ワールドトリガー Another story   作:職業病

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都合上主人公の名前が変わりました


第1話

三門市

 

ネイバーと呼ばれる異世界からの襲撃者が現れるある意味戦地となっているにも関わらず多数の市民が暮らす都市。

その三門市で最も目立つ建物、界境防衛機関、ボーダー本部の周辺の放棄地帯の警戒区域に一つのゲートが開いた。

 

そのゲートの中から二つの人影が出てくる。

 

1人は小柄で髪が白い少年、もう一人は少し長めの黒髪をした長身の青年だった。

 

「ふむ、ここが日本か。」

 

白い髪の少年はそう呟く。

 

「そうだ。日本だ。でもここいるといろいろ面倒だからとっとと退散すんぞ。」

 

長身の青年は白い髪の少年にそうかえす。

 

「ふむ、そうか。じゃあそうしよう。」

 

「少し面倒事があるからな。忙しくなるぞ。」

 

青年は無表情で頭をガシガシかく。そのまま二つの人影は警戒区域からでていき、やがて市内に消えていった。

 

 

ゲート発生の一報を受け、防衛任務に当たっていた金髪の少年、出水公平が現場に来てみるとそこには何もなかった。ネイバーの残骸すらない。

 

「柚宇さん、なんもないよ?」

 

『あれ、ほんとなんもない。確かにゲートの反応はあったんだけど。でもネイバーのいた形跡もないから機材の故障かね〜。』

 

出水の問いに緩い口調で答えるのはA級1位太刀川隊オペレーター国近柚宇。生粋のゲーマー。

 

「そんなことあんのかね。まぁなんもないなら報告書書かなくていいからいいけど。」

 

顎髭を蓄えたボサボサの髪の長身の男性が疑問をこぼす。

太刀川慶。太刀川隊隊長No. 1アタッカー。

 

『まぁなんもないならいいんじゃない?エンジニアに後で報告しとくよ。』

 

そんな国近の緩い言葉を聞きながら出水は新たなゲート発生の警告地点に太刀川と向かう。

 

なぜだか出水は近々面白い事が起こる予感がしていた。

 

 

その一週間後、普通校の三門西高校。

その二階の2Cと書かれた表札がある教室に出水がつくとやけに騒がしかった。

 

「よー弾バカ。」

 

「誰が弾バカだ槍バカ。」

 

毎度恒例のやりとりをする相手はA級7位三輪隊アタッカーの米屋陽介。頭のカチューシャが特徴の出水の親友である。

 

「なんでこんな騒がしいんだ?」

 

出水は教室に入った時の疑問を口にする。

 

「なーんか編入生が来るらしいぜ。」

 

「編入生ぇ?こんな時期に?」

 

「なんでも帰国子女だとか。」

 

「三門市から出てくならともかく越してくるとは物好きな帰国子女だな。」

 

「おれも思った。」

 

そんな事を話しながら出水は自席につく。二番目に廊下側の一番後ろの席に着く。人数の関係上隣の席は誰の席でもない。出水のクラスは他と比べ人数が1人すくないのだ。

その誰もいない席に米屋は座りいつも通りの雑談をする。

その雑談中に2人に話しかけてきた者がいた。

 

「おはよう、出水くん、米屋くん。編入生の話聞いた?」

 

「おー熊谷、おはよう。聞いたぜ、さっきその話してたとこだ。」

 

二人同様ボーダー隊員B級12位那須隊アタッカーである熊谷友子が話しかけてくる。

 

「編入生ほんとらしいよ。さっき職員室前通ったらそれっぽい人いたって玲が言ってたから。」

 

玲とは那須隊隊長那須玲のことだ。もとより病弱で学校も休みがちだが今日は来てるらしい。

 

「案外ボーダー関係者かもな。わざわざこっちくるなんて。」

 

「と、思うじゃん?」

 

「何米屋くん、なんか知ってるの?」

 

「いやなーんも。」

 

「知らねーのかよ。」

 

そういって米屋にツッコミをいれる。それからしばらく談笑をしているとチャイムが鳴り、熊谷と米屋は自席に戻った。

それから担任教室が教室に入ってきた。

挨拶が終わり、連絡事項を伝えると教師が口を開く。

 

「もう知ってる人もいるかも知れんがうちのクラスに編入生がくる。」

 

その言葉にクラスメートは少し騒つく。出水は自分の隣の席になるのだろうな、と思いながら教師の話を聞く。

 

「よし、じゃあ入ってきてくれ。」

 

教師が言うと入ってきたのは長身の黒髪の青年だった。顔立ちはかなり整っていて髪は真っ黒で少し長めでボサッとしている。外国の血が流れているのか、瞳の色はとても綺麗な空色をしていたが、それを台無しにしかねないほどその目は死んでいた。俗いいう死んだ魚の目のようだ。身長は180あるかないかくらいだろうか。どことなく気怠げな雰囲気がある。

