへんで座っていたら? 私達が並んでるんで大丈夫よ?」

「あ、そうですか? じゃあ私達別の場所に行ってますね。行きましょう、先輩!」

「何故に俺まで!?」

「だってこんな人が多いところに一人じゃ不安ですし。先輩一人抜けても問題は無いですよね?」

 

 その通りだろうけど……この状況でよく俺を引き抜こうとしたね! 見てごらん、女性陣が君を殺すような眼力で睨み付けているよ! このままじゃイカン……テーマパークでデスゲームが巻き起こってしまうぞ! こういう時こそ……助っ人の出番だ!

 

「だ、だったら孝司を連れていけばどうだ!? アイツ意外に格闘技やってた事あるし、護衛としてはバッチリだぞ!」

「えー。真島先輩は何か生理的に無理なんでいいです」

 

 一刀両断! 生理的に無理って、それは流石に言い過ぎだよ!

 スッゴい冷ややかな声で存在を全否定された孝司は、心臓を銃で撃ち抜かれたかのように胸を押さえて、大げさに動き膝から崩れ落ちる。うん、今のは悲しんでいい。同情するよ。

 

「あー……も、もうちょっとだろうし、我慢しようか! 疲れぐらい若い内はすぐ無くなるよ!」

「先輩が言うなら……我慢しますね!」

 

 と、言いながらさらにキツく俺の腕にしがみつく。

 

「だったら他人に頼らず一人で立ちましょうねー」

 

 が、それを天城が無理矢理引き剥がす。怖い怖い。天城さんマジ怖いっす。でも助かりました、多分あれ以上くっつかれたら俺理性吹っ飛んでた。

 出雲ちゃんも納得しない風に口を尖らせ、天城を睨む。

 どうすんだよこれ……バッチバチじゃん……中心に居る俺の心が色々壊れそうだよ……

 

「女性陣は完全にお前を独占しようとしてるな」

「た、大変だね……」

「……リア充が」

 

 親友達よ……せめて何か助っ人らしい事してよ。完全に蚊帳の外で見てるだけじゃん。

 

「はぁ……もう帰りたい……」

 

 この先も似たような事があるのだろうな――そう、もはやこれがベーシックなのではと思う憂鬱状態に入りながら、長蛇の列で順番が回ってくるのを待ち続けた。

 

 

 そして数十分待ち続け、とうとう俺達の番が回ってきた。

 係員の人に誘導されるまま、俺は一番先頭の席に座る。後は思う存分楽しむだけ――と思っていたのだが。

 

「あのぉ……お客様?」

 

 係員の女性の困ったような声が耳に入る。何かトラブルかと、列の方に目をやる。その視線の先には決死の表情で揉み合う四人の女性の姿があった。君達……これ以上俺の胃を痛めないでくれたまえ……

 

「どいて下さいよ……! 先輩の隣に座るのは私ですから……!」

「アナタはさっき散々世名君にくっついてたでしょ? 譲りなさいよ……!」

「私は純粋に先頭に座りたいの。後友希君の隣に座るのはいかなる時も私よ」

「そんな事認められるか! ここは代表して私が……」

「代表って何ですか!」

 

 あの子達は一体どうすれば仲良くなれるのか? 出雲ちゃんとかはともかく、海子や天城まで闘争心剥き出しじゃん……もうヤダ!

 というかこのままじゃ他の客にも迷惑がかかる――彼女達は誰が俺の隣に座るかで争っているんだ……ならば!

 俺は閃いたアイデアを早速行動に移す。席から即座に立ち上がり、言い争う四人――では無くその後ろで呆然とそれを見る親友達へと手を伸ばし、適当に一人の腕を掴む。

 

「へ? って、うおぉ!?」

 

 掴んだのは孝司。そのまま孝司を列から引っ張り出し、先頭の席に座らせて、俺もその隣に座る。

 

「係員さん! 他の人も早く乗せて!」

「おぉい! 何してんのお前!?」

「騒ぎを早急に収めるにはこれしか無かったの! これならアイツらが争う理由も無いだろう!?」

「そうだとしても俺の立場! 今凄い殺意を向けられてんの分かるんですけどぉ!?」

「それはゴメン! でもあそこから一人引き抜いたとしても、それはそれでよりギスギスするもん! これならお前が殺意を向けられるだけで済む!」

「俺を生贄みたいに使うな!」

 

 いいだろう! 生贄は重要だぞ! お前にはお似合いだ!

