クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ 作:オービタル
クラーケンのバイラス・アームが一気にドラゴンのような機体に襲い掛かったがドラゴンのような機体は腕からビームソードを出し無数に来るバイラス・アームを斬っていった。
「ちょこざいなぁ!」
グリモアは突然その場から離れ要塞へと戻った。シンとリュウガはその後を追った。
「「待て!」」
「あれを使うか!」
グリモアは下にあるボタンを押した。すると座席の後ろから生き物のように生える機械でてきた触手が出てきてグリモアの体を覆った
「これならあいつらを・・・・」
そしてクラーケンは要塞に着いた直後クラーケンのバイラス・アームが要塞の装甲を貫き内部へと入った。グリモアを追っていたシンとリュウガは警戒していた。
「「あいつ何をするつもりだ!?」」
すると要塞の装甲からバイラス・アームが無数に現れ下から巨大なビーム砲が出てきた時、要塞の変形しだした。
巨大な剛腕が現れ無数もある小型、中型、大型のバイラス・アームが装甲を貫き出てきた直後要塞に一筋線でき開いたその中を見たシン達は驚愕した。
それはなんと生き物のような肉と周りにぎっしり並ぶ牙しかも喉まで続いていた。
そしてその喉からクラーケンが現れたさらにそのクラーケンの頭部が変わっておりヤツメウナギのような口があり機械なのに肉と牙があった。シンとリュウガはビームソードを構えた。
「「何だ!?あの化け物は!?」」
するとクラーケンのコックピットから肉が飛び出ているグリモアが現れた。
(簡単に言えば人体模型の筋肉構造になった姿しかも血だらけででもさらに分かりやすく言えばバイオハザード5に出てきたアーヴィングのバイオ姿です。)
その姿は正に化け物!
「「グリモア!?」」
「ハハハハハッ!!ここにいる者達みんな俺の肉となれぇぇぇぇぇぇぇ‼」
「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァーーーー!!!!!!」
「「来い!!」」
グリモアは怪物の口の中で身を隠した。そして巨大な剛腕の指と手のひらからビーム砲を発射してきた。
シンとリュウガはそれをかわしたが同盟国の艦隊に直撃した。それを見たリュウガはめを閉じた。
「クッ!すまぬ!同士よ!」
「ますいぞ!」
その時アリア達からの通信が入った。
「シン!聞こえる!?」
「母さん!」
「私たちは貴方達を援護します。一緒にいるお友だちの仲間も一緒に援護してと連絡して下さい!」
「リュウガ!・・・・答えは分かってるよな!?」
「フンッ!答えなど分かっておる!」
「同士と同盟国に告ぐ!我等非加盟種族同盟国は連盟帝国貴族グリモア・ダミーコを撃ち取る!全艦隊艦砲射撃で連合軍を援護せよ!」
ドラゴレイドの艦隊と同盟国の艦隊そしてグリッターが主砲をクラーケンに向け発砲した。クラーケンは苦しみだした。
それを見ていたシンとリュウガはあることを考えていた。
「すげぇ!」
「シン殿」
「ん?」
「我はこの機体の名を決める。」
「このドラゴンのような機体の名を?」
「ああ」
「そうだなぁ・・・良し!」
「決まったのか?」
「ウロボロス!こいつの名はウロボロスだ!」
ウロボロスはビームソードを出しクラーケンへ向かった。
一方ハンク達はバイラス・アームを撃ち落としていた。
しかし無数に来るバイラス・アームは同盟国の艦隊を沈めていった。
「きりがないぞこれ!」
「クソ!どうすれば!?」
「ハンク!」
ゾーラがハンクを呼び指を指すとその方向からウロボロスが飛来した。ウロボロスはウィングに付いているビームキャノンを発射しバイラス・アームを破壊した。
「シン!」
「お待たせ!さぁいくぞ!」
ハンク達はウロボロスの後を追った。
クラーケンのバイラス・アームは次々と破壊され残ったのは巨大な剛腕だけだった
「おのれぇぇぇぇ!!こうなれば!」
するとクラーケンは要塞ごと傾け始めビーム砲を発射してきた。
艦隊はどんどんと撃ち落とされていった。
「どうだ!?俺に逆らった罰だぁぁぁぁ!」
「あのビーム砲を何とかしないと!?」
「だが、どうやって!?」
その時、バーチャルルームの色が黄緑色になった。
「何だ!?」
「これは!?」
リュウガが見たのは何か文字が映っていたことに気づくその文字にはこう書かれていた。
ドラゴニウム・ブラスター
「ドラゴニウムだと!?」
「何!?」
「全艦隊!今すぐ回避せよ!巻き込まれるぞ!」
すると同盟国軍の艦隊がすぐにクラーケンから離れた。そしてウロボロスの胸部と肩と装甲が開き翡翠色に輝く光が現れさらに強く光り出した。
「何だ!?」
「来る!」
するとクラーケンがシンとリュウガに気づきビーム砲を発射しようとした。
「終わりだヴェクタめ!最後だぁぁぁぁ!」
ついにクラーケンのビームが発射したときウロボロスのドラゴニウム・ブラスターが発射された。
二つのビーム砲がぶつかり合いそしてドラゴニウム・ブラスターのビームがクラーケンのビームを押し戻しそしてクラーケンに直撃した。
「バカな!!?この俺!グリモア・ダミーコがこんなやつらに!? ぐあああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!」
みるみるとクラーケンの装甲が剥がれ落ち肉は燃え上がりグリモアは灰にりクラーケンは大爆発した。
「終わった」
「いや!まだだ!」
「え!?」
大爆発が起こった直後突然のワームホールが出現した。しかもとてつもない引力があり全艦隊は吸い込まれるのを回避したがシンとリュウガが乗っているウロボロスは行動不能になりワームホールの中に吸い込まれた。
「わああああーー!!」
「とてつもない引力だ。」
そしてウロボロスが吸い込まれた直後ワームホールは縮小し消えた。
それを見ていたアリア達はシンを心配そうに思っていた。
「シン!」
その頃いつの間にかウロボロスから元のペルシウスとヤマトに戻っておりシンとリュウガは目を覚ました。
「「う~ん?」」
シンとリュウガはそれぞれのコックピットのハッチを開くと二人の目に写った光景は緑の蘚が廃墟を覆っており争った跡があり崩れたビルが並んでいた。
「ここはどこだ!?」
「分からぬだが分かることは一つ我々は別の世界に跳ばされたようだ先のグリモアとの戦闘によってワームホールができそして」
「俺達は吸い込まれここに来てしまったと?」
「その通りでござる。」
シンとリュウガは辺りを見回した。
そしてシンとリュウガがいる場所より何千㎞離れた場所和風の城がありそこにリュウガと同じ翼と尾を持った美しき女性が王座にいる巫女と話していた。
「何と!?それは真なのですか大巫女樣!?」
「いかにもここより離れた場所に二体の機体が落ちていたという報告があった。」
「それを我々に調査してほしいと?」
「そうじゃ出来ればその者達のが味方であれば・・・・」
「お任せください大巫女樣!」
「では、頼むぞサラマンディーネよ」
サラマンディーネという女性は二人のお付きと共にシンとリュウガのいる場所へ向かった。
次回はサラマンディーネとの出会いです!お楽しみに!