七つ夜に朔は来る【未改訂ver】   作:六六

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第十六話 Un dawn

 声が、聞こえた。

 

 金属を擦り合わせているような、哄笑を混じらせた不快な音が、内臓を這いずり回る虫けらの様に、七夜の脳髄を支配した。その音は人間の笑い声だと気付くのに、少しばかりの労を必要とした。

 

 私たちは皆、今から殺しに向かおうとするものさえ、死にに向かう者でさえ。一斉に声の聞こえた方角に顔を向けた。

 

 そこには、妖怪がいた。

 

 2メートルを優に越す身長で、擦り切れた着物。筋骨隆々の身体ではあるが、着物から覗く手足が不自然なほどに長い。皺の刻まれた顔面には豊かに蓄えられた白髪と白髭、そして何よりも異様な目。ギョロリと大きな眼球は魚類を思わす。

 

「ひひひ、面白いな手前ら。そんな三文芝居な喜劇を俺に見せてどうしようってんだ?」

 

 ひたりひたりと地面を踏み歩きながら、妖怪は大げさな身振りで私たちに近づいてくる。ここにいることが不自然なほど気楽であり、それでいて何か嫌な感覚を滲ませながら笑っている。嘲っている。

 

「まあいいさ、どうだっていい。そんな事どうでもいいしなあ」

 

 その笑いを私は知っていた。私たちは知っていた。空気に亀裂を走らせながら、軋むような笑い声。七夜にとっては慣れ親しんだ、忌むべき者の到来を告げる笑い声だった。

 

 だが、愉快そうな笑い声は、邪悪を孕み、その瞳は決して笑っていない。

覗けば、背筋が凍るような悪意を放ちながら妖怪は、刀崎梟は言った。

 

「さあ、朔はどこだ?俺がわざわざ迎えに来てやったぞ?」

 

 そう言いながら、梟は立ち止まる。後一歩踏み出せば、いや半歩踏み出せば七夜たちの間合いだった。踏み込んだ瞬間七夜が飛び込んで行くというのに、その手前でわざとらしく止まりながら、梟はにたついた表情を見せる。

 

 瞳が、私を捉えた。

 

「あ、ああ、ぁ―――――っ」

 

 ぞわり、と身体が震えた。

 

「ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!?」

 

 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて――。

 

「んだぁ?まだ何もしてねだろうが。逢いも変わらずだなアンタ。ホントに黄理の妹か?」

 

 何か言っている。何か音を発しているが、何を言っているのか理解できない。

 

 梟の視線を感じる。混血の視線を浴びる。魔の意識を感じる。人外の気配を感じる。

 

 相反するもの、人間以外の化け物の匂いが伝わる。

 

 姿が、声音が、形が、精神が、魂が、気配が、存在が。

 

 アレを構成する全てが臭気を放ち、私を捉える。

 

 それら全てが、私には耐え難い恐怖そのものだった。

 

 恐れを誤魔化すことも出来ず、胸の中の朔を抱きしめた。

 

「っち、うっせえぞ餓鬼。手前には何もしねえよ」

 

 そしてその瞳は私に少しばかり興味を覚えたようだった。だが、その色もすぐさま消える。どうでもいい、お前などどうだっていいと、瞳はまざまざと語っていた。

 

「それよりも、だ。なんで手前が朔を持ってやがる。そいつは、俺のだ。手前如きが触っていいもんじゃねえんだよ糞餓鬼」

 

 梟の視線の先、そこには私の腕の中で眠る朔の姿があった。

 

 梟の瞳。そこには先ほどとは打って変わった熱があった。まるで恋しい者を思うような、何とも似合わぬ不気味な表情。

 

 口を動かすことも出来ず、何か其れまでとは違った危険を感じ、朔を梟から隠すように強く抱く。

 

「しっかし、あんの糞野郎が。……随分と派手にヤッテクレタじゃねえか」

 

 私のことなど眼中にないと言わんばかりに、梟の独白がここではない場所にいる誰かへと向けられる。言の葉の端に憎悪すら滲ませて、罵倒を投じている。

 

「糞、糞糞糞、あの餓鬼め。しかも、まだ足りねえだと?ありえねえよ、マジ蛆沸いてんだろ莫迦野郎が。くそったれめ、造る前だったから良かったもんだが、腕一本はでけえなあ。足じゃなかったのが幸か。いや、死んでねえ事が幸か?ああもう、回収はできたがそれどころじゃねえだろボケが」

 

 ぶつぶつぶつぶつと何もの視界に入っていないかのように、私たち七夜などいないかのように、梟の独白は加速していく。

 

