クリミナルガールズ ~時給3000円~   作:DAMUDO

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ビリビリする『おしおき』

《おしおき開始》

 

「ちょっと!なんで私までおしおきされなきゃならないのよ!」

「ん?ついでに今期分のノルマ終わらせようと思ってな」

 

シンのおしおき後、交換するようにキサラギを部屋へ連れ込んだ。もちろん、おしおきの為に。

 

「ほらほらキサラギ、笑って笑って」

「これから痛いことされるのに笑えるわけないでしょ。はぁ……わかったか。さっさと叩いて終らせてよね」

「まかせろ!って言っても今回はスパンキングではありません!」

「そうなの?」

「実は結構前から手に入れてた物なんだけどね。今回で初お披露目になります。それが……これです!」

 

そう言ってキサラギに見せた物は、金属の棒。先生が資料や黒板を物を示すときに使う伸縮できるあれに近い形をしている。違うところは、先っぽが丸い球になっていることと、持ち手のところがやけに太く、スイッチらしきものがあるところだろう。

キサラギはこの棒の見た目に嫌な予感を覚えたのか薬を出された子どものような顔で尋ねてきた。

 

「ねぇ、それなんなの……?」

「棒です」

「本当に?」

「はい。金属の棒です」

「それ以外は何もないの?」

「ええ。おしおきするための金属の棒です」

「仕掛けとかないのよね!?信じるわよ!?」

「……で、電流が流れる金属の棒です」

「はいしまう!それ今すぐしまって!何時ものムチに代えなさい!」

「なんでですか?いいじゃないですか電気!マッサージみたいなもんでしょ!?」

「だったらおしおきじゃないでしょーが!絶対痛いに決まってる!それを近付けるんじゃないわよ!」

「つまりキサラギは痛いのが嫌だからおしおきを断ると?」

「うん」

「だが断る!!」

 

このあと滅茶苦茶おしおきした。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「へいへ~い♪どうだいどうだい、調子はどうだい?ランSey!」

「今すぐそれやめねーと、唇引きちぎるぞオヤジ」

「はい、ごめんなさい」

 

次はランの番です。因みにキサラギは気絶していて、ベットで寝てます。

 

「で、オヤジ。なんでキサラギが何時にもまして疲れてるんだ?まさか、そう言うことしたんじゃねーだろうな!!」

 

拘束されているのにランの迫力に一歩後ろに退いてしまう。

 

「あ、安心しろ。やましいことはしていない。ただ……違うおしおきをやっただけだ」

「違うおしおき?」

「おう!今まではムチで叩いて赤くなったところを視姦して、恥ずかしめるおしおきだった」

「途中までな。後はオヤジの趣味嗜好だろ変態」

「そして、今回からこんなものを使います!パララパッパッパ~~~♪『ビリビリ棒』~。これはね、ラン太くん。触れたものに電気を流して痛みを与えるおしおき道具なんだよ」

「誰がラン太だ、オヤジえモン」

「と言うわけで、さっそくやってみよう!」

「で、電気だろ……」

「あれ?なになに?もしかしてランちゃん、ビビってますか~~?」

「はあ!!?ビビってねーよ!」

「本当に?」

「当たり前だろ!アタシはな、電撃ごときでビビる柔な神経してねーんだよ!」

「流石♪んじゃ、いくねー」

「お、おう……」

 

いざやるぞって時になった瞬間、口数がなくなるラン。本当は怖いのに、必死に表情取り繕うランかわいい。

 

「…………」

「…………」

「…………わっ!」

「キャアッッ!」

「あはは!面白いぞ痛い痛いごめんなさいごめんなさい!」

「次やったらぶっ殺すからな!」

 

少し驚かしただけでこんなに怒るかね。しかも、自由がきかない状況で器用に足で絞めるとかすごいな。スゴい柔らかい。

解放してもらい、続きを再開する。

 

「んじゃいくぞ。それっ」

「ひぐっ!」

 

パチパチと音を立てる金属棒。ランの悲鳴も部屋に響く。

 

「ちょ、ちょっと待てよ!これ、おしおきってレベルじゃねーぞ!」

「大丈夫ですよ~。それを証拠にほら」

「あひっ……ッ///」

 

再び棒を擦り付けると、今度は痛みと言うより快感を感じたように甘い声を漏らす。

 

「ど、どうなってんだよ……」

「ツボみたいなもんだよ。苦痛と快楽……嗚呼、涙とか涎で顔をぐちゃぐちゃにしてるランが見れるのか」

「や、やめろーーーーー!」

 

