PSO2 マイキャラ達のちょっとした日常   作:ひかみんとかカズトとか色んな名前

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またまたしるひ氏からお借りさせていただけたのでサクサク(激遅)っと。
今回のうちの子はアンジュ中心です。

アンジュが色々頭おかしい性能してるのが伝わればいいかなー感。
桔梗ちゃんは書いててどうデレさせようか考える欲を呼び出す子だと思う。


桔梗とアンジュ

「えーと、一ついい?」

「何かしらー?」

「アンタと二人きりなのはともかく…ここ、どこ?」

「んー…わかんない。どうしてこんなところに?」

「………アンタが方向音痴だからでしょ…」

「エヘッ☆」

「(シバきたい…)」

 

場所は惑星地球、東京。

幻創種が何体も何ヶ所にも突然出現し、その対応に動いていたアークス達。

ここにいるのはその中の二人…黒髪ポニーテールの桔梗と、茶髪ロングのアンジュであった。

 

 

 

数刻前。

 

シエラの緊急連絡を受けたpalseが、その時行動を共にしていた白蓮とシャレットを連れて対応へ向かった。

向かう途中、幻創種の出現位置がバラバラなのもあったため、それぞれ救援を要請。

白蓮達からはアンジュとシャイナが、シャレットの方からは桔梗、ルナ、レーツェが駆けつけてくれた。

連絡を取り合い、二人一組で別れて行動しようということになった。

 

「じゃあ私はシャレットちゃんと動くわね。」

「よろしくお願いします!ぱるすさんっ!」

 

palseはなんやかんやで馴染み深いシャレットと組み、

 

「では私はルナさんと組みましょう。よろしくお願い致します。」

「こちらこそ、よろしくお願いしますね。」

 

白蓮は初めて会うキャスト、シャレット達の知り合いであるルナと組むことに。

 

「じゃーあ、私は桔梗ちゃんとっ♪」

「えぇ…」

 

アンジュは桔梗と(強引に)組み、

 

「………」

「…んなあからさまに気に食わない顔するなよ…」

 

残ったシャイナとレーツェが組むことに。

…明らかなミスマッチではあるが。

 

そんなこんなで二人組で出撃。各組で指定されたところへ駆けつけることに。

 

 

 

 

 

「…で、どうするの?今頃みんな戦ってるんじゃないの?」

「あの子達はみんな強いから心配いらないわよ~。シャレットちゃんやシルフィちゃんも頼もしかったって聞いてるし~。」

「そういうことじゃなくって…ああもう。」

 

だが、この二人は目的地に辿り着けていなかった。それもそのはず、その原因であるアンジュは相変わらず危機感のない態度をしているため、桔梗は頭を抱えるしかなかった。

確かに桔梗はめんどくさがりではあるが、今のように意図的ではないにせよ、身内以外の人達との任務中にサボってしまっている状況はマズいと思っているらしい。

しかも一緒にいるのが寄りによって自分の苦手なアンジュなのが悩みを更に加速させていた。

とりあえず、他の人の場所を調べると伝えようとアンジュの方を振り向く。

 

「で、とりあえ……はぁぁ…」

 

が、既にそこにはアンジュがおらず、彼女はどこかへふらふらと歩いていってしまったようだった。

方向音痴な上にマイペースに加え苦手意識もあるというのに、この身勝手な行動には桔梗もたまらず深いため息を漏らした。

 

「(いいやもう…私だけでも……ん?)」

 

アンジュに気を取られすぎていたのか、いつの間にか通信阻害が起きており、連絡も何も繋がらない状態になっていた。つまり、人工的な手でこの辺り一帯が隔離されている。

そう確信した桔梗は周りを警戒し始める。

 

「(ああもうなんで次から次へと…ッ!)」

 

 

周りを警戒していた桔梗は、視界に入った数人のグループを見て固まった。

 

その数人は、桔梗に向けてゆっくりと歩いてきていた。ゆっくりと、されどじっくりと獲物を狙い追い込む狩人のように。

 

