クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ   作:オービタル

73 / 82
後編

Νーアキュラがワープアウトすると目の前に青い星があった。

 

「あれは!!」

 

「偽りの地球です」

 

「......帰ってこれたんだ.....皆の所に.....」

 

その時、アラームが突然鳴り響き、フェンリルが報告する。

 

「前方に連盟帝国艦隊を確認!」

 

「え....!?」

 

報告した直後前方から連盟帝国艦隊がワープアウトをして現れ主砲をΝーアキュラに向け、発砲してきた。

 

「ちょっ...警告抜きかよ!?」

 

シンはΝーアキュラを旋回させ主砲のビームを避けると連盟帝国艦隊から量産型ネビュラメイル『ドグウ』が出動しΝーアキュラを追撃してきた。

 

「ヤバイ!殺られる!!」

 

ドグウがパルスライフルを発砲しながら追撃したがΝーアキュラはそれを回避しながら地球へと向かった。

 

「フェンリル!操縦頼む!」

 

シンはブリッジを離れ、ペルシウスに乗り込んだ。

 

「フェンリル!カタパルトを射出してくれ!」

 

「シン・ギムデン!ペルシウス・オーバーライズ....出る!」

 

ペルシウス・オーバーライズがペガシオーネスに乗り込みカタパルトから発進した。

 

「三種の神器の力!思いしるんだな!」

 

ペルシウス・オーバーライズがディメンジョン・ヴァルキュリアをライフルモードにし追撃してきたドグウを撃墜しカリバーンとレーヴァティンをディメンジョン・ヴァルキュリアに合体させバスターライフルモードに艦隊の数隻を撃沈させた。すると目の前に大型艦が立ち塞がり強力なビーム砲を乱射してきた。ペルシウスはゾディアック・ミラージュを持つとゾディアック・ミラージュからリフレクターシールドとリフレクタービット、さらにミラーシールドが展開され強力なビームの雨を弾き返しながら突き進んだ。

 

「凄い!ゾディアック・ミラージュは強力なビームも弾き返す事が出来るんだ!」

 

シンは感心しながらビームの雨を突き進み、ディメンジョン・ヴァルキュリアのビームで大型艦を貫き地球の軌道へ向かった。

 

「マスター!マーメリア共和国からミスルギ皇国への軌道をアップロードします!」

 

その時、アラームが鳴りフェンリルが報告する。

 

「先の大型艦から核ミサイルが発射されました!」

 

「不味い!このままじゃ!」

 

「フフフ♪どうやらお困りのようですね?」

 

「セレーネ様!?」

 

「私の力ならあれを止められますわ♪」

 

「本当ですか!?」

 

「はい♪」

 

するとペルシウスの装甲が青と翠になり後頭部から翠の粒子を放出し、光の髪へとなった。

 

「お任せを♪」

 

ペルシウスが手を掲げると月光のように輝く杖「ルナティック・スタッフ」を持ち、こちらに向かってくる核ミサイルに突き刺した。

するとペルシウスの前からブラックホールが現れ核ミサイルを吸い込んだ。

 

「凄い!」

 

「ねっ?言ったでしょ♪」

 

そしてペルシウスの色が元に戻りペガシオーネスと共にΝーアキュラに帰還しミスルギ皇国へと向かった。

 

「待ってろ!皆!」


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。