クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ   作:オービタル

78 / 82
話はアニメと違くなりますが温かい目で読んでみてください。では、どうぞ


中編

アンジュとサリアの目の前にレイジアに乗ったジルが現れたことに二人は驚いていた。

 

「ジル!?」

 

「ふっ、久しぶりだなぁ、サリア」

 

「何しに来たの?」

 

「会いに来たのだよ....昔の男に、」

 

「!?」

 

「聞いてなかったのか?...私がエンブリヲの愛人だって言うことを」

 

「!!」

 

サリアはジルの言葉に驚いた。

 

「さっ!退いてくれるかい?」

 

「あなたの事は!もう信じないわ!!私はエンブリヲ様騎士!ダイアモンドローズ騎士団、団長!サリアよ!あの方を元へは行かせない!」

 

「だそうだアンジュ...」

 

「は!?」

 

「アウラの元へは行って良いらしい、」

 

「じゃあ、お言葉に甘えて!」

 

アンジュはヴィルキスを動かしアケノミハシラへと向かった

 

「待ちなさい!アンジュ!」

 

クレオパトラがヴィルキスにビームライフルを向けるとレイジアが前に来て、ビームライフルをクレオパトラに向ける。

 

「私の相手をしてくれるんだろ?」

 

「邪魔をするなら!斬るわ!」

 

「ほぉ?」

 

クレオパトラがラツィーエルでレイジアに降り下ろし、レイジアはラツィーエルで防御する。

 

 

 

 

 

 

そして艦隊では多数来る敵を迎撃しており、リザーディアが報告する。

 

「時空融合終焉率83%」

 

「十字方向、数12」

 

「了解!」

 

アウローラはその方向にいる敵をヴィヴィアンと一緒に迎撃する。

 

「飛んで火に入るカブトムシ!!」

 

何故かヴィヴィアンは間違っている言葉を言いながらネビュラメイルとピレスドロイドを撃ち落とす

 

「続いて二次方向、数5!」

 

「了解!」

 

「右舷から大群が来るよ!」

 

「了解!」

 

「落としても、落としても切りがないにゃ」

 

「泣き言を言ってる暇はないよ!この船で皆を乗せて帰るんだからね!しっかり守りな!」

 

「「「イエス!マム!」」」

 

「我らも負けてはおれんぞ!」

 

「「イエス!サー!」」

 

連合クルーザーの兵士が大声を上げ、ネビュラメイルとピレスドロイドを撃ち落として行く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてシンとドゥームではかなりもの戦いでオリュンポスの右コンテナとジェネレーター、左のハイパービーム砲が破壊されており、オロチの方では左肩と5本のアームだけになっていた。

 

「全く、無駄な抵抗をするわ!この宇宙を滅ぼされるというのに!」

 

「止めてやるぞ!ドゥーム!ヒルダと約束したんだ!全宇宙を守るって!」

 

「フンッ!下らん!」

 

「お前ら人間は!所詮、我らの家畜に過ぎんのだ!!」

 

「くっ!」

 

 

シンはオリュンポスの大型クローアームから大型ビームサーベルを放出し、ドゥームもオロチのアームの先端から大型ビームサーベルを放出させ、斬り合い、防御する。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ヒルダとロザリーはテオドーラに苦戦していた。

 

「こっのぉぉぉぉ!!」

 

ロザリーがキャノンでテオドーラに迎撃するがビームシールドで防御された。

 

「ハァァァァァァ!!」

 

ヒルダがアサルトブレードでテオドーラに降り下ろすが、ラツィーエルで防御される。

 

「フッ!弱っ!」

 

ロザリーがアサルトライフルで迎え撃つがテオドーラはビームシールドで防御する。

 

「その程度で殺すとか、笑わせないでよ!」

 

「マリカを殺そうしたんだ!お前だけは絶対に止める!」

 

「止める?ふざけないでよ!弱いから、虐げられて、利用されて、バカを見るんだよ!」

 

「だから、エンブリヲ君は私を強くしてくれたの!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ジルとサリアはラツィーエルで斬り合って防御していた。

