クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ 作:オービタル
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では!どうぞ!!
虹色に光るペルシウスと黒くなったヒミコはとてつもないスピードで、お互い紅と蒼の粒子を放出し、戦っていた。
「フハハハハ!!その程度か!?シンよ!!」
「黙れ!よくもアルベルト兄さんの体を使って!そしてヘルガストとゼーベスをたぶらかして!お前だけは絶対に倒す!!!」
「殺れるものなら、殺ってみろ!!!」
「ウォォォォォ!!」
シンはディメンジョン・ヴァルキュリアをライフルモードに切り換え、ヒミコに向けて、連射した。
「愚か者が!!!」
ヒミコはオラクリッド回し、エネルギー弾を弾いた。
「オラクルビット!!」
「ライトソードビット!!ダークレーザービット!!リフレクタービット!!」
2機はそれぞれのビットを展開した。
「やるなぁ......」
「そっちも.....」
「さてと....そろそろ時間だ....」
「消えた!何処に.......!?」
その頃、アウローラではアンジュの後ろから突然、ドゥームが現れた。
「皇女殿下貴様が必要だ.....」
「ドゥーム!!!?」
アンジュがハンドガンをドゥームに向けた直前、ドゥームが早く動き、アンジュの首を強く握る。
「皇女殿下は貰うぞ.....!」
「ドゥーム何をするんだ!?」
タスクがドゥームに言う。
「『最後の晩餐』のプランBだ......」
ドゥームが言った直後、ドゥームはアンジュを拐い、アンジュと共に消えた。
「「アンジュ!!!」」
タスクとサラマンティーネとヒルダが叫び、タスクは急いでシンに通信回線を開いた。
その頃、シンはまだドゥームを探していた。
「あいつ!何処行った!?」
するとタスクからの通信が来て、シンは通信回線を開き、話した。
「どうしたタスク!?」
「大変だ!ドゥームがアンジュを拐って消えたんだ!」
「何!!!?」
シンは慌てると何処からか女性の声が聞こえた。
『時間と空間の狭間......かつてヴェクタ人によって作られた領域......ドゥームはそこにいます。』
「誰だ!?」
ヒルダが叫ぶとシンはあることを思い出す。
「この声!......夢に出てきた!....ヴェクタの意思だ!」
するとサラマンティーネが上を見て言う。
「アウラ!?」
アウローラ上空にアウラがおり、シン達に伝えた。
ドゥームは時空の狭間にいると.......
その頃アンジュは、何処か知らない施設の寝室に寝かされており、アンジュが目を覚まし、外に出た直後、見覚えのある場所に目をつけた。
「まさか......ここは!?」
「そうだ皇女殿下......アルゼナルだ......."オリジナル"のだ」
上空からヒミコが浮遊しており、ヒミコから禍々しい黒い物が出てきて形状を整え、ドゥームへとなった。
「ドゥーム!」
「我の二度の復活と二つの地球と人類....残りのラグナメイル.....マナの世界と調律者.....私の二度の復讐は全てここから始まったのだ....そして間もなく混沌の世界へと変われる。そのためには貴様の皇家のの血が必要なのだよ......」
「冗談じゃないわ!」
アンジュはドゥームから逃げるとドゥームが言う。
「逃げようとも無駄だ。ここはお前の知るアルゼナルではない.....少し......ある男と邪神の昔話をしよう。」
「この島は元々、最高の素粒子研究所でもあった。その時、ある男は色んな物を生み出し、発見した。
統一理論、超対象制粒子、そして多元宇宙と別次元.....別次元への進出は新たな大航海次代へと幕を開けた.....有人次元兵器『ラグナメイル』この機体で別次元の扉を開こうとした。
しかし、突如に発生した局所的インフレーションによってシステムは暴走し、この島ごと時空の狭間へと飛ばされた......だが、それが全ての始まりでもあった。
この時が止まった世界に来ていたのはエンブリヲではなく.....この私だからなぁ」
「え!?」
