クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ   作:オービタル

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中編3

シールドの外....戦場に向かったアンジュ達はその光景を目にしてしまう。

 

「何よこれ!?」

 

そこには沢山のリーパーと同盟国軍とドラゴレイドの兵士とドラゴンの死体がありセイクリッドメイルの残骸と巨人型のリーパーの肉片が散らばっており、そこから死臭の臭いが漂っていた。

 

「うっ!?何この臭い....?」

 

「う...うう....」

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

突然の呻き声が聞こえリュウガがセイクリッドメイルの残骸へ行くと腹から血を滴ながら苦しんでいるヴォーチャー兵士がいた。

 

「生存者だ!!....大丈夫か!?」

 

「ああ...かなり...やられた」

 

「大丈夫だ!それ以上動くと死ぬぞ!」

 

「まさか奴らにあんな兵器を持っていたなんて.....」

 

「あんな兵器!?」

 

『オオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!』

 

突然の鳴き声が響きリュウガ達が見ると目の前にタコのような触手と巨大な目がある浮遊体が思わぬ速さでセイクリッドメイル部隊とドラゴンを次々、落としていった。

 

「何だあれ!?」

 

「速すぎます!!」

 

するとケルベロスが解析し説明した。

 

「主殿、あれはリーパーの戦闘艦です....」

 

「「「「「「戦闘艦!!?」」」」」」

 

 

※ 分かりやすく言えばスターオーシャン4に出てくるカルディアノン人の戦闘艦です。分からなければ動画で見てください。

 

 

「あの速さで戦闘艦だと!!?」

 

「信じられない......!!?」

 

「これがシンの一族を苦しめた種族の力なのか!?」

 

「正にその通りですわ.....」

 

サラマンディーネが戦闘艦を睨み叫んだ

 

「焔龍號!!」

 

焔龍號の名を呼ぶとシールドの中から焔龍號が飛来し、サラマンディーネは乗った。

 

「貴方達は急いで機体に!!」

 

サラマンディーネはそう言い戦闘艦へと向かった。

 

「ちょっとサラ子!!」

 

「来たよアンジュ!!」

 

「!?」

 

タスクが指差す方向を見ると小型のリーパー達が口を開け腕からビームソードを放出し、タスクはフォトンソードとオムニブレードを展開し、戦いが始まった。

小型のリーパー イビルがタスクに飛びかかったがタスクはフォトンソードとオムニブレードで防いだ。

 

「クッ!!」

 

イビルは下顎を開かせヤツメウナギの口がタスクの顔面向けて伸びたが運良く横に回避した。

 

「このっ!!」

 

タスクはイビルを蹴り上げ、斬ろうとした時タスクの右手に謎のマークが光ながら浮かび上がり、イビルを斬ったすると再生する筈のリーパーが灰へなった。それを見たアンジュとリュウガ、ナーガ、カナメは驚きを隠せなかった。

 

「嘘!?」

 

「再生する筈のリーパーが灰になった!?」

 

「どうなって.....!?」

 

するとリュウガはタスクの右手に光るマークを見て驚いた。

 

「あの光は!!!!?」

 

そしてタスクは何が起こったのか分からず他のイビルを倒していた。すると巨人型のリーパー オークが現れ、巨大な拳をタスクに目掛けて振るうとしたとき、タスクのオムニブレードが巨大なエネルギーナックルグローブへと換わり拳同士がぶつかりオークの腕ごと潰れ骨がむき出しになりオークが悲鳴を上げた

 

「ギャャャャャャャャャャャャーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

あまりの激痛に耐えれなく倒れるがタスクは直ぐにオーグメントモードを発動させ倒れるオークの後ろへ回り込みフォトンソードを心臓に突き刺した。オークは何が起こったのか分からないまま絶命した。アンジュ達はタスクの戦闘を見て唖然するしかなかった

 

「あのリーパーズを.......あっさりと」

 

「見て!」

 

カナメが指差す方向に多数のイビルとオークが真っ直ぐこっちに向かってきてる。

 

