もしもし、ヒトモシと私の世界【完結】   作:ノノギギ騎士団

94 / 107
新たな手がかり

 

 半年と数ヶ月が経った。

 季節は夏から秋へ、そして冬が訪れた。

 

 アオイの気がかりは、いろいろあるのだが、なかでも気がかりなのは、パンジャのことだった。

 

 身近にいる人ほど大切にしなさい、という言葉は正しく金言であり、イッシュ地方にいた過去の自分に言い聞かせてやりたいほど、求められる言葉だった。

 

(パンジャは何をしているだろう……?)

 

 アオイの気がかりのひとつは、夢のことだ。世界がまだ知らないものを、見たことがないものを、知って見つけて、広める、という。

 

 まだアオイの手法で達成を目指しているとしたら、それは止めるべきだろうか。即ち、不足した化石を復元と治療を同時進行することで存在の確立を目指す手法だ。

 

「夢の達成を誓い合った仲だが、途中で終えることを……私は考えていなかったな」

 

 ――私が夢を途中で終えた時、彼女はどうするだろう。やめてしまうだろうか。そんなはずはない。よく信じ、忠を尽くす彼女が途中で投げ出すことは、まったく、ありえない。

 この世に絶対というものは無いはずである。しかし、アオイの認識における例外のひとつとして、彼女に関しては善悪を問わず、一本の芯があることを、アオイ自身疑っていなかった。

 

 そんな彼女だから、協力を求めた。

 アオイは、どん詰まりに陥る思考が鈍くなっているのを自覚した。

 

(私は、過去の狡い自分を憎んでいるが、手段の問題において、彼女を選んだことは間違いでは無かったと今でさえ思っている)

 

 成功のためには、そうするべきだったのだ。

 人道的観点では、適切であったとは、口が避けて、世界が割れようと……言えないが。

 

 アオイは、まだ、夢を諦めていない。

 ただ以前の化石の手法は、もう取りたくないというのが本音だ。復元したポケモンにもたらされる危険が大きすぎる。次は手足だけでは済まないだろう。

 

 パンジャへの手紙もメールも、返事がない。相当怒っているのか。それとも……。アオイは、できるだけその先の事を考えたくない。

 

 アオイは、杖と手すりに寄りかかりながら、降り積もる雪を見ていた。

 

(そういえば、彼女の生まれはセッカシティだったな)

 

 どうして彼女は「凍死を迎えるだろう」と言ったのか。

 アオイは、「うぅん」と唸り、うつむいた。彼女には、聞くべきこと、聞いていないことが多くあった。

 

「冬はいけないな。綺麗すぎて、物思いに耽ってしまう」

 

 窓の向こうでは、ヒトモシのミアカシが近所に住むリリのロコンと雪の中を転げ回っていた。初めて見る雪に彼女は数日前からはしゃいでいて、朝も夜もない。そのせいでアオイの生命力は燃やされて、感情はこの数日は希薄気味だ。

 

「ラルトス、君はいかないのか?」

 

 いつもミアカシと一緒のラルトスは、温かい部屋に残っている。

 赤いツノをアオイに向けた。

 

「……君といると、心が筒抜けになってしまうから、すこし恥ずかしいよ」

 

「…………」

 

「けれど最近は、前向きに生きているつもりなんだが……どうだろうか。君も、楽しいと感じているだろうか?」

 

 アオイは自分の胸に手を当てた。ほんのすこし、ぽかぽかする感情が生まれた。不思議に思い、ラルトスを見つめるともそもそと小さな口が動いた。恥ずかしい思っているのは自分だけではなかったらしい。ラルトスはアオイのそばを駆け抜けると、外に出て行ってしまった。

 

 嫌われているわけではないらしい。

 窓の外で手を振るミアカシとラルトスに、手を上げて返事をすると彼らはまた雪中おいかけっこに夢中になった。

 

 アオイもまた部屋のなかを歩き回る作業に移ろう、そう思った矢先。

 

「ヨゥ、元気?」

 

 人間ならざる声音に驚いた。辺りを見回しても影しかない。アオイはすぐに部屋中のカーテンを引いた。その正体は――。

 

「やあ、ダークライ。君にそう言われるとは、うん、まあ……元気は元気だが……」

 

「顔色、良クないゾ」

 

 アオイの協力者にして、隣の森に住むダークライだった。

 自宅で会うのは久しぶりだった。実はアオイが悪夢から起きた後、ダークライ――便宜上彼とする――とは、面と向かって話し合っていなかった。ミアカシやラルトスの前に現れる時もアオイの不在時に限ってやってくるのだ。

 

 いったいどういう心境の変化なのか。

 

 彼は影からぬるりと出て、ソファーにくつろいだ。

 

「君こそどうしたんだ、しばらく姿を見せなかったじゃないか」

 

「…………」

 

