ブラック・イーター ~黒の銃弾と神を喰らうもの~   作:ミドレンジャイ

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初めまして。まずはこの作品に興味を持っていただきありがとうございます。
二次創作も物書きも初めてなので、文章が酷いとは思いますが、それでも読んでいただけるのであれば幸いです。
見切り発車なので更新がどのようになるかはまだ分かりませんが、精一杯やっていこうと思います。
感想やご指摘はどんどんやってくれて構いませんが、豆腐メンタルなのでお手柔らかに…。


プロローグ

21世紀初頭、北欧地域にて既存の生物とは根本から異なる未知の細胞「オラクル細胞」が発見される。

その後、爆発的に発生・増殖したオラクル細胞は地球上のあらゆる対象を「捕喰」し始めた。

万物を喰らい、急激な進化を遂げ、凶暴な生命体として多様に分化を遂げるその存在を、いつしか人は、畏怖を持って「アラガミ」と呼んだ。

 

既存の兵器はアラガミの前に一切効果が無く、都市文明は崩壊し、人類は徐々に生息圏を奪われていった。

そんな人類に一筋の光明がさす。オラクル細胞を埋め込んだ生体兵器「神機」が生化学企業「フェンリル」により開発され、それを操る特殊部隊、通称「ゴッドイーター」が編成された。

彼らにより人類はまがりなりにも脅威への対抗手段を得て、再び少しずつ生きるための領域を拡大していった。

 

 

だが、アラガミが出現してから10数年後、再び人類に災いが降りかかる。

 

 

突如として現れた異形の寄生生物「ガストレア」。

出現以降、あらゆる生物に寄生し、そのDNA情報を恐るべき速度で書き換え、爆発的に増殖していく。

赤く輝く目と圧倒的な力、そして桁外れの再生能力を持つ彼らの侵攻に人類はなす術もなく再び大敗を喫する。

 

そして現在、人類はガストレアが唯一弱点とする金属「バラニウム」で作ったモノリスと、アラガミの侵攻を防ぐためのアラガミ障壁で囲われた、狭い「エリア」の中で、ガストレアとアラガミの脅威に怯え、隠れながら生きることを余儀なくされていた。

 

そんな中、生き残りをかけた人類は「アラガミ」に対する「ゴッドイーター」と同じように、「ガストレア」に抵抗する手段として、「ガストレア」への対抗手段を持ったスペシャリスト集団「民間警備会社」――通称、「民警」を組織した。

 

 

 

舞台は2031年春、東京エリア。

民警の一つ、天童民間警備会社に所属する高校生(プロモーター)・里見蓮太郎は、相棒の少女(イニシエーター)・藍原延珠と共に、東京エリアを守る為に働いていた。

そんな折、一つの仕事が彼らに舞い込んでくる。

決して大手の会社とは言えない彼らはその仕事を受諾するが、それは東京を壊滅に追い込まんとする、危険な企みの入口であった。

 

その中で彼らはある人物達と交友を持つ。

少し前からフェンリル極東東京エリア支部に来ている、フェンリルが所持する巨大な移動要塞

フェンリル極致化技術開発局(Fenrir Research Institute for Apotheosis Reinstatement)

通称『フライア』。

そしてそこに所属するゴッドイーターの中でも精鋭中の精鋭、特殊部隊『ブラッド』。

 

彼らとの出会いが蓮太郎達にいったいどのような影響を及ぼすのか。

 

 

「ゴッドイーター」と「民警」。

互いに討つべきものは違えども、それぞれの守るべきものの為にそれぞれの戦いに彼らは赴いていく。

 

 

 

ありとあらゆるものを喰らう荒ぶる神と、

生けとし生けるものを作り変える悪魔と、

それらに抗い続ける人類の三つ巴。

 

 

 

これはそんな世界に生きる人たちの物語。

 

 


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