城下町のダンデライオン〜長男は魔法使い〜   作:ソール

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遅くなって
申し訳ありません
いろいろ卒業むけての準備がありまして
更新するにが遅くなりました


第十二話

夜中12:00

 

『真の部屋』(一人部屋)

 

光のアイドルデビューから一週間が経ち、俺はこんな夜中になってまであることをやっていた

 

それは

 

「よし・・・これで終わりだぞっと!」

 

俺は。大量にあった宿題を終わらせていた

体育祭のせいで、結構休みを取られたせいで、その分の宿題がこの一週間で終わらせるよう先生に言われた。

それで、数学と現代社会の宿題が多く出された

だが、俺は今日終わらせた

 

「さて、みんな寝たかな?静かにジュースでも飲んで俺も寝るか」

 

そういって、部屋を出ると

 

 

チッ チッ

 

「ん!」

 

何か歩いている音が聞こえた。この時間帯はみんな寝ているのに、誰かの足音が聞こえた

 

(なんだ?葵か?)

 

初めは葵がまだ部屋で勉強していて、飲み物でも飲んで部屋に帰った音かと思ったが

 

チッ チッ

 

(この音!?人間の歩く音じゃない!!まさかリリスか!?)

 

俺はすぐに魔法で右手に火を出し、暗かった廊下が明るくなる。まさかリリスが遂に俺たちの家に忍びこんだのではないかと警戒する

 

(この音からすると?・・・・・茜と光の部屋に向かっている!)

 

俺は急いで茜と光の部屋に向かう

 

バタン

 

 

茜達の部屋の扉が閉まる音を聞こえた

 

(まさか!入ったのか!?)

 

俺は急いで、二人の部屋に入ると

 

「く!・・・・・・あれ?」

 

二人の部屋に入って行ったのは

 

 

 

 

「ボルシチ?」

 

「ニャ?」

 

そう二人の部屋に入った者は

 

 

ウチの家で飼っている『ボルシチ』だった

 

以前、光と茜が買い物行く際、光が連れて来てしまい。そのままウチで飼うことになった猫だ

 

「びっくりした〜。てっきりリリスかと思った〜」

 

(何をしているのだ?青年?)

 

(そういう、お前は茜の上に乗って、何をしているんだよ?)

 

ちなみに栞の能力同様、俺も魔法でボルシチと会話ができる。飼っている時以来からボルシチとはいい仲だ。ちなみに栞は俺がボルシチと喋れることは知っている

 

(いや、ごはんが欲しいからと頼みに来たのだが)

 

(もう食ったのか夜の奴?腹減るの早くねえか?)

 

(青年と違って、猫である私は腹も減りやすいのだ)

 

(まあ、お前の腹が減ったのはわかるが、なんで茜に頼むんだ?)

 

ボルシチは茜の胸の上に乗り、なぜか茜に頼もうとする

 

(だって、この娘は私が甘えれば、一発で食事を多くしてもらえるから)

 

(お前?まさかそれだけの為にいつも茜に頼んでいるのか?)

 

茜も茜でこの会話を聞かせてやりてえよ。こいつが意外と腹黒いことに

 

 

「ん〜?ボルシチ〜?」

 

「ああ、茜か?」

 

「ん〜〜?あれ?なんで兄さんが私と光の部屋にいるの?」

 

どうやら茜もボルシチの重さに起きてしまったらしい

 

「こいつがお前の部屋に入るの見かけたから」

 

俺は茜に状況を説明し、ボルシチを連れて、下の階に行く

 

 

「兄さんなんでこんな時間まで起きているの?」

 

「宿題やってたんだ。今週の金曜までの奴をな」

 

「でも、まだ月曜日だよ?まだ時間あるじゃない」

 

「運動会で休みの期間が多かったから、その分も含め、かなり多く出されたんだ。だから今日で全部終わらせようと、夜中までやってたんだ」

 

「ふ〜ん」

 

茜が下の階で電気を付けると

 

「あ!夜にあげた奴まだ残っているじゃない!」

 

「本当だ」

 

ボルシチの皿には、まだ10粒ぐらい残っていた

 

「勿体ないでしょ!食べない!」

 

しかし

 

ボルシチはゴミ箱のビニール袋をかじり出した

 

「ビニール袋の方がマシだって言うの!?」

 

「たく」

 

俺は仕方なく魔法でボルシチに話しかける

 

(なんでビニール袋をかじるんだ?)