 

「ほう…こいつは意外な獲物が引っかかったな…。」

「……ッ!」

 

そう、桔梗は知っていた…というよりも、過去に相対していた“敵達”。

あの時仲間に返り討ちにされていたが、自身の願いによって見逃された者達。

 

「…あんたたち、まだ生きてたんだ。」

「へぇ、随分な口を聞くな。どうやら、また味わいたいようだな…?」

「ッ!!」

 

挑発的な言葉を投げかける無表情な桔梗だったが、その者達が発した言葉に明らかに脅えたような表情が浮き彫りになる。

 

「(…ここは逃げて…!)」

「逃がさねーよ!」

 

逃げようとした先に現れる幻創種。

何故こいつらが。そう思い怯んだ瞬間だった。

 

「~ッ!!!あ、あぁ……!!」

 

頭に入り込むフォトンの感覚、思い出されるトラウマ、心の傷跡を抉られる感覚。

頭を抱えるように、全身から力が抜けていくように桔梗はその場に倒れた。

そう、彼らは相手のトラウマを掘り起こし、無力化させる力を持っており、下手すれば精神崩壊まで追い込まれる者までいるという。

 

「ぁ…し、しょ……」

「あーぁ、哀れだねぇ…くっくっく。」

 

力を発動させた男を始めとして、彼らはゆっくりと桔梗へと近づく。

桔梗は最早意識がないのと同じ状態になっており、光のない目でぼそぼそと呟いているだけだった。

 

「さぁて…どうやって痛めつけてやろうか、ね!!」

 

桔梗の頭を思い切り踏みつけようと、力を使った男が足を降ろした。

 

 

 

 

 

だが、その足が地を、桔梗の頭を踏みつけることはなかった。

 

 

音速に近い速さで飛んできた拳を、気付くことも感じることも出来ないままモロに顔面に直撃し、力を使った男はその勢いのまま吹き飛んでいった。

その拳のめり込み具合や威力の遠慮のなさから、生きてはいないだろう。

吹き飛ばされた男以外の数人…残り3人ほどは突如乱入してきた者に警戒し、距離を取った。

 

「アンタ達、私がこの障害を取り除いてる間にこの子に何をしてくれてるのかしら?」

 

乱入してきたのはアンジュであった。

先ほどまでののほほんとしたマイペースな雰囲気は全くなく、まるで別人のように鋭い眼差しで男達を睨みつけていた。

 

「何…この通信阻害と隔離を破っただと…?戯れ言を言うな。」

「あの程度で要所を隠して戯れ言ねぇ…私の感知を舐めないでほしいわね。それとも私と…私達とやりあうつもりかしら?」

「ふん…ならば貴様にもこの力を使ってやるよ!!」

 

アンジュにもトラウマはあるはず。ならばそれを利用し桔梗共々人質に。

そう考えた男達の一人は力を使い、アンジュを無力化しようとした。だが…

 

「…呆れた。こんな急拵えの物すら突破出来ないの?」

「ど、どういうことだ!?貴様、まさか我々の力を…!」

 

その力を受けたアンジュに対し全く効果はなく、男達は驚き戸惑っていた。

アンジュは自身が予想していたものより彼らの力が弱かったことに呆れつつ告げる。

 

「そんな畜生以下の力なぞ知るわけないでしょ。貴方達みたいな輩に桔梗ちゃんがこんな状態になるのは、その類しかないと思った。なら後は簡単、貴方達の力の類を弾くフォトンを纏えばいい。」

「なっ……」

 

口ではさらっと言っているが、やっていることはとんでもないレベルであった。

当然そんな対処をする相手に当たっていない彼らに取っては未知の敵であるため、空いた口が塞がっていなかった。

 

「…はぁ、どうせそれだけで生きてきたんでしょ、つまんない畜生ねぇ。」

「な、なめるなぁっ!!我々には幻創種だっているのだっ!!か、かかれぇぇ!!」

 

