クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ   作:オービタル

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再開と真実とドラゴレイド人
前編1


格納庫にへコリンサス将軍に付いていったシンが見たものは大型ブースターと4枚のウィングが付けられている大型巡航艦があった。

 

「これは!?」

 

シンが驚きコリンサスが答えた。

 

「この巡航艦の事か?」

 

「はい!」

 

「この大型巡航艦はかつてのヴェクタ人が使っていた巡航艦だ。」

 

「ヴェクタ人が!?」

 

「そう・・・この巡航艦の名はグリッターだ。」

 

グリッターと言うこの大型巡航艦はかつてヴェクタ人が惑星開拓のために使われていた探査艦だが見たことのないパーツが使われいたということにシンは不思議に思った。

 

「グリッター・・・」

 

するとグリッターの中から数人の男女が降りてきた。シンはコリンサスに質問した。

 

「将軍、彼等は!?」

 

コリンサスがシンに信じられない事を話した。

 

 

「彼等はこの大型巡航艦グリッターのクルーで・・・君とと同じ古の民の生き残りだ。」

 

 

シンは驚いた何せ古の民は俺とタスクだけではなかったから

 

「古の民!!?」

 

「そうだ」

 

すると向こうにいる古の民のリーダーらしき男がシンに近づいてきた。

 

「初めまして、私はこの大型巡航艦グリッターのクルーであり対空間戦闘部隊隊長を務めているハンクだ。それでこちらは突撃班のヒカルだ。」

 

「ちわーす♪」

 

「救護班のバン」

 

「へっ」

 

「砲撃班のカズとサイ」

 

「どうも」

 

「こんにちは・・・」

 

「そして強襲班の「私の事か!?」!?」

 

するとグリッターの中からシンも良く知る人物が現れた。それは今まで重症を覆っていた彼女は義眼だった右目と左腕がサイボーグになっており紫のスペースライダースーツを着たゾーラだった。

 

「ゾーラ!?」

 

シンはゾーラがここにいることに驚いていた。

 

「久しぶりだねぇ~ボーイフレンド君。」

 

「何でここに!?」

 

「それはだな・・・」

 

ゾーラは訳を話した。あの戦闘で重症を覆ったゾーラはアレクサンドルスに運ばれ改造手術をされ右目と左腕がこのようにサイボーグになったと

 

「そしてこいつらに会ってこの部隊の強襲班になったのさ」

 

「成る程」

 

「全くここにはヒルダ達がおらんのが残念だけどこいつらもいいね~♪」

 

ゾーラはそう言いながらバンとサイのお尻を摩ったら二人は震えた。

 

「相変わらず尻を摩りますね。」

 

「あったり前だろ!趣味だからなそれにあんたとの借りを返さないまま死んでたまるか!」

 

するとハンクがシンに訪ねてきた。

 

「君はサムの息子、シンだな?」

 

「ええ!」

 

「やっぱり!あいつとは昔からの仲だったからなぁ・・・それで親父さん元気してるか?」

 

するとシンは落ち込んだ顔しハンク達に話した。するとハンクが壁を殴った。

 

「エンブリヲ‼あの悪魔めぇ!」

 

「すみません俺があの時もっと強かったら・・・」

 

「気にするなあいつはお前を守ろうしたからなぁだからその事は気にするな」

 

「ありがとうございます。」

 

「それからお前に会わせたい人物がいる。」

 

「会わせたい人物?」

 

「付いてこい」

 

ハンクはシンをグリッターのブリッジへ連れて行った。

 

 

 

 

グリッター内部ブリッジ

 

「ここがグリッターのブリッジだ。」

 

ブリッジは物凄く広くあらゆる機械やコンピューターが並んでおりシンは驚いた。

 

「凄い!」

 

「そしてあの方が我々をエンブリヲから助けてくれた。」

 

「あの方?」

 

上に上がると誰かが座っていた。するとその人物がシンに話しかけた。

 

「よくここまで来ましたね。」

 

その声に聞き覚えがあった。すると座席が降りてきて顔が露になった。

 

「まさか!?・・・そんな!?・・・」

 

 

「そう、大型巡航艦グリッターの艦長 アリア・ギムデン お前の母親なのだ。」

 

シンは驚愕した死んだ筈の母親が今、目の前にいることを

 

「何で・・・」

 

「シン」

 

すると突然シンはアリアに抱き付いた。

 

「シン!?」

 

アリアが慌てるとシンは泣いていた。

 

「母さん・・・」

 

アリアはシンの頭を撫でた。

 

「もう一人にしないわ・・・」

 

その時、誰かが上がってきた

 

「どうだ!母親との再開は?」

 

その声の主もシンも良く知る人物だった。その人は10年前、シンとサムを守っていた修理班の

 

「ロバートさん!?」

 

「ハハッ、びっくりだろ?」

 

「どうして!?貴方はあの時、ザイツェフによって!」

 

