クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ 作:オービタル
シンはあの時、倒れた後 夢を見ていた。
「あれ・・・ここは・・・どこ?、確か俺は・・・」
シンがさ迷っていると後ろから声が聞こえた。
シン
「誰!?」
シンが振り替えると母親のアリアが眩い光を発しながら下りてきた。
「母さん!?」
シン・・・成長しましたねぇ。
「いっ!?そんなに成長しては・・・・」
シンは顔を赤くしていた。
フフっ そう赤くならないの
「あっ!そういやぁ 母さん何でここに?」
いいですか 今、フェイゾンという有毒を持った高エネルギーによって体が汚染されており、あなたはそれによって倒れたのです。
「何だって!?」
ですけど、幸運なことにあなたのお友達フィーリ君が仲間を連れてあなたを今、治療しているのです。汚染も免れました。そして、あなたの大切なヒルダも助けてくれたのですよ。
「ヒルダも!?」
「ええ・・・それとこれを・・・」
アリアが手から光が放ちその光が段々と形を変え杖へと変わりそれを振るったらシンの横から巨大なモニターが出てきた。そこに映っていたのは特攻をして死のうとアンジュの姿だった。
正に、その頃大型ドラゴンに捕まり今にも絶体絶命のアンジュ その時、彼女の指に母親の形見でもあるソフィアの指輪があり彼女はソフィアの遺言を思い出した。
生き延びるのです。アンジュリーゼ!
その時ドラゴンがアンジュを襲いかかろとした瞬間
「いやぁぁぁぁっ‼」
アンジュの額から流れていた血が指輪に落ちその指輪が光り出しヴィルキスも強く光り出し錆び剥がれ落ち中から金色に輝き放つヴィルキスの姿だった。
アンジュはすぐにドラゴンから脱出し飛翔から駆逐へと変形した。
その様子をモニターで見ていた。シンは、驚きを隠せなかった。なぜならペルシウスと同じ白く頭には、女神象が飾られていたから
「あれが・・・・ヴィルキス」
アンジュはドラゴンの攻撃を華麗にかわしていきアサルトライフルを撃ち続けているときアンジュはブツブツ何かを言っていた。
「死にたくない・・・死にたくない・・・・・・死にたくない‼」
次の瞬間、ドラゴンの鱗が光り出しその鱗がビームでできた鱗になりそれをヴィルキスに放った。
アンジュはそれも華麗にかわし翼に装填されていたラツィーエルを持ちながら振り回し破壊して行き一気にドラゴンの方へと向かいラツィーエルを突きだし構えていた。
「おっ・・・お前っ・・・お前がっ・・・お前がっ・・・‼」
そのままドラゴンの頭部を貫通し血しぶきを上げ苦しんでいた。
アンジュは、ドラゴンに止めの凍結バレットを展開し叫んだ。
「お前が死ねえぇぇぇぇぇぇ‼」
凍結バレットをドラゴンの腹部に突き刺さり腹部から氷塊が飛び出しドラゴンはそのままグラリと海に落ち海面が凍り付いた。
モニターを見ていたシンは驚いていた。
「アンジュ・・・・ようやく立ち上がることができたな・・・」
シンがそう言うと突然モニターが消えアリアの体が光、段々と強くなり始めた。
「うわっ!母さん!」
「シン・・・いつかあなたのお父さんの故郷と頼もしいお友達と出会い私のところへ・・・そして彼の野望を阻止しその民を助け、全銀河をお救いなさい!」
「どう言うことだ!?私のところへって彼の野望って何を!?全銀河をどういうこと!?」
「いずれ分かります。」
そう言ってアリアは光ながら上へと浮かび上がり消えた。
「母さん!? 母さぁぁぁん!」
「はっ!」
目を覚ますとそこは、天井が目の前にあり、起き上がると見たことのない機械と医薬品が並んでいた。
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