 

「ラグナメイルと騎士の紋章、それだ強くなったつもりか?」

 

「エンブリヲ様が私に全てをくれたのよ!強さも愛も....全て!」

 

「愛だって....?奴は誰も愛したりしない....利用するために餌を与え、可愛がるだけだ!私もそう弄ばれ、全てを失った。目を覚ませ!サリア!」

 

「言ったでしょ!あなたの事はもう信じないって!私を利用していたのはあなたよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、タスクはヒステリカのビームソードをルミナスブレードで防御しているときエンブリヲが言う。

 

「決して、汚されることのない美しさ、しなやかな野獣のような気高さ、実に飼い慣らしがいがある」

 

「!」

 

「お前は知るまいアンジュの乱れる姿を産まれたままの姿を、」

 

「.....知ってるよ」

 

「!?」

 

「アンジュの....内腿とほくろの数までね!」

 

タスクが言うとエンブリヲが驚きヘラクレスが蹴りをかます

 

「お前は何も知らないんだな!アンジュの事を!アンジュは乱暴で、気まぐれで、良く笑って、すぐ怒って、すぐ泣く!最高に可愛い女の子だよ!彼女を飼い慣らすだって?.....寂しい男だな!お前は!!」

 

ヘラクレスはルミナスブレードを降り下ろすが防御される。

 

「ほぉ、以前の貴様ではないようだな?.......!!、貴様!アンジュに何をした!?」

 

「アンジュとしたんだよ!最後まで!!」

 

「何!!?」

 

タスクの言葉にエンブリヲは驚きを隠せなかった。

 

「触れて!キスして!抱きまくったんだ!三日三晩!!」

 

「下らぬホラ話で我が妻を愚弄するか!」

 

「真実さ!アンジュは俺の全てを受け止めてくれたんだ!柔らかくて、暖かい、彼女の一番深いところで!!」

 

「グッ!!」

 

そしてヘラクレスがヒステリカに向かっていき、ルミナスブレードを振りかざした

 

「俺はもう!何も怖くない!!」

 

「何たる卑猥でハレンチな!」

 

するとヒステリカのアイがひかり、ビームライフルをヘラクレスに向けた。

 

「許さんぞ!我を凌辱するなど!貴様の存在!全ての宇宙から消し去る!!」

 

ビームライフルとハンドブラスターでの迎撃が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてサラはアケノミハシラの最下層部に到着すると巨大な容器の中に白き大きな龍が眠っていた。

 

「アウラ!アウラなのですね!」

 

サラは焔龍號のバスターランチャーで容器を撃つが容器に次元障壁が張られており、ビームを吸収された。今度は天雷で次元障壁を斬りかかろうとした直前、上からピレスドロイドが襲来してきた。

 

「邪魔をするな!」

 

サラは焔龍號を動かし、ピレスドロイドの迎撃へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてシンは左のコンテナからアークランチャーとビームライフルを取りだし、オロチに撃つが全くドゥームは怯まず、アームから出るビームを回避していた。

 

「クッ!」

 

その直後、アウローラから煙が上がっておるのが見えて、そのままアウローラは海面に不時着した。

 

「アウローラが!!」

 

シンがアウローラを見て言うとオロチのビームがアークランチャーに直撃し、爆発した。

 

「よそ見をしている余裕があるな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サラは無数に来るピレスドロイドに苦戦していた直後、別のビームがピレスドロイドを破壊した。サラ上を見るとヴィルキスがこちらに向かってきた。

 

「何を手こずっているのよ!こんなおもちゃに!」

 

「遅いですよ!アンジュ!」

 

「え!?」

 

「おもちゃの相手は任せました!」

 

「ちょっと!あれ撃つつもり!?」

 

「それしか、アウラを助ける方法はありません!」

 

「アウラごと吹き飛ばさない!」

 

「三割引で撃ちますからご安心を!」

 

「じゃあ!殺っちゃいなさい!」

 

サラは永遠語り.風の歌を歌い始めると焔龍號の装甲の色が金色へと変わり、両肩が露出展開し、収斂時空砲発射形態へとなった。

 

