七つ夜に朔は来る【未改訂ver】   作:六六

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これは本編には全く関係のない作者の出来心です。
本編と繋げて考えたらしまっちゃうおじさんに仕舞われます。

軽く人物紹介。(月姫のみ)

七夜朔:遠野邸に住み着いている暗殺者。最近ニートらしい。ニートマーダー。

骨喰:朔の扱いが酷くて悩んでいる。もっと丁寧に使って欲しい。

遠野志貴:昼行灯。朔との距離は縮まっている。兄ちゃんと呼ぶのは恥ずかしい。皆の認識により朔とは事実上の兄弟となる。

アルクェイド・ブリュンスタッド:アーパー吸血姫。本編では割を食った。彼女が志貴の嫁になる場合、朔は魔に反応するためストレスで死ねる。

シエル:カレー。暴力教会の尼。男漁りはしない。死者の掃討に朔と協力している。現在朔を埋葬機関にスカウト中。

遠野秋葉:めっちゃお嬢様。巨大化はしない。朔を客人扱いにした。朔がいると交渉が優位になるので役得。また兄弟丼を狙ったり狙わなかったり。

翡翠:洗脳探偵翡翠。朔は志貴の肉親と秋葉の客人という事で朔は仕える側と認識。朔と琥珀が結婚した場合志貴とは義兄弟になるので一人勝ち。

琥珀:皆大好き割烹着。彼女の活躍によって朔もネタの餌食になりそうな予感。



短編めるてぃぶらっど! 七夜朔は未確認ネコの夢を見るか?

「我輩は猫である。名前はまだ無い。……、んー名もなきネコが文壇で大喝采とは、世の中まだまだ捨てたものではありませんなー。その末路が紙幣最低価格なのも、なんだかおつです」

 

 夜の街中を彼女(?)はひょこひょこと軽やかに歩いていた。

 

 全長六十センチと成人の腰以下の大きさにセーターっぽいのとスカート、その腰元から尻尾がふりふり、その頭部にはまるで猫な耳が生えていた。

 

 名も無き猫は多々とあるが、しかしところがどっこいその未確認生物は真に遺憾ながらに名前を持っていた。

 

 その名もネコアルク。残念なく二頭身な雌っぽいネコである。珍妙奇天烈極まりないこの生物、こう見えても不思議で不気味な猫の王国GCV(グレートキャッツビレッジ)の住猫?である。

 

 胡蝶の夢を生きているのは人間であるが、この世は偉大なる猫が見ている夢と信じて止まない彼らは時折俗世を愉快にするため現れるネコ精霊と呼ばれるギリギリ生物な猫である。そんな彼らが住処とするGCVはこの世のどこにでもあり、どこにもない。シュレディンガーのチシャ猫の如き確立でひょっこり出てきたり出てこなかったりする奇妙な仮初の楽園である。

 

 とは言え幾度となく滅んだりロリチャイナ一人に壊滅させられたりメカなメイドが攻め込んできたりと、王国の落日はしょっちゅう迎えているので何とも言えない。

 

 そんな世も末な世界とは言わず宇宙まで飛び出してしまいそうなネコアルクであるが、本日は琥珀と絡むつもりでGCVを出歩いている。無論そのまま入れるとは思っていない。そりゃ何度もメカなメイドや遠野の妹に迎撃されれば猫も考えた。このままではいかんぜよと。

 

「にゃにゃにゃ、今頃は我が眷属たちによってあの屋敷もネコ大パニック。寧ろパンデミックなイケナイ予感が心を揺さぶるにゃー。具体的に言えばラスト一匹で混乱を食らわされた新米ポケトレって感じで」

 

 にゃーにゃー笑っているが、つまり言ってしまえばお米の国の作戦よろしく圧倒的物量による面制圧である。前線に投入したネコ戦力およそ千匹。とある独逸の少佐が戦争無視して秋葉原に突入しそうな最後の大隊(katzen dreck)である。

 

 至高のネコ缶(単価百円、人間マジさんきゅー)を餌に全速力で突貫した眷属たちを相手にメカなメイドは冗談のような大量生産で今も遠野を警備しているらしいが、そんなの関係ねえと言わんばかりに向こう見ずな全面戦争を仕掛けたネコアルクたち。

 

 そんな眷属を尻目にネコアルクは今も余裕で闊歩していた。自らは戦線に登場せず、現場は現場任せで指示だけ出す何処かの社長のような感じで憧れの社長出勤である。ネコきたない、実にきたない。

 

 未だ遅くはない夜の街中を堂々と練り歩き時たま犬に吠え立てられ、縄張り争いは連敗記録を再び更新するネコを数少ないとは言え道行く人は奇特な視線で眺めていた。気のせいと思って目を擦り、二度見してみれば余裕でいるのだ。しかし眺めるだけである。キモキャラ萌えな人しか関わりたくない。

