モテ期と修羅場は同時にやって来るものである   作:藤龍

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覗きは修学旅行のお約束である

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが俺達の部屋か……結構広いな」

 

 天城達と女性陣と別れ、俺達男性陣四人は、この修学旅行の間で夜を過ごす宿泊部屋へとやって来た。和風な内装で、広さも俺達四人が入っても十二分に余裕がある。

 この部屋なら居心地が良さそうだと、一応快適な夜を過ごせそうな事に一安心しながら、裕吾達と共に部屋へと足を踏み入れる。

 

「あれ? そういえば友希君達の班、もう一人居たはずだよね?」

「風邪で休みだとよ。そっちだって、もう一人居るんじゃないのか?」

「こっちも休みだよ。堂々とズル休み」

「マジですか……という事は、俺達四人だけか」

 

 本来なら俺達はここの四人に加え、もう二人この部屋で寝泊まりするはずだったのだが、どうやらどちらも修学旅行をバックレたようだ。

 

「結局この四人か……変な縁があるもんだ」

「まあ、気楽でいいんじゃない?」

「気楽だけど、目新しさが無くてつまんねーな。この面子じゃ寝る前の枕投げとか、盛り上がんねーだろ。絶対ノリ悪いし」

「枕投げって……そんな事やるかよ」

「ほらノリ悪い! はぁー、修学旅行の夜はつまんねーもんになりそうだなー」

 

 小言を呟きながら、孝司は荷物を雑に地面へと置き、そのまま室内の畳の上に寝転がる。

 修学旅行でも変わらない、孝司の悪い自由奔放さに呆れながら俺達も荷物を置き、適当な場所に腰を下ろす。数秒ほどシンっと静まり返った時が流れたが、不意に翼が口を開く。

 

「まだ夕食まで少しだけ時間があるけど……どうする? このまま部屋でのんびりしてる?」

「そうだな……俺はちょっと疲れたし、ここで休んでるかな」

「俺はどうしよっかな……ゴロゴロしてんのも暇だし、適当に旅館の中を見て回ってみよっかね。裕吾もどうだ?」

「遠慮しとく」

 

 と、早速スマホに目を通しながら、適当な返事をする。それに孝司は「つれねーな」と唇を尖らせながら、勢いを付けて立ち上がる。

 

「んじゃ、俺は適当にブラブラしてくるわ。また後でなー」

 

 ブラブラ手を振りながら、孝司は引き戸を開けて外へ出る。

 やかましい奴が一人居なくなり、再びシンっと静まり返った部屋。とりあえず俺は疲れを取ろうと、近くにあった座椅子に座り、全身の力を抜いて背もたれに寄り掛かる。翼も特にやる事も無いのか、俺の向かい側に座り、部屋をキョロキョロ見回す。

 その状態のまま、部屋に響き渡る時計の秒針の音、時々聞こえてくる他の部屋の男子のはしゃいだ声になんとなく耳を澄ませながら、目を閉じる。そのまま意識が現実を離れ、夢の世界へ飛びそうになった、寸前。

 

「……マジか」

 

 という裕吾の呟きが耳に流れ込み、俺は目を開いて彼の方へ視線を向けた。裕吾は壁にもたれ掛かりながらスマホに目を落としていて、特に変わった様子は無い。何かあったのだろうかと、俺は問い掛ける。

 

「どうしたんだ?」

「いや、軽くネットニュースを見てたんだが……白場、今雪が降ってるらしいぞ」

「雪!? こんな時期にか!?」

 

 思っても無かった情報に思わず大声を上げ、俺は顔だけでなく体も裕吾の方へ向ける。

 

「ああ、しかも結構降ってるらしい。今ほとんどの電車が止まってるらしいぞ」

「そうなんだ……もし昨日降っていたら、修学旅行も中止になっていたかもね」

「だな……それにしても、雪か……」

 

 ふと、何日か前に天城達と屋上で交わした会話を思い出す。あの時、出雲ちゃんは雪が降れば俺と離れずに済む……などと言っていたが、まさか本当に雪が降るとはな。

 しかし、降ったのは俺が京都に着いてから。彼女の願いはほんの少し遅くに叶ってしまったようだ。

 きっと今頃、出雲ちゃんは「降るのが遅ーい!」とか悔しがっているんだろうなと、雪の降る中でじたんだを踏んでいる彼女の姿を想像してしまい、思わず笑い声がこぼれる。

 

「あ、もうこんな時間だね」

 

 ふと上がった翼の言葉に、俺は部屋の時計に目をやる。彼の言う通り、もうすぐ夕食の時間だ。

 確か旅館にある大広間で食うんだっけ。京料理とかが出るのだろうか。

 