 

「神谷 遊です。諸事情により編入してきました。まぁ、よろしくお願いします。」

 

思ったより低くよく通る声で自己紹介をする青年は『遊』という名前らしい。その整った顔立ちと低くよく通る声によるものか女子の一部がざわめいている。

 

「よし、じゃああの一番端の席に座ってくれ。出水、いろいろ教えてやってくれ。じゃあ朝のホームルームはここまでだ。」

 

そう言うと教師はでていった。遊は言われた通り、そして出水の予想通り出水の横の席まで歩いてきた。

 

「神谷遊だ。よろしくな。」

 

「おお、よろしくな。おれは出水公平だ。」

 

そう言うと出水は手を差し出した。遊は僅かに微笑むとその手をとり握手に応えた。

そうしてそのまま隣の席につくとすぐにクラスメートに囲まれて、質問攻めにされる。特に女子が質問を多くしているように見える。

どこから来たのか。なぜ三門市にきたのか。ハーフなのか。趣味はなんなのか。彼女はいるのか。親がボーダー関係者なのか、などなどかなりの質問を同時に受け苦笑しながら目を泳がせしどろもどろに質問に遊は答えていた。大人数に囲まれるのは慣れていないようだ。

結局出水がまともに遊と話せる時間が得られたのは一限の授業がおわってからだった。

 

 

昼休みになり皆思い思いの場所に移動する。

 

「遊、メシ食おうぜ。」

 

「ああ。」

 

出水の誘いに遊はすぐに返事をする。あれから授業のことやらなんやらでいろいろと話をして出水と遊はすぐに打ち解けた。

 

「おれも混ぜろよー。」

 

そこに米屋も加わる。出水と話してるうちに米屋とも遊は話せるようになっていた。もとより遊はコミュニケーション能力が低くないようであり、さらに出水米屋の社交性の良さを考えれば当たり前のことなのかもしれない。

 

「しっかし遊大人気だな。初日からモテモテじゃねぇか。」

 

昼食の弁当を食べながら出水はそう口にする。

 

「おれも正直驚いた。できることならもう少し静かな方がいいのだがな。」

 

と出水の言葉に苦笑しながら疲れた顔で遊はかえす。

 

「何言ってんだ。女子からあそこまでちやほやされる奴なんでそうそういないぞ。」

 

米屋はパックの飲み物を開封しながら言う。

 

「まぁ遊はイケメンだしなー。目の色も綺麗だし。しかも帰国子女。女子が色めき立つには十分だろうな。やっぱり遊ってハーフなのか?目の色からして。」

 

「…女子と話すのは慣れてない。母親が外国の人だ。目の色は母親譲りだな。」

 

「なんだよ、意外と女子慣れしてないのかよその顔で。しかし母親が外人かー。今までどんなとこ行ってたんだ?」

 

「顔は関係ないだろ…。まぁ、いろいろ。ヨーロッパの方も行ってたし、お前らの知らないような『国』にも行ってたかな。」

 

「その、俺らの知らないような国ってどんなとこなんだ?」

 

米屋の問いに遊は少し考える素振りをみせる。

 

「まぁ…、紛争地帯かな?」

 

「紛争地帯⁈」

 

「マジか⁈」

 

「いろんなとこ行ったがお前らの知らないような『国』は大体どこも戦争してた。」

 

「はー…。想像つかねぇな。」

 

「すげぇ幼少期だなおい。」

 

出水と米屋は感嘆の声を上げる。

 

「まぁここも半分戦地みたいなもんだけどな。」

 

米屋の言葉に遊は少し反応する。

 

「それって、ネイバーってやつか?」

 

「おお、知ってんのか。」

 

「さすがに来る時に聞いたよ、いろいろとな。あとボーダーのこともな。」

 

「そうそう、ネイバーってのが三門市に攻めてきてんだ。んで、そいつらと戦うのがおれ達ボーダー隊員ってわけだ。」

 

「え、出水も米屋もボーダー隊員なのか?」

 

「そ、こいつは弾バカで通ってるぜ。」

 

「誰が弾バカだ槍バカ。」

 

「なんだそりゃ。てことは他にもいんのか?」

 

「ああ、うちのクラスならあとは熊谷くらいかな。他にもいるけどうちはこの3人だけだ。」

 

「ん、呼んだ?」

 

声のした方を見ると先ほど会話に出てきた熊谷友子がいた。

 

「おお熊谷、今ボーダー隊員の話を遊にしてたんだ。そんでクラスの隊員はおれと米屋とお前だけってことを言ってたんだ。」

 

「ああそういうことね。えっと、挨拶がまだだったわね。私は熊谷友子。一応ボーダー隊員ね。よろしくね、神谷くん。」

 