 

 

 

 

その歌はシン達にも聞こえていた。

 

「この歌は!?まさか!」

 

「サラか!!」

 

 

 

 

 

そして戦っているサリアは怒りながらアレクトラに言う。

 

「私には何もなかった!皇女でもない!歌も知らない!指輪だって持っていない!どんなに頑張っても選ばれなかった!ヴィルキスにも!あなたにも!」

 

クレオパトラはレイジアを蹴り飛ばした。

 

「グッ!」

 

「そんな私を!エンブリヲ様は選んでくれた!......だからアレクトラ!!!!貴女なんてもういらないわよ!!!!!」

 

クレオパトラのラツィーエルでの連撃がレイジアを襲う。

 

「強くなったじゃないか!サリア!」

 

「クッ!」

 

サリアは舌打ちし、ラツィーエルを振りかざした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、アウローラ含む艦隊の守備隊では、無数に来るネビュラメイルとピレスドロイドに苦戦していた。すると戦場に出ていた。エルシャがハウザーの両肩に装備されているグレネードランチャーを外した。

 

「「え!?」」

 

「エルシャ!?」

 

「カズ君はヴィヴィちゃん達をを連れて逃げて!」

 

エルシャはハウザーを動かし、ピレスドロイドとネビュラメイルをこちらに引き付けた。

 

「エルシャよすんだ!!」

 

カズが止めるがエルシャは聞かなかった。

 

「こっちよ!」

 

しかし、数の多さでハウザーの右足と左足を破壊され、囲まれた。そしてピレスドロイドがハウザーのコックピットを切り裂いていた。

 

「エルシャァァァァ!!!!」

 

カズが叫んだその時、別の方向から多数の光弾がハウザーを襲っているピレスドロイドとネビュラメイルに直撃した

すると上空からたくさんのドラゴンが現れた。

 

「何が起こってるんだ!!?」

 

「恐らく、時空融合の影響でなり、特異点が自然解放されたのでしょう」

 

するとアウローラのモニター画面が現れ、映ったのは大巫女だった。

 

「聞こえるか?偽りの.....ノーマの民と連合軍よ。我はアウラの巫女、アウラ・ミドガルディア」

 

「大巫女様!」

 

「アウラの民はこれより、旗艦達を援護する!」

 

その時、モニターから別のモニターが多数現れ、同盟国の各代表とスメラギが映った。

 

「我ら同盟国軍とドラゴレイドの民も、共に戦うぞ!」

 

「それと.....俺達!スペースパイレーツもだ!」

 

上空に開いた特異点から次々にドラゴンと同盟国軍艦隊とセイクリッドメイルと別の上空からゼーベス艦隊も現れ、ネビュラメイルとピレスドロイドと帝国艦隊を落としていくそして三体の(ガレオン級)ドラゴンとコマンダーパイレーツの旗艦がエナジーワイヤーで不時着したアウローラを軽々と持ち上げ、それを見ていたヴィヴィアンが興奮する。

 

「おお~!!すげぇ!」

 

 

 

 

 

その数を見たエンブリヲは舌打ちするとタスクが言う。

 

「形勢逆転だな!エンブリヲ!」

 

「それはどうかな?アルベルト!」

 

「分かった!」

 

すると、エンブリヲはアルベルトに通信を回線を開き、オロチに乗っているヒミコとヒステリカがドラゴン達の方に手を伸ばした。

 

「エンブリヲ!アルベルト!何を!」

 

すると2機のツインアイが光ると、それぞれ戦っていたラグナメイルとパンドラメイルとネビュラメイルが消えた。

 

「なっ!?」

 

「「え!?」」

 

「「クリス!!」」

 

そしてラグナメイルとパンドラメイルとネビュラメイルが現れた場所はドラゴン達と同盟国軍のいる

 

「はっ!?」

 

「えっ!?」

 

「エンブリヲ様!」

 

「こ!.....これは一体!?」

 

イルマとターニャ、ナンシー、シャノン、カミナ、エルマは驚きを隠せなかった。

 