「気を失ったんだよさすがのザイツェフは俺が死んだと思っていたんだ。」

 

「でも、何でここに!?」

 

「彼が研究所へテレポートし瓦礫の中に埋まった俺を助けてくれたんだ。」

 

階段を上がってくる人物がいた。赤いアーマーをしており目が4つあり虫のような緑の肌をした人物が現れた。シンはロバートに質問した。

 

「ロバートさん、彼は?」

 

「彼か?、彼は連合の提督であり君と同じ絶滅種族プロセアンのジャビック提督だ。」

 

「君がヴェクタのシンか?」

 

するとジャビックはシンの顔を見て理解した。

 

「ほー・・・目付きがサムに似ているなぁ」

 

「親父を知っているのですか!?」

 

「知っているも何も彼はヴェクタ人だからなぁ・・・」

 

「え!?」

 

「あれサムから聞いてなかったのか?お前は正真正銘のヴェクタ人だ。」

 

「俺がヴェクタ人!?」

 

「そうだ、簡単に言えばヴェクタと古の民のハーフだ。」

 

「でも俺はどうやってあの時、ヴェクタ星に!?」

 

「私の能力だ。」

 

「え!?」

 

「私がサムに頼んだever portal system通称EPS を2体のバウンドドッグに組み込んだのだ。」

 

「バウンドドッグ?・・・あ!?」

 

すると扉からフェンリルが現れた。

 

「まさにその通りです。マスター」

 

「フェンリル!?」

 

「提督の命令でマスターをヴェクタ星に送り夢と言うより脳波でアリア様を撮していたのです。」

 

「夢に出てきた母さんはお前がそれを使って俺の脳波に母さんの姿をここから映し出していたのか・・・」

 

「そうだ、お前が生まれた後、アリアはサムに頼みワープドライブ装置を開発しパラヴェンに空間転送してきたのだ。ロバートとあの時エンブリヲに殺されかけた古の民のわずかな数人を連れて来るのもそうしたのさ」

 

「そうだったのか・・・」

 

「さらにこの巡航艦グリッターは元々ヴェクタの巡航艦なのだ。」

 

「この巡航艦もヴェクタ人が!?」

 

「ああ、何故、作られたのかは分からないけど君とフィリジスの少年が乗っているパンドラメイルも全てヴェクタ人が作った者だ。」

 

するとゾーラが割り込んできた。

 

「あの~質~問」

 

「何だ地球人?」

 

ハンクがゾーラに注意する。

 

「コラッ!ゾーラ!提督の前で何だその態度!?」

 

「え?だってヴェクタ人って何なのか提督さんに質問しただけど?何か悪い事を言った?」

 

ハンクは手で顔を隠しため息をした。

 

「いいだろう、ヴェクタが何なのか教えてやる。ヴェクタと言うのはお前が生まれる1700年前、地球人は人口増加により住む地域が減っていった。そのため彼等は新たな星を探しその星に移住しようとした。そして50年後、ようやく見つけた環境に適しており、レイリー散乱とミー散乱がある地球に似た星・・・」

 

 

するとシンが答えた。

 

「それがヴェクタ」

 

「そうだ惑星VECTE(ヴェクタ)お前の故郷だ。これで平和になると思っていたが宇宙には恐るべき種族もいた。」

 

「!?」

 

 

「リーパーズ(死神族)」

 

「リーパーズ?」

 

「リーパーズは何処からともなく現れた次元侵略生命体種族だ。その数は我々惑星連合をも上回ってしまう数だった。何故なら奴等は吸血鬼のような再生能力や増殖力と知能を持っていた。私の種族、プロセアン帝国の勢力をもって戦ったが返り討ちにされてしまった。そしてあること決断をした。ヴェクタと交渉し同盟を結びさらにヴェクタにはエルダー共和国やモーフィス、ザンダー星のノバ軍との同盟を結んでおりそして種族銀河連合を築き上げ、第一次銀河大戦を開戦した」

 

「種族銀河連合と銀河大戦・・・・」

 

「これならリーパーズに勝てると思っていたが既に奴等は他種族の血を奪いその唾液が傷口にあたると奴等見たいになりそして増殖する。その数は5300万にだった対する連合の勢力はざっと・・・2100万だった。けどヴェクタ人は我々の想像を超えてしまう高度な科学力を持っておりある兵器を開発した。何の兵器だったかは分からないがその兵器はたった一発でリーパーズの勢力を13%へと一瞬にして消し勢力を2700に変えてしまったのだ。」

 

「たった一発で13%まで減らした!?」

 

シンとゾーラはヴェクタの兵器で驚いていた。

 

「そんな物騒な兵器を作るなんてヴェクタって化け物か!?」

 

「私も思った彼らのテクノロジーは我々の種族と地球人よりも遥かに越えていた。だが、それのお陰で我々は生きている。その後、ヴェクタはヘルガストと言う帝国と戦い勝利したが忽然と消えたのだ。」