 

(王族の料理がどんなものかと楽しみにしていたが、とんだ期待はずれだったんだよ青年。それに比べたらビニールの歯ごたえの方がいい)

 

(お前案外贅沢だな?まあ、確かに期待はずれではある。王族って言うから、立派な城かと思いきや、只の一軒家だからな)

 

(そしてご飯はただのキャットフードだなんて、がっかりだよ青年)

 

(仕方ないだろ?この暮らしはオヤジが決めた事なんだ。それに高級なキャットフードなんて聞いたことないぞ?)

 

(く!なにをしてもダメと言うのか!!)

 

(無理だろうな)

 

(青年よ!私においしい食べ物が食べたい!!)

 

(猫がおいしい食べ物ね〜〜)

 

正直、無理があるとは思うが、絶対に不可能ではない。だが、猫の食べ物には知識は無い、ここはあえて、調べて作ってみようとは思う

 

(わかった。努力はするが、お前用に何か作ろう)

 

(本当か!?)

 

(ああ、だから今日はそれで我慢な?)

 

(わかった!!)

 

と言い、俺はキャットフードを皿に入れ、ボルシチは食べる

 

「いいの?兄さん甘やかして?」

 

「大丈夫だ。こいつにある約束したからな」

 

「約束?」

 

「ああ」

 

「もしかして兄さん?栞みたいにボルシチの会話がわかるの?」

 

「魔法でな」

 

「じゃあ、なんて言っていた?」

 

「聞かないほうがいいぞ?こいつの考える事は飯しかないからな、というかお前もさっさと寝ろ?明日も学校だろ?」

 

「はーい」

 

茜は上の階に戻る。俺はしばらく話しかける

 

(言っておくが?変なもん作っても怒るなよ?)

 

(うむ!私の為にやってくれているのだ。怒らんさ)

 

(お前も家族だから当然だろう)

 

そう言い、俺は部屋に戻るが、正直自身は無い、だが全力で調べる事にした

 

 

 

 

 

 

**********************

 

 

次の日

 

「ふーん、意外と猫用の料理あるんだな」

 

俺は学校の休み時間の中、自分のスマホで、あるネットを見ていた

 

それは

 

『猫用料理のレシピ』

 

俺は猫用料理を調べ、なにか、あいつに合うものを探し、それをすぐに作ってあいつに食べさせようと

あいつにできるだけ健康な奴を提供できるような料理を選んで探していた

 

「かなりあるんだな〜〜、しかも人間が食べる『肉じゃが』や『スープ』もあるのか」

 

俺もさすがに驚いた。確かに猫用の料理は存在するのは聞いた事はあるが、まさか、人間が普段食べる料理を猫用として存在するのは、さすが俺もびっくりだった。ぶっちゃけ俺の趣味も料理だし、人間だけでなく、猫用の料理に挑戦するのも悪くない

 

だが

ボルシチは結構期待しているからな、なるべく失敗しないようにしてあげたいが、果たしてうまくいけるだろうか

 

「真?なに熱心にスマホ見てるんだ?」

 

そこへ菜々緒が俺の近くの席にまで来た

 

「ん?ああ、実は家に猫を飼っていてさ」

 

「へえ〜、猫飼っているんだ!」

 

「そう、だからそいつの為に、なにか料理を作ってあげたいんだけど、俺には猫用の料理に知識がないから、だからこうやって調べてるんだ」

 

「へえ〜〜、なるほど、じゃああたしも手伝おうか?あたしも犬飼っているんだけど、その時に調べたんだけどさ、ウチも猫用な奴調べたんだよ」

 

「マジで!!」

 