「感応者を使うか?いや、確かあそこは没落したと聞くな、いや待てよ?そういやあいつ、確か巫淨分家筋の餓鬼何人かを引き取ったって話があったな。それを使って何とか戻すことは可能か?しかし、繋がってねえものを繋げるなんて芸当は無理か。部分的な問題としてそもそも生命力を増幅させるものであって離れた部品を繋げるにはお門違いが―――」

 

「よろしいですか?」

 

 熱を帯びる梟の独白を義姉様が断ち切った。その視線は鋭く、そのような鬼気迫る表情は今まで見たことがない。

 

「何故あなたがここにいるのかは知りません。……しかし、ひとつだけ答えてください。あなたは私たちの敵ですか」

 

 義姉様の言葉に呼応するように、その場にいる七夜たちの踵が地面から離れ、軽い爪先立ちと成りいつでも梟に飛び掛るような姿勢となる。事実、梟の答え次第では次の瞬間ひとつの屍が出来上がっているだろう。今この瞬間、梟が呼吸しているのは、単に義姉様がいるからに他ならない。今義姉様がこの場の暫定的なまとめ役だ。その義姉様がまだ指示を出していない。もし、ここに義姉様がいなければ、とっくに梟は死んでいたはず。

 

 充満する殺気。男も女も、子供でさえも殺気を滾らせ、目の前にいる混血に対し敵意をむき出す。空気を覆う殺しの気配に、私は少しだけ安心すると共に、息苦しさを感じた。

 

 大丈夫だ。七夜がいる。この殺気が私の怯えを拭い落とそうとする。

 

「ん、手前は。確か黄理の女、だったか?」

 

 しかし、梟は実質六十名弱の七夜を前にして、緊張するわけでもなく、だからと言って怯えるわけでもなく、不遜に鼻を鳴らした。

 

「はっ、俺はなんでもねえよ。あんたらの敵かといえば敵だ。敵じゃないと言えば敵じゃねえ。第一、俺は混血で、手前らは退魔だ。そんな判断、生まれた頃からわかってんだろうが」

 

「……」

 

 その言葉に、明確な敵対宣言を前に、七夜の者が踏む混もうとして―――。

 

「ちょい待て」

 

 待ったをかける様に、その掌を私たちに突き出した。

 

「なあに。敵かそれ以外かの判断はまだ早え。俺はな、提案を持ちかけにきたんさ。それ次第じゃ、七夜は生き残れる。どうだ?悪くはねえ話だと思わねえか?」

 

 気軽に話を振る梟を不信に見つめながらも、七夜は義姉様の出方を伺う。義姉様は何も言わず、梟の話を促した。

 

 気付けば、私たちは目の前にいる混血に空間を支配されている。混血ならば、ただ殺せばいい。そう思いながらも、目の前の人外に未だ飛び掛っていない。梟が発する邪悪な気配。何か良くないものを滲ませ、梟は何とはなしに言う。

 

「話しがわかんじゃねえか。何、大した事じゃねえ。ほんのちょっとした事だ」

 

 

 

 

「七夜朔を俺によこしな」

 

 

 

 

「「「っ!!」」」

 

 その話しを聞いて、我慢のならなかった七夜が飛び出そうとするのを、義姉様が手で制した。顔つきは厳しく、だが梟の話しを聞こうとしている。私自身驚愕に心揺さぶられながらも、そんな事を口にした梟に七夜は憤怒を抱いた。

 

「何を言ってるんだ貴様っ!?」

 

 溜まらず、嫌な感覚を無理矢理押し殺し、思わず叫ぶ。しかしそんな事を意に介する風もなく、梟はここにいる全ての七夜に話しかける。

 

「何を?当然のことだ、交換条件だよ、交換条件。朔の身柄を渡すことで、俺直々に口利きしてやって手前らを助けてやろうって言ってんだよ」

 

「何を莫迦な……」

 

「莫迦?んな訳ねえだろ?少し考えれば分かることじゃねえか。手前らのうち誰かを俺に渡すことで、手前ら全員生き残れるんだぜ?釣り合いどころか釣銭が出る話だろうが」

 

 そんな事も理解できないのかと、にやにやと悪意ある笑みを顔に貼り付けながら、梟は私たちを見回した。動揺が生まれ始めている。そして既に何人かは、私を、いや朔をちらちらと見るものが現われ始めた。感情は見えない。彼らが何を考えているのかわからない。だが、このような条件、たった一人を差し出せば自分たちが助かるなんて、破格の条件に揺れないはずはない。

 

「それで、朔を引き取ってどうするつもりなのですか?」

 

 それでも、このような状況であっても、義姉様はただ静謐に梟を見つめていた。私たちの同様など意に介さないように。

 