「熊谷、な。記憶した。よろしくな、熊谷。」

 

「なんだ、熊谷は平気なのな遊は。」

 

「ほっとけ…。」

 

出水の茶化しにげんなりした表情で遊は返す。熊谷は一人で頭に疑問符を浮かべているのを見て米屋が付け加える。

 

「遊のやつ、女子と話すの慣れてないんだってさ。」

 

「え、なに、意外と神谷くんヘタレなの?目が死んでるのに。」

 

「おい、人のことをヘタレ呼ばわりすんな。それと目は関係ないだろ。おれの目が死んでることを揶揄しているのか。」

 

「だって遊現にヘタレだし目、死んでるじゃん。」

 

「ほっとけこのやろう!」

 

そう言いながら遊は米屋に飛びかかり、じゃれあいのようなものが始まる。それをみて出水と熊谷は爆笑している。

とても戦地とは思えない平和な光景だった。

 

 

その日の授業も終わり、ホームルームも終わったので遊は出水、米屋の2人に校内を案内してもらっていた。

 

「んで、ここ右に行くと図書室と連絡通路で、そこがコンピューター室。んで上行くと音楽室と美術室がある。これで全部回ったかな。」

 

「まぁ体育館とかはいいだろ。目立つしすぐわかんだろ。」

 

「悪いな、2人とも。いろいろ助かったわ。」

 

「いいっていいって。気にすんな。」

 

「よし弾バカ、遊、帰りになんか食って帰ろうぜ。」

 

「誰が弾バカだ。まぁでもそれいいかもな。遊、メシいけるか?」

 

出水は遊に聞いてみるが遊は申し訳なさそうに苦笑して

 

「わり、まだ家の片づけ終わってねぇんだ。また今度誘ってくれ。」

 

「あーそうなのか。ならしょうがねぇな。」

 

「そうだな、じゃ、今日は帰っか。」

 

そのまま談笑をしながら3人は教室に戻るため連絡通路を通る。二年生の教室のある廊下につくと向こうから熊谷ともう一人遊の知らない女子生徒が歩いてきた。

 

「あれ、熊谷と那須じゃん。」

 

米屋が声をかける。

 

「ああ、米屋くん。出水くんと神谷くんも一緒ね。どうしたのこんな時間まで校舎内いて。」

 

「槍バカと一緒に遊に校舎内を案内してたんだよ。そっちは?」

 

「玲が保健室で休んでたからそれの付き添いでね。」

 

出水、米屋、熊谷が話している中、遊は熊谷と一緒にいた女子生徒を見る。美人、の類に入る顔立ちでどことなく儚い雰囲気があるというのが遊の第一印象だった。保健室にいたということは病弱なのかもしれない。肌も白くあまり外に出ていないように思われる。ぼーっとその女子生徒を眺めているとふと目が合い、遊は慌てて目をそらす。

 

「玲は神谷くん知らないよね。今日うちのクラスに編入してきた神谷遊くん。」

 

「まぁ、よろしく…。」

 

熊谷に紹介され若干しどろもどろになりながらも何とか返す。

 

「神谷くんね。私はB組の那須玲っていいます。よろしくお願いしますね。」

 

「ああ、いや、こちらこそよろしく。…てか同級生なんだし敬語はいらんよ?こっちもタメ語の方が気楽だし。」

 

「そう?じゃあそうするね。よろしく、神谷くん。」

 

「ああ、よろしく…。」

 

「やっぱり神谷くんヘタレね。」

 

「ヘタレだな。」

 

「ヘタレだ。」

 

「おいコラてめぇらうるせぇぞ。」

 

「神谷くんヘタレなのね。」

 

「おい、那須までやめろ。」

 

暗くなってきた校舎内に五人の笑い声が響いた。

 

 

その後、那須と熊谷と別れ米屋も途中で別れ、今は出水と遊の二人で帰路についている。

 

「どうだ?うちの学校の初日の感想は。」

 

出水はニヤリと笑いながら問う。

 

「まぁ、何とかやってけそうかな。」

 

「お前がヘタレとは意外だったがな。」

 

「ヘタレ言うな弾バカ。」

 

「あ!お前まで弾バカいうか!」

 

そい言いながらも出水の顔は笑っている。そこまでイヤではないようだ。

現在季節は冬なので溜息をつくと白い息が空中に舞う。

 

「まぁ、楽しくやっていけそうだ。」

 

遊の呟きに出水は笑いながらそうか、という。

 

「んじゃおれこっちだから。また明日な、遊!」

 

「おう、また明日。」

 

そう言い出水とは違う方向に遊は歩き始める。

 

「さて、レプリカ。遊真はどこだ?」

 

一人歩きながら誰かに話しかける遊。その制服の胸ポケットから黒い豆粒のようなものがでてくる。

 

