クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ   作:オービタル

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後編3

朝日が上り太陽が飛行中のグリッターを照らした。すると目の前にアルゼナルが見えてきた。

 

『各員に告ぐ 各員に告ぐ 5分後にアルゼナルに到着いたします。繰り返します~~』

 

艦内放送が流れシンは部屋で準備していた。

 

「そろそろ着くか・・・」

 

「ねぇ、シン」

 

「何?」

 

「その・・・」

 

「アルゼナルに久しぶりに滞在するか、」

 

「え!?」

 

「言っただろ・・・お前を絶対に一人にしないって」

 

「シン・・・」

 

「さてともう降りるか」

 

シンとヒルダは荷物をまとめてアリアの所へ向かった。

 

「本当にグリッターから降りるの?」

 

「ああ、ちょっとだけ滞在するだけだから大丈夫だよ母さん・・・」

 

「なら、いいんだけど」

 

「大丈夫だってもしあのヒルダストーカーのケビンが現れヒルダをまた連れ去ろうとしたら俺が守るから」

 

「ん~・・・許可しましょう」

 

「ありがとう。母さん」

 

「それに」

 

「ん?」

 

アリアはヒルダに近寄り口を耳に近付けた。

 

「未来の旦那さんと義理の妹を頼みましたよ♪」

 

するとヒルダの顔がまた真っ赤になりその後しっかりとした笑顔で話した。

 

「分かったよ・・・お義母さん♪」

 

「よろしい!」

 

アリアとヒルダはこそこそと未来の事を話しシンは首をかしげた。

 

「?」

 

その後シンとヒルダそしてタスクとアンジュとモモカはグリッターで送ってもらうことになった。

 

「タスク」

 

「何?」

 

「お前もアルゼナルに滞在しろ」

 

「え?でもこれからのミスルギ皇国の情報が」

 

「心配するなその件はハンク達が何とかするらしいってだから安心しろ。」

 

「良かった。」

 

「それと俺のペルシウスとお前のヘラクレスもアルゼナルヘ輸送する。もしものためだ。」

 

「分かった。ありがとうシン」

 

「それじゃ行くか」

 

「ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方アルゼナル発着エリアにはサリア達がいた

 

「ほよ~?見えてきた!・・・・・・何あれ!?カッチョイイ!!」

 

「あらあら~随分と凄い現れかたねぇ」

 

「・・・綺麗」

 

ヴィヴィアン、エルシャ、サリアがこっちに来たグリッターを見て発着エリアにいる各員は驚きを隠せなかった。

 

「す、すげぇ!?」

 

「これ・・・船よね?」

 

「凄い!?」

 

「あれって魔法で飛んでいるのかな?(キラキラ)」

 

「それはないと思うよココ」

 

「でも今までの科学じゃこれは作れないよ?」

 

グリッターの後部かのハッチが開きシン達が現れた。

 

「シンだにゃ~!!」

 

「後、あの男は・・・誰?」

 

「それはいいとして早くアンジュちゃんとヒルダちゃんとモモカちゃんを出迎えなくちゃ♪」

 

サリア達はシン達の方へ走って行きグリッターはシンとタスクの機体をアルゼナルに移送しミスルギ皇国へ向かった。

 

その様子を指令室から見ていたジルは喜んでいた。

 

「『無事に帰ってきたようだな・・・』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、独立連盟帝国の本拠地 惑星ヘルガーンでは・・・

 

「アルベルト様」

 

「何要かな?」

 

「ケビンの改造手術が終わりました。」

 

「そうか、それなら彼と私が集めた親衛部隊にネビュラメイルと4機のパンドラメイルを授けるように準備をしておくれ」

 

「ハッ!直ちに!」

 

ヘルガストの科学者は急いで彼らの所に向かった。

 

「フフフフフ楽しいショーが始まるな」

 

その時格納庫にスポットライトが照らされ5機の機体が照らし出されていた。1機だけは背部にアームのような手が4本あった。

 




次回! ヴィルキス&ペルシウス覚醒!

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