「まずい!このままでは!」

 

しかし、タスクはオムニインパクトナックルをおもいっきり地面にぶつけると地割れを起こり多数のリーパーが叫びながら溶岩の海へ落ちていった。

 

「すごい!!!」

 

「リーパーズが落ちて......いった」

 

またしても、アンジュ達は唖然することしか出来なかった。するとタスクは青く光った目をして、光っている右手を上に掲げるとアウラの都からヘラクレス飛んできてタスクは後ろへ高く跳びヘラクレスに乗った。

 

「タスク!?」

 

アンジュが呼ぶがタスクは無言だった。

 

「我らも出撃しよう!」

 

リュウガがナーガとカナメとアンジュに言う。

 

「「分かりました!」」

 

「タスク.......」

 

 

一方、サラマンディーネは焔龍號のバスターランチャーで戦闘艦を射ち続けていた。

 

 

「このっ!このっ!このっ!」

 

装甲の合金のせいかバスターランチャーのビームが弾かれていた。すると戦闘艦が体当たりをした。

 

「クッ!!......!?」

 

サラマンディーネはあるものを見た。焔龍號のカメラに映ったのは戦闘艦の目の中に閉じ込められている人影が見えた。

 

「あれは!?」

 

すると戦闘艦の目が別の方を向いた。向いた先にヘラクレスがこっちに来ていた。

 

「あれはタスク殿!?」

 

するとタスクが乗っているヘラクレスに異変が起きた漆黒の装甲がみるみると剥がれ落ち漆黒の装甲が純白の装甲をしており、アーキバスのウイングが天使の翼...ホーリーウイングが展開しアーキバスだった装甲が滑らかな装甲へと変わりアサルトブレードから両刃の剣へと変わった。

 

 

※分かりやすく言えばコードギアスの枢木スザクのKMF (ナイトフレーム)ランスロットアルビオンに天使の翼つまり本当の翼があるような機体

 

 

「あれは!?」

 

サラマンディーネが驚きタスクを追いかけたアンジュ達も驚きを隠せなかった。

 

「あれ、タスクの!!?」

 

「何と言う神々しさ.....」

 

「綺麗.....!」

 

するとヘラクレスは流星並みのスピードで飛んできて戦闘艦ごと弾き飛ばした。

弾き飛ばされた戦闘艦は目を光らせプラズマビームを乱射して来たがタスクはオーグメントモードを使いプラズマビームの弾道を読み避けた。

 

「速い!!!」

 

「今までのタスクとは何かがちがう!!!!!」

 

そしてヘラクレスの手の平から何とビームが出てきて戦闘艦の装甲を破壊した。

 

「私の焔龍號のバスターランチャーでも太刀打ち出来なかった戦闘艦を互角で......」

 

ヘラクレスは手の平からビームを乱射し戦闘艦もプラズマビームを乱射した。

その戦闘は正に神速の戦いであり、アウラの民や同盟国の兵士、リーパーも驚きを隠せなかった。得にヴィヴィアンは興奮していた。

 

「カッチョイイイイイイイイイーーーーー!!!!!!」

 

するとヘラクレスは腰部に装備されているヘラクレス専用武器 聖剣ルミナスソードを抜刀し斬りかかった。戦闘艦は目からプラズマビームできたスピアを展開しを突進したがプラズマスピアがあっさりと真っ二つにされ、ルミナスソードて目を刺そうとしたとき、目の中にいる人物を見て攻撃を止めた。

 

「人......?」

 

その人物は皇位な服装をしており髪の色が深紅で男性であった。するとリュウガが叫んだ

 

「まさか.....そんな....!?」

 

「リュウガ殿!知っているのですか!?」

 

「間違いない!.....あのお方はスメラギ・ネイル!拙者とカヤの兄上でござる!」

 

リュウガの言葉でサラマンディーネ達は驚きを隠せなかった。

するとヘラクレスが勝手に動きだしスメラギに刺そうとていた。

 




タスク.......無双過ぎる!!!
カッコいい.......

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