「銀河大戦....ギャラリックリングが我の心臓でもある惑星リィボラと我を......ヴェクタ人はこの時空の狭間へと超次元転送させ、閉じ込めたが、エンブリヲのお陰で出られた。そこからだ.....我の復讐は.....まずは体が必要だった為、ヴェクタ星に侵入し、我はヴェクタ中央区研究所でまだ行くと....前世の頃のヴェクタの若造とアルベルトがいた。
そしてアルベルトが一人なった直後、我は隙を見てアルベルトに取りつき、体と意識を奪い、前世の若造を地獄へ叩き落とした。その後、地球に通信回線を開き、虚言させ、パンドラメイルとギャラリック・リングを奪い、そしてパンドラメイルを研究させ、作り上げた量産型パンドラメイル....それが残りの6機のラグナメイルだ。
たが、エンブリヲは余計なことをしてくれた。
戦争を終わらせ、新たな地球を作り、人間も作り直した。人類を導く調律者となってなぁ、私はエンブリヲが目障りで厄介な存在として、アルベルトに成り済まし、エンブリヲに近づき、たぶらかさせた。お陰でエンブリヲはまんまと我の手のひらで何も知らないまま踊ってくれたよ.....そして...エンブリヲの次元の力も奪えた......後はギャラリック・リングと皇家の血筋で惑星リィボラを呼び出すだけだ。その為に我に協力してくれないかね?」
「お断りよ!」
アンジュがドゥームに殴ろうとしたがドゥームの目が光、アンジュを吹き飛ばした。
「無駄な抵抗は止めろ.....下等な人間が」
「誰が!」
アンジュはアルゼナル内を逃げ回った。
その頃、アウローラではアンジュがいる場所を知るとヒルダが問う。
「時空の狭間!?」
『そう、あらゆる宇宙が孤立した、特異点からでは、辿り着けない場所、ギャラリック・リングで惑星リィボラを呼び出すつもりです。』
「んな所どうやって行けば良いんだよ!?」
『ヴィルキス...そしてパンドラメイル』
「!?」
『時空跳躍システムが解放されたヴィルキスとヒステリカを除くラグナメイルの親機パンドラメイルの超次元跳躍システムなら.....』
「だけど!ヴィルキスを使えるのはアンジュだけだ!」
『いいえ、人類の未来を照らす光、ラグナメイルはその為に作られし物.....強気意思を人の思いに答えるはずです。必ず!』
「強気...意思....」
それを聞いたシンはタスクに問う。
「タスク、お前がやれ!」
「え!?」
「お前ならアンジュの事を誰よりも思っている。」
タスクはアンジュの指輪を見てヘラクレスに乗り込む。
そしてアンジュは逃げ回るがドゥームに先回りして待ち伏せされていて、アンジュが何度も何度もヴィルキスを呼ぶ
「ヴィルキス!ヴィルキス!」
しかし、アンジュが叫んでも出てこない。
「無駄だ....指輪は置いてきた。」
アンジュは歯を食い縛り、ドゥームに蹴ろうとした。
「こっの~~!!!」
アンジュはドゥームを蹴ろうとしたが、アンジュの後ろの草むらから血肉の触手がアンジュの首と手足を縛る。
「まだ抗うのか....無駄な事をやるなぁ、人間は」
「さてと」
するとドゥームの人指し指の形状が変わり、ナイフのような指になり、拘束したアンジュの手に突き刺す
「クッ!」
「フン....」
「さて....これで良し.....ギャラリック・リング!リィボラを呼び出せ!」
ドゥームが叫ぶとギャラリック・リングが変型し、巨体なリングへと変わり、そのリングの内側から巨体なワームホールが現れ、その中から赤黒い巨星が現れた。
その頃、ヴィルキスに乗り込んだタスクはアンジュの指輪を持ち、ヴィルキスに答える。
「頼む!俺に力を貸してくれ!」
しかし、タスクがヴィルキスを起動しようとボタンを押したが、反応はなかった。
「ヴィルキス!!」
そしてアンジュはドゥームに怒鳴る。
「この!神気取りの化物が!偉そうな事を言って!結局は自分の世界に作り変えたいだけでしょ!」
するとドゥームはアンジュに平手打ちをした。
「神に向かって口答えか.....まぁいい......見たまえ、ラストステージだ......」
ドゥームの手からモニターが現れ、そこに映し出されたのは、惑星リィボラの衝突をヘリオス、セレーネ、アウラがアウローラとグリッターを含む艦隊を守っていた。
そしてリザーディアがリィボラとの衝突率を報告した。
「惑星捕食.....来ます!」
「凌ぎきれ!」
報告した直後、船内は揺れが起こり、ヘリオスとセレーネが惑星捕食を止めていた。
するとタスクが怒鳴る。