 そんな俺達が言い争ってる間に他のメンバーは他の席に乗ったらしい。女性陣は不満マックスらしく、さっきから後ろからピリピリした空気が孝司に向かって流れるのを感じる。すまん孝司……骨は拾う。

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 なんだかんだ色々あったが、無事にジェットコースターを乗り終え、俺達は次の目的地を目指し歩いていた。

 さっきから四人が孝司を睨み付けているが……まあいいか。いい助っ人だったぞ、親友Hよ。

 

「……お前恨むぞ?」

 

 何か孝司が言った気がしたが、聞こえないふりをしてそそくさと無言で歩く。

 移動中、恐ろしい程会話が無く、若干気まずい空気が続いた。遊園地ってもっと楽しい所じゃ無かったの? 何このお通夜みたいな空気。

 早く次のアトラクションでこの気まずい現状を壊そう――そう黙々と歩く。

 

 そして目的地に到着した。

 洋館のような建物に、デカデカと『Horror House』と書かれた看板。そう、つまりはお化け屋敷だ。

 一応ここの目玉アトラクションの一つだし来てみたが、みんなこういうのは平気なのか? チラリと目を向け、四人の様子を確認する。

 天城は平然とした表情でお化け屋敷を見上げている。こういうのは平気なタイプか。

 朝倉先輩は少し不思議そうに見つめる。……もしかしてお化け屋敷知らない感じか? 

 出雲ちゃんはちょっとワクワクしたように口元を緩めてる。ああ、そういえば出雲ちゃんこういうホラー系好きだったな。

 海子は……顔が青ざめて、口元が引きつっている。うん、苦手だなこりゃ。

 

「えっと……行く?」

 

 そう聞くと、全員黙って頷く。

 

「……良いのか? 絶対お前苦手だろ?」

「へ、平気だ! 大人数で行けば問題は無い!」

 

 そう胸を張って言うが、海子の顔色は変わらず悪く、声は震えている。大丈夫かな……まあ、途中で抜けられるらしいし、無理ならそうすれば良いか。

 

 早速お化け屋敷へ突入しようとした矢先――入り口近くにある看板にある注意書きが目に入る。それを見た瞬間、俺は体が固まったようにピタリと足を止める。

 

 ――このアトラクションは二人一組限定です。

 

「…………」

 

 二人一組限定――その縛りがあるという事は俺達全員で入る事は出来ないという事だ。それはまあ、良いとしよう。だが、一つの問題がある――この条件により、再び先程のような事が起こり得るという事だ。

 一抹の――いや、かなりの不安を抱きながら後ろを振り向く。すると案の定、四人は闘争心全開で睨み合っていた。

 奪い合いする気満々じゃん! 落ち着こう! 平和に行こうよ皆さん! こ、こうなったらさっきみたいに生贄を――

 

「裕吾! 俺と組もうぜ!」

「了解」

 

 助っ人が逃げた!? 親友の危機にお前らは二人仲良くお化け屋敷に突入ですか!?

 

「つ、つば――」

「世名君」

 

 最後の助っ人、翼に助けを求めようとした瞬間――天城の唐突に放たれた冷ややかで、恐ろしさを感じる声に言葉を詰まらせる。

 

「な、なんでしょうか?」

「今度は――ちゃんと相手してくれるよね?」

「は、はい……」

 

 こ、こうなったら覚悟を決めるしか無いか……でも、どうするんだ? 四人が簡単に引き下がるとは思わないし……

 

「安心して、誰が世名君と行くかはちゃんと決めるから――ジャンケンで」

「じ、ジャンケン……?」

 

 ジャンケンとは――古来より人類に伝わってきた平和的に、相手を傷付ける事無く勝敗を決める手段として用いられる戦い! なるほど……これなら平和的に、尚且つしっかり勝敗を決する事が出来る!