『ユーマの学校付近の大通りの方にいる。ユーマともう一人ユーマの同級生がいる。』

 

「へぇ、遊真も楽しめそうだな。案内よろしく。」

 

『心得た。』

 

遊はマフラーを結び直し、レプリカの案内により街中へ歩いて行った。

 

 

レプリカの道案内によりコンビニやファーストフード店の並ぶ大通りに来てみると、裏路地からすごい衝撃音がした。

 

『ユーマはあそこだ。』

 

「はぁ、あのアホ…。騒ぎは起こすなと言ったんだがな…。」

 

溜息をつきながら裏路地にいってみると不良、と思われる男たちがのびていてその前で手をはたく白髪の少年と絶句しているメガネの少年がいた。

 

「よぉ遊真。派手にやったな。」

 

「む?」

 

「え⁈」

 

遊の言葉に二人の少年が振り返る。

 

「あなたは⁈」

 

メガネの少年が遊に問いかける。

 

「ん、ああ。おれは神谷遊。遊真の兄貴みたいなもんだ。」

 

「おおユウか。」

 

「おお、じゃねぇよ。騒ぎ起こすなつったろ。…まぁ見た感じ、お前だけに非があるようには見えないがな。」

 

「ふむ、こいつらがおれのカネを騙しとろうとしたからぶっ飛ばしただけだ。」

 

「こっちは向こうと違う。そういうのはいいが何でもかんでもぶん殴ったりすんなよ。面倒だから。んじゃ騒ぎ大きくなる前に退散すんぞ。まだ家片付いてないんだし。」

 

「あ、あの!」

 

メガネの少年が遊に声をあげる。

 

「ん?」

 

「あ、えっと、あなたは、一体「その話は後だ。まずは場所変えんぞ。」…わかりました。」

 

ちょっとメシ買ってくると言い残し遊は一旦その場を後にした。

 

 

ファーストフード店で適当に食料を買い、三人はハンバーガーを頬張りながら場所を移動した。

 

「さて、まずは自己紹介としよう。おれは神谷遊。血は繋がってないがこいつの兄貴みたいなもんだ。」

 

遊はハンバーガーのゴミを丸めてビニールに突っ込みながらいう。

 

「僕は三雲修です。空閑とは同じクラスで、それで、さっき、えっと「警戒区域とやらでバムスターを爆散させてきた。」…まぁそういうことです。」

 

「なるほど、理解。じゃあもう知ってんのね。」

 

遊は一旦言葉を切った。

 

「おれは、いや、おれたちはネイバーだ。」

 

「そういう事です。」

 

その言葉を聞き、修は冷や汗を流しながら二人のネイバーと名乗る対照的な二人に問う。

 

「やっぱり空閑の言った通りネイバーなんですね…。」

 

「そゆこと。ゲートの向こうから来たってこと。」

 

「じゃあ、神谷さんもトリガー、持ってるんですか?」

 

「ああ、これな。」

 

そういって遊は右手首につく黒い腕輪を見せる。

それを見て修はやや険しい顔になる。

 

「ちなみに遊はおれより強いぞ。」

 

「なっ…!」

 

「いらん情報喋んな。まぁでもおれらはこっちの世界をどうこうしようってわけじゃない。とりあえずは安心していいぞ。」

 

「そういうことです。」

 

「そういうことです。じゃねぇんだよアホ。お前は初日から学校での居場所をなくしたいのか。お前はこっちくんの初めてなんだからできるだけ大人しくしてろつったろ。」

 

「ふむ、申し訳ない。」

 

遊真の言葉に溜息をつく遊。

 

「まぁ修が日本についていろいろ教えてくれるらしいから多分大丈夫さ、多分。」

 

そう言いながら歩いて行く遊真。しかし先の信号は赤いのにきづかない。当然車は走ってくる。

 

「あっ!おい!空閑!」

 

修が引き止めようとする。

 

(間に合わない!)

 

そう直感したがその横を一つの影が通った。その影は遊だった。目にも止まらぬ速さで遊真に近づき小柄な遊真を小脇に抱えてそのままジャンプし、走ってきた車のボンネットを蹴り空中で一回転して修の横に着地した。

周囲で感嘆の声が上がるが遊はそれを無視して遊真の頭に拳骨を落とす。

 

「アホ、赤は止まれだっつったろうが。」

 

「む、申し訳ない。」

 

「ったく…。」

 

溜息をつき、遊は先ほどの車の運転手に頭を下げにいった。

 

修はこの先が不安でたまらなくなって来たが先ほどの遊の動き、そして遊真のもつトリガーにより二人がネイバーである事を確信したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




リア03と申します。
初投稿で長くなってしまい申し訳ありません。
至らない点が多々あると思いますがよろしくお願いします。

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