「どうして!?どうして動いてくれないんだ!!?ヴィルキス!!!お前もずっとアンジュを守ってきたんだろ!?なのに....あんな奴の思い通りになってもいいのか!!」
しかし、ヴィルキスは何も反応しなかった。
その頃、ドゥームがアメズヤクラを持ち出し、アンジュに突き付けた直後、アンジュが歌い始めた。
「♪~♪~」
突然の事でドゥームは首をかしげる。
「?....無駄な足掻きを...」
ドゥームのアメズヤクラがアンジュの胸に突きつけると一筋の血が流れた。
「目を覚ませ!ヴィルキス!俺に力を!貸してくれぇぇぇぇ!!!!!」
タスクがヴィルキスに向かって叫び、涙が指輪に落ち、アンジュがタスクの名を言い、涙が落ちた。
「タスク.....!」
その時、アンジュの指輪が光、アンジュの声が聞こえた。
「!......聞こえた!」
「何!?」
サリアがタスクに問う。
「今!アンジュの声が!」
するとヴィルキスのモニター画面から天使の絵が映し出され、ヴィルキスの装甲の色が白から元の黒(ザ・プリミティブ)へと変色し、皆が驚く。
「ヴィルキスが!」
「すげぇ!」
「私達も共に!」
「良し!」
サラマンティーネやヒルダ、フィーリ、リュウガがそれぞれの機体に乗り込んだ。
「タスクさん!アンジュリーゼ様をお願いします!」
「ヒルダ!私のラグナメイルで行って!」
クリスとロザリーがヒルダに近づき、クリスは指輪をヒルダに渡した。
「わかった!」
「絶対死ぬんじゃねぇぞ!」
「待っているからね!ヒルダ!」
ヒルダはクリスのテオドーラに乗り込んだ。
そしてサリアはクレオパトラに乗り込むとエルシャとヴィヴィアンが言う。
「サリアちゃん....必ず、帰ってきて.....」
サリアは笑った表情でクレオパトラを動かす。
ヘラクレスとペルシウスが自動で動くヴィルキスを見て叫ぶ。
「案内してくれ!ヴィルキス!」
そしてヴィルキスを含むラグナメイルやパンドラメイルが強く光始める。
「シン!帰ってきてね!」
「頑張って!お兄ちゃん!」
「皆さま!御武運を!」
「御託をお祈り申し上げます!」
「頑張ってけ~~!!!」
ヴィヴィアンが応援するとヴィルキスと共にシン達は消えた。
シン達は虹に輝いく空間を飛んでいた。
「!?....これが時空の狭間!?」
ヒルダが言うとサラマンティーネが歌う。
「♪~♪~」
そしてその歌はアンジュだけに聞こえ、アンジュも歌い始める。
「♪~♪~」
突然、アンジュがまた歌い始めた事にドゥームは怒りの表情を見せた。
「!?........まだ分からないのか......」
そして空間を飛んでいたシン達の耳にアンジュの歌が聞こえてきた。
「!?」
「これって.....!」
「アンジュ....!アンジュだ!サラマンティーネさん!」
タスクがサラに言い、するとヴィルキスが別方向へと向かい始め、その目の前にアルゼナルが見えてきて、シン達は加速する。
そしてドゥームがアメズヤクラでアンジュを突き刺そうと構えた直後、空間からヴィルキスが現れ、その後ろからシン達も現れる。ドゥームはそれを見て驚き、その場から離れる。タスクはARSスーツのヘルメットを外し、アンジュへと向かう。
「アンジュ~~!!」
アンジュはタスクの方を向き、タスクはドローンを呼び出し、血肉の触手を破壊した。
「タスク!」
タスクはアンジュをキャッチし助けたが、こんな状況でもアンジュの股に顔を突っ込むと言うハプニングになり、タスクは直ぐにアンジュに謝ろうとする。
「ごっ!ごめん!!.....?」
タスクはアンジュが泣いている事に気付き、慰める。
「怖かったよね?」
「ありがとう...来てくれて....」
「皆が力を貸してくれたんだ」
二人の良き雰囲気はヒルダに見られており、ヒルダが謎のブーイングをしており、アンジュがヒルダの方に向くとヒルダの表情が嬉しそうな顔になっていた。
「これを....返すために」
するとタスクはポケットからアンジュの下着を取り出した。それを見たアンジュは怒る。
「バカッ!」
タスクはヴィルキスが着陸している場所にヘラクレスを着陸させると目の前からヒミコが現れ、ドゥームが液体へと変わり、憑依し、黒いヒミコに変わった。
「貴様ら....どうやってヒステリカなしでここまで来たのだ!!!!?」