 

「恨みっこ無しで行きますよ……!」

「も、もちろんだ!」

「絶対負けませんから……!」

「私に勝てるかしら?」

 

 四人の間に張り詰めた空気が流れる。それはまるで剣を構え向き合う、四人の侍のようだった。……そこまで真剣にやるもんか、ジャンケンって。

 

「……最初はグー! ジャンケン――」

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 お化け屋敷内はそれなりに雰囲気のある、結構珍しい――か分からないが、外見通り洋風テイストな感じになっている。お化けとかはそんなに苦手な方では無いが、これは少しゾクッとくるものがある。

 ……俺でもこんなだとすると――チラリと隣歩く彼女に目をやる。

 

「……平気か?」

「へ、平気だゃ……!」

「思いっきり噛んでるじゃん……無理しなくて良いぞ、海子」

 

 結局、あのジャンケンは海子が勝利した。その時は嬉しそうにしていたものの――中に入った今は余裕が無くガクガクブルブルな状態だ。気絶しないか心配だ。

 

「出るか? 一応ギブアップは出来るらしいけど――」

「い、いや! 構わない……途中で折れるのは癪だ! それに……シチュエーションはともかく、折角二人っきりになれたんだ……」

 

 そういう可愛らしい事をいきなり言わないで心臓に悪い。本当、海子は他の三人とは違う形でやり辛い……とりあえず、今は無事に最後まで行くか――

 先行して前に進む。海子もその後を周囲を怯えた目で見回しながらゆっくりついて来る。

 そして数歩ほど歩みを進めた瞬間――突如ドンッ! という大きい音が立て続けに響く。流石にこれには思わず少し肩をビクッと震わせてしまう。が、それ以上の衝撃が俺に襲い掛かった。

 

「キャアアアアアアア!」

「うぇ!?」

 

 鳴り響く音を掻き消すほど甲高い悲鳴を上げ、海子が突然俺にしがみついて来た。いきなり過ぎる事に変な声を漏らし、少し体勢を崩してしまう。

 だが海子はお構い無しにさらに力強くしがみつく。体がこれでもかというほど密着し、海子の胸が思いっきり当たる。言い表せない気持ちのいい感触に体温が一気に上がるのを感じる。

 イカン! 正気を保て! クールに行け世名友希! 何とか心を落ち着かせ、冷静さを取り戻す。

 

「だ、大丈夫か?」

「あ、ああ……」

 

 絶対嘘だろ。超涙目だし、体の震えが凄い伝わってきてるぞ。というか苦しい。このまま絞め殺す気かこの子!

 

「あ、あの……ちょっと苦しいんだけど……」

「へ? す、すまない! つい……!」

 

 今まで無意識だったのか、自分の状態を理解した途端、海子が慌てて俺から離れる。それほどにパニクってたのか……マジで気絶しないだろうな?

 

「でも意外だな、海子がこういうの苦手だなんて。何か万能というか……しっかりしてるイメージがあったし」

「悪かったなこんなんで。……私だって一応女子だ。怖いものぐらいある」

「……それもそうだな」

 

 今まで全然話してこなかったから知らなかったけど、普通に年頃の女の子何だよな海子も。そりゃお化けも怖いわな――と、考えていると今度は女性の掠れたような声が響く。

 

「ひぃぃ!?」

 

 そして再び海子が俺の腕にしがみつく。……まあ、少し怖がり過ぎるとは思うが。

 

「す、すまない……いちいち大げさに反応してしまって……」

「いや、別にいいけどさ……」

 

 海子は腕から離れようとするが、その顔は相変わらず怯えていて、俺の服の袖を摘んでいる。見てるだけで何だか可哀想になってくる。

 

「……不安なら別にくっついてて良いぞ?」

「な、いきなり何を……!」

 

 まあ、そういう反応になるよな。俺も何言ってるとか分かんなくなった。

 

「あー……その方がお前も安心だろ? それにいちいちいきなり抱きつかれたら心臓に悪い」

「……そうか、では少し……甘えようとするか――」

 

 そう少し安心したような声を出し、腕を絡ませてくる。……これはこれで心臓に悪いな。

 

「あ、ありがとうな、友――」

「アァァァァァァ!」

 