「ひひ、決まってんだろ。側に置いておくのさ。そんで朔の為だけに刀を作り、進化していくそいつを見続けてやんのさ。何せそいつは俺が見つけた使い手だ。これからの短い寿命、そいつに捧げようと決めてんだよ」

 

「それはつまり、朔に人殺しをさせようということですか?」

 

 その声に温度はない。ひたすらに無機質な声音。私情を一切殺すかのような、そんな声だった。それに私は、少しだけ不安を覚えた。

 

「そりゃそうだろうが。俺がつくんのは所詮は人殺しの道具。殺さずに飾る刀に刀としての価値はなく、それを持つものは殺し続けることで自身を成す。古くから伝わるもんだろ?そういうのってのはな」

 

 何を今更と愉快に顔を歪め、梟は笑う。

 

 其れを聞き、義姉様は小さく、そうですか、と呟いて。緩やかに私を見た。底冷えするような瞳が私を、朔を見つめていた。

 

 心臓が激しく鼓動した。嫌な予感が体中を激しく蹂躙していく。骨まで恐れで震えながら、それでも私は朔を放すまいと抱きしめた。

 

 しかし、時は待ちはしない。嫌な予感が作り出す最悪の未来が頭の中を駆け巡った。

 

 先ほどまで、朔を逃がそうとした意志は何だったのか。自分たちが生き残れるならば、朔を引き渡してもいいのか。私は声を張り上げて訴えることも出来ず、喉は緊張に張り付いて巧く呼吸が出来ない。

 

 涙が零れる。悔しさや理不尽が瞳から零れて、頬を伝い地面に落ちた。嗚咽はまだ出しはしない。

 

 しかし、それでも分かっている。その選択こそが今の最良であることぐらい、私にだって分かっている。一族を永らえさせる。決められた滅びの未来を回避するためには、切り捨てなければならないこともあるだろう。

 

 皆が私を見つめていた。何か居た堪れないものを見つめるかのような視線。その瞳を私は直視することも出来ない。

 

 義姉様の声がした。いつもならば柔らかな声が、今は聞きたくもない。

 

「刀崎。その提案に、おこたえしましょう」

 

 足に、力が入らなくなった。地面に崩れ、目の前が真っ暗なる。

 

 七夜が私たちを見つめている。何人かは、私の側に近づいてくる。

 

 月光に伸ばされた影が近づいてくる。私は朔を渡すまいと、力強く朔を抱きしめた。胸元に、鼓動を感じる。朔のまだ生きている証拠。それが、温かかった。

 

 分かっている。分かっている。其れしかないのかもしれない。私たちが助かるには、それだけしか、無いのかも知れない。

 

 それでも、私は、例え七夜が朔を見捨てようとも、私だけは――――。

 

 

 

 

 

 

「七夜はそれを拒否します」

 

 

 

 

 

 

 不意に、目前に壁が出来た。

 

 それらを見やると、七夜たちが梟から私を遠ざけるように、周りを囲んでいた。

 

「え―――?」

 

 私は声を上げることも出来ず、ただ呆然と彼らを見ることしか出来なかった。そんな私を見て、彼らは笑った。私を安心させるかのように、暖かく笑んだ。

 

「なに?」

 

 彼らの行動に、義姉様の返答に梟は心底不思議そうに顔を歪めた。

 

「聞こえませんでしたか?私たちは拒否すると言っているのです、刀崎梟」

 

 そして、七夜は裏切らないのです、と義姉様は言った。

 

「わっかんねえな。身内がそんな上等かね」

「ええ。私たちは何よりも一族が大切です。貴方には理解出来ないでしょうね」

 

 不機嫌を隠そうともせず、義姉様は梟を睨む。それは最早蛇蝎の如き憎悪をぶつける凄まじい形相であった。

 

「それに、朔に殺しなどさせません」

 

 その言葉に、梟が反応する。

 

「何言ってやがる。殺しは七夜の専売特許だろうが」

 

 確かに、それはそうだ。七夜が退魔組織で揺ぎ無い地位を気付いていたのは、暗殺によるもの。その為、近親相姦を重ねることで私たちは退魔衝動を強化させるに到ったのだ。

 

 つまり、義姉様の言葉は、その我らの行き方を覆す発言に他ならない。

 

「そうです。だから私たちは朔に背負わせた。七夜の業を背負わせようとしてきた。それが結局、朔の幸福を奪ったのです。朔は優しい子です。しかし、それを歪めたのは私たち七夜。あの人も、きっと望んでいません」

 

 だから朔に人殺しは行わせない。

 

 何もかもを背負わせすぎたのだ。

 

「だから貴方に朔を渡しません。それは朔の幸せではありません。朔に血は似合わない。あの子には、そんなもの似合わない」

 