ヒミコはオラクリッドを突き付けた直後、ペルシウスがディメンジョン・ヴァルキュリアのソードモードが襲い掛かる。
「そろそろ決着を付ける時が来たな!」
ペルシウスはペガシオーネスから降り、ヒミコを蹴り飛ばす。
タスクはアンジュに指輪を渡し、お姫様抱っこでヴィルキスへと移した。
「アンジュはヴィルキスを...スーツはバケットの中だ!」
タスクはアンジュを降ろし、ヘラクレスに乗り込み、シン達の所へと向かっていった。
「あなたが連れてきてくれたのね....皆を」
アンジュがヴィルキスに触れた瞬間、指輪が強く光だし、それにアンジュは驚く。ヴィルキスの色が黒から元の白と青と赤のラインへ変わり、さらにアンジュの服が変わり、白のライダースーツへと変わり、頷く。
「さぁ!行くわよ!ヴィルキス!」
アンジュはヴィルキスを動かし、空へと舞い上がり、アサルトモードへ変型させ、シン達に言う。
「皆!リーパーの巨星リィボラを動かしているのはあの機体よ!それとリィボラの心臓はドゥーム!」
「つまり、両方倒さない限り!」
「世界と...時空が滅ぼされると言う事ですね!」
サリア達もアサルトモードに変型させ戦闘体制をした。
「まだ我を倒そうなど考えているのか愚者よ!」
「!?」
「分からせなくてはなぁ....力ずくで!!」
ドゥームが手を指し伸ばすとヒステリカ及びレイジア、ヴィクトリア、エイレーネそしてパンドラメイルの百鬼、百魂、百霊、百妖を呼び出した。
「殺ってみろ!」
シンが叫ぶとタスク達はそれぞれの機体を相手しに向かった。
「私達はラグナメイルを!」
「俺達はパンドラメイルを!」
シンはディメンジョン・ヴァルキュリアを降り下ろし、ドゥームがオラクリッドで防御する。するとドゥームがシンに言う。
「ハハハ!愚かな者達だ!素直にヴェクタ人のような腰抜けで逃げれば良かったものの!」
「どう意味だ......!?」
「言葉の通りだよ!人間共に嘘を吐き、ヴェクタを壊滅させたのは、紛れもなくこの我なのだからなぁ!」
「なるほど....結局ヴェクタ人を滅ぼしたのは.......お前だったのか!!!」
シンはカリバーンとレーヴァティンをマグナムモードに変型させ、追撃する。
そしてサリアはエイレーネを相手しているとエイレーネのアイが光、ドゥームの声がサリアに話す。
「我のために戻ってきてくれたのかい....サリア?」
「えぇ、あなたを倒すためにね!」
クレオパトラはエイレーネを蹴り飛ばし、ラツィーエルを振りかざす。
「これは!アレクトラの仇!!」
「フフフ....愚かなサリアだ....」
エイレーネのアイが光ると、クレオパトラのアイも光、するとクレオパトラがビームライフルを焔龍號に向けた。
「お前は我の奴隷に過ぎない!」
「避けて!」
サラマンティーネはクレオパトラのビームライフルが焔龍號に向けられている事に気付き、急いで回避するが、ヒルダの方もテオドーラもクレオパトラと同じく、ドゥームに操られていた。
「何だよ!!?どうしちまったんだこれ!」
シンはペガシオーネスのライトソードビットとダークビットレーザーを展開し、ヒミコを迎撃するが、ヒミコはオラクルビットを展開し、オラクルビットがヒミコを包み込み、防御体制をとり、ソードビットとビットレーザーの攻撃を防ぐ。
「人間共に感謝してるよ....パンドラメイルとギャラリック・リングを強奪させ、エンブリヲを手のひらに踊らせ、ラグナメイルを開発してくれたお陰です最後のパンドラメイル"シグムント"無しでギャラリック・リングを起動出来たからなぁ」
「くっ!」
するとサラマンティーネがドゥームに言う。
「つまり、あなたの復讐の為に何もかも利用させたと........卑怯な者ですね...邪神皇よ!」
「サラさん!」
「そんな卑劣な奴に負けるシンじゃねぇっての!」
ヒルダとサリアも必死にテオドーラとクレオパトラを動かそうと抗っていた。
「ヒルダ!その通りだ!」
シンはディメンジョン・ヴァルキュリアで回転斬りでヒミコに斬りつけ、ドゥームに言う。
「俺は!誰の思い通りにはならないぞ!」
そしてサリアは気づき、アウラの言葉を思い出す。
「そうよ.....私だって!....アウラが言ってた!ラグナメイルは人の思いに答えてくれるって、私は私よ!もう誰の支配も受けない!」
その時、サリアの指輪が強く光、クレオパトラの色が黒から青へと変色した。
