クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ   作:オービタル

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後編1

ケビンが笑うとヘカトンケイムのウイングにある6枚の羽がとれ始めヘカトンケイムの周りを漂い始めた。

 

「「「!?」」」

 

シン、ハンク、ゾーラは6枚の羽が取れたことに驚きケビンが叫んだ。

 

「殺れ!ビット‼」

 

すると6機のビットが真っ先にペルシウスへと襲いかかってきた。

 

「!」

 

シンはペルシウスで避けるがビットはしつこく追いかけてきた

 

「クソッ!」

 

ハンクはバスターライフルで向射つが読まれているのか避けられている

 

「こいつら何なんだ!?」

 

ゾーラはバスターソードでビットを弾き防ぐがビットが隙を作らせようとしつこくバスターソード目掛けて突進してきた。

 

「きりがねぇ!」

 

するとケビンはふざけた笑い声を上げた

 

「ハハハハハハ!!」

 

シンが怒鳴る

 

「何がおかしい!?」

 

「最高だよ!お前らの苦しむ姿が俺のビットにてこづるなんてなぁ!間抜けにも程があるよ!ハハハハハハ!」

 

シンが怒り

 

「コイツ!」

 

ハンクも怒り

 

「むかつく!」

 

ゾーラも怒った

 

「殺す!」

 

「それにあちらでは俺の花嫁が傷ついているなぁ~...まっ!俺があの娘をさらった後、たっぷり犯してあげるからなぁ~」

 

ケビンのふざけた言葉によりシンの怒りメーターの数値がMAXへとなった時、

 

「貴様ぁぁぁぁぁ!!」

 

するとペルシウスが水色に光始めた。

 

「何だ!?」

 

「これは!?」

 

「やれやれ、やっと覚醒したか!」

 

ペルシウスの頭部から角らしきパーツが前に移動しバイザー式のアイからバイザーが外れツインアイへと変わりフェイクがオープンし口らしき形になった。さらに肘と膝のパーツが展開し中から三枚のスラスターパーツが出てきてウイングが開きビームウイングを放出した。

 

「良い戦いになるな!」

 

ヘカトンケイムはビームクローとビームサーベルを突き付けペルシウスに襲いかかり覚醒したペルシウスはファーフェルが分離し二刀流へとなりファーフェルの刃が水色に輝いた

 

「これは!...フェイゾン粒子!?...これなら!」

 

ペルシウスはフェイゾンファーフェルを振り回しビームの刃を防いでいた。

 

「やるな!」

 

「お前だけはぁぁぁ!!」

 

 

 

 

その頃アンジュはヴィルキスに乗り崩れた残骸をグレネードランチャーで破壊し出撃したその時サリアが追いかけてきたが両腕をラツィーエルで斬られ墜落した時、ヴィルキスの色が白から赤へと変わり艦艇へ向かった艦艇は多数のミサイルを発射しヴィルキスに向けて撃ってきたがラツィーエルから高出力エネルギーブレードで斬られ残りのミサイルがヴィルキスに直撃したがヴィルキスから光学障壁(ビームフィールド)を発生していた。

 

「光の障壁!?...なら!」

 

アンジュはヴィルキスを飛翔形態へと変型し無数に来るピレスドロイドを破壊しながら艦艇へ突撃しに行った

 

「はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ヴィルキスが艦艇を突き抜け爆発しアンジュはヴィルキスを旋回しもう一隻の艦艇へ突撃した

 

「沈め!!」

 

艦艇も必死にヴィルキスを攻撃するが光学障壁で守られているため成す術もなく突き抜けられ爆発した

ヴィルキスは駆逐形態へ変型しエネルギーブレードを放出したラツィーエルを持ち艦艇のブリッジを斬られ破壊され

エンペラージュリオ一世にいるジュリオ達と乗組員は焦っていた

 

「何をしている!?相手はたかがノーマ一人」

 

その時ブリッジが斬られジュリオだけ残り上からヴィルキスが舞い降りたリィザは急いでその場を離れた。

するとヴィルキスのコックピットからアンジュが現れた。

 

「アッアンジュリーゼ!..グアアアアアアア~!」

 

アンジュがハンドガンを持ちジュリオの右足を射ちジュリオは悲鳴を上げた。

 

「今すぐこの虐殺を止めなさい!」

 

「クッ!新政皇帝ジュリオ一世だ全艦艇は直ちに撤収を!」

 

「『撤収!?ノーマ達は!?』」

 

「止めさせたぞ!早く医者を!」

 

するとアンジュはヴィルキスに乗りラツィーエルを振り上げた。

 

「まっ!?待て!!話が違う!?早まるな!要件は何でも聞く!だから殺さないでくれ!」

 

アンジュはジュリオがやって来たことに怒りを持っていた一つは両親一つは生きる場所を壊し、仲間を皆殺しにしようとした。最後に憎悪で満ちたこの腐った本当の化け物を殺すため

 

「生きる価値のないクズめ!くたばれぇぇぇ!!」

 

アンジュは渾身を込めたラツィーエルを降り下げた

 

「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!」

 

その時!ヴィルキスに似た黒い機体がビームシールドを展開しヴィルキスのエネルギーブレードを防いだ

 

「!?貴方...さっきの!?」

 

「エ...エンブリヲ様っ!!コイツを...アンジュリーゼをぶっ殺してください!今すぐに!!」

 

「エン...ブリ...ヲ!?」

 

その時、別の場所で戦っているシンはある人物を見た。

 

「あれは!?」

 