 

 事実最近は真面目そうに見えて実はそうではない変人から熱の篭った目で見られ、危うく恋に落ちそうだった。

 

 しかし、口笛を吹きつつそろそろ足とか疲れてきた矢先、ネコアルクに戦慄が走った。

 

「むむっ、S・O・Sキャーット!……っ!こいつあトンデモネエ、実に千匹のネコからヘルプコールがきております。ならば、間違えたニャらば!ネコを助けにネコが行くー!」

 

 脳裏に正体不明の怪電波を受信したネコアルクは、その足を仕舞いこみあえてジェットを噴出。意外と高い出力に体が弾け飛びそうになるのをえんやこらと我慢して、猫は大空へと飛び立っていった。ちなみに夜である。

 

「でも千匹って、なーんか最近聞いた事のある数字なようなー、それにこの方角はあちし知ってます。落ちが実に見えてますなあ」

 

 鳥頭な猫だった。

 

 ジェット音を響かせて浪漫飛行。近所迷惑である。遊楽飛行に陥っても構わないのだが、そこはネコ、柔な根性で乗り越えた。肉球の柔らかさとどっこいどっこいな根性である。そんじょそこらの柔さではない。実際空気の壁に負けそうである。

 

 そのまま限界突破を幾度となく踏み外しそうになって、眼下に相変わらず微妙な空気の路地裏同盟を涙を流して見送りながら、ネコは夜の星空に眩暈を感じた。

 

 そしてその方角は彼女(?)の嫌な、あるいは愉快な予感通り今まさに激戦地区であるはずの遠野邸だった。

 

「分かる……っ、分かる!上空にいても数々の戦場を越えた歴戦のネコにはこの匂いが分かります。懐かしき地獄の臭い、燻られたにぼしと混ぜ合わされたマタタビの匂いがひしひしと感じれるぜ……っ!これは、戦の臭い!」

 

 そこはネコの地獄だった。

 

 美しい景観を広げる遠野邸前門の庭には今死屍累々とネコが倒れ伏していた。

 

 ネコの眷属である尖兵ネコは既に横たわっていたネコに倒れ掛かり、その横では驚愕の表情でマタタビを嗅いだネコに群がるネコたち。恐らく持参だったのだろう、あちらでは今まさに呻きながら最後のにぼしを咥え、そのまま力尽きたネコなんかもいた。

 

 ネコが沢山倒れてそれはまるで一つのネコのようにネコの塊が出来上がって、それは寧ろネコと言う生命体を借りたネコのような、つまりネコだった。ネコの山である。

 

「ふっ、さすがあちしの認めた永遠のライバル。容赦の欠片もございません。恐らくメカメイド全部隊を投下したラグナロクが繰り広げられたんでしょうな」

 

 見事、天晴れだとネコは賞賛した。ジェットのままで。

 

「しっかーし!これでお涙頂戴ものの健闘を讃えあうシーンが繰り広げられるたあ、思い込みもいい所!現実はいつもネコに冷たく厳しい!つーかー、もうちょっとネコに対して優しくしても損は無いと思うのよねー」

 

 ネコの脳裏には今までの苦労が甦った。化け猫と揶揄されて石を投げられる日々もあった。お魚咥えたドラネコよろしく焼けた秋刀魚を奪ったら琥珀に仕込み箒で襲われ、牛乳を奪えばロリチャイナにGCVは壊滅。マッドドクターの陰謀から逃れほうほうの呈でGCVに帰還すれば、やっぱりロリチャイナに壊滅された。そういえばこの前なんかは何か巨大なロボットがバイカル湖に向かって飛び立っていった。

 

「っく、汁が目に染みるぜっ!こうなればメカメイドのゴム動力も一度巻かなければならない事は必須、つまり今こそあちしの時代到来という事だニャ。ちみたちの犠牲は忘れないぜ……!」

 

 眼下にメタリックメイドの姿は見えない。むしろそのキャパシティーからさりげなくセンチメンタリズムに決めて、ネコアルクはジェットバーニヤを噴出。千載一遇のチャンスに今日も燃料が漏れている。本来の目的(眷属の救助)なんか全く持って無視してネコは遠野邸へと突っ込んでいった。

 

 その細い肉体からどうしてそんな速度がでるのか予測不能であるが、ネコの体は滾ったテンションに音速は突破出来ない。真に残念と思いながらも、このまま行ったら爆散すんじゃねえか?というぐらいの速度でもって夜の空を急転直下。

 

 一気にそのまま地面へと突き立って奇妙なオブジェとなる姿を夢に見ながらネコは遂に遠野邸侵略の快挙を成し遂げようとして。

 

「―――――。―」

 

「にゃぐは――――!!」

 

 横合いから思い切り殴りつけられた。

 