「私も!糞みたいな奴の奴隷にはならねぇ!」
そして、ヒルダの指輪も光だし、テオドーラの色が黒から赤へと変わった。
「俺達も!」
「僕達も!」
「絶対に!ならぬぞ!」
タスクとフィーリとリュウガが叫ぶとそれぞれのパンドラが光、タスクのヘラクレスは金色に輝く翼が展開され、フィーリのジャンヌも蝶のような、青白く輝く羽が展開し、リュウガのヤマトも紅きドラゴンのような翼を展開すると三機はハイパーオーグメント・モードを使った。
それを見ていたドゥームは驚いていた。
「なんだと!?あいつらのパンドラメイルとラグナメイルが覚醒しただと!!!!????」
クレオパトラとテオドーラと焔龍號がレイジア、ヴィクトリア、エイレーネを破壊した。
ヘラクレスのハンドブラスターがハイパーハンドブラスターへとなり、フェイゾン粒子を使ったハイパービームを連射し、ヒステリカの胴体を貫き、破壊し、
フィーリも超高速で百鬼と百魂の後ろへと回り込み、ハイパーアイスビームキャノンとハイパーヴェスバーとハイパービームランチャーを乱射し、百鬼と百魂を破壊する。
リュウガも超高速で百妖、百霊を連撃し、叢雲から青白く発光するハイパーエネルギーブレードで二機を切り刻む。
「何故だ!何故なんだ!エンブリヲの次元の力!支配する力があるのに!何故立ち上がれるのだ!?」
「人間だからだ!!!!」
「!?」
「支配をぶち壊す!混戦的で反抗的イレギュラー!それが人間だ!!!」
「今なら分かる!何故ヴェクタが生まれたのか!ヴェクタは古代種族ムーアの遺志を継いだもう一つの種族!そして!邪神皇を滅ぼす力を持ち邪神皇の支配を壊すため!」
シンは心の中で実父サムの事を思う。
「だから親父は.....父さんは.....ペルシウスを託したのか!」
「俺はヘリオス様とセレーネ様に願ったんだ!『邪神皇からの支配を断絶し、真の平和を取り戻す』って!!」
「断絶だと!?取り戻だと!?ふざけるな!ふざけるなぁぁぁぁ!!我の力!思いしれぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
ドゥームは怒りだし、ヒミコの肩が露出展開し、ハイパーディスコード・フェイザーを放とうとしていた。するとシンが怒鳴る。
「何が思いしれだ!!!それに......!選んだ次元を間違えたな!!!次元とリーパーの力だけで支配するなんてそんなの神でも何でもない!お前は只の弱虫な屑神だ!!!!」
するとシンが身に付けていた少女から貰ったエクサリウム結晶が付いているペンダントが光、コックピットから飛び出し、ディメンジョン・ヴァルキュリアの周りを回転し始めた。するとペルシウス腰部に収納していたカリバーンとレーヴァティンが浮遊し、そしてひとつになると、なんともう一つのディメンジョン・ヴァルキュリアへとなり、ディメンジョン・ヴァルキュリアと合体し、光輝く弓へと変わり、ライトソードビットダークビットレーザーとリフレクタービットが光輝く弓の辺を回り始め、さらにはペガシオーネスがペルシウスと合体し、射手(サジタリウス)へとなり、ペルシウスは虹の光の弓糸を引くとペルシウスの装甲がさらに光輝く虹色へと変わり(分かりやすく言えばパズドラの虹の番人の色です。)、6枚の虹色に輝く翼を展開した。
「これで終わりにする!.......受けてみろ!俺らの絆を!!!!!」
タスクとアンジュ達の機体から金色に輝く粒子が溢れ、ペルシウスに吸収すると2つのディメンジョン・ヴァルキュリアのチャージがあっという間に999%から1000%へとなり、ペルシウスは弓糸を放した。そして、ディメンジョン・ヴァルキュリアから無数の光の矢と金色に輝く巨体なビームを放ち、ヒミコが放ったハイパーディスコード・フェイザーを貫き、ヒミコとドゥームと惑星リィボラを直撃し、包み込んだ。
「バカな!!!!!グァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ~~~~~~~!!!!!?????」
ヒミコの装甲が剥がれ落ち、ビームウィングが停止し、爆発を起こし、上半部だけになり、ドゥームの体は溶けていき、再生出来ない姿になり、さらに赤黒かった惑星リィボラは、まるで生命のない灰色の惑星になっており、今にも崩れそうな状態であった。