「うん、あたしだけじゃないけど、卯月や静流もこう見えてペット用の料理できるんだ。だから教えてあげようか?」

 

「頼む!マジで困っているんだ!!」

 

これは驚いた。まさか菜々緒たちが、猫用の料理を作れるだなんて意外すぎる。普通は人間用なのが普通なのに、まさかペット用の知識があるだなんて、俺も運がいいとしか思えない

 

「はは、まさかあの真が困っているとはな、良し!ここは私たちに任せておけ!」

 

「ありがとう!じゃあ明日頼める?」

 

「ふ〜〜ん、そうだな、確かに明日静流もバイト無いって言っていたし、うん、じゃあ明日にやろうか?卯月達には私が言っておくよ」

 

「マジでありがとう!それじゃあ終わったらスーパー行って!その作るのは俺の家でやろう!」

 

「へ!?」

 

「え?」

 

なに?なんだ?なんで菜々緒の顔が赤いんだ?

 

俺なにかまずいことをしたか?

 

「真の家に?」

 

「え?なにかまずかった?」

 

「あ・・・・・・いや!なんでもない!」

 

「?」

 

なんだ?そんなまずいのか?俺の家に行くの

葵もいるし、卯月の友人でもある奏もいるから大丈夫だと思うのにな

まさか

 

「王族の家に行くからと言って、礼儀とかいらないからな?友達の家に行く気分でいてくれ?」

 

「ああ・・・・・うん大丈夫」

 

やはり、王族の家に行くのに礼儀が必要だと思ったんだな

まあ、確かに王子の俺が他人を家に招待するのは、礼儀作法を大切に思ったちゃうよな

 

「・・・・・・・・・・・真の家・・・・・つまり・・・真の部屋に」

 

「ん?何か言った?」

 

「ああ!!いや!!なんでもない!」

 

「そうか」

 

なにかボソッとなにか言っていたような気がするが、気のせいか

 

こうして水曜日明日、菜々緒達に家に招待し、一緒に猫用の料理を頼んでもらった

 

「ところで?猫の名前はなんて言うの?」

 

「ボルシチ」

 

「え?」

 

「だから・・・・ボルシチ」

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

わかる。わかるよ菜々緒。今君の顔はこう言いたいんだろ?

ロシア料理の名前でもある『ボルシチ』という名前を猫の名前にしたのか

 

「え〜と、ペットにつける名前じゃないよね?」

 

「ああ、そうだな、俺も初めはセンスを疑ったよ」

 

「でも、きっと輝様や栞様が付けたんだよね?料理の名前を猫にするだなんてかわいいな」

 

「あ、ああ」

 

菜々緒、君は勘違いしている、確かに料理につける名前が出たら

小さい歳で輝や栞が名前をつけたんだろうという考えに出たのかもしれんが

 

残念ながら

 

あいつに『ボルシチ』と名付けたのは

 

奏だ

 

一体どういう意図でそういう名前にしたのかは俺も知らない

だが、いつの間にか奏が名前をつけた時に光がそれを広めてしまい

それにつられ、みんなが勝手に『ボルシチ』に正式に決まったわけでもなく勝手にみながそう呼んだせいで

勝手にボルシチになってしまったというわけだ

 

奏は一体どういう意味で、ボルシチを名付けたのは俺も知らない

ちなみにボルシチを名付けたのは奏だと言う事は、俺以外の他の人間は知らない

 

*************

 

櫻田家

夜 20:00

 

「で?兄さん?菜々ちゃん達は明日来るんだよね?」

 

葵がそう聞いて来る

 

「ああ、菜々緒達にいろいろ教えてもらったほうが、失敗はなくなるからな」

 

「兄さん料理上手だから大丈夫だよ」

 

「猫用だからな、100%大丈夫だなんて言えないよ」

 

いくら料理ができると言って、人間用と猫用を一緒にしてはいけない

相手は猫だから、猫のことを知らなくてはならないのだから、失敗しそうで怖い

 

「でも、兄さんよくボルシチの為に料理しようと思ったね?」

 

「まあな、家族だし」

 

茜がそう聞いてくるが、本当はあいつがわがまま言っているだけなんだけどな

 

(頼むぞ青年!期待しているからな!)

