クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ジェミナライズ 作:オービタル
「ジル司令!」
「どうした?」
「シンギュラーに反応あり!」
「場所は?」
「アルゼナル上空からです! 数は大型らしき敵影が16!」
するとエマ監察官が驚きの声を上げた。
「大型が16体も!?」
「何と言うことだ・・・アルゼナル内にいる全員に告ぐ 今、起こっていることは、アルゼナルにドラゴンが向かっている 全メイルライダー及び全員 警戒態勢を!」
「ドラゴンがアルゼナルに向かっている!?」
「そんな!私達今、帰ってきたばかりだよ!?」
ロザリーとクリスが慌てていた時、シンが目を覚まし起きた。
「うるせぇぞ! お前・・・らぁ・・・ぐっ!」
青白く光る蘚のせいでフラフラ状態になっているシンをヒルダが支えた。
「大丈夫か シン!?」
「大丈・・・夫・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ペルシウ・・・ぐっ!」シンは、左腕を抑え苦しんでいた。ヒルダは、シンの手をみたら青白く光る蘚が広がって行くのが見えた。
「ちょっ!? シン!手が!」
「触るな!・・・俺は、まだ・・・やれる・・・」
シンは、ヒルダの助けも借りずアルゼナルのカタパルトへ向かった。
アルゼナル付近には第二中隊のエレノア隊が警戒しておりカタパルトにはシンがレーザーキャノンを持って一人で立っていた。
その時、アルゼナル上空から次元の扉が開き出てきてのはドラゴンでもヘルガストでもスペースパイレーツではなく、赤のラインで塗っている艦隊だった。
「あれは!?・・・」
シン達は驚いていた。ドラゴンではなく別の物達が来たことに
旗艦 アレクサンドルスside
トゥーリアンの旗艦アレクサンドルスでは、コリンサス将軍とフィーリがいた。
「現在の状況を確認しろ!」
「は! 我々が辿り着いた惑星はコード・エデン(偽りの地球)です。」
「うむ・・・・・ん?あれは?セイクリッドメイルか?」
コリンサス将軍は、モニターに映し出されているパラメイルを見ていた。その時、フィーリがあるものに気付く。
「コリンサスさん!」
「何だねフィーリ君?」
「あのカタパルトの辺りをズームしてください!」
「分かった。」
モニターをズームしたらARS を装着したシンの姿が映し出されていた。
「あれは!?」
コリンサス将軍は、シンの左腕を見て驚愕しフィーリが言う。
「シンさんだ!しかも汚染されている!コリンサスさん!」
「うむ・・・わかっている。すぐに医療班を向かわせるそれとフェイゾン防護スーツを着用するようにと・・・後、感染者が出ると思う。直ぐにあのもの達にワクチンを!」
「イエスサー!」
トゥーリアン兵士達は直ちに各艦隊の医療班を集めアルゼナルに向かった。
次回の後編からヴィルキス覚醒を出そうと思います。こうご期待ください。