「己!........己ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~~!!!!!」
上半部になっているヒミコ....嫌、ドゥームはペルシウスへと向かいおぞましき姿で手を差し伸ばしてきた。
「これで最後だ!!!!!ドゥーム!!!皆やこの宇宙に生きる種族を滅ぼそうなんて............9000兆万年早いぞ!!!!」
ペルシウスがハイパーディスコード・フェイザーを展開し、ヘラクレスやヴィルキス、テオドーラ、クレオパトラ、ジャンヌ、ヤマト、焔龍號と共に収斂時空砲とディスコード・フェイザーやハイパーディスコード・フェイザーを放った。惑星リィボラはパズルのように崩れていった。
「消える!!!....だと!?我の野望が!!!我の次元の力が!!........こんな薄汚い!!!!虫ケラな種族に!!!!!何故だ!!!.....何故なんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
ドゥームはヒミコごと粒子分解され、叫びながら消えていた。するとシンがドゥームに向かって教える。
「教えてやるよ.......何度でも言うが......その力は無限の力を凌駕し、次元をも超える.........それが............」
「それが人間の絆だ........」
ドゥームが消滅した直後、辺りが光輝いた直後、太陽が現れ、シン達がアルゼナルへ降下した。
「アンジュ!」
タスクはヘラクレスから降り、アンジュへと走っていった。
「タスク!」
アンジュもヴィルキスから降り、タスクへと走っていき、二人とも抱き付いた。
「アンジュ......」
「タスク......」
二人が抱き合っている時、アンジュが上を見る。
「あれは!」
それはアウローラとグリッター、アレクサンドルス、アライアンス、連合、同盟国の艦隊が降下して、アルゼナルの近くに着陸した。
アウローラやグリッター含む艦隊はアルゼナルの発着場に降りると突然、ヴィヴィアンがクイズを出す。
「ここでクイズで~す!何処でしょうかここは?」
「とっても見覚えがあるような~....」
「確かに!」
「ここ...アルゼナルだ!!」
「本当だ!でもなんで!?」
すると上空からアウラが現れ、皆に言う。
『ようこそ、我々の星...真なる地球へ』
その時、ヴィヴィアンがアウラに問う。
「ねぇねぇ!何でアルゼナルでっかくなってんの?」
『時空が解放され、全てがあるべき場所に戻ったのです。時空融合と惑星移動は停止し、世界と宇宙は解放されました....戻ってきたのです。世界が....あなた達の手に』
シン達は壊れたギャラリック・リングを見て言う。
「終わったんだな.....リベルタスが」
「ああ、」
「これから、どうされるのですか?」
「「ん?」」
サラマンティーネがシン達に問う。
「貴方達が戦う必要も.....わたくし達が殺し合う理由も、もうないのです。」
「そうだな...俺達これからどうしようか?」
シンが考え込むとアンジュが答える。
「国を作るわ!ここに.....」
それを聞いたシン達は驚く。
「私達だけの国....ノーマや人間もドラゴンも種族も関係ない...皆が自分の意思で生きる、厳しくて当たり前の国よ.....」
するとヒルダはシンに近づき、話す。
「アタシはあんたと...そして...シンと一緒に行くよ...何処だってさ」
「ヒルダ....」
するとモモカがヒルダの話に割り込んで問う。
「それは私の仕事です!」
「あの.....アンジュリーゼ様、あちらの地球はどうなるのでしょうか?」
「知ったこっちゃないわ、エンブリヲとドゥームは死んだ。これからはもう誰も導いてくれない。自分たちの力で生きなければ、ノタレ死ぬだけよ...」
「分からんよ....向こうでは、もうすでに自分の足で皆を導いている者がおるかもよ?」
「さっ、私達も行きましょう。自分の道を自分の足で!」
「「イエス!マム!」」
皆は敬礼し、自分達のこの足で未来を歩み、どんな状況に陥っても、仲間との絆があれば、どんな山でも越えられる。
その時、シンの背後から気配を感じた。
「?」
シンはそっと後ろへ振り向くと、そこには.....