 

(はいはい)

 

ボルシチがまた会話してくる。マジで期待しているけど、失敗しても怒るなよ

まあ、でも、タマネギとかしょうがとか、猫に絶対に食べさせてはいけない奴は食わせないから大丈夫

 

「そういえば、兄貴?」

 

「なんだ?」

 

そこへ修が何か聞いてくる

 

「そういえば、誰が『ボルシチ』って名前を付けたんだ?」

 

「!?」(ビク!)

 

「・・・・・」

 

ああ〜、やっぱ聞いてきやがった

そりゃあそうだよな、知りたいよな〜

 

でも

 

奏が必死に『言わないで〜!』って顔で言っているから、言わないでやるか

 

「実は俺も知らないんだ。一体誰が付けたんだろうな?」

 

「確か始めに光が言い出したんだっけ?」

 

「うん、そうだよ?」

 

「なんで?ボルシチなの?」

 

「ああ!それはね!」

 

まずい!

 

(光!言うなよ!)

 

「へ?」

 

「光?どうした?」

 

俺が魔法で『心話』という魔法で光の頭の中に話かける。

この魔法は誰でも会話ができるが、いきなり喋りかけるとびっくりする

 

光は俺の叫びを聞いた瞬間、喋るのやめる

 

「光?」

 

「あ?うん!私が付けたの!だってかわいいでしょ?ボルシチみたいにおいしそうで!」

 

「猫を食べちゃだめだよ」

 

「ごめん!」

 

危なかった。もし言ったら、奏の本性知られるからな

 

(ごめん!お兄ちゃん!)

 

(頼むぞマジで!あいつプライド高いんだから!)

 

******

 

そして次の日

 

「「「お邪魔しまーす!!!」」」

 

スーパーで必要な物を買い。菜々緒達を家に連れ、ボルシチの料理を始める

 

「いらっしゃい、菜々ちゃん、卯月ちゃん静ちゃん」

 

「ああ、今日はえ〜とボルシチだっけ?」

 

「はい、その猫さんの料理を手伝いに着ました!」

 

「それにしても、本当に普通の家だな〜」

 

「まあな、ここはオヤジの方針で決めたことだから、台所はそっちの部屋な?」

 

「「「はーい」」」

 

そして始めるところだが、

 

「この子がボルシチか?かわいいな!」

 

「拾ったんだけどな」

 

菜々緒達はボルシチを撫でている。ボルシチ本人も嬉しそうだ

 

(青年よ。この娘達は、青年の嫁候補達か?)

 

(お前は何を言っているんだ?)

 

(青年には、ピッタリだと思うんだが)

 

(そうかい?)

 

「ん?真どうした?呆れた顔して?」

 

「いやなんでもないよ。静流。ところで何を作るんだ?」

 

「はい!ハンバーグがいいと思います!」

 

卯月がレシピの本を出した

 

「ハンバーグか、確かにボリュームもあるし、お腹いっぱい食べるにはちょうどいいかもな」

 

「では、始めましょう」

 

「ああ、頼むよ三人共」

 

そして、俺は菜々緒達に教えながら料理を開始していく

 

そこで葵とおふくろはジーと俺が菜々緒達と一緒に料理しているところ見ていた

 

「葵?早くしないと真取られちゃうよ?」

 

「う、うん!がんばる!」

 

なにやら、おふくろが葵に何か言ったような気がするんだが

 

「真!火から目を逸らすなよ?」

 

「ああ、すまない!」

 

そうして、30分経って

 

「ほれ、できたぞボルシチ」

 

俺たちが作ったのは、ハンバーグだった

 

ハンバーグの匂いにつられ、ボルシチは近づいて来る

 

(おお!うまそうではないか!青年!)

