クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ   作:オービタル

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中編1

アルゼナルにノーマ管理委員会の艦隊の放送が流れモモカは嬉しがりアンジュに話した。

 

「アンジュリーゼ様、助けです!助けが来ましたよ!」

 

するとシンがあることを思い出す

 

「違う」

 

《え?》

 

「これは・・・罠だ!」

 

 

 

一方、ジルは臨床司令部に行きパメラ達に話した。

 

「耳を貸すなよ」

 

「「「え?」」」

 

「戯言だ。対空防御体制」

 

「「「イエス!マム!」」」

 

アルゼナルの各地から対空パルスキャノン砲台が現れ防御体制を整えた

 

「アルゼナル対空兵器を起動!」

 

「はぁ、やれやれ...平和的に事を進めたと言うのに......旗艦エンペラージュリオ一世より、全艦艇へ!たった今ノーマはこちらの救援を拒絶した!これは我々、いや、全人類に対する明確な反逆である!断じて見過ごすわけにはいかん!全艦...攻撃開始!」

 

ジュリヲ率いる艦艇は主砲とミサイル、格納庫にある円盤ピレスドロイドを出してきた

 

「ん!?...小娘共!来るよ!」

 

ジャスミンはミサイルが来ることに気付きアンジュ達に知らせた

 

「え!?」

 

対空パルスキャノンでミサイルを破壊するが残りのミサイルが破壊出来ず対空パルスキャノン砲台が破壊された。

その頃ステルス状態のグリッターは大急ぎでアルゼナルヘ向かっていた。

 

「なんて事を!」

 

ハンクが大声を上げ

 

「無事でいてシン、ココ!」

 

アリアはアルゼナルにいる二人の子どもを心配していた。

 

一方アルゼナルの廊下では皆が集まっておりエルシャが子供達にオルゴールを聞かせていた。

 

「攻撃して来やがった!」

 

「シンの言う通り本当に罠だったんだ」

 

ロザリーとクリスが慌てていた時、ジルからの放送が流れた。

 

「諸君、これが人間だ...奴等はノーマを助けるつもりなどない...物のように我々を回収し別の場所で別の戦いを従事させるつもりなのだ...それを望む者は投降しろ、だが、抵抗する者は共に来い!........これよりアルゼナル司令部は人間の管理下より離脱、反攻作戦を開始する!...作戦名は.....リベルタス!...志しを同じくするものは武器を持ち、アルゼナル最下層に集結せよ、以上だ」

 

ジルは通信を切りパメラ達に話した。

 

「お前達はどうする?」

 

「・・・・・・共に参ります!司令と!」

 

「サリア、アンジュは必ず連れてこい」

 

「分かってるわ」

 

サリアはアンジュとモモカを睨んだ

その頃ジルは古の民によって造られた潜航艦アウローラを案内した。

 

「いつのまにこんな!?」

 

「パメラは操縦席へ座れ、ヒカルはレーダーに付き、オリビアは通信に行け、全システム起動!発進準備だ」

 

「「「イエス!マム!」」」

 

廊下でジルの話を聞きロザリーが驚いていた

 

「反攻ってどう言うことなんだよ!?」

 

「司令に従って死ぬか、人間共に殺されるか選べってことでしょ」

 

「「!?」」

 

「ヒルダ了解!指揮下に入ります!」

 

「シン了解!副指揮下に入る!」

 

「はぁ!?」

 

「人間達には恨みも憎しみもある...反旗を翻すには良い機会さ!」

 

「まもなく敵の第ニ波が来る...パラメイルで迎撃を...」

 

「イエス!マム!」

 

すると子供達を連れたエルシャが来た。

 

「私も行くわ!ヒルダちゃん、シン君!」

 

「!?」

 

「守らなくちゃね!大切な者を...」

 

「良し!念のためあれを造っておいて良かった」

 

するとシンは通信し何かを読んだ

 

「システムログイン!ゲオルギー始動!」

 

すると廊下の向こうから何か金属の足音が聞こえた

 

「何だ?......うわぁ!?」

 

現れたのは白いロボットが27体が現れた。

 

「シンこれって!?」

 

「念のために攻撃型アンドロイド...ゲオルギーを開発したんだ。これなら人間共と対等に戦えるそしてエルシャの守りたい者も守れる」

 

「ありがとう...シン君」

 

するとクリスが大声を上げた。

 

「人間に歯向かって生きていけるわけないでしょ!?」

 

「殺ってみないと分からないさ!そうだろアンジュ...ん?」

 

ヒルダがアンジュの方を見るとそこにアンジュはいなかった。

 

「ヴィルキスはが最優先だ!弾薬の装填は後回し!非常用エレベーターに乗せるんだ!」

 

メイが大急ぎでパラメイルを整理していた。

 

「メイ!発進準備は?」

 

「ああ、いつでも行けるよ!」

 

「あたしらもね!」

 

突然の声の正体はターニャ達であった。

 

「ヒルダ隊長!、シン副隊長!ターニャ以下五名、出撃準備完了です!」

 

「良し」

 

「第一中隊出撃!」

 

ヒルダがターニャ達に命令しシンはペルシウスに乗りターニャ達も後に続いて発進した。


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