男達は大量の幻創種を沸かせ、呆れかえるアンジュへと襲いかからせる。そんな物量任せのやり方に、アンジュは大きくため息をついた。

 

「…消え失せろ。」

 

足にフォトンを纏い、力任せに回し蹴りの容量で振り回す。

たったそれだけ、それだけで襲いかかった幻創種達が吹き飛び、蹴散らされる。

 

「ごっ、ぁ…?」

 

一瞬の出来事に呆気にとられる男達の一人の体を、アンジュの拳が貫いた。

それに我に返ったもう一人も力を振るおうとするが、先に動いたアンジュが両腕を掴み背後をとり、力任せに引っ張り背中を足で押して腕を脱臼させそのまま蹴り飛ばす。

 

「ひ、ひいぃぃぃぃ!!」

 

残りの一人は最早戦う気がないのか、完全に腰を抜かしていた。

だがアンジュは慈悲をかけるつもりはなく、容赦なく一人に近寄っていく。

 

「た、たす、け…」

「死ね、畜生以下が。」

 

アンジュは容赦なく足を振り上げ、蹴り飛ばそうとフォトンを纏わせ…

 

「ゃ、め…て…」

「…ッ。」

 

そのまま顔面を蹴り上げようとした瞬間、桔梗のか細い声が響き、アンジュの足は直前でその男の顎スレスレを通るように振り上げられた。

 

「…ぁ…」

 

衝撃波が当たった訳でもなく、ただ勢いある風が通っただけだったが、男はそれだけで口から泡を吹き、気絶していた。

 

「…はぁぁ…私もまだまだ甘いわねぇ…」

 

アンジュは最後の男だけは完全に殺す気でいた。人のトラウマを自分勝手にほじくり返すだけでなく、自分はみっともなく生き残ろうとした態度が癪に障ったからだろう。

それを感じたのか、桔梗は意識すら絶え絶えの状態でアンジュを止めたのだ。…それを聞いた直後に攻撃を外すように調整したアンジュもアンジュだが。

 

「…うーん、みんなと合流する前に…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暖かい。

なんだが凄く落ち着く気がする。

まるで、誰かといるくらいに。

 

さっきまでの悪夢が嘘みたいに、凄く優しい感覚。

 

 

一体何なのだろう…

 

「あら、良かった~♪気が付いたのね~♪」

 

 

 

 

 

 

不思議と落ち着く感覚が気になったのか、目を開ける桔梗。

東京の公園のベンチ、そこに寝転がる自分の視界に広がる双丘…の奥に見えるアンジュのマイペースなニコニコ顔。…つまり、膝枕。

 

「~ッ!!!」

「はいだめー。ちゃんと休みなさいっ」

 

状況を理解した桔梗がすぐさま飛び起きようとするが、アンジュによって押さえつけられる。

 

「ち、ちょっと…!」

「ダメ。ここにいなさい。」

「ッ…なんで?」

 

無理にでもアンジュの膝枕から抜け出そうとする桔梗だったが、彼女におでこをぺしっと叩かれて怯み、睨むようにアンジュの顔を見る。

 

「わかりやすいんだもん、桔梗ちゃん。さっきので大分疲れてるのが目に見えてわかりやすいわよ?」

「う…」

「精神面を抉られるなんて、そんな簡単に回復するわけないんだから。少しぐらいゆっくりしなさいな。」

 

アンジュはそう言いながら、ポンポンと桔梗の額を撫でるように優しく軽く叩く。

桔梗も確かに先ほどの精神攻撃は大分キていたのか、無理に反論することはなかった。

 

「……ッ。」

「あら?うふふ…♪」

 

それでもやはり恥ずかしくなってきたのか、桔梗はアンジュの太股に頭を乗せたまま向きを変え、アンジュのお腹へと顔を押しつける。

アンジュも少しきょとんとした表情をするも、すぐに微笑みながら頭を撫でつつ、桔梗の背中をポン、ポン、と一定のリズムで優しく叩いていた。

母親が、子供をあやすように。

 