 

「そうだったのか」

 

シンはヴェクタの事で少し納得していた。

 

「そして今、君の力が必要なのだ。最後のヴェクタ人のシンよヘルガストの悪巧みを阻止してくれ、」

 

ジャビックが膝を付きシンに訪ねた。

 

「シン・・・・」

 

アリアは心配そうにシンを見ていた。

するとシンが答えた。 

 

「分かりました。」

 

「!!」

 

「ようやく分かったんだ俺がどうしてフィーリ達からヴェクタ人って呼ばれていたのが・・・」

 

「ヴェクタのシン」

 

「阻止するよヘルガストの悪巧みと奴隷解放を!」

 

「おお!」

 

「いいのシン?あなた」

 

アリアが心配していた。

 

「大丈夫だよ母さん俺には守りたい人がいるんだ。」

 

シンはそう言うとアリアはしょうがないような顔をしていた。

 

するとジャビック提督が今後の任務を話した。それは惑星エリシアにヘルガストの空中要塞があるとそこに救難信号をキャッチしたとコリンサス将軍からの報告がでた。しかもその救難信号は残りのパンドラメイルとその後継者判断した。

 

既にカタパルトが準備されておりグリッターのブリッジにはシンとゾーラ、フィーリとハンク達と古の民の男女と研究員が揃っていた。

 

「総員、コリンサス将軍から聞いていますね、惑星エリシアにヘルガストの要塞が浮遊しておりその要塞内部にパンドラメイルと後継者、及び拉致された人々が捕らえられているの・・・そこで彼らの解放と救出を行います。皆さん賛成する方はどうか手を上げてください。」

 

アリアがそう言うと何と全員が手を上げた。

 

「艦長について行くぜ!」

 

「私たちは奴等の奴隷じゃない!」

 

「俺らには生きると言う願いがあるからな!」

 

グリッターの総員はアリアの頼みに賛成してくれた。

 

そしてシンが前に出てきて全員に話した。

 

「俺は奴隷でも何でもないちゃんとした生命だあいつをエンブリヲとアルベルトを倒すために生きるぞ!」

 

 

《おおおおぉぉぉぉぉーーーーー!》

 

次にジャビック提督が前に出てきて総員に命令した。

 

「総員!ただちに持ち場に付くのだ。もうすぐパラヴェンから惑星エリシアに向かう!いいな!」

 

《イエス!サー!》

 

 

 

 

連合基地のカタパルトから大型巡航艦グリッターが現れバーニアからオーロラのように輝くエネルギー粒子が排出されついにグリッターはパラヴェンからエリシアへと飛び立った。

 

連合基地からグリッターを見送っていたコリンサスとモーディンと仲間たちは敬礼をした。

 

 

 

 

 

 

グリッターside

 

 

シンがブリッジから離れようとした時、アリアが話しかけてきた。

 

 

「シン貴方にはまだ話してない事があったの・・・」

 

「何、母さん?」

 

「実は・・・アルゼナルにはシンはもうあっているから分かるけどココって言う女の子は知っているよね?」

 

「知っている、前に俺が助けたノーマの女の子だろそれが」

 

「そのココって言う女の子は実は・・・私の子なの」

 

 

「・・・・・・・え?今、何て?」

 

「私の子なの、要するに貴方の・・・妹なの!」

 

「え!?・・・・・・ええええええええええええーーーーーーーーーー!!!!!!!!???????ココが!俺の妹!!!!!!!!???????」

 

そしたらアリアは訳を話した。

ココを産んだ後、ジャビック提督に頼み赤ん坊だったココをアルゼナルへと送ったと、

 

シンは驚愕した。まさか自分に妹がおったと言うことにそれがココだった事を、

 

 

 

 

 

 

アルゼナルside

 

 

就寝中のココはある夢を見ていた。

 

 

それはまがまがしく赤黒く輝く巨星、そして遺跡らしき建物がありその時、どこからか声がした。

 

『奴等が戻ってくるよ・・・リーパーズが』

 

その声が聞こえた時だッた。突然、目の前から顎が割れて口の中からヤツメウナギのような口をもった怪物達が人間やヘルガスト人を襲って血を吸っている所を見てしまいココに襲い掛かってきたらココは目を覚ましベッドから跳ね起きた。

 

「はっ!」

 

「どうしたのココ!?」

 

「ううん、何でもない。ちょっと恐い夢を見ただけ」

 

「そう、大丈夫?」

 

「大丈夫、大丈夫!」

 

「本当に?」

 

「大丈夫だから、おやすみ」

 

そう言いココはすぐに布団を被り寝た。

 

けど、ココは思っていた。

 

『あの夢・・・何だったんだろう?』

 

 




疲れた。後、op , ed 決まりました!活動報告を見てください。

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