「そんじゃあ、そろそろ出とくか」

「そうだね。孝司君はどうする?」

「ほっといていいだろ。どーせ今頃露天風呂の下見でもしてんだろうさ」

「露天風呂の下見って……まあ、有り得なくは無いね」

 

 と、苦笑いを浮かべる翼。

 そうだ、夕食が終わったら入浴が待ってんだよな。あの馬鹿が何もアクションを起こさないとは思えないし……騒ぎにならなきゃいいけど。

 ひとまず先の不安は考えない事にして、俺達は三人揃って部屋を出て、夕食を食べる大広間へと向かった。

 

 

 ◆◆◆

 

 

 京都の美味しい料理の数々を堪能した夕食も終わり、ほんの少しの自由時間の後、とうとう入浴の時間がやって来た。最初はA、B、C組の男女の入浴タイムだ。

 ここ、赤坂旅館の風呂は露天風呂だ。秋の夜空が広がる、解放感のある温泉の中に多くの生徒が浸かる中に、俺、裕吾、翼の三人も縁の方に横並びで、暖かい湯に浸っていた。

 

「ふぅ……暖まるなぁ……今日の疲れが全部吹っ飛んでく感じだ」

「露天風呂ってのも悪くは無いな。案外居心地が良い」

「……僕はちょっと居心地悪いけどね……露天はさて置き」

 

 と、翼は肩まで湯に沈み、周りへ視線を巡らせる。その視線と交わる、他の者の多くの視線。そう、今翼はここに居る約三割の生徒にガン見されている。

 俺達はもう付き合いも長いし、あんまり違和感を感じなくなったが、翼の見た目は完全に女子だ。湯に浸かり顔から下が隠れている現在は、より女子に見える。そんな彼と同じ湯に浸かっていては、思春期な男子は少しばかり意識してしまうものだろう。

 だが、彼は立派な男子。この湯の下にあるのは華奢な女性の体では無く、華奢な男の体だ。そして翼の心も立派な男子のものだ。男共に変な目で見られるのは、当然居心地悪いだろう。

 

「……諦めろ。これがお前の定めだ」

「……まあ、中学の頃よりマシだから、我慢するよ」

 

 翼はさらに顔半分まで湯に沈み、ブクブクと気泡を立てる。

 こっちはこっちで大変だな……とはいえ、全員が翼を見てる訳じゃないけどな。そもそもそういうのに関心の無い連中や……更なる高みを目指す馬鹿共も居るし。

 チラッと、俺は視線をある場所へ移す。ここ男湯と女湯を隔てる木製の柵。その付近に集まる、ある一人の男を中心とした集団に。

 腰にタオルを巻き、堂々とした仁王立ちスタイルで立つ彼――真島孝司は、無駄にシリアスな顔を作りながら、周りに集まる男達に声を掛けた。

 

「お前ら……覚悟は出来てるか?」

「もちろんです、真島隊長!」

「覚悟なんて、男になった瞬間から出来てますよ!」

「俺達男子は、今日の為に生まれてきたんですから……!」

「そうだな……ではやるぞお前ら。我らが追い求める、至高なる楽園(エデン)を目指して――!」

 

「……なんだあれ?」

「バカとアホとクズのくだらない寸劇だ」

「アハハッ……やっぱり、こうなったね」

 

 全く……本当にやるつもりかあいつ。しかもなんかいっぱい仲間集まってるし。なんだよ隊長って。そんなくだらない部隊に隊長いらんだろう。

 彼がこれから何をしようとしているのか、大体の人が予想出来るだろう。

 そう、いわゆる覗きだ。彼らはこれから何かしらの方法で、隣の女湯の様子をその目に焼き付けようとしてるのだ。

 その気持ちは男として分からなくは無い。男なら、誰だって一度はそんな考えは浮かんでしまうものだろう。だが、それを実際にやってはいけない。普通に犯罪だし。そういうロマンは妄想の中で留めておかなくてはいけない事だ。

 だが、孝司やあそこに集まった奴らはそれをやって退けようとする馬鹿共だ。他の者は関わってもろくな事が無いのは分かっているので、見て見ぬ振りをしている。

 俺も出来ればそうしたいところだが、流石に犯罪行為を行おうとする友人を無視する訳にもいかない。幸い今は隣も騒がしく無い。どうやらまだ女子達は来ていないようだ。彼らが行動を起こす前に止めておこうと、俺は孝司に向かい叫ぶ。

 

「おーい! 馬鹿な事は止めて、大人しく温泉に浸かっとけー!」

「何言ってんだテメェ! ここまで来て止める訳ねーだろうが! クライマックス目の前にして貴様は立ち去るというのか!?」

 

 クライマックスどころかまだ修学旅行一日目だわ。覗いた瞬間に人生クライマックスだけどいいのかお前ら。

 