 海子が何かを言いかけた瞬間、突如俺達の真横から吸血鬼の格好をした男がバンッ! と壁を突き破り、うなり声を上げ、飛び出してきた。

 

「イヤァァァァァァ!!」

「うおぉぉぉぉぉぉ!?」

 

 すると海子は顔を真っ青にして悲鳴を上げ、俺を引っ張りながら一気に駆け出した。

 それから数分間、彼女の悲鳴がお化け屋敷内に響き続け、俺は逃げ惑うように走る海子に引きずられ続けた。

 

 

 そしてあっという間に、俺達はお化け屋敷を全て回りきり、出口からみんなが待つ場へ辿り着いた。

 

「……お疲れさん」

「な、なんか二人共疲れてそうだね……」

「叫び疲れた……」

「走り疲れた……」

 

 まさかあんなに全速力で引きずられるとは思わなかった……足腰が壊れそう……

 二人そろって肩で息をしていると、どことなく狂気を感じる表情を浮かべ立ち尽くす天城達の姿が目に入った。何あれ怖い。恨みっこ無しじゃなかったっけ?

 すると三人がこちらへ近付いてきて、朝倉先輩がゆっくり口を開く。

 

「雨里さん、それはどういうことかしら?」

「それ……?」

 

 一体何の事だろうと、海子と顔を見合わせる。その時、海子との距離が意外に近くて少しギョッとする。同時に、朝倉先輩の言っている事が何なのか理解出来た。海子は未だに俺と腕を組んだままの状況だった。疲れてたせいで気付かなかったが、この状況でみんなの前に出たのはマズい……

 海子もその状態である事の危険に気付き、表情が強張ると同時に、恥ずかしさからか顔が赤くなり、俺からばっと離れる。

 

「こ、これは違っ、その、だな……」

「雨里先輩……一応友人って関係性なのに抜け駆けでそれはズルいんじゃ無いですか?」

「お、お前が言うな! それにこれは合意の上というか――」

「合意ぃ!? 先輩が抱きついて良いって言ったっていうんですかぁ!?」

 

 出雲ちゃんと海子の間に良く無い空気が流れる。もう止めて、そんなに争わないで! 朝倉先輩も天城も口を出さずに睨み付けるのは止めて!

 

「一人だけ先輩を独占して好き放題やるなんて……! 先輩! 次は私と二人っきりで別のアトラクション行きましょう!」

「そこはちゃんとジャンケンで決めましょう。一度勝った雨里さんはもうチャンスは無しね」

「な!? それは平等では無いだろう! それに今のは全然楽しめて――」

 

 海子、出雲ちゃん、朝倉先輩の三人が周りの目を気にする事無くガヤガヤと言い争う。本当に止めてくれ……みんなで楽しめば良いじゃない! 遊園地ってそういう場所!

 周りの人も何か不審者を見るみたいな目を向けてるし、これ以上ヒートアップするのはマズいと、慌てて三人を止めようとした途端――

 

「世名君、三人は放っといて、別の場所に行きましょう?」

 

 いつの間にか隣に移動していた天城が俺の腕を掴み、引っ張る。何を言ってるのこの人! あの状況の三人放置はイカンだろ!

 

「ちょっ! 何してるんですか天城先輩! 勝手に先輩と行こうとしないで下さい!」

「はぁ……だったらそのくだらない言い争いは止めたらどう? 世名君を困らせるような事をするようじゃ、世名君には相応しく無いのでは?」

「何ですかそれぇ!」

「聞き捨てならないわね。アナタは友希君に相応しいと?」

「当たり前じゃないですか」

 

 天城さん、挑発するような言葉も俺にとって今は困る! 穏便に済ませよう!

 そんな俺の思いを知る由もなく、天城を巻き込んだ四人は口論を続ける。……毎回思うが、本当にこの四人の考えを変えて平和的に全てを終わらせる事は出来るのだろうか?

 

 四人の直接対決に不安が増すばかり。だがそれでも、俺達の遊園地での休日は、始まったばかりだ。

 

 

 

「……やっぱり俺達帰る?」

「お願いだから絶対残って!」

 

 

 

 




 ドロドロしてるなぁ……次回もこんな感じが多分続きます。各ヒロインにアピールタイムが……あるかな?





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