「…桔梗ちゃん?」

「すぅ…」

「あらあら…仕方ないわねぇ…。」

 

優しく介護され安心したからか、気が付けば桔梗は安らかに眠っていた。

それを確認したアンジュはあらあらと困ったように微笑みつつ、とりあえず連絡を取るべく誰かへと繋げる。

 

「もしもしー、聞こえるー?」

《はい。…あっ!?アンジュ姉さん!?》

「はぁーい、アンジュ姉さんですy」

《どこに行ってたんですか貴女はッ!こういう緊急事にまでふらふらと!》

《ぱ、ぱるすさん落ち着いて…。》

「ごめんなさいねぇ~…」

 

繋げた先はpalseであった。

しかし、この緊急事にいつもの方向音痴をやらかした上に連絡もなく挙げ句に身内以外に迷惑をかけた事に彼女は怒り心頭であった。

最初から怒鳴り散らすpalseにシャレットが彼女の側で宥めているが、あまり効果はなさそうである。

 

《とにかく!すぐに合流して…》

「そのことなのだけど、ちょっとこっちの後始末で遅れるから先に戻っててくれるー?」

《………はぁぁ…ああもう、わかりましたよ。早く済ませてくださいね?後でじっくりとお話聞かせてもらいますから…。》

「ごめんね~、他の人たちにも伝えて頂戴な~。」

《はいはい、では後ほど。》

 

怒るのも馬鹿らしくなったのか、palseは呆れた声でアンジュの話に対応し、連絡を切る。

連絡を終えたアンジュは再び自分の腿で眠っている桔梗に視線を降ろす。

 

「こんなに静かに眠ってるのに、起こす訳にもいかないわよね~…」

 

優しく頭を撫でながら、アンジュは桔梗を見守る。そんなやりとりが行われてたと知らない桔梗は未だにぐっすりと寝ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…んっ…う…?」

「あら、起きた?」

 

ぐっすりと眠っていた桔梗が目を覚ますと、何やら端末を弄っていたアンジュが。

彼女も桔梗が起きたのに気付くと、端末を仕舞い声をかける。

 

「…どれぐらい寝てた?」

「んーと、数時間かしら?大分ぐっすりしてたわね~。」

 

相変わらずニコニコと笑顔を絶やさないアンジュは、桔梗の頭を撫でるのを止めないまま彼女にそう告げる。

桔梗もいい加減起き上がろうとその手を払い、ゆっくりと体を起こす。

真上にあった日はすっかり傾き、赤く染まっていた。

 

「…大分時間使っちゃったみたいだけど、大丈夫だったの?」

「平気よー。連絡は取ってあるから♪」

「そっか…」

「それと、桔梗ちゃんの事も秘密にしてあるから安心してねっ♪」

「あぁそう…」

 

起き上がってベンチに座る姿勢になりつつ、アンジュからの報告に短く返しながら桔梗は目を擦る。

 

「…てことは、アンタが今回の責任全部負うの?」

「ん?そうねぇ…実質あの男達を引きずり出すために桔梗ちゃんを囮に使ったようなものだしねぇ…。このぐらいは私が何とかするわ~。」

 

今回の責任…本来指定された場所に向かわず、かつ与えられた任務を放棄し他人に押し付ける形になったこと。

それと今のこの帰還に時間をかけていることをアンジュ自身の身勝手と言い訳するつもりなのだろう。

 

「でも…」

「いーいーの。桔梗ちゃんだってお説教長々とされたり、この寝顔の件で弄られたくないでしょ?」

「それはそ…待ってその画像何?」

 

アンジュが端末から見せた画像、それは桔梗が寝ている間に撮った彼女の寝顔であった。

安らかに寝ていて大変可愛らしいとか何とか。

 

「うふふふ、桔梗ちゃん可愛かったからつい♪」

「…消して。やらないなら…」

「あら怖い。でも消っさなーい♪」

「あっちょっと…!」

「うっふふー♪捕まえられたら消してあげる♪」

 