「気に病むことは……あ、心配することは、何も無いよ。私は満足した。君は、良い仕事をしたとも」

 

「…………」

 

「それより! 君に会えて良かった。すこし、聞きたいことがあったんだ」

 

 アオイは、ゆっくり歩き出し、ダークライの向かいのソファーに座った。

 露骨な話題そらしだったが、彼は前向きそうな目をしていた。

 

 アオイはダークライの抱える後悔のような念よりも、マニやカラマツ医師が気にしていたことを聞きたいと思っていたのだ。

 

「君は、自分以外のダークライを見たことがあるのか?」

 

「ハ……? 何カあるのカ?」

 

「いやいや、別に『今』は何の問題も無いことだ。しかし、数十年ほど前にミオシティ――ここから南に行った先の港町だ、そこで眠ったまま起きなくなっていた少年がいたらしい。誰の仕業なのか分からず、今日も真実は闇の中だ。だが、一応参考として聞きたいと思ってね。もちろんだが……私達は、君のことを疑っているわけでは無いよ」

 

「…………」

 

 言葉を聞いた、ダークライの表情は分かり難い。

 視線の移ろいで察するしかない――そして、その視線はテーブルの沁み一点を注視していた。話すか、話すまいか。どう話したものか。そう思案するように。

 アオイはダークライに機会があったら話しかけてみようと思っていただけで、明確な反応があることを期待していなかった。しかし、どうやら普段とは様子が違うようだ。そのことに気づき、彼の判断を静かに見守った。

 

 そして。

 

「暗イ暗イ、海ノ向こう……舟デハ行けなイ、月の無イ島……。今も、いる? 分からない……」

 

「知っているのか?」

 

 ダークライは、自分ではないダークライの存在を知っている。しかも出会ったことがある。今もいるかもしれない場所のことを記憶している。

 

 アオイは、得た知識に思わず自分の腕を撫でた。トリハダが立って仕方が無い。

 

(ダークライは1匹ではない。複数いる。――誰も確認していないが、これは、事実かもしれない。メタモンが化けたという線もなきにしもあらずだが……)

 

 話しを促そうとしたアオイは、それが不必要であることに気付いた。ダークライは腕組みをして何かを思い出そうと瞬きをした。

 

「初めテ、『自分』ト同じ姿ヲ見た」

 

「……君は、孤独……いや、ひとりではなかったんだな。それは、良いことだよ」

 

「ドウカナ。アァ、ソイツ、前マデのアカイのに似てる」

 

「だから私の名前はアオイだと――まあいいや、私に? 私に似てるって?」

 

「ソゥ。暗イ」

 

「それは悪かったな! ……まあ、そのダークライは暗くもなるだろうな。ミオシティの少年は、たぶん、眠りっぱなしで今この時も起きていないんだ。私が知るのは噂話の範疇でしかないが……。きっと、何か事故のようなものでダークライに会って、眠ってしまったのだろう」

 

「小さイのハ、良くなイ。あれハ、スゴク良くなイ」

 

 ダークライの要領を得ない言葉に、アオイは詳細を求めた。

 彼はカーテンの隙間を背伸びして見ていた。

 

「夢に、出てくル。小さイノハ、いつもソウだ……」

 

「リリさん? すると、どういうことだ。幼くて自我が曖昧だとダークライの夢路に彷徨い出てしまうのか? 少年もそうなったと……?」

 

 それは、新しい可能性だ。アオイは、情報を得て、頭の中を整理した。

 

 人間に秘められている力なのか? 人間が、無意識中の人間がポケモンの領域に触れる可能性がある?

 人間からポケモンに干渉する。それが、できるのなら――。

 

「あと、ロゥソク! ふらふらしてル」

 

 アオイの思考は打ち切られた。

 

「えっ。ミアカシさんもか? そ、それは困る。すごく困る。ミアカシさんを見つけたら、つまみ出してくれよって言いたいんだが……。うぅん。悪夢の先にある死は、もともとミアカシさんの領分なんだよなぁ。彼女が、魂を拾い食いするのは、私としてもあまり好ましい状況では無いのだが、本質を変えることはできないからな……。まあ、見守っていてくれよ」

 

「…………」

 

「ありがとう。君の協力に感謝する。……次の春に、きのみの木を増やそうか」

 

 アオイは倉庫にある芋を数えながら言った。春まで数人分の収穫になった。あれでは食べきれるか怪しいものだ。

 ダークライが明るい返事をした。

 アオイは夏から抱えていたひとつの重荷が無くなったことに、ホッとしていた。

 

 そんな時。

 

「鐘の音ガ……」

 

「ああ、お昼だね。そろそろ、ミアカシさん達を家に入れなければ……よっこいしょ」

 

 町中に鳴り響く昼の音楽が、アオイの耳にも届いた。

 立ち上がったアオイの背に。たったいま思い出した、というダークライの声がかけられた。

 

