クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ   作:オービタル

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お待たせしました!「再生の復活」の後編を間違って消してしまいそのデータも消してしまいました!ですがどこかに予備の原稿があるのです。それを使って投稿したいと思っております!今回のは内容がグダグタかもしれませんがどうぞ!


決別の海
前編


 

無事にアンジュ達はアルゼナルの皆と合流し、アレクサンドルス、連合クルーザー、グリッター、アウローラ、アライアンス(タリ提督の巡洋艦)が海底を突き進んでいた。

 

「第一警戒ライン突破...」

 

「まさか生きてたとはね....」

 

ヒカルが作戦会議室で話し合っている部屋を見ながら言い、オリビエも言う。

 

「ヴィヴィアンもアンジュもナオミもてっきりロストしたかと思ってました。」

 

「今まで何処に行ってたんだ」

 

「シンギュラーの向こう...だって」

 

パメラが言った言葉にヒカルとオリビエが驚いた。

 

「「うっそ~!!?」」

 

そして作戦会議室では.......

 

「並行宇宙ともう一つの地球....ドラゴン、いや...遺伝子改造した人間の世界か」

 

「彼女達は話し合いが出来る相手よ、人間と違って....手を組むべきじゃないかしら....ドラゴンと」

 

アンジュの一言に皆が驚く

 

「ドラゴンの目的はアウラの奪還よ、上手く行けば全てのエネルギーは絶たれ、人間達のマナも、世界も...停止するらしいは...」

 

その事にシン達は驚いた。

 

「そうすればシンギュラーも開かなくなるし、パラメイルと必要なくなる。何より、マナのエネルギーを得るためにノーマがドラゴンを狩る、そんな馬鹿げた戦いを終わらせる事が出来るわ....でもサラ子達の進攻作戦は失敗した、被害は尋常ではないはず、お互いの目的の為にも協力するのが一番の近道だと思うけど....」

 

「敵の敵は味方か.....成る程、」

 

ジャスミンが納得するとロザリーが抗議してきた。

 

「じょ!?冗談だろ!?同盟国はともかく!あいつらは今まで、たくさんの仲間を殺してきた化け物なんだぞ!!ドラゴンと協力~!?ありえねっつーの!!」

 

その時、ヴィヴィアンが頬を膨らませ、ロザリーを睨む

 

「話して見れば分かるわ、」

 

「無駄だ、奴等は信じるに値しない....」

 

「ジル.....」

 

シンがジルに話しかけるがジルは話を続ける。

 

「アウラがなんだか知らんがドラゴン一匹助けただけでリベルタスが終わると思っているのか? 神気取りの支配者エンブリヲと古の民を虐殺してきたアルベルトを抹殺し、この世界を壊す....それ以外にノーマを解放するすべはない。」

 

「.忘れたわけでもない...祖国、兄妹、民衆に裏切られて来た過去を....人間どもへの怒りを....差別と変幻に満ちたこの世界をぶち壊す、それがお前の意思ではなかったのか?」

 

「それは......!」

 

「腑抜けた者だな、ドラゴンに取り込まれ、洗脳でもされたか?それとも、女になったのか?」

 

「ピンク花園で男とちちくり合いたいなら!!全てを終わらせてからにしろ!!」

 

「くっ.....!」

 

「しかしジル、あたしらと連合の戦力では心持たないのも事実だ。」

 

「サリア達が寝返っちまったからね.....さらにあいつらも残りのパンドラメイルを持っていたとは.....アルベルトと言う奴がタスク達の仲間、イシュトバーンとバネッサを虐殺をしたと言うのは驚いたよ....」

 

「アルベルトが古の民を虐殺!?....まさか15年前のリベルタスで俺の両親と仲間を殺したのは!!」

 

「そうだ.....アルベルトだ」

 

「何だって!!?」

 

「さらに、アルベルトは......前世の....俺の兄貴だ」

 

《!!!!!?????》

 

「前世の兄貴だと!!??」

 

「そうだ.....あいつは前世の俺をたぶらかし、殺した挙げ句、俺の親父が修理していたパンドラメイル ヒミコまで奪っていき、親父も殺した。」

 

「まさか.....もう片方の相手が.....」

 