「君達は、私の為に時間を稼いでくれたまえ、」

 

そしてそれはヘルガストも同じだった。

 

「アルベルト様!」

 

「何故ですか!!?」

 

「我々は貴方のために!」

 

するとアルベルトが笑いだした。

 

「フハハハハ!!........所詮!お前たちは我のおもちゃに過ぎなかっただけだ!それとヘルガストに平和をもたらしてくれるのも......嘘だよ!」

 

「.......そんな」

 

「今まで、我の為に働いてくれて.......ありがとう♪」

 

そしてアルベルトはオロチを動かしアケノミハシラへと向かった。

 

「仲間達を身代わりに使ったのか!!!?」

 

「なんて酷いことを!!!」

 

それを見ていたタスクとフィーリが言う。

 

ヴィクトリアがラツィーエルを突き付けガレオン級ドラゴンに刺そうとした。

 

「コントロールが効かない!?」

 

「ターニャ!」

 

コントロールを失ったターニャ、イルマが叫ぶとそこにカタストロフが現れ、ヴィクトリアとエイレーネのコックピットハッチをこじ開け二人を救出したが、パンドラメイルに乗っていた。ナンシー、カミナ、シャノン、エルマは一足先にドラゴンの餌食となり、パンドラメイルも破壊された。

 

「あぶねぇ!あぶねぇ!」

 

「「ウィル!?」」

 

「これがエンブリヲとアルベルトの本性なんだよ!いい加減、目を覚ましやがれ!」

 

そしてエンブリヲが言う。

 

「私は花嫁を迎えに行かなくてはならない。後は、頼んだよ、皆♪」

 

エンブリヲはヒステリカを動かし、アケノミハシラのメインシャフトへと向かった。

 

「エンブリヲ様!」

 

サリアがエンブリヲに言うが無視され、その時、クレオパトラに近づいているドラゴンが向かっていた。

 

「サリア!」

 

アレクトラはレイジアを動かし、クレオパトラを押し、庇って右のウィングが破壊された。

 

「これがエンブリヲの本性だ!目を覚ませ!私のように、全てを失う前に!」

 

アレクトラはそう言いながら、エンブリヲの後を追った。

 

「アレクトラ!」

 

サリアはアレクトラを呼びながらビームライフルでドラゴンを迎撃する。

 

 

 

 

 

 

そしてクリスは見捨てられた事に傷付き、混乱していた。

 

「嘘....嘘だよね?.....エンブリヲ君......!?」

 

テオドーラの元にドラゴンが迫っていた。

 

「また捨てられた!また裏切られた!うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

ガレオン級ドラゴンがテオドーラに牙を向け、噛みつこうとした直後、テオドーラのビームライフルがガレオン級ドラゴンの胴体を貫く。

 

「もう!もう何も信じない!皆、死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

クリスは叫びながら、ビームライフルを乱射し、ドラゴンとセイクリッドメイルを倒していく。

 

「「クリス!!」」

 

ヒルダとロザリーが言うがクリスは無視していた。

 

「死ね!死ねぇ!皆、しんじまえ!!!!!」

 

連合、同盟国軍艦隊とセイクリッドメイルがテオドーラのビームライフルで撃墜されていき、ヒルダとロザリーが止めに入る。

 

「止めろ!クリス!」

 

「来るな!死ねぇ!」

 

クリスはビームライフルをヒルダとロザリーに向け、発砲したが避けられ、ヒルダのアーキバスのアサルトブレードで斬りつける。

 

「ざまぁねぇな!」

 

「!?」

 

「自分から友達だって名乗る奴が、本物の友達な訳ねぇだろう!騙されやがって!バカが!!」

 

ヒルダはクリスに暴言を吐き、テオドーラを蹴り飛ばした。

 

「ッ.....!あんた達が!あんた達がアタシを見捨てたから!!」

 

「アタシは!見捨ててねぇ!!」

 

ロザリーが必死にクリスに言う。

 