このあと滅茶苦茶おしおきした。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「おーー、とっても似合ってるぞ、アリス」

「……これ……なに……?」

「猫耳と猫尻尾ですけどなにか?」

 

次はアリス。彼女には猫耳と猫尻尾つけてもらってます。

ああ~ロリ猫娘かわわ///

 

「これからアリスちゃんをこの電気スティックでおしおきします。こんなふうに…………痛ぁっ‼」

 

威力を見せようと実践をしてみせたら、思いの外痛かった。自分が痛い思いをしたが、俺の考えマジな反応にアリスは今回のおしおきを理解したように怯え始めた。怪我の功名ってやつだな。

 

「そら!」

「ひうっ……!」

 

不意討ちに一発。威力は弱にして軽い痛みを与える。が、アリスには十分な威力のようで、眼にはすでに涙を溜めていた。今にも泣き出しそうである。

 

「アリス……今の痛かったろ?あれで弱、つまり一番弱いんだよ。わかるかね?」

「いや……やめて……」

「おお、理解しているのか、アリス。では、次はどうなるか……わかるだろ?」

 

そう言って、俺は威力を強にする。

 

「おねがい……来ないで……!!」

 

嗚呼、幼女のマジビビりやばすぎるぅ~~!!オプションもあって本当に子猫みたい~~♪ああーーー!今すぐ拘束といて、メッチャなでなでしたい!……よし!

 

「アリス、これスゴく痛いぞ」

「…………(ふるふる)」

「やめてほしいか?」

「…………(こくこく)」

「そうか……なら、──────ってやってみて」

「……?……わかったの……」

 

俺の要望を耳打ちするとアリスは簡単に受けてくれた。アリスの両手の拘束を解く。

 

「では、お願いします」

 

アリスはこくりと頷くと、ゆっくり言葉を紡いだ。

 

「ごめんなさい御主人様……アリスは悪い子猫でした……ゆるしてください……」

「…………」

「……にゃん♪」

「FooOOOOOO!!!」

 

このあと滅茶苦茶なでなでした。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「サコ、準備はいいか?」

「いっとくけど、サコはでんきなんてぜんぜんへいきだからな!!」

「そうかいそうかい。それはスゴい、ねッ!」

 

言い終えるのと同時に電気棒を当てる。

 

「ふにゃあ!」

 

猫のような気の抜けた声。全然ダメじゃないか。

 

「サコさん、もう少し我慢できませんかね?」

「い、いきなりでびっくりしただけだい!こんどはだいじょーぶだもん!」

「よし、んじゃいくぞ!」

「にゃあん!」

「ダメじゃねぇか!!」

「うー、な~ん~で~」

「なんでって言われても……電気を我慢することじたい無理があるだろ。今までの奴らもダメだったし」

「あーうー」

 

おしおきは関係なしにサコがしょんぼりしてしまった。俺のフォローは役に立たなかったようだ。

 

「ならばサコ!練習あるのみだ!」

「え?」

「平気になるまで回数重ねるのさ!その境界線を越えたとき、お前は次の段階の強さを手に入れるのだ」

「お、おー……」

「そうなれば、必然的にお前は我等がチームの……え~と、そう!斬り込み隊長となり、勝利をもたらす存在になるのだ!」

 

あかん、恥ずかしい。自分でなに言ってるんだって言いたい。バカなんじゃないの?

 

「ユウ、それほんとーか!?サコ、つよくなれるのか!?」

 

あはは、この子もバカだったわ。

 

「おうおう、強くなれるぞー」

「なら、サコがんばる!ユウ、もっとしてくれ!」

「任せておけ」

 

強引だったがなんとかなったな。しかし、俺は何がしたかったんだ?まあ、いい。やるからには、しっかりやらないとな。

 

このあと滅茶苦茶おしおきした。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「ユコぉおおおおおおお!」

「せ、先生!どうしたの!?」

「今からぁあ!電気棒を押し当てます!いいですかぁあ!」

「え?ど、どういうことなの?」

「行くぞおおおおおお!」

「待ってよ!何なんですかこれは!?」

「いやねぇ、いちいち説明するの面倒なのよのことよ」

「は、はあ……」

「だから、察せ。いいな?」

「えぇ~~……」

 

ユコは納得のいかない顔をしている。ならば強引に……

 

「おらぁ!」

「キャア!!」

「ふははは!どうだ、痛いか?苦しいか?だが、やめねぇ!俺が満足するまで叫び続けるのだ!ひゃはははは!」

「どうしたの先生!?今の先生、なんか変だよ!?」

「おしおき前に……クンカクンカくんくんhshs!」

「キャアアアアアアアアア!!」

 