「俺はあいつを見るや思い出すだけでも胸等辺が疼いてるんだ。俺も全力持ってあいつを殺す....お前はエンブリヲに集中攻撃をするんだ。」

 

「分かったわ」

 

シンに変わりジャスミンが話す。

 

「アンジュ、ドラゴンと同盟国軍達とのコンタクトは取れるかい?」

 

「ヴィルキスなら、シンギュラーを開かなくてもあっちまで行けるわ、多分。」

 

「そりゃ、凄い! ドラゴンと同盟国軍との共闘、考えてみる価値はあるんじゃないのかい」

 

「.....ジル」

 

「俺からも頼む......」

 

シンが問いかけ、ジルの口が開く

 

「.....よかろう」

 

ジルはそう言い、扉の方へ向かった。

 

「情報の精査の後、今後の作戦を通達する。以上だ」

 

そう言ってジルは出ていきジャヴィックが厳しい目で見ていた。

 

そしてジャスミンがアンジュの元に行く

 

「あれでも嬉しいんだよ...あんたが無事に帰ってきたことがね、今夜はゆっくり休みな....」

 

 

 

 

 

そしてアウローラの食堂でヴィヴィアンのんきにはモモカが作った料理を食べていた。

 

「うま~い!いや~さすがモモカ飯! 不味いノーマ飯が懐かしい~!♪」

 

するとマギーがヴィヴィアンの体をあちこち触り始めた。

 

「本当に....キャンディーなしでもドラゴン化しなくなったのかい?」

 

「そう....らしい!」

 

「大した科学力だねぇ....」

 

「あっ!そうだ!向こうの皆、羽と尻尾あったんだけど、あたし何でないの?」

 

「バレるから切ったよ。」

 

「うわぁー!ひでー!!」

 

ヴィヴィアンの様子にシン、ヒカリ、バン、サイ、カズ、ゾーラ、ハンク、エルシャ、ココ、ミランダ、ミランダ、幼年部の子供達と隣の席に座っている若者3人はクスクスと苦笑いしていた。

タスクはアウローラを見渡しアンジュに言う。

 

「アウローラ....まだ動いてたんだね、」

 

「知ってるの?」

 

「ああ、古の民が作ったリベルタスの旗艦...俺達は、この船でエンブリヲと戦ってきたんだ。」

 

「ベットは少し狭いですが、とっても快適ですから、御安心を、」

 

「そっ....良かった。」

 

アンジュがそう言うとヒルダが不機嫌そうな表情をしてアンジュに言う

 

「何も良くない」

 

「戦場からロストして、帰ってきたら変な奴等とトカゲ男連れ、こいつとイチャイチャして!」

 

「別にイチャイチャなんて....」

 

「にやけ顔.....」

 

「ええ!?いや、そんな!」

 

タスクが慌てるとヒルダがアンジュに言う。

 

「どんだけ自分勝手何だよ!?」

 

「ごめんヒルダ、」

 

「フンッ!」

 

「何イライラしてんだよ?」

 

「別に!あんた達がいなくなってから、こっちは跳んでもなく大変だったからな!」

 

ロザリーが悲しい表情で言う。

 

「そうそう、アルゼナルが壊滅するわ、仲間は大勢殺されるわ、クリス達が敵になるわ」

 

「どうして!?どうしてサリア達がエンブリヲに!?」

 

「こっちが知りてえよ!容赦なくボコボコに撃って来やがったんだ!あんなの友達でも何でもねぇよ!」

 

「じゃあ、戦えるのはあなた達だけ?」

 

「おぉ?」

 

「良く沈まなかったのね、この船」

 

「はぁっ!?喧嘩売ってんのか!こいつらが頑張ってくれたからなぁ」

 

ロザリーは指を指し、3人の少女達の方を向かせた。

 

「ノンナ、マリカ、メアリー。戦力不足でライダーに格上げされた新米達さ」

 

「「私達の後輩なのです!!」」

 

シンの横に座っていたココ、ミランダが言いシンが苦笑いをしてココとミランダの頭を撫でる。

 

「二人の妹はもう一人前になったからなぁ、無理だけはするなよ」

 

「「はい!」」

 

「この私がみっちりしごいたおかげでなんとかいっちょ前に.....ってあれ!?」

 

3人はロザリーを無視してヴィヴィアンの方へ向かっていき、ロザリーは戸惑う。

 

