クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ   作:オービタル

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遅れてすみません!では、どうぞ!


後編2

早朝、アウラの民やドラゴレイド人と共にアウラ奪還するべく各惑星や母星にいる同盟国軍の艦隊が集結している。

 

「ヴィデルの民、シルフィスの民、待機完了」

 

「ジェノムスの民は、まだ?」

 

「川を渡るのに数護符掛かるようです。」

 

「ラノックからの部隊は?」

 

その様子を見ていたタスク達は驚き、ヴィヴィアンは興奮していた。

 

「うぉ~!ドラゴンの超フルコースなり~!!」

 

「正に総監ってやつだね、」

 

するとリュウガの元にある人物達がやって来て、リュウガは気付く、

 

「タリ提督にグラント!コルヤット!?」

 

クォリアンの女性、タリがリュウガに言う。

 

「リュウガ、お久しぶりですね....」

 

タリが言うとクローガンの男性がリュウガの元へ走ってきた。

 

「リュウガ!ハハハッ!何ヶ月ぶりだ!?」

 

「10ヶ月ぶりだ、変わらないな」

 

リュウガとグラントが腕を組むとドレルの青年も言う。

 

「お久しぶりです。リュウガ大将」

 

「コルヤットも!」

 

「ええ、」

 

「セイン殿は元気か?」

 

「2年前.....不治の病に侵され、亡くなりました。」

 

「そうか....」

 

「でも、私は父のアサシンを受け継ぎました。これからは、同盟国軍の戦士として戦います!」

 

「それと君は?」

 

赤いアーマーをしたクォリアン兵士に言うと敬礼した。

 

「ハッ!自分は第七近衛部隊の隊長を務めています!カルリーガルです!」

 

「同じく!第七近衛部隊所属しております!プラザです!」

 

「私も第七近衛部隊のジョナです!」

 

「自分も第七近衛部隊所属のヴィトールです!」

 

するとナオミが言う。

 

「ヴィトール!?」

 

「はい!」

 

「何でここに!?」

 

するとカルリーガルが教える。

 

「第七近衛部隊はタリ提督の艦に配属になったのだ」

 

そしてグラントの部隊アララクカンパニーとゲスプライム隊もタリ提督の巡洋艦に配属になったと言いリュウガが質問する。

 

「コリス提督は何と?」

 

「出撃の許可は出ているは」

 

「そうか.....」

 

するとタスクの耳元にドクターゲッコーが、

 

「タ~ス~ク~さん♪」

 

「ぞぉ~~!!!?」

 

そしてタスクの腕に抱き付く。

 

「もっと、成人男性の体を観察させていただきたかったのに、残念です。」

 

「あ~.....そうですか、」

 

「次回は是非、私と交尾の実験を.....」

 

その時、アンジュがタスクの首根っこを引っ張り、ドクターゲッコーに言う。

 

「ごめんなさいね、ドクターこれは実験用の珍獣じゃなくて、私の騎士なの」

 

「あ...はい?」

 

するとヴィヴィアンがからかう。

 

「ヒューヒュー!」

 

アンジュは思わず頬を赤くし、ヴィルキスの所に行く。

 

「ほら!行くわよ!三人とも!」

 

「ああ!?」

 

「おお~!!」

 

「アンジュ~!」

 

慌てて追いかけるタスクとテンションが良くありながら行くヴィヴィアンとナオミ.......

するとアンジュがポケットから何かを取りだしタスクにあげた。それはヘンダントだった。

 

「これ....向こうのお店で買ったのよ!」

 

「....ありがとう」

 

タスクはヘンダントを受け取り、身につける。

 

「どうかな?」

 

「似合うわよ....」

 

「ありがとうアンジュ.....」

 

アンジュは頬を赤くし、ヴィルキスの元へ走っていった。

 

「ほら行くわよ!」

 

そしてドラゴン達と同盟国軍が集まり、大巫女が皆の前に現れ宣言する。

 

「誇り高きアウラの民とドラゴレイドの民、そして同盟国軍の戦士達よアウラと言う光を奪われ、異苦戦いそう、ついに反撃の時が来た!今こそエンブリヲに我らの怒りとその力を知らしめる時.....我らアウラの子!」

 

その横にいたスメラギも宣言する。

 

「そして我、ドラゴレイドの民よ!」

 

「たとえ地に落つるとも、決してこの翼は折れず!」

 

「そして同盟国軍に勝利と自由を!!」

 

