クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ   作:オービタル

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中編2

シンに続いたターニャ、イルマ、シャノン、カミラ、ナンシーはあるものと遭遇した。

 

「シン副指揮下!あれを!!」

 

「!?」

 

シャノンが指さした方向を見るとピレスドロイドが浮遊しておりその中に巨体な豪腕を持った黒い機体(分かりやすく言えばファフナーに出てきたマークニヒトの背部にハイドラガンダムのアームを4本ある機体)がいた。

 

「何だあれは!?」

 

するとその機体が巨体な豪腕を上げた

 

「何を!?」

 

そしてその巨体な豪腕を降り下げるとピレスドロイドからディスクブレードを展開しシン達へ突撃してきた。

 

「何!?」

 

シン達は武器をピレスドロイドに向けて発砲した。

しかし無数いるためシン達は苦戦していた時、何機か射ち漏らしアルゼナルの発着エリアを破壊していった。

 

「クソッ!」

 

するとヒルダからの通信が来た。

 

「何が起こってんだ!?...シンどうなってるんだ!?」

 

「ヒルダ!...上空に所属不明機と無数の円盤が飛んでるんだ!」

 

「何が!?」

 

「た!...助けてぇぇぇ!!」

 

シンはピレスドロイドに連れ拐われているシャノンを助けようとしたとき、謎の機体がシンに向かって来た。するとその機体の指からビームクローを出してきた。シンはペルシウスのファーフェルで防いだときその機体に乗っている人物が話しかけてきた。

 

「・・・・・・また会えたなぁ」

 

「!!」

 

シンはファーフェルを降り防御体制をした。

 

「お前!...ケビンだな!?」

 

「そうだ!腕の恨み貼らさせて貰うぞ!」

 

ケビンのネビュラメイル...ヘカトンケイムはもう片方の指からビームクローを放出しさらには背部にあるアームを起動し先端からビームサーベルを出してきてシンに襲いかかってきた。シンはペルシウスの固定武装ニードルガンを撃ったが四本のアームが回転しビームのバリアを作った。

 

「チッ!」

 

シンはオーグメントモードを発動させ相手の動きを見ようとしたとき

 

「させるか!強制オーバーダウンシステム発動!」

 

するとヘカトンケイムの間接部の色が銀色から赤へと変わった瞬間シンのオーグメントモードが解除された

 

「何!?」

 

「どうだ!?改造手術をして組み込んだシステムの機能は!?」

 

「厄介だ!」

 

シンが空中で戦闘しておる中、アルゼナル内は大苦戦していた。マナの特殊部隊が侵入し罪のない人達を殺していったがシンの作ったゲオルギー達がヒルダ達を援護していた

 

「クソッこれじゃパラメイルが出せねぇ!」

 

「もう終わりだ!私達皆殺されるんだ!」

 

「泣き言、言ってんじゃねぇよ!...!」

 

するとクリスの後ろからマナの特殊部隊の一人が現れヒルダはそれに気付き庇ったら腕を撃たれヒルダはライフルを乱射しマナの特殊部隊を殺した。

 

「大丈夫かい!?」

 

「ありがとう...」

 

「皆!...怯むじゃねぇぞ!」

 

《イエス!マム!》

 

その頃アルゼナルカフェテリアでは逃げ遅れた人がマナの特殊部隊に捕まっていた。

 

「どうします隊長?」

 

「目的はアンジュリーゼとヴィルキスとペルシウスとメイルライダーだ...構わん、殺せ」

 

マナの特殊部隊はサブマシンガンを人質に向けたとき

 

「させるか!」

 

「「「「!?」」」」

 

上からヒカル(古の民)がデュアルマシンガンでマナの特殊部隊に乱射し倒し着地した。

 

「さぁ皆こっちだよ!」

 

「ありがとうございます!」

 

さらにその頃、火炎放射器を持った兵隊が各部屋を燃やし続けており子供達が今、正に燃やされそうになっていた

時、フィーリが火炎放射器を凍らせた

 

「なっ!?何だ!?...!?」

 

兵隊はフィーリのアイスビームで凍らされた。

子供達は何が起こったのか分からなく混乱していたとき扉からフィーリが来た

 

「大丈夫?」

 

「あっ!はい!ありがとうございます!氷の妖精さん!」

 

「いえいえ...!」

 

すると向こうから兵隊がやって来たフィーリは直ぐに氷の壁を作り子供達を連れ逃げた。

一方エルシャは子供達を助けに向かおうとしたとき

 

「困ってるか?」

 

「貴方は!?」

 

現れたのはグレネードランチャーを持ったカズだった

 

「ちょっと離れてろ」

 

カズはグレネードランチャーを射ち兵隊を爆死させた。

 

「行っても、ん?」

 

すると向こうを見ると氷でできたドームがありそれが崩れると子供達を連れたフィーリが出てきた

 

「ちょっとカズさん!ひどいですよ!?」

 

「ごめんごめんまさかお前がおったなんてなぁ、」

 

「あっエルシャママだ!」

 

「ああっ!良かった!ありがとうございます!」

 

「嫌々例を言うならフィーリに言ってくれ」

 

子供達は無事にエルシャと合流し最下層へ向かった。

その頃シンはまだケビンと苦戦していた

 

「おらおらどうした!?」

 

「つっ強いコイツ!前よりかさらに!」

 

「おらぁ!止めだぁぁぁぁぁ!」

 

その時向こうからバンシーハンク・カスタムとゾーラ・カスタムが来てくれた

 

「待たせたな!」

 

「手伝うぞ!」

 

「ハンク!ゾーラ!」

 

ハンクのバンシーがマシンガンを向け発砲しそれを受けたヘカトンケイムは下がった

 

「大丈夫か!?」

 

「ああ!」

 

「さぁて形勢逆転だな!」

 

「チッ!」

 

ケビンは舌打ちしたが何故か笑っておりウイングの翼の六枚の羽がいつもより輝いていた。


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