「あの!お会いできて光栄です!」

 

「え?」

 

「第一中隊のエース、ヴィヴィアンお姉様ですよね!」

 

「ずっと憧れていました!」

 

「大ファンです!」

 

「そっかそっか!よし食え食え~♪」

 

ヴィヴィアンはモモカ飯をメアリー達にも分け、その様子を見ていたロザリーは悔しがる。

 

「ちょっとあんた等!私にはそんなこと一言も!?」

 

するとバンとゾーラが笑い始めた。

 

「カッカッカ!!尊敬する人は絶対に野蛮な事をする奴だな!」

 

「ロザリー、ドンマイ!」

 

「ゾーラお姉様!....て言うかバン!!てめぇーー!!」

 

アンジュは何やら考えているタスクの方を見て問いかける。

 

「どうしたの?」

 

「いや、アルベルトの事なんだ....まさか15年前のリベルタスでエンブリヲに成り済ましていたなんて....それに.....」

 

「俺の前世の兄貴....っと言いたいのか?」

 

「うん....でも何で千年以上前の人がここにいてエンブリヲと協力してるんだろう?」

 

「分からん」

 

シンもアルベルトの目的が分からなく答えるとリュウガが問いかける。

 

「拙者の兄上をあんな事をした挙げ句、生まれ変わって来たシン殿に死ねとは....なんと酷い奴だ。」

 

「そんなアルベルトがエンブリヲと協力するなんて....」

 

「後、アレク....いや、ジルの様子が気になって.....」

 

「アレクトラ マリア・フォンレーベンヘルツ....だっけ?」

 

「「え?」」

 

ヒルダがジルの本名をタスクとアンジュに言う。

 

「皆、知ってるよ、シン達の目の前で司令が全部ぶちまけていたからねぇ。自分の正体も、リベルタスの大義ってやつも、」

 

「アレクトラが....そんなことを、」

 

「意気込みは分かるけど、ガチ過ぎてちょっと退くわ....」

 

「貴女にあの人の何が分かるのよ~!!」

 

突然の別の声にタスクとアンジュは驚き、厨房の方を見るとそこから酔っ払ったエマが現れ、ワインをラッパ飲みしていた。

 

「監察官!!?」

 

「ブヘッ、エマさんでエエわよ!?....エマさんで~♪」

 

「酒臭!!」

 

アンジュはあまりにもの酒臭さに鼻を摘まむ

 

「この船に乗られてから、ずっとこうなのです。」

 

モモカが説明するとサイが言う。

 

「程ほどにしてくださいよ、ウィスキーやカルヴァドスやビールや清酒、今日はワインをラッパ飲みしてるけど......」

 

「しょうがないでしょ~!殺されかけたのよ~!私....同じ人間に....なのに、なのにね、司令ってば私をこの船に乗せてくれたのよ! 今までノーマに酷いことしてきたのよ!あの人だけよ~!この世界で信じられるのは!....ノーマよね!?そうよね~!ペロリーナ~!!」

 

エマはペロリーナのぬいぐるみを抱きながら泣き崩れ、シン達は呆れて何も言えなかった。

 

「はいはい、それくらいにしときな、モーディン手伝ってくれ」

 

マギーとモーディンはエマを食堂から医務室へ連れて行った。

 

「でも監察官の言う通りだ。」

 

「私等にとっちゃ、信じられるの司令だけだからな、この世界で.....」

 

皆は何も言えずにいたとき、シンのARS が勝手に起動し、それと同時にタスクのARS も起動した。

 

「「何々何々!!!!????」」

 

「どうしたの!?」

 

「勝手にARS が!」

 

「起動したんだ!」

 

二人は脱ごうしたその時、バイザーが光り始め、二人のヘルメットの通信端末から二枚のマイクロチップが飛び出てフェンリルとケルベロスへ向かっていき二枚のマイクロチップはフェンリルとケルベロスの内部に入った時だった。

 

「データ情報確認!」

 

「これよりデータ録画再生を始めます!」

 

フェンリルとケルベロスが分けの分からない言葉を言うと二体が急に変形し始め、ビデオカメラの形になった。

 

「.....ビデオカメラ!?」

 

「何でビデオカメラなんだ?」

 