このあと滅茶苦茶おしおき……するのを忘れてクンカクンカした。

 

「ふんはふんは、スーハースーハージュル」

「なに!?ジュルってなに!?」

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「トモエ!電気プレイしようぜ!」

「おことわりや!」

「ここに居る時点で拒否権なねーぜよ!」

「しかもこの衣装、なんやの!?」

「体操服+ブルマでゴザーイ!いや~太ももとお尻の境界線の肉の食い込み具合とムチっとした感じがたまりませんな~♪」

「ちょっと、センセ!女の子になんてこと言うん!おいたが過ぎるよ!」

「ぐへへへ、お嬢ちゃん。ちょっとおじさんと楽しいことしようね~」

「イヤや!センセ、いい加減に…」

「おら!」

「あぁあん!!」

「嫌がる割りには、ええ声だしますな~」

「ほれほれ、この棒がトモエに突き刺さるぞ~」

「んッッ」

「どうだ?トモエのイヤらしい体をねぶるように動く棒の感触は」

「ふぅ……ふぅ……んッ!」

「お?ここか!」

「ーーーーッッ!!」

「おほ、ビクンってしたな!スゴいやろ?電流の刺激が全身を染み渡って、声にできん感覚は」

「はぁ、はぁ、センセ……もう、あかんて、やめよ……ね?お願い……あぁあん!!」

「こんなんじゃおじさん、満足できないな……証拠にほら、俺の棒もまだまだバリバリやぞ」

「や、やめて……」

「お嬢ちゃんの体にたっぷりと棒の刺激を覚えさせて忘れられないようにしてやるからな……覚悟しろ」

「い、いやーーーーー!!」

 

このあと滅茶苦茶おしおきした。普通にね。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「な、なんでまた私なのよ」

「へいシンさん!調子はどうだい?」

「こいつは変にテンション高いし」

 

おしおき部屋には、またまたシンに入ってもらいました。

 

「え~では、説明は簡単に。これ使います!」

「なによそれ……?」

「電気、流れる、棒」

「絶対いやよ!!」

「頑張れよ、根性なし」

「電気よ!?バカじゃないの!?そんなものがおしおきなわけないでしょ!」

「バカめ!貴様に物事を決める権限などないわ!」

「くぅ~~~ッ!」

 

悔しみ十分な顔で俺をキツく睨む。

 

「クケケケ!やーいやーい、悔しいよな~?だがお前は、俺に手も足もでねーよなー?」

「ぐぬぬッッ!」

「さあ、やるぞ!やるぞ!」

「や、やめなさいよ!!」

「だが断る!」

「ひぎぃ!!」

 

棒を当てるとバチッと言う音が鳴り、電光が瞬く。本当に何度見ても痛そうだな。

 

「痛いか?」

「当たり前だろーが!!こっちが動けねーことを良いこと好き勝手しやがって、ちょうしッ、……いや、あの、ゴホン、なんでもないわ」

 

また、あの話し方が……。

 

「お前、口悪いのな。猫被りか」

「ふんッ!私はただッ……あれよ、周りが無知な人ばかりだったから、よくストレスが溜まっちゃうのよ。その度に怒ってたら、この怒り方が板についちゃってね。まあ、そう言うことよ」

「そうですか」

「そうよ!」

「…………」

「…………」

「それ」

「痛っ!」

「ほい」

「痛っ!!」

「あらよっと」

「痛っ!!!いい加減にしなさいよ!痛いでしょうが!」

「痛くしてんだから当たり前だろうが!」

「ぐぅ、調子に乗るんじゃないわよ!後悔することになるわよ!」

「ほうほう、ならば仕返しなんて考えられなくなるまでいじめてやる!」

「え!?ウソよ!なしなし!仕返しなんてこれっぽちも考えてないわよ!」

「もう遅いわ!」

「ギャアアアアアアアアアアアア!!」

 

このあと滅茶苦茶おしおきしまくった。

 

 

《おしおき終了》

 

 




みんな大好き、DAMUDOです。

今回は、おしおき尽くしです。正直、書いてるのがツラい。
最初に考えてた展開から何度も脱線するんじゃもん。そのお陰で、何時もより更新が遅れちもーたよ。
どうでした?面白かったら幸いです。マジで。

今回は凄まじいキャラになってたユウ。
気分屋ってレベルじゃねーぞ!

それではまた!






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