ベンチから凄い速さでスキップするように逃げ出したアンジュ。それを逃がすまいと桔梗も追いかけて捕まえるべく構える。

 

「【加速(アクセラレーション)】」

 

過去にも使った、桔梗の能力の一つ。

音が遅れるほどの爆発的な加速力を誇る能力であり、一瞬で一般人の視界外に移動出来るほど。

過去にアンジュに見切られ捕まったが、それを踏まえてその時よりも速さをあげ、彼女との距離も一瞬で縮まり回避の素振りもない、桔梗は捕まえたと確信した。

 

「はいざんねーん♪」

「!?」

 

捕まえた、と桔梗が確信した瞬間であった。

アンジュが突然ひらりと体をくねらせ、桔梗が伸ばした手をギリギリでかわしたのだ。

避けられたために体制が崩れたが、すぐに立て直しアンジュの方を見る桔梗。

 

「ふふーん、まだまだだね桔梗ちゃん♪」

「…ッ!絶対消してやる…!」

 

ドヤ顔をして見下した態度を取るアンジュが癪に障ったのか、桔梗はまたアンジュを捕らえるべく動き出す。

アンジュもまた桔梗の動きをあっさりと見切り、ひらりひらりと嘲笑うようにかわしていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……で、私が来るまでずーっと追いかけっこしていた訳ですか?」

「…はい。」

「ハイ。」

 

その後。

二人の追いかけっこは延々と続き、おかしいと察したpalseが降りてきて止めるまで続いていた。二人は正座をさせられ、その正面に見下ろすようにpalseが腕を組み立ちはだかる。日もすっかり沈み、辺りは暗くなっていた。

 

「…全く、アンジュ姉さんも姉さんですよ。誤魔化すにしてもやり方があるでしょう。」

「…あら、気付いちゃってた?」

「薄々は。でなければその子を連れて身勝手なんてしないはずですね?もっと言えば、何か画像やら何やらまで仕込んであるのでしょう?」

「“それをわかってて敢えて”シャレットちゃん達の前で怒鳴ったんでしょー?流石私の妹っ。」

 

把握し予想していた事を淡々と、呆れたように話すpalseに、やっぱりかーといった感じではあるがニコニコ笑顔を絶やさないアンジュ。

 

「…あんた達姉妹ほんとどうなってるの…」

「姉妹だからこそよっ♪相手のことを心の底まで知ってるからねっ」

「まぁそういうこと。それ以前にこの人が割とわかりやすい部類なのもあるかしら。」

 

念話でもしてるんじゃないのかと疑うほどにお互いを知っているこの二人に、桔梗はぽかーんとしながらそう言った。

二人もまた姉妹だからとそれだけであった。

 

「まぁ今回はこの人の思惑通りに、数多いアンジュ姉さんの起こしたトラブルで処理しておきましょ。」

「そうかしらー?私そこまで酷い?」

「貴女は今まで自分が起こしてきたトラブルの数を覚えているのかしら?」

「聞きたいかね?昨日までの時点で99,822件だ。」

「そう、なら後で全部聞かせてもらおうかしら。」

「冗談よぉ…」

 

アンジュの冗談に対し、全く表情を変えることなく淡々と返事するpalse。そんな様子にアンジュはさっくり折れ、泣きつくようにpalseの足にしがみついていた。

 

 

「さて、では戻りましょう。桔梗ちゃんもお疲れ様。」

「うん。」

「んーっ。お疲れ様っ!」

 

一通りの説教を終えたpalseは、二人を連れて帰還した。

 

なお、アンジュの積み重ねてきたトラブルに関しては勿論9万近くには満たなかったものの、隠していた事まで全て報告させられた模様。

 

 

 

 

 

 




エレガント閣下の台詞を突然使いたくなったんだ(言い訳
とはいえアンジュはトラブルメーカーに違いはないので、割と起こしてます()

とりあえず桔梗ちゃんらしさと、アンジュの強さが書き表せてたらいいかなーと。

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