「手前……、七夜を否定してんぞそれ」

 

 いっそ呆れた梟の表情。

 

 それを受けて、それがどうしたと言わんばかりに、七夜はその手に武器を握る。最早交渉は決裂した。交渉と呼べるほどのモノではなかったのかも知れないが、私の不安は拭われていく。迸る殺気は限界を迎える。何か切欠も必要とせず、七夜は梟を殺そうと迫る。

 

「その為には、滅んでもいい、ってか」

「はい、本望です」

 

「ったく……莫迦ばっかか。さすがは糞餓鬼の一族、融通の聞かない」

 

 そう言って、梟はため息を零した。心底面倒そうに。

 

「ま、どうでもいい。原因は俺ではねえが、間接的は……しかし、これで手前ら死んだぞ。跡形もなく七夜は滅ぶ」

 

「其れもまたひとつの未来。しかし、ただでは死にません。今この時もきっとあの人は戦い続けているでしょう」

 

 その時だった。梟は突然、身体を震わせたのだった。

 

 それを訝しげに、其れでいて警戒心を鋭くいつでも殺せるように、七夜が動く。

 

 そして梟は、笑うのだった。

 

「ひひひ、ひひっひひひひひひひひひ!ああ、なんだつまりそうか、てめえらはまだそうだったか!そりゃそうだは、知らなきゃそうなるわな!」

 

 不快な、軋むような笑い声が響く。

 

「そうか、糞餓鬼か、糞餓鬼か!あいつか!」

 

 最早堪えきれないと、身体を捩りながら、首を捻りながら梟は笑った。哄笑。邪笑。それは収まることを知らず、七夜の里、広く暗い森の奥底にまで轟いていく。

 

 その姿の、存在のおぞましさに誰かが息をのんだ。

 

「なるほど、なるほど!手前らは見てはいないのか、気付いてはいないのか!なら、だったらアレを見なっ」

 

 犯しそうに梟はある一方を指差す。その指先につられる様に、私たちは梟の指先を見た。

 

 すると、どうだろう。

 

 夜の帳は平等に森を包んでいる。今は夜だ。太陽も昇りはしない。

 

 だと言うのに、私たちの視線の先は、仄かに明るい。

 

 まるで朝日を告げるかのように、暗い森にそれは浮き出る。紅く赤く朱く。

 

「前線は崩壊している。手前らが知ってるのはそんな所だろ?」

 

 軋む。空気が軋んでいく。梟に空気が覆われていく。

 

「それが意味すんのはなんだ?組織だった行動が出来なくなっちまったとか、動けるものが少なくなったとか、んなところか?だったらてめえら救い様のねえ莫迦だ。なんで前線は崩壊した?なんで奴さんがやってくんだ?」

 

 金属の声音が響き、そしてそれを告げた。

 

 

 

 

「全員おっちんじまったんだよ。それはつまり、糞餓鬼、黄理も含まれてんのさ!!!!」

 

 

 

 

 瞬時に、誰かが馬鹿なと声を上げた。

 

 しかし、それは。

 

「「「――――――――――――――――――っ!??」」」

 

 近づいてくる何かの気配に、音は死んだ。

 

 何か、とんでもない存在が、桁違いの雰囲気を放ちながら、徐々に近づいてくる。

 

「あいつも、俺とおんなじで朔に執着持っちまったからよ。出来るだけ早く確保したかったんだが、こいつはやべえなあ」

 

 そうは思えぬような狂った血走る瞳。

 

 七夜は動く。瞬時に動いた。その場にいるのは危険だと判断したのだろう。

 

 だが、私は動けなかった。動こうとはした、だが、足に力が入らない。

 

 近づく気配に、私は既に飲み込まれていた。

 

「――――ぁ―――!」

 

 遠くから、私を呼ぶ声が聞こえる。だが、それを私は果たしてちゃんと聞こえていない。ともすれば幻聴のようにも思えた。

 

 木々がなぎ倒され、真っ直ぐにそれは駆けてくる。地響きのような、足踏みを感じた。

 

 そして。

 

「ぁ―――う、あ――――――」

 

 熱が。肌を焼く。見えない炎が空気を焦がした。

 

 強大な生命。最早声を出せない。

 

 鋼鉄のような身体。視線が逸らせない。

 

 僅かに血を浴びたその身体。それは誰の血か。

 

 修羅を体現するような厳格な表情。

 

 鬼神が、そこに現われた。

 

 

 

 

「――――――――――――わらべは、どこだ」

 




以下今回のおさらい。
七夜朔は相変わらず目覚めない。単に脇役なオリキャラと化しつつある。
刀崎梟は惚気話を始めた。
妹様涙目。

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