「寄って集ってアタシを見下したり、バカにして!アタシがこんなに苦しんでいるのに、どうして分かってくれないの!!?」

 

「グダグタ文句ばかり言いやがって!いい加減しろ!このねくらブス!!」

 

アーキバスがテオドーラを取り押さえ、コックピットハッチを強引に剥がした。

 

「そうだよ!!言わなきゃ分かんねぇよ!アタシ、バカだから!」

 

ロザリーのグレイブが飛翔形態になり、テオドーラへと向かっていった。

 

「来るなぁぁぁぁぁ!!」

 

クリスが叫びながらテオドーラでヒルダのアーキバスを振り払い、ビームライフルをグレイブに撃ち、グレイブのウィングがやられる。

 

「ロザリー!!」

 

それでもロザリーはテオドーラに向かっていき、そしてグレイブからテオドーラへと飛び込んだ。

 

「こっのぉぉぉぉ!!クリス!」

 

そしてロザリーはクリスをしがみつき、そのまま落ちていった。

 

「お!落ちてる!離して!」

 

「良いよ!一緒に死んでやる!」

 

するとロザリーはクリスにキスをする。

 

「アタシはアンタが居なくちゃ困るんだよ!」

 

「でも、私を見捨てて.....」

 

「見捨ててねぇ!!アタシは!アンタを見捨てる訳がねぇだろ!こんなにもアンタを信じてるのに!アタシ達じゃないか!アンタの胸のサイズも!弱いところも!ヘソクリの隠し場所も全部知っているのは!!」

 

「ロザリー....」

 

「もう一回信じてくれよ!もう一回友達になってくれよ!クリス!」

 

するとヒルダのアーキバスが猛スピードで落ちているロザリーとクリスへと向かいそして二人を庇うようにアーキバスの手で守り、陸に不時着した。

 

「てぇぇぇぇぇい!!!」

 

「ごめんな...ごめんよクリス...」

 

「許さない、新しい髪止めを買ってくれるまで」

 

「い!一番良いのを買ってやる!!!金はバンに払わせる!」

 

「ゲームする時もズルしない....?」

 

「しない!」

 

「お風呂の一番...譲ってくれる?」

 

「ああ!」

 

「でも私....取り返しのつかない事をしちゃった....」

 

「良いんだよクリス.....」

 

「バカみたい、世界が終わろうって言うのに....何してるんだろう。アタシ達....」

 

「仲直り...だろ」

 

突然、ヒルダがロザリーの台詞を取り、ロザリーが怒る。

 

「ああ!それアタシのセリフ!!」

 

するとクリスが大泣きするとロザリーも大泣きしながらクリスを抱き、ヒルダはそれを見て笑う。

 

 

 

 

 

 

 

そしてメインシャフト最下層部では、ついに焔龍號の収斂時空砲が発射され、アウラを守っている次元障壁を破壊した。

 

ヒステリカとヒミコが降下している途中、最下層部が光だし、メインシャフトの出入り口から光の柱が現れ、中からガレオン、ブリック級のドラゴンより大きく、白く回りが光る龍が現れ、吠えた。

 

「アウラ!」

 

その光景は全艦隊にも確認されていた

 

「あれが.....!?」

 

「私たちの母なる始祖.....アウラです。」

 

アウローラではリザーディアが言う。

 

「アンジュ!」

 

タスクは急いでヘラクレスを動かしアンジュの所へ向かった。

 

 

 

 

 

そしてエンブリヲとアルベルトはまだ、メインシャフトの最下層部にいた。するとそこにレイジアに乗ったアレクトラが現れる。

 

「アンタの敗けだな、」

 

「アレクトラ.....フッ!.....それはどうかな?アルベルト......」

 

「......その前に殺るべき事がある.....」

 

「ん?殺るべき......グッ!?」

 

アルベルトが後ろからエンブリヲの胴体を素手で貫いた。

 

「アルベルト!何を!?」

 

「こう言う事だ」

 

するとアルベルトの目が獣のような目に変わると下顎が割れてヤツメウナギの口へとなり、エンブリヲの首元に噛みついた。

 

