クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ 作:オービタル
ヘラクレスに乗っているタスクはハンドルを操作するが、反応がなかった。
「止まれ!止まれ!止まれ!!」
しかし、ヘラクレスは戦闘艦に取り込まれたスメラギをルミナスブレードで止めを刺そうとしていた。
「止めろ!止めてくれ!ヤメロォォォォォォーーーーー!!!!!」
ヘラクレスのルミナスブレードがスメラギに突き刺そうとしたとき、ヴィルキスが突っ込んできてヘラクレスを別の所へ移した。
「タスク!!!」
「アンジュ!!」
するとヘラクレスが反抗し、ヴィルキスから振り払おうとしていた。
「ちょっとタスク!何で振り払おうとするの!!?」
「俺じゃない!ヘラクレスが勝手に!!......!?」
タスクは自分の右手を見ると謎のマークが光っていた。
「これは!?」
するとヘラクレスはシールドの中にいる民間人を見てヴィルキスを振り払いアウラの都へ向かった。
「ヘラクレス!?......まさか!!!!」
ヘラクレスはルミナスブレード降り下ろしたするとシールドが電磁波を起こしヘラクレスを弾き飛ばした。コックピットにタスクはホッとした。
「ホォ......!?」
するとコックピットの画面が青くなり見たことのない文字が左右に流れ込んだ。
「何だこれ!!?」
そして流れ込んだ文字が消えると画面に何かが書かれていた。タスクがその文字を見ると驚きを隠せなかった。
『ハイパーディスコード・フェイザー』
「まずい!!!!!!!!」
ヘラクレスが動きだし肩と手のひらと膝が露出展開し、光が集まっていた。
「頼む!!!!止めてくれ!!!ヘラクレス!!!!!!」
肩と手のひらと膝に光が集まり今にも光学兵器を発射しようとしていた。その光学兵器を止めようとアンジュとサラマンディーネが向かった。
「タスク!!」
「タスク殿!!」
ヘラクレスを止めようと無理やり動かそうとしているが
「何で動かないのよ!!!?」
「アンジュ!諦めてはダメです!!」
二人は必死にハイパーディスコード・フェイザーの方向を別の方へ向けようと頑張っていた。それを見ていたタスクは自分が情けないと思った。
「何でなんだヘラクレス!!?......どうして動いてくれないんだ!!?彼らは味方なのに!!!!?.......お願いだ!!!」
ヘラクレスのハイパーディスコード・フェイザーの光がついに、集まり射とうとしていた。
「頼むヘラクレス!!!!俺の!!!!!!言うことを聞いてくれぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」
タスクの叫ぶとタスクの目から涙が溢れタスクの右手にこぼれたすると光っていたマークが消え、ヘラクレスの肩と手のひらと膝のハイパーディスコード・フェイザーが閉まり赤だった目が緑へと戻った。
「止まった.....のか?」
するとコックピットの画面から『ドッキング』と書かれている文字が浮かび上がった。
「何だこれ!?」
タスクは恐る恐るアイコンに触れると音声が流れた。
『ドッキングシーケンス!!開始!!』
ヘラクレスの目がひかりすると、機体が黄金に輝く光になり、戦闘艦と戦っているヤマトが赤く輝きはじめた。
「この輝きは!....タスク殿!!」
リュウガがヤマト旋回しヘラクレスへと向かって飛んでいった。そしてヘラクレスが勝手に動き始めヤマトの方へ向かった。
「何だ!!?」
「タスク殿ぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「リュウガ!?えええええええーーーーー!!!」
ヤマトとヘラクレスがぶつかり、粒子化しそれが集まり純白と深紅のアーマーで覆われ翼から炎と思われる羽が生え、鳥へ....いや不死鳥へとなった。
「何あれ!?」
「不死鳥...?」
アンジュとサラマンディーネが言い
「綺麗....」
「スッゲエエエエェェェェェェェェェェェェェェーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」
アウラの都にいるナオミは見とれ、ヴィヴィアンはさらに興奮する。
一方、タスクとリュウガは空間内にいた。
「ここは....!?」
「またこの展開なるとは.....まぁ良い、行くぞタスク殿!!」
「え!?.....分かった!!!!」
不死鳥は炎の翼を羽ばたかせリーパーズの大軍へ突っ込んだ。するとリーパーズはとてつもない程の猛攻をしてきた。だが、ビームは炎になり不死鳥の体にまとわりつき羽になりそしてリーパーズの大軍に体当たりした。当たり一面は炎の海になり再生するリーパー達は叫びながら燃え灰へとなった。
「すごい!!」
「残りは兄上を助ける!!」
不死鳥は舞い上がりスメラギを取り込んだ戦闘艦へ向かった。