 真っ直ぐに向かう力と言うのは案外横からの力に弱い。しかし加速と重力がプラスされた前へ向かう力は存外にパワーを秘めており、例え搭載重量8キログラムとバスの停留所看板よりも軽いネコであろうともその力は侮れなくもない。それでも其処にある力はそんじょそこらのさっちんではどうしようもないものだった。

 

「ぬ、ぬぐぐぐ……!このあちしを突き飛ばすとは、一体何もの――――っ!?」

 

 それを止められて荒野を転がる埃の塊のように転がったネコは途中から楽しくなりながらも、どうにかこうにか停止した。その間に眷属の体を幾つか笑えるほど弾いたが今はそれどころではなかった。

 

「お、お前は!!なんで、お前が!!」

 

 ネコアルクは行っちまいそうなマイブラザーと出会った時以上の驚愕で持ってその人物に歯噛みした。

 

 いきなり現われてネコの邪魔した空気読めない人物は、なんだろうか寡黙というよりも無口と言う言葉のほうが断然似合いそうな男であった。藍色の着流しに白色の七部丈をはき、その左の袖は中身が無いのかひらひらとはためいている。その半端に伸ばされたざんばらの黒髪の隙間から蒼色の瞳が見えて実に厨二チックである。

 

「お前、お前は……お前は、誰だにゃ?」

 

 もしここにこの両者以外がいれば余裕でこけるなり突込みをするのかもしれないが、今いるのは倒れ伏せたネコ千匹のみで観客はもしかしたらいなかった。

 

「――――、――」

 

 しかし、この状況に対し何も言えないのは朔であった。元から何も言う事はないけれど。

 

 そも今夜襲撃があると息巻いていた琥珀と共に今夜迎撃するはずだったのだが、要請が無ければ殆ど自分から動く事もない彼である。琥珀の愉快なメカヒスイの動力が切れたから、その動力が回復しきるまで用心にと敵を待つ役割を受けたのだが、そこにはかつて七夜の森で見たきのこの山と同等に変な生物(なまもの)の屍である。死んでいないけど。

 

 倒れているのならばどうでもいいのだが、寝返り一つで傷の治る様を見てまさしくあのきのこと同じだと思いながら朔は取り合えずその視力を生かして敵が来るのを待った。暗殺者である朔の視力は夜であろうとも紫外線を見れてしまうのである。暗闇とか関係ない。

 

 そんな最中であった。何やら不可思議なネコが上空から近づき、そのまま急降下を始めたのである。彗星アタックを繰り出すそれに正直なんで飛べるのかとかは気にならなかった。ただそこらに横たわるモノと同じものが突っ込んできたという認識でもって朔は迎撃を行い、地上から飛び立って横合いからその肉体を寸断せんばかりの力でもって振りぬいたのであるが。

 

「ちょっと聞いてますそこのお兄さん?ネコは無視されると死にたくなるってご存知ですかね、これだから最近の若者のコミュニケーション能力の低下は著しくて仕方ないと嘆かれるのにゃ。あれニャ、そのまま便所飯決定になってもいいんですかな」

 

 何かめっちゃ普通に喋ってる。この耐久力は異常である。朔の膂力は人間の形をした存在を開封もしていないのに折れてしまうポッキーのような形状に変える事も出来るのだ。それなのに今そのネコは体をふにゃふにゃとさせながら、朔に何か突っ掛かっている。また今回は持ってきていないが、骨喰と同等の喋りっぷりである。変だ。

 

「―――――」

 

「んふー、これは重傷ですにゃー。ここまで話さない相手は白レンも苦労しそうだぜ。正直無口キャラは黒レン以外いらねー。それならばあちしと喋って会話の練習でもいかが?どう、最近儲かってる?それよりお名前なんてーの」

 

 何故か談笑モードに突入した。とは言え朔は話をしなくても別に困らない。話さなくても生きてはいけるのである。交渉事なども骨喰が担当した。コミュニケーション障害といわれても致し方の無いことであるが、別にネコアルクの話を止める必要性もなかった。勝手に話すならばそれでいい。雰囲気も殺し合うものではないし。空気の読めない朔であるが、別に殺す必要も感じ取れなかった。

 

「ほんとにお兄さんあちしの話聞いてます?むしろ聞いてくれよ、最近のあちしの扱いについてさあ。なんか他の作品でマスコットっぽいものが登場してますけど、このポジションは渡すつもりもありません。むしろ譲ってくれって感じ。この前なんかさー、イービルネコと共にドクターの地下帝国に入り込んだんですけどにゃ―――……」

 

 珍しく話を中断されないネコアルクは冗談なんだか愚痴なんだか分からぬ内容を朔に聞かせるが、朔にはてんで理解できない事であった。

 

 それよりも朔は目前にいる不可思議極まりない生物の存在そのものが気になった。

 