「大体な、修学旅行に来て覗きをやらない方がおかしいだろ! 修学旅行と覗きはセットなんだよ! 学校で習わなかったのか!」

「習うかアホ」

「覗きを実行してこそ修学旅行! しない事なんて有り得ないんだよ! 甲子園で負けた高校球児が、甲子園会場の砂を持ち帰らないぐらい有り得ないんだよ!」

「比べんな。甲子園で負けた高校球児に謝れ」

 

 駄目だ……こいつら全然止める気配無い。何を言っても無茶苦茶な言葉で無理矢理に論破されるだけだ。全然論破出来てないけど。

 

「大体、何故貴様は俺達男子の夢を叶える為の行動を邪魔するんだ! 貴様には男子の魂は無いのか!?」

「男子の魂はともかく、犯罪者の魂はねーよ」

「いや、まてよそうか……さては隣に天城や雨里、それに桜井が居るからだろ? 俺以外に彼女達の裸は見させんってか?」

「何言ってんだお前……つーか俺も見た事ねーし」

 

 でもそうか、今はA、B、C組の番だから、彼女達も隣に居る事になるのか。あいつそれ分かった上で実行してんのかよ。

 俺の事はさて置き、彼女達もこんな馬鹿共に覗かれたとなれば当然嫌な思いをするだろう。彼女達の気分が害されるとなれば、それは俺としてもあんまり良い気分では無い。

 

「確かにお前も、未来の恋人になるかもしれない彼女達のありのままの姿を見られるのは、とても不本意だろう。だがな、それでも俺達はこの先にある景色を見てみたいんだ! 悪いな友希よ、俺はお前との友情より、目の前の幸せを掴みに行く!」

 

 そんな欲に負けるとは、俺達の友情軽いな。

 これ以上言っても、話がより面倒臭い方向へ進展していくだけだと、俺は彼らを説得するのは諦めた。

 まあ正直、俺が止めなくても大丈夫だろう。この馬鹿共が覗きという行為を行おうとしている事ぐらい、女性陣も十分に分かってるだろうしな。

 とりあえず彼らへの制裁が大き過ぎず軽過ぎない、丁度いいものになるように適当に祈りながら、俺は夜空を見上げた。

 

 次の瞬間――隣の女湯から、引き戸が開かれる音が聞こえてきた。

 

「来たか……お前ら、準備しろ!」

 

 声を潜めた孝司の指示に、男達は動き始める。彼らは屈んだ体勢のまま、隣の音に耳を澄ませるように、両手を耳元に添える。

 端から見たら完全に変人の集団にしか見えない(実際は変態の集団なのだが)彼らを、裕吾達と呆れた目で見ていると、不意に孝司が右手を挙げる。

 

「そろそろ人が集まってきたみたいだな……お前ら、始めるぞ。楽園へと続く道を作るんだ!」

 

 その小さな叫びに、男達が一斉に移動を開始。数人の男子が四つん這いになり、その上にさらに他の者が四つん這いになり乗る。

 

「これって……」

「ピラミッド作って、柵の上から覗くみたいだな」

「馬鹿か……」

 

 やっている事はとてもくだらないのに、彼らはまるで、運動会のクライマックスを飾るピラミッドを作り上げるかのように真剣だ。

 なんだか、男って悲しい生き物だなと思えてきた。というか、この方法だと全員は見れないんじゃないか? ……どうでもいいか。

 男達のくだらない執念により積み重なるピラミッドは、いよいよ頂上に差し掛かる。頂点に登れば、間違えなく女湯を覗けるだろう。

 

「今です隊長……! ここを登って、楽園へ……!」

「ああ、行ってくるぜ! お前らにもちゃんと順番を回してみせるぜ!」

 

 と、変な友情を感じさせる空気を作りながら、孝司は覗き専用ピラミッドを登り始める。そして、彼は頂点に辿り着く。あとは立ち上がれば、彼の顔は柵を超えるだろう。

 

「もう少しだ……もう少しで、楽園へ辿り着く!」

 

 ガシッと柵のてっぺんを掴み、孝司はそのまま不安定な足場から落ちぬように力を込めながら、ゆっくりと立ち上がる。そして彼の顔が、柵を越える――

 

「――がぶしっ!?」

 

 直前、孝司が変な声を上げながら体勢を崩し、男ピラミッドの上から落下した。

 

「隊長ぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

 まさかの事態に男達はピラミッドを崩し、慌てて床に倒れる孝司の下へ駆け寄る。

 直後、彼の近くにカコーンっと音を立てて、何かが空から落ちてきた。

 

「これは……桶?」

「まさか……これが隊長の頭に当たって?」

 

 恐らくそうだろう。孝司が悲鳴を上げた時、そんな感じの音が聞こえていた。そしてその桶が飛んで来たのは――

 