「グァァァァァァ!!!!」

 

するとエンブリヲの体がみるみると干からびていき、倒れた。

 

「次元の力......確かに貰った!お前は.....用済みだ.......ブラッド・イーター!」

 

ドゥームが叫ぶとドゥームの体に巨大な口が現れ、干からびたエンブリヲを食べた。

 

「そんな!馬鹿なぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

 

口の中でエンブリヲの悲鳴と骨を砕く音が鳴り響いており、そしてヒミコはヒステリカの肩に触れるとヒステリカが消滅さて、ヒミコの色が白から黒へと変わった。アレクトラはハンドガンを取りだし、食事中のドゥームに向けた。

 

「ふぅ....新鮮な血と肉は美味だ。お前も喰ってやろう。」

 

ドゥームはヤツメウナギの口を開け、アレクトラに迫った。

 

「ドゥーム!!!」

 

その時、上からオリュンポスが飛んできた。

 

「シン!」

 

「エンブリヲは!?」

 

するとドゥームが言う。

 

「アヤツは消滅した......我にとって奴は、厄介な存在でもあった。しかし、この力.....素晴らしい....まさか、ここまでとは.....これほどの次元の力が我の体に染み渡る........素晴らしすぎる!」

 

「!?」

 

ドゥームが消えた直後、シンの目の前に現れ、凄まじい衝撃波がシンを襲い、壁まで吹き飛ばされた

 

「グッ!」

 

「シン!うっ!」

 

ジルがシンを助けに行こうとした直後、ドゥームが現れ、邪心剣アメズヤクラを取りだすとジルの腹部を刺した。

 

ジルの腹部から大量の血が流血し、倒れた。

 

「それと.....シンよ!これは覚えているか?」

 

するとドゥームはアウラが入っていたカプセルの下に手を出すと、地面からシンも見たことのある錆び付いたリング型の兵器が現れた。

 

「そ!それは.......ギャラリック・リング!!!!」

 

「そうだ!我を混沌の狭間へと封印した。あの忌々しき、ヴェクタの超兵器だ!」

 

「お前!一体をするつもりだ!」

 

「最後の晩餐だ!ギャラリック・リングを起動し、我の力では多少のリーパーを送り出すことしか出来なかったが!これさえあれば!星ごとここに呼び出すことが出来る!」

 

ドゥームはギャラリック・リングごと、メインシャフトの出入口へと向かった。

 

「待て!ドゥーム!!!」

 

シンは負傷したジルを抱えドゥームの後を追った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうなっているの!?」

 

「分かりません!これは!」

 

「フハハハハ!!ハハハハハ!!アウラは時空融合の起爆剤だ!エンブリヲはそれを利用して、この世界とあの世界を融合させる......勝手に世界を変えようとした........だから我が停止させた.....」

 

アルベルトがアケノミハシラ上空にヒミコの肩にいるアルベルトがおり、ウィルが言う。

 

「お前!アルベルト!.....嫌、ドゥーム!シンから聞いたぞ!お前!前世のお兄さんの体を使って行動してるってなぁ!正体を現せ!」

 

「そうだなぁ、この体を使うのも、飽きたからなぁ.......目障りだからなぁ.......」

 

するとアルベルトの顔が割れ、とその中から巨大な赤黒い物が出てきて段々と形を整え、悪魔のような翼を持ち、胴体に顔があり、パラメイルの5倍大きかった。(分かりやすく言えば、『ウルトラマンガイア』最終話に出てきたゾグゥ見たいな奴です。)

 

「それがお前の本当の姿か!!!」    

 

「フハハハハハ!!!!我が名は邪神皇ドゥーム!!6000年前!全宇宙を!次元を混沌の世界に私の領域に変えようとしたが!忌まわしき双子の神によって封印され敗れ、更には銀河連合にも敗れた!だが!お前らの運命は!....ここで決まる!!!!」

 

「先の銀河大戦の屈辱を張らさせてもらうぞ!!」

 

「何をするんだドゥーム!!!?」

 