「父さん.....!?」
薄い青白く、輝いているサムが笑っており、さらに.....
「エレナさんに....!?」
サムの助手、エレナがニッコリと微笑み、そして.....シンも見覚えがある人物が現れた。
「兄さん.....!?」
アルベルトが現れた事にシンは驚くとアルベルトが近づき、シンの頬に触れた。
『未来を頼むぞ........弟よ......!』
アルベルトがそれを言い終えると、サムとエレナと一緒に天空の彼方へ帰っていった。
「兄さん..........」
シンの目元には涙が溢れ、泣いた。その光景を見ていた皆も泣いていた。するとヒルダがシンに近づき、そっと抱いた。
「あんたは一人じゃないよ.......」
シンは直ぐに涙を拭き、再びヒルダと共に歩んだ。
2年後......
旧ヴェクタ星の廃墟に連合、同盟国、アウラの民達がヴェクタのテクノロジー研究し、調査していた。そこにシンとロバートとメイがおり、ヴェクタ星を再建していた。するとシンがメイを呼ぶ。
「メイ!」
「何か見つけた!?」
「これ凄いよ!流石、俺の御先祖だ!このシステムと俺らが使っているシステムを組み合わせれば!ウィルの故郷のヘルガーンの大気がテラフォーミングして、ヘルガーンに住むヘルガスト人の多くが生きられる環境になるんだよ!」
「凄い!!早速ギャラリック・リングを起動してヘルガーンに運ばなきゃ!」
「そうだな!ん?」
するとシンの端末から通信が来る。
「こちらシン.....はい....え?.....はい~!?分かりました!!」
シンは慌てて、端末を切り、ペルシウスに乗り込んだ。
「どうしたの!?」
「スマン!メイ!後は頼む!」
「.....?もしかして!!」
「ああ!」
シンはペルシウスを動かし、地球へとワープした。
マギーが設立した共和国病院内ではアリアとココとミランダが座っていた。するとシンが駆けつけてきた。
「シン!」
「お兄ちゃん!」
「シンお兄さん!」
シンは皆の所に行き、そして病室の扉をゆっくりと開けた。そこにはヒルダが寝ており、その横に元気な双子の赤ちゃんが寝ていた。
「遅せぇよ、シン」
「遅れてごめん!ヒルダ!」
「ほら、パパが来たよ~♪」
ヒルダは双子の赤ちゃんを抱き抱え、シンの腕に移した。
「赤髪が男の子で藍の髪が女の子だよ。」
「良かった.....ヒルダも双子も無事で.........」
「ありがとう.....」
ヒルダ涙目に微笑むと、扉の方からカメラのシャッター音がなる。二人は扉の方を見るとカメラを持っていたアリアとココとミランダが涙目にいた。
「おめでとう!ヒルダちゃん!」
「お義母さん....」
「あの...ヒルダお姉さま!赤ちゃん触ってみても良いですか?」
「良いわよ」
ココとミランダは双子の赤ちゃんに近づき、頬を触った。
「暖かくて!プニプニだ!」
「本当だ!」
ココとミランダは興奮した。
「あの時は、ビックリしちゃって声を上げまくって興奮しゃったよ。シンとヒルダちゃんが結婚してその4ヶ月後だったある日に、突然ヒルダちゃんが妊娠したって報告したとき、私とシンとココとミランダで大喜びだったよ」
「けど、マギーが検査して双子も身ごもっているって聞いたときは私も驚いたよ」
「そうだねぇ、もうヒルダちゃんはアンジュちゃんが独立した人類銀河共和国軍の隊長じゃなく、双子ちゃん達ののママになったからねぇ」
すると扉からノックがした。扉が開き、中からアンジュとタスク、そしてタスクの腕には小さな子供が寝ていた。
「ヒルダ、いる?」
「アンジュ...後、タスクにソフィアちゃんも」
「タスク、久しぶりだな」
シンはタスクに言う。
「シンもメイとロバートさんと一緒に旧ヴェクタ星の再建に取りかかってるってね」
「大変だよ再建は....それにあそこには地球文明が滅びる前の動物がいたからねぇ、それに....ヴェクタ星の原生生物もいたから、物資を運ぶのにパラメイルやセイクリッドメイル、艦隊やドラゴン達の手伝いになってくれたから、たぶん...7週間でヴェクタ星は再建して、ノーマや人間達やアサリィ、サラリアン、トゥーリアン、ドラゴレイド、クォリアン、ゲスやヘルガスト等のいろんな種族が移住してくるからなぁ.......」