その言葉にドラゴン達と同盟国軍が雄叫びを上げ、ヴィヴィアンもつられるように興奮し叫んだ。

 

「ニャホ~~~!!!!」

 

「総司令、近衛中将サラマンディーネである。全軍!出撃」

 

「同じく!大将リュウガネイル!全艦出撃!」

 

焔龍號とヤマトが発進し、それに続くかのようにナーガとカナメの龍神器 蒼龍號と碧龍號が続き、ドラゴンとドラゴレイド人達と同盟国軍の艦隊が追いかけるように出撃しアンジュ達も出撃した。そしてヴィヴィアンはナオミのグレイブの後ろに乗って見送っているラミアに言う。

 

「行ってきま~す!」

 

特異点に向かっている最中、

 

「フッフフ♪」

 

タスクがおかしな笑い声に気づき通信回線を開いて言う。

 

「ん?....何?気持ち悪い、」

 

「あ、いや......嬉しくてさぁ、君が俺の事を騎士として認めてくれたのが、」

 

するとヴィヴィアンが言う。

 

「ねぇねぇ?ドラゴンさん達が勝ったら戦いって終わるんだっけ?」

 

「え?.....ああ、多分ね」

 

「そしたら暇になるね、そしたらどうする?」

 

「え?」

 

「私はね、サリア達、皆をご招待するんだ!あたしん家に!タスクは?」

 

「お.....俺!?.....俺は、海辺に綺麗な町で小さな喫茶店を開くんだ.....アンジュと二人で、店の名前は天使の喫茶店アンジュ...人気メニューは海蛇のスープ」

 

その時、リュウガがタスクの話に割り込み言う。

 

「タスク殿」

 

「ん?」

 

「その料理は止めとくのだ。」

 

「あ!確かに、でもまだあるんだ、二階建てで子供が四人....」

 

「ヴィヴィアン、撃ち殺しても良いわよ、」

 

「お!ガッテン!」

 

ヴィヴィアンはハンドガン M - 3プレデターを取りだしタスクに向ける。

 

「ああ!!いや!そうじゃなくて.....穏やかな日々が来れば良い.....ただ、そう思っているだけさ、」

 

「じゃあ、アンジュは?」

 

「私は.....」

 

「特異点!解放!」

 

カナメが皆に言うと目の前からシンギュラーが解放され、ヴィヴィアンが驚く

 

「おお~!開いた~!」

 

シンギュラーが解放と共にサラマンディーネがドラゴン、ドラゴレイド人、同盟国軍に向かって言う。

 

「全軍!我に続け!」

 

「全艦隊も拙者に続くのだ!」

 

「了解!!!」

 

サラマンディーネとリュウガと共に同盟国軍がシンギュラーに突入して行く中、アンジュはタスクが言った喫茶アンジュの事を考えていた。

 

「悪くないかもね....喫茶アンジュ」

 

そう思いながらシンギュラーに向かって行き抜けると、

 

「ここは....」

 

「ここでクイズで~す!ここは一体何処でしょうか?クンクン....正解は!あたし達の風!海!空でした~!」

 

「戻ってきた....私たち戻ってきたのね!?」

 

一方、サラマンディーネは到着座標が違っていることに直ぐに言う。

 

「到着予定座標、北東...48000!?どうなっているのですか!?これは!?」

 

「わかりません!?確かに特異点はミスルギ皇国上空に開くはず!!」

 

その時、レーダーに警告と言う文字が表示され、サラマンディーネは前方を見ると複数のミサイルがドラゴン達に飛んでき、それにドラゴン達は光の魔法障壁を展開し防御した。

 

「何事!?」

 

煙が晴れると複数のドラゴンとセイクリッドメイル部隊、艦隊が海に落ちていき、巻角のガレオン級のドラゴンが吠えた瞬間、緑色に光るビームがガレオン級の頭部を吹き飛ばし撃ち落とす、そしてサラマンディーネがある機体に目を開きタリ提督の巡洋艦が報告する。

 

「前方にヘルガスト連盟帝国艦隊を確認!」

 

「あれは.....!?」

 

サラマンディーネが目にしたのは複数の帝国艦隊とヴィルキスに似た黒いヴィルキスが5機とアルベルトのパンドラメイル、ヒミコと火縄銃を持った機体と二枚の巨大な扇子機体と二刀流の小太刀機体と光るお手玉を持った機体がいた。それを見たアンジュ達は驚く。

 




どうでしたかな?次回4機のパンドラメイルの能力と武器が出ます!

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