クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ 作:オービタル
一方、ハンク達はリュウガの種族ドラゴレイドの艦隊とクォリアンとゲス、クローガン、バタリアン、ヴォルス、ハナー、ドレル、ヴォーチャー、エルコーの非加盟種族同盟国軍の艦隊が要塞の周りを浮遊していた。
「これで全員ですか!?」
「まだだ!シンとあんたらの大将が戻ってきてない!」
その時、要塞の上からクラーケンが現れた。
「グリモア!?」
「おーい!」
「あれは・・・シンだ!」
「リュウガ大将!」
「待たせたで御座る!拙者の天神機
(ドラゴレイド人がパンドラメイルの事をこう呼ぶ)
ヤマトは!?」
「この艦に収納されています!」
「良し!全艦に報告するのだ!リュウガ・ネイルがお戻りになったと!」
「承知!」
リュウガはドラゴレイドの駆逐艦に乗り格納庫から離れた。シンはペルシウスを起動し格納庫から脱出した。
その頃グリモアは同盟国の艦隊に囲まれていた。
「目障りだ!」
するとクラーケンのバイラス・アームの装甲から無数の触手が現れ同盟国の艦隊の装甲を貫き艦隊が撃沈された。
「ハハハハハ!クズ共は消えろ!」
グリモアはハエを叩き倒すかのように同盟国の艦隊を沈めていた。
「クソ!アイツまだ落ちていなかったのか!?」
「早く倒さないと!」
シンはペルシウスの軌道をクラーケンに変えグリモアの所へ向かった。そして駆逐艦にいるリュウガも自分の愛機ヤマトに乗った。
「出してくれ!」
「天神機 ヤマト出ます!」
「リュウガ・ネイル! ヤマト!参る!」
リュウガの乗るパンドラメイルいや、天神機 ヤマトがカタパルトから発進した。するとヤマトが赤く光り出した。
「何事!?」
その時ヤマトが勝手にペルシウスの方へ向かった。
「どうしたのだ!?ヤマト!?」
その頃、シンはグリモアと交戦していた。
「オラオラ!ヴェクタ人が!」
「クッ!どうすればあのデカ物に大ダメージが与えられるんだ!?」
その時ペルシウスが青白く光り始めた。
「何だ!?」
すると向こうから赤く光るヤマトに乗ったリュウガが来た。
「シン殿~!」
「リュウガ!?」
その時ペルシウスとヤマトが自動で人型へと変わり二体とも強く光り出した。
「これは?」
「何だ?」
画面上にドッキングという文字が現れヤマトがペルシウスに体当たりした直後二体がバラバラというより粒子化した。それを見ていたグリモアそしてアリア達と同盟国軍の兵達も、すると粒子がだんだんと集まり何らかの形へなっていったそしてクラーケン並の全長を持つ人型へとなり強く光り出した。
「何!?」
光が消えると出てきたのは赤と白の装甲とペルシウスのウィングとヤマトのウィングが合体しておりドラゴンのような光の羽が放出しドラゴンと思われる頭部と口と爪と牙と尾を持っていた。尾の先にはペルシウスのファーフェルとヤマトの格闘武器 草薙剣が付いていた。その姿は正にドラゴンと呼べる!
「何だ!?あの化け物は!?」
グリモアが様子を伺おうとしたときドラゴンのような機体がいきなりパンチしてきてクラーケンに直撃した。
「バカな!?このクラーケンを凌駕する機体が存在するのか!?」
するとドラゴンのような機体から声が聞こえた。
「「今度こそ終わりにする!」」
「!?」
アリアとジャヴィックとロバートとグリッター船員とハンク達、ドラゴレイド人と同盟国、グリモアも驚いた。ドラゴンのような機体からシンとリュウガがシンクロしたような声を発したから
「おのれぇぇぇぇ!」
コックピットでは操縦席はなくバーチャルルームになっておりシンのARS スーツは外され体中が光輝いておりリュウガも体中が輝いていた。
「「さぁ、ここで落とす!」」
ドラゴンのような機体が口を空け吼えた。
「ガアァァァァァァァァ~~~~!!」
「ぐちゃぐちゃにしてやる!」
吼えた後、ついに第二ラウンドが始まった。
どうでしたかな?ペルシウスとヤマトが合体してドラゴンのような大きな機体になりついにグリモアとのバトルが再び始まりました!次回は必殺技が出ます!お楽しみに期待していてください!