 何せこいつを倒してほしい、寧ろ殺して欲しいと蟲を潰すくらいの軽さで琥珀に頼まれた朔としては如何せんどうにもしがたい。不思議な雰囲気は感じるっちゃ感じるので、もしかしたら魔の存在なのかもしれないが、いつか七夜の里で戦ったキノコたちのような突然変異種なのかもしれない。

 

 どうにも確証はもてないが、あの時志貴は殺しては駄目だと言っていた。それを不思議と守った朔であるが、果たしてそれは今回も適応されるのだろうか。

 

 そして、はたと気付けば。

 

「お兄さんはアレですな、いわゆる構ってちゃん系な男ってやつですにゃ?ここまであちしをフリーダムにさせたやつは存在しなかったんで、逆に不安なんですけど。その左肩は相棒機と合体するのですか?マタタビいるー?」

 

 いつの間にやら朔の頭部にネコアルクが当然の如くに乗っかっていた。

 

 どうやら気に入られたのか、はたまたからかい甲斐のない相手を物珍しく思ったのやら随分と遠慮がない。朔の頭に床を扇子で叩く落語家の如く、そのご自慢の肉球でネコパンチ。あと朔に合体機能はついていない、はずである。

 

 しかしそうやっている間もネコアルクは止まらない。

 

 それをどうしたものかと朔が考えていると。

 

「きゃーーーーーー!!?化け猫!朔ちゃんの頭になんでいやがりますか!!」

 

 琥珀が鬼の形相で戻ってきた。その背後に現在稼動中のメカヒスイを従えて。

 

「おー割烹着よ、よくぞ我が眷属の襲来を退けた。褒美取らそうか?ネコ缶おひとつどうぞ」

 

「いりませんっ、!このぶさいくネコ、いいから早く朔ちゃんから離れなさい―――!」

 

 珍しく慌てている琥珀をぼけっと見ながら朔は頭上で胡坐をかいているネコを如何するべきかと考えていた。

 

「残念だったな、割烹着!今あちしはこのお兄さんをGCVの用心棒プラス必殺仕事人としてスカウトしてるんで、パス。夜中に無双を展開しながら姑にいびられる生活を送ってもらいます。ちなみに姑役は白レンね」

 

「な、―――なっ!!?ふざけるのも大概にして下さいブサイクネコさん。朔ちゃんをそんなはぐれ刑事にはさせませんよ、朔ちゃんにはこのまま遠野邸で肩身の狭いニート生活を送ってもらうんです!」

 

 いつのまにやら勧誘されていた朔だった。しかしネコに対する怒りなのか、それともこのままマジで朔がGCVに連れてかれんじゃねえかと慌てているのか、琥珀はその目じりに興奮の涙を溜めていた。

 

 だがネコアルクも然る者。人をムカつかせる表情で笑う笑う。

 

「にゃにゃにゃ!それならば、お兄さんをグレートキャッツカンパニーのSPとして雇ってしんぜよう。自給にぼし十本という高待遇でニートからも脱却。つーか、このお兄さんとあちしって気が合うって言うか、スピリットフレンドにゃのよーこれが。何かこう、気だるい雰囲気でもまんじりともせずにいる感じ。実は猫耳生えてんじゃね?」

 

「――――フフフフっ……話し合いの余地はないようですね。もう良いです。愉快な色物キャラは少ないほうが好都合!この機会に一匹ぐらいいなくなってもらいましょう……メカヒスイちゃん、GO!」

 

「ピピ、ゴ命令ヲ、ドクター」

 

「この化け猫さんを愉快にもみじおろしな感じにしちゃってください!」

 

「腹黒いにゃー!この割烹着腹黒いです!にゃらばグレートキャッツビレッジの用心棒がお相手するぜ!」

 

 この後琥珀・メカヒスイVSネコアルク・朔という異色の対戦カードが組まれ、怒り狂った琥珀とのらりくらりと生きているネコアルクの死力を尽くした戦いが幕を開けたり開けなかったり。

 

 ネコも目からビームを繰り出せば、琥珀はそれを仕込み箒で切り裂くとなかなかとんでもな状況を朔はしばし眺めた後に、寝返りをうてば元通りな眷属をしばし興味本位につんつんと指先でつっつきやがて溢れんばかりに復活したネコに飲まれかけそうになったのをメカヒスイのご奉仕パワーによる機転によって残党ネコに対する殲滅作戦が行われる事となるが、だるいので割愛。

 

 そして後日であるが、時折街中のいたるところで不気味なネコに絡まれる痩身の男が目撃され、更にそのネコを鬼の形相で追っ払う割烹着とメカなメイドが度々見かけられるようになり、何故か現われたロリチャイナがゴジラの如くGCVに登場するなど、この話もまたちょっとした騒動に発展する事になるが、これまた割りとどうでもいい話である。

 


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