「大変だな、」
「大変だよ!これは!」
シンが興奮するとアンジュに怒られる。
「何そんなので怖じ気づくの!それに双子が泣いたらどうするの!?」
「はい.....すいませんでした。」
「「「反省するの早っ!?」」」
するとアリアがシンの肩に触れる。
「大丈夫よシン、サムも喜んでるわ」
「.....そうだな、ありがとう。母さん」
「その意気よ!」
アリアに慰められたシンは立ち直った時、
するとココがシンに質問する。
「ねぇねぇ!お兄ちゃん!」
「ん?」
「そろそろ思ったんだけど!赤ちゃん達の名前はどうするの?」
「......ヒルダ」
シンがヒルダを見て言う。
「えぇ、この子達の名前は........男の子なら陽弥(はるや)、女の子ならルナって決めたの...」
「二人の名は、ヘリオスとセレーネ様は太陽と月の神を名を持っている。だから、お互い太陽と月は、昼と夜に交代しながら地球を照らしてる。互い太陽と月のように仲良く、生きてほしいと願っているんだ。」
名前の由来を聞いたアンジュとタスクは驚きを隠せなかった。
「凄い.....!」
「あんたって以外と綺麗なネーミングセンスするねぇ!?」
「そうか?」
「そうだよ」
シン達は笑うと小さな双子の兄妹も笑った。それを見ていたシンはやさしく微笑んだ。
「陽弥....ルナ.....これからどんな困難に陥っても、立ち上がり、全てに生きる生命を....種族を....仲良く、友好、分かり合えてくれよ.....」
シンは双子の赤ちゃんを抱き抱え、窓を見た。もう外は夕焼けになっており、太陽が紅く輝いていた。微かだが、空に月も浮かんでおり、綺麗に輝いていた。
そして、それを天空から見ていたヘリオスとセレーネは笑っていた。
ジェミナライズ.......END、
NEWエピソード!!
赤髪の少年はかつて......この次元を邪神皇から救った父親を越えようとトレーニングしている。
「俺は......俺らを守っている父さんを超えて皆を守れる男に俺はなる!」
藍髪の少女はいつも兄思いと家族思いでもあった。
「お兄ちゃん!それは私の台詞だから!お父さんとお母さんとおばあちゃんとココ叔母さん、ミランダ叔母さんを守るのは私だからね!」
金髪の少女はいつも赤髪の少年と藍髪の少女と競い合っていた。
「ちょっと二人とも!それはママとパパの役目だよ!」
指導者同士の子であり、赤い翼を持ちながら、なぜか飛ばないが優しき心を持つ少年
「待つのでござるよ~!」
ヤンキー口調な青髪の少女は三人の競い合いを見て、呆れていた。
「やれやれ~この四人は、」
そしてピンク髪でピーキーな美少女は人類銀河共和国軍の第一中隊の突撃班でもあったが、今では隊長を務めている。
「これこれ~!皆はしゃぐなよ~!さてさてここでクイズで~す!私は一体誰でしょう?」
双子の兄妹はかつて母親が生まれた土地に着く。
「ここが.....母さんの.......」
「お母さんの......故郷......」
「「エンデラント......!!」」
そして新たに来る機械生命体侵略者...アジマス連邦の恐怖!
「下等な有機生命体のガキ共が!我らアジマス連邦の敵ではない!」
さらに、アジマス連邦の裏で機械生命体を操る謎の支援者でもあり、影法師.....
「復讐だ!復讐だぞ!覚悟しておけ!忌まわしきノーマとドラゴンめ!貴様達の存在をこの世から消してやる!フハハハハハハ!!!!!」
少年は白銀と深緑の装甲をした禁断の機体と聖女のような聖なる機体をを手にした双子の兄妹は、アジマス連邦に立ち向かう!
「行くぞ!俺と共に....皆を....この銀河の命......産まれてくる皆の命を守ろう!シグムント!」
「私も.....お兄ちゃんと一緒に.....お父さんが守った宇宙を守りたい!」
双子の兄妹は機体の出力を上げ、目の前に存在するアジマス連邦艦隊と巨大要塞へと向かっていく!
新しいクロスアンジュの物語は子世代編へ行きます!
アジマス連邦を操る影法師は一体誰でしょうか?
こう御期待下さい!
活動報告も見てください。