するとアケノミハシラのメインシャフトから巨大な血肉が樹が生え、巨大な樹木へとなった。

 

「何てことを!!!」

 

「うわぁ!空が真っ赤っか!!!」

 

「ドゥーム!一体何を?!」

 

「ヘルヘイムを展開させ、生き残っている人類を家畜にするため捕獲するのだよ......後は向こうの地球にも増殖木を生えさせ、アウラの民も家畜にする.....勿論、ヘルガストもだ!その後、ギャラリック・リングでリーパーの星も呼ぶ.......」

 

「そんなこと!俺が許さん!!!」

 

「!!!?」

 

その時、ヘルヘイムから光が漏れている事にドゥームが気付いた直後、ヘルヘイムが破壊された。

 

「何!?」

 

するとヘルヘイムの中からオリュンポスが飛んできてドゥームの左目に向かって、オリュンポスを特攻させペルシウスごと、脱出させた。オリュンポスはドゥームの左目に直撃し、大爆発し、ドゥームの顔の左半分が火傷と肉が出てきた。

 

「グアアアアァァァァァァァ~~~!!!!!己ぇ!!ヴェクタの小僧が!!!よくもヘルヘイムと我の顔に傷を付けやがってぇ!!!!!」

 

ドゥームが怒声を上げると巨大な両翼から無数の赤黒いホーミングレーザーをアンジュ達に目掛けて発射した直後、ペルシウスからヘリオスとセレーネが現れ、光の障壁を展開させ、アウローラと連合艦隊と同盟国軍艦隊とアウラ達を無数に来るホーミングレーザーから守った。

 

その間にペルシウスはアウローラの所に行き、負傷したジルを運んだ。

 

「アレクトラ!!」

 

「早く!タンカを!!」

 

「無駄だよ....それより、タバコを....くれ.....」

 

マギーがタバコを取りだし、火を付け負傷したアレクトラに渡した。

 

「エンブリヲは奴に吸収されて死んだが....代わりにドゥームが人間達を貪り喰うと......」

 

「さらにドゥームはエンブリヲの次元の力で全ての時空をも支配するつもりだ.....」

 

アレクトラとシンが説明した直後、サリアが泣き崩れる。

 

「ごめんなさい!アレクトラ!....アタシなんてバカな事を!」

 

「本当.....私にそっくり....まるで、妹みたいに....」

 

「!?」

 

「真面目で...泣き虫で...思い込みが激しい所から、男の趣味まで......だから....巻き込みたくなかった。」

 

「ごめんね....辛く、当たって」

 

アレクトラはそっと、サリアの頬に触れる。

 

「アレクトラ....」

 

サリアはアレクトラのを握る。

 

「良かった....最後に.....あんたと.............」

 

するとアレクトラがくわえていたタバコが落ちた。

 

「アレクトラ.....?」

 

サリアがアレクトラの名を呼ぶがアレクトラは返事を返してこなく、息を引き取った。

 

「アレクトラァァァァァァ!!!!!」

 

サリアが抱き、さらに泣き崩れ、アンジュ達も悲しんだ表情になり、シンは拳を強く握りしめた。

 

「んぞ.......許さんぞ!!!ドゥーム!!!」

 

シンは怒声を上げ、ペルシウスに乗り込んだ。

 

「行くぞ!!!ペルシウス!!」

 

するとペルシウスの装甲が光り始め、虹色に光り、間接部が白銀になり、ペルシウスのフェイクがオープンし女神のような顔になり、ウィングから虹色に光るビームウィングを放出し、ディメンジョン・ヴァルキュリアとソディアック・ミラージュを持ち、ペガシオーネスに乗り込み、ドゥームへと向かった。

 

「来い!最後のヴェクタの若造が!!!」

 

ドゥームはヒミコに憑依し、オラクリッドを突き付けペルシウスに向かって行き、最後の戦いが始まった。




とうとう、真の姿を現したドゥームは全宇宙と別次元を支配するつもりです!シンのペルシウスも覚醒しラーゼフォンのような機体になりましたが、次の話で最終回になります!お楽しみに!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。