ジュリオの旗艦を見ると黒いヴィルキスがおりその横に覚えのある人物が立っていた。シンはそれに気付き猛スピードで旗艦へと向かった。

 

「アイツッ!エンブリヲ様所へ向かったか!」

 

ケビンのヘカトンケイムもペルシウスを追った

 

 

 

 

 

 

「アンジュ...君は美しい、君の怒りは純粋で白く何よりも厚い、理不尽や不条理に立ち向かい...焼き尽くす炎のように...気高く美しい物、詰まらない物を燃やして、その炎を燃やしてはいけない....だから..私が殺ろう」

 

「!?」

 

「君の罪は...私が背負う」

 

エンブリヲはの機体...ヒステリカを上昇しながら永遠語りを奏で始めた。

 

「♪~♪~」

 

「あれは!?」

 

「永遠語り!?」

 

そしてヴィヴィアンを乗せたタスクとナオミはアンジュの所に向かった

 

「この歌...知ってる...」

 

「あの歌、まさか!」

 

そして翼と尻尾をだし飛んでいたリィザはエンブリヲを睨んだ。

 

「エンブリヲ!」

 

するとヒステリカの両肩とウイングが展開した

 

「ヴィルキスと同じ武器!?」

 

そしてヒステリカから収斂時空砲を放ちジュリオが乗っている旗艦を破壊した

 

「ああああああああ~!!!」

 

するとアンジュはエンブリヲに話した。

 

「何なのよ!?...貴方!一体何者!?」

 

その時エンブリヲの横からヘラクレスのビームが飛んできた。

 

「アンジュ!そいつは危険だ!」

 

「タスク!ナオミ!」

 

「アンジュ離れて~!」

 

エンブリヲはタスク達を見て歌い出す

 

「無粋な」

 

「♪~♪~」

 

「いけない!」

 

アンジュはそれに気付きタスク達の所に向かう

 

「タスク~!ナオミ~!」

 

「「アンジュ!?」」

 

「ダメ~!!」

 

その時、アンジュの指輪が光ヴィルキスの色が白から青へと変わりヒステリカの収斂時空砲が放った途端ヴィルキスと共にタスク達が消えた

 

「やれやれ逃げられてしまったか...」

 

「エンブリヲォォォォォォォ!!!」

 

「ん?」

 

すると向こうからファーフェルを構えたペルシウスが飛んできた

 

「待っていた!この時を!貴様の首を狩り取ってやる!」

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ペルシウスがエンブリヲにファーフェルを降り下ろそうとしたとき目の前から赤と白のカラーをしておりヒステリカとペルシウスに似た機体が現れ手の平からバリアを展開した

 

「何だコイツ!?」

 

「愚弟!」

 

突然の声にシンは攻撃を止めた時、その機体から仮面を被ったアルベルトが現れた。

 

「アルベルト!?お前が何でここに!?」

 

「この俺を覚えているか!?」

 

「え!?」

 

するとアルベルトは仮面を外し素顔を露にした途端、シンの心に想像絶する再開となった

 

「これでも忘れたとは言わないでくれよ」

 

「・・・・・・兄さん?」

 

「兄さん!?」

 

ゾーラは通信を聞きシンの方を向いた

 

「シン...いや、我弟よ兄より...お前に命ずる......死ね!」

 

するとシンの様子がおかしく腰部からハンドガンを取りだしそれを頭に突き付けた時、

 

ゾーラは怒りながらバンシーのパルスライフルをアルベルトに向けた。

 

「それが!...それが兄貴の!弟への言葉かぁ!!?」

 

そしてハンクがシンを呼んでいた

 

「シン!...シン!...シン!!」

 

「は!?」

 

シンは目を覚ましハンドガンを捨てた時、アルベルトが話しかけてきた

 

「愚弟よ...覚えておけこれから始まる最後の晩餐を楽しみにするが良い」

 

アルベルトが謎の言葉を残しエンブリヲと共に消えた

 

「.................」

 

「逃げたのか?それよりもシン!アイツは!?」

 

「アイツは......アルベルト...前世の...俺の....兄貴だ」

 

《!!!!?》

 

シンの衝撃の言葉をを聞き一端、シン達はアウローラとグリッターへと帰還した。

 

 

 

その頃アンジュ達は

 

「ん~?」

 

アンジュが目を覚ますと目の前にスクーナー級のドラゴンがおり彼女は驚いた

 

「うわぁっ!?」

 

するとドラゴン(ヴィヴィアン)はジェスチャーしながら教えた

 

『「私!私!」』

 

「ヴィヴィアン?」

 

『「そう!」』

 

「またなっちゃんたんだ....」

 

アンジュはヴィヴィアンを撫でるとタスクとナオミが来た

 

「どこも怪我はない?」

 

「タスク!」

 

「そうだ!私、達海の上にいたはず!?」

 

アンジュはヴィルキスのコックピットから出て辺りを見回すと一部破損している廃墟がわんさかありアンジュ達は驚いた。

 

「ここ....どこ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃....

 

 

「来たか....」

 

「どうかされたのですか?リュウガ殿...」

 

「北北西辺りに微かだが電波をキャッチした」

 

「すると偽りの民がここに?」

 

「さよう...直ぐにお迎えをサラマンディーネ殿」

 

「分かりましたは...ナーガ!カナメ!」「はい!」

 

「直ぐに彼らのお迎えを」

 

サラマンディーネとナーガ、カナメは急いで北北西へ向かったそれを見ていたリュウガは笑っていた。

 

「偽りの民かぁ...どういう人類だろうか?」

 

 




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