 

(見た目はな?だが問題は味なんだが)

 

(どれどれ)

 

パクッとボルシチは食べる結果は

 

「どうだ?ボルシチ?」

 

結果は

 

 

 

 

 

 

 

 

(うまい!うまいぞ!青年!キャットフードより遥かに上手い!)

 

 

「おいしいだってさ」

 

「「「やったーーー!!」」」

 

みんなも大喜びだった

 

「よかったね兄さん。ボルシチが喜んでくれて」

 

「ああ、それにしても作り方は大して普通のハンバーグと変わりないんだな」

 

他のレシピも見ると、大して作り方は変わらない、

 

「他の奴も作ってみようかあ」

 

「兄さんがまた料理に熱心になってる」

 

葵に呆れた顔されてしまった。確かに俺の悪いクセはどんな料理でも片っ端から作る事なのだ

 

まあそれはともかく喜んでくれてよかった

 

(青年よ!おかわりが欲しい!)

「兄さん、ボルシチがおかわり欲しいって?」

 

「食べ過ぎは良くないからな、ボルシチ!明日また作ってやるから、また明日な?」

 

(約束だぞ?)

 

(はいはい、わかったよ)

 

こうして、ボルシチの料理はうまく完成し、ボルシチの料理担当は俺がやることになった

 

「あらあら、本当に仲がいいわね」

 

「まあな、小学校の頃の付き合いだしな」

 

「もしかしたら、この3人の誰かと真は結婚したりして?」

 

「「「へっ!?」」」

 

「んなわけないだろ?おふくろあんまり3人に失礼なこと言うなよ!」

 

「あらあら、ごめんなさい」

 

「たく、・・・・ん?どうした3人とも?」

 

3人の顔が赤い、もしかして変な事を考えてないよな?

 

そして

 

「なんでお前は怒ってるんだ?葵?」

 

「別に」

 

その割には、顔をむー、としたような、怒った顔のサインをしている

おふくろのせいでまたハチャメチャに

 

「じゃあ兄貴、俺が王様になったら、この国を一夫多妻制にしてやろうか?」(ニヤニヤ)

 

「ライトニングボルトおおお!!」

 

「待って!兄貴!うぎゃああああああ!」

 

俺はふざけた弟に雷を浴びさせた

 

「修兄がやられた!?」

 

遥が修を起こそうとするが、本人は気絶している

 

「なにふざけた事を言ってやがるんだテメエは!」

 

「そうだよ!修お兄ちゃん!」

 

ここで光が味方してくれる。嬉しいぞ光

 

「そんなことしたら!お兄ちゃんにお嫁さんが何百人もできちゃうじゃない!」

 

違う、光は味方じゃない、むしろ敵だった。ていうか何を言っているんだ?

ちなみに、ある3人が『その手があったのか!!』という顔していることは俺は気づいていた

まあそのある3人は言わないでおこう。めんどくさいから

 

「まあ、ともかく3人とも付きあってくれてサンキューな」

 

「ああ、別にいいって」

 

「はい、私がしたかったことですから」

 

「まあ、普段料理しているしな」

 

「本当にありがとう。礼で俺の料理振るいたいから、このまま夕飯までどうだ?」

 

「お!それは楽しみだな!」

 

「食べてみたいです!」

 

「ああ、貰うよ」

 

「ああ、だから、待っている間、俺の部屋でゲームでもしないか?まだ夕飯までには時間あるし?」

 

「「「!?」」」

 

「え?どうかした?」

 

「え〜と、いいのかな男の子の部屋に入って?」

 

「大丈夫だ。変な物あるとか臭くないから、まあでも本は多いがな」

 

「ふ〜ん、じゃあお邪魔するよ」

 

「ああ、先に行ってくれ、2階に上がったらそのまままっすぐで左だ」

 

「うん、わかった」

 

「葵!案内してやってくれ!」

 

「はーい」

 

こうして、菜々緒達は夕飯をごちそうし、夕飯は菜々緒達はうまいと喜んでくれた

菜々緒達は送り、ボルシチの料理騒動はこれで終了した

 

「さて、次はどうなることやら」

 

 


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