「おい」

 

 不意に、柵の奥からドスの利いた声が聞こえてくる。これは……海子の声だ。しかも、怒ってる時の。

 

「今度同じ事をしたら……この程度では済まんぞ?」

 

 姿を見ずとも、声だけで十分に感じられる静かな怒りに、覗きを行おうとしていた男子共の顔が一気に青ざめる。そのまま倒れる孝司を放置して、柵から遠ざかる。

 やっぱり、案の定向こうも覗きがあると分かっていたみたいだな。しかし海子の奴、相当怒ってるな……多分今度覗きしようとしたら、桶の雨霰が襲ってきそうだな。

 まあこれであいつらも、こんなくだらない事は止めるだろう。覗きをしたら待っているのは逮捕より恐ろしい制裁だろうからな。

 

「フッフッフ……流石に一筋縄では行かないか……」

 

 が、その制裁を直に受けた孝司は怪しげな笑い声を出しながら、ゆらりと立ち上がって女湯の方を見つめる。

 

「隊長! どうしますか?」

「慌てるなお前ら。正直、この作戦が上手く行かないとは思っていた。女子のガードというものは、思った以上に固い。だがな、俺達はそんなガードはものともしない!」

「では、あれを……!?」

「ああ……プランBだ!」

 

 あいつ、まだ懲りてねぇのかよ……プランBってなんだよ。

 

「確かに女湯を覗く事は、彼女達の裸体をこの目に焼き付ける事は出来なかった……だがな、俺達が満足する方法は視覚だけにあらず! 俺達みたいな男はな、女子達がキャッキャする声を聞くだけでその場景を妄想する事が出来るんだよ! 男子高校生の妄想力を舐めるなよ!」

 

 随分と悲しいスキルを持ってるんだな、男子高校生って。

 

「そして女子の風呂といえば赤裸々なトークが飛び交う舞台! 『キャー、A子のおっぱいおっきーい!』とか、『そういうB子こそおっきいじゃん! 触っていい?』とかな!」

 

 偏見にも程があるだろう。

 

「さあお前ら、聴覚をフルに研ぎ澄ませ! 彼女達の盛り上がる声を聞き、楽園の姿を描き出そうぜ! お楽しみはこれからだ!」

「おお!」

 

 一体感のある叫びを上げながら、彼らは柵へと耳を当てた。

 何をしてるんだかあいつらは……タオル一枚で密集して壁に耳を当てる彼らの姿は、滑稽を通り越してかわいそうになってくる。彼らはちゃんとした真人間に育つのだろうか。

 もう止めなよ、そう声を掛けてやるのが優しさかと思い、口を開こうとしたが――俺がそんな事をするまでも無く、彼らの目論見は終わりを迎えた。

 何故なら、女湯からは盛り上がる声の一つどころか、物音一つ聞こえてこなかったのだから。

 

「無言……だと……!?」

 

 そう、どうやら彼女達は彼らの魂胆を見抜き、(というかあんだけ叫んでいたし、多分聞こえてたんだろう)無言を貫いているのだ。彼らに女湯の場景を描かせない為に。

 

「駄目です隊長! 楽しげな女湯が想像出来ません!」

「諦めんなよ! イメージしろ! 俺達ならばそれが出来る!」 

 

 と、孝司は眉間に人差し指を押し当てながら、低く唸る。

 

「……駄目だ、お通夜のイメージしか浮かばない」

 

 が、どうやら駄目だったようで、孝司はそのまま膝から崩れ落ちた。この勝負、変態男共の完全敗北のようだ。

 

「……出るか」

 

 力無い孝司の言葉に、変態男達はぞろぞろと露天風呂を後にする。目的を成し遂げる事が出来ずに、完全に意気消沈したみたいだ。

 

「な、なんだかかわいそうだね……」

「当然の報いだ」

「だな」

 

 これであいつらも、明日以降に覗きなんて馬鹿な真似はしないだろう。今回の結果で、虚しいだけだって分かっただろうし。

 

「さて……長湯するのもあれだし、俺達も出るか」

「そうだね。孝司君の事も、ちょっとは心配だし」

「翼は優しいな……放っておけばいいさ、あんな馬鹿」

 

 とはいえ、部屋に戻ったら愚痴を言われそうだな。はぁ、面倒だな。

 なんだか温泉に入る前より疲れた気がするが、俺達は湯から上がり、落ち込んだ変態達が着替えているであろう脱衣場目指して歩いた。

 

 

 

 

 




 覗きに奮闘する、男子高校生のくだらない戦い。覗きは立派な犯罪です。修学旅行のノリだろうがいけません。
 こんなくだらない話で一話使って申し訳無い。次回は多分、女子風呂サイドを書きます。多分。お楽しみに。





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