すると食堂の灯り突然が消えてアウローラが停止する。

 

「何だ!!?」

 

「アウローラ!停止します!」

 

「どうなっているんだ!?」

 

「これは.....!?」

 

アウローラの停止に気づいたアレクサンドルスとグリッターが止まり急いでコリンサス将軍とアリア、ロバートがアウローラの所に向かう。

 

そしてアウローラの食堂に皆が集まる。

 

「何が起こってるんだ!?」

 

「俺も分からん!ARS が勝手に動いてそれから....」

 

シンが説明している時シンがビデオカメラが動きだし暗かった食堂の壁にカメラのライトが照らす

 

「何が始まるんだ!?」

 

そしてビデオカメラの映像が始まり録画された映像が出た

それはふざけているのかお子様が見る子供番組の音楽が流れており全部クレヨンで説明されていた。

 

『おめでとうございます!あなたはヴェクタ政府中央研究センター会社によって開発中のベータテスターに選ばれました。

『ギャラリック・リング』これこそがヴェクタの知恵が結晶した兵器 異星人光学に基づいた非常に美しく素晴らしいフォルムです。

共に!この兵器を完成させ、リーパーの侵略を打倒しましょう!

テストに当たっては次の注意事故をお守りください。妊娠中の方、心臓病、異次元、銀河、惑星移動アレルギー性のある方はあらかじめ医師にご相談ください。

兵器の事故により、異次元移動先で猛獣に襲われた場合は慌てず、ベータテストキット内のペッパースプレーをお使いください』

 

「これ絶対作った人、ふざけてるだろう。」

 

『もし、『ギャラリック・リング』によって宇宙、異次元単列などの危機的状況を引き起こした場合は速やかにAバグとしてプログラマーに伺ってください。

あなたがテストした結果はコロニー7の試験場にレポートしてください。

さぁ!研究センターではあなたの成果をお待ちしております!』

 

それが終えるとフェンリルとケルベロスが元の形態へ戻ると停止していたアウローラが再起動した。

それを見ていた皆は驚きを隠せなかった。

 

「リーパーを滅ぼす兵器って、天体移動....?まさかヴェクタ人がそんな物凄くとてつもなく恐ろしい危険物を作るわけがないよ」

 

明らかにシンは信じようとしなかった。

 

「それはどうかなぁ、あの時の戦闘、ヤマトとペルシウスが合体したり、ARS スーツのデュポンモードは?あれはどう見ても危険だったよ、カズに頼まれたバトルドロイド ゲオルギーだってどうやって作ったのかな?」

 

「どうやったかなぁ!?分からない」

 

「お前、言ってることが全く分かってないのか!?銀河と異次元操作に惑星移動だぞ!?あり得ないテクノロジーだ!」

 

「何で....?」

 

「例えば.......もし俺等が、それを見つけるとするやん」

 

「うん」

 

「それを起動すれば、エンブリヲ、アルベルトどころかヘルガスト連盟帝国軍も一掃しちゃうって言うこと!たった一発で!」

 

(こんな使い方も出来ます。北朝鮮の無数の核ミサイルが日本やアメリカに発射!そこで『ギャラリック・リング』の出番!粒子変換して発射した筈の北朝鮮の核ミサイルが日本やアメリカではなく、真っ先に北朝鮮へ向かってきてハイッ!!と言う感じです。)

 

「......そうなの?」

 

《そうだよ!!!!!!!》

 

皆に大声で言われ、シンは何が何だかんだ分からなかったようだ。

 

 

その頃、別の場所でラグナメイル レイジアのライダー ウィル(イメージ姿はコードギアスのアシュレイ・アシュラです。)

が二刀流のビームソードを振り回していた。

そこにアルベルトが現れる。

 

「順調か?」

 

「アルベルト!何のようか?」

 

すると百鬼のライダー エルマが注意する。

 

「ちょっとウィル!アルベルト様に失礼だよ!?」

 

「いいじゃねぇかよぉ!」

 

「まぁ二人共、喧嘩は良くないよ」

 

「アルベルト、何のようだ?」

 

「君たちに新たな任務を与える。もちろん私も同行する。」

 

アルベルトはホログラムで説明した。そのターゲットにヒルダとシンとペルシウスが映っていた。

 


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