「音の街……そこニ、昔いたな……」

 

「音? どこだ?」

 

「アッチのほう」

 

「あっち? 南か。南の都市? 音楽……?…………! アラモスタウンか! な、なぜ、そんなところに? あそこは、この街より人口も多い都市だぞ!」

 

「知ラナイ」

 

 当然の返事にアオイは頷くしかなかった。

 

「まあ、そう。知らないよな。しかし、むむっ。これは調査する必要がありそうだな。だが、せめてもうすこし、長い距離を歩けるようになってからだ。階段を上がるだけで息切れするからな……」

 

「マダ、歩けないのカ」

 

「1年と半分は使っていなかったのだから、あちこち衰えてしまっているんだ。これでもすこしずつ、良くなっている」

 

 ダークライは「ソウ」と素っ気なく言って、テレビを点ける。

 

「帰るときは、消していってくれよ。私は、作業を、ちょっとだけ……」

 

 思考に火が点いてしまったアオイは夢中で自分の部屋に跳びこみ、気付いたら夕暮れになっていたのでリリとミアカシは風邪を引いた。

 本当に申し訳ないことをした、と思う。

 そのくせ、自分が悪いことをしたとは思っていないのだから、本当に救いがたい。

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

 アオイは、実験ノートを見返していた。

 過去の自分が綴ったノートが、妙に目新しいものに見えている。自分が変わってしまったからだろう。そんな分析のもと、丁寧に印刷物を見ていく。

 

 手は、目は、現実のノートを見つめているが、思考のほうはそうでもなかった。

 

(ダークライの悪夢は、ダークライの個体によって、その様相は異なるのだろうか?)

 

 新たに手に入れた情報は、輝き、魅力的で、見つめられずにはいられない。

 

「……知りたいなぁ」

 

 思わず、笑ってしまうくらいに、すごく、気になる。

 

 これが気にならない人間がいるだろうか。いるのだろう。

 アオイは、その存在が理解できない。

 しかし、多くの人々は、この価値を、この真価を、誰も気付いていないのだ。

 そして、その価値の無さを時が経った今に置いて、改めて評価しようとは思いもよらない。

 

 カリカリ。

 片手間に開いた古いパソコンがハードディスクに書き込む針の音が聞こえる。

 ペンは置いてきた。あれはいつも思考の速さについて来れない。

 

 愛を記録でしか知らない青年は、歩けるようになった。

 もう忘れることも厭わない。それは『元に戻る』ことを意味した。

 

 しかし。

 

(いけない、いけない、自制しなければ。……同じことの繰り返しは、愚かなことだ。近道に見えるが、結局、遠回りになってしまう)

 

 アオイは、悪夢のなかでジュペッタに関する記憶の重みを失った。

 

 それが原因で、悪夢の研究を始める以前の人格とは連続性の不和が発生してしまい、ジュペッタを失う前の人格に近しい存在になった。――と自覚している。

 

 日常生活において、大した問題では無い。

 だが、私生活では少々の違和感がある。

 たとえば、自分で書いていた小説に抱く感想だ。

 

 今にして思えば、どうしてこんなものを書いていたのだろうと不思議に思う。

 動機は、確かに覚えがある。続きを書こうと思えば、きっと書ける。時間さえあれば、構想に狂いは無く事前に検討していた通りの内容のものができあがるだろう。

 

 だが、文章の端々から察することができる必死さが、今のアオイには無かった。

 何となく。味気が薄く、水で薄めた物語になるだろうと思う。

 

 今の自分は、実験前の自分とは違う。事故以前の自分と似ている。

 

 アオイの、自意識を巡る判断は、このように帰結した。

 

 今の自分が傾ける熱は、腰掛けて空想を描くより、地面に足を付けた研究に注ぐ方が向いている。また、それが今の自分のやりたいことでもあった。

 根底の部分で、アオイ・キリフリという人格は物事の真理や謎の解明といった探求を求めてしまうらしい。

 

 

 はた、と手が止まった。

 実験ノートは、半分から先は白紙になっている、はず、だった。

 

 

「……手紙?」

 

 ノートに挟まっていたのは、封筒だ。しかもアオイ自身の文字だ。右上がりで角を立てる癖のある字に間違いは無い。

 

 封は切っていない。四辺に顔を近づけ、神経質な手つきで確認していく。封する以上の折り目は無く、開けた跡は無いようだ。

 

 マニでさえ開けなかったのだろうか? ……貴重な手がかりだっただろうに。

 だから君は二流なのだ、と心の内で言うアオイは、表をひっくり返した時、わずかに目を瞠った。

 

 この手紙は、過去の私から未来の私へ綴ったものだった。

 

「…………」

 

 わざわざ封書にしたところが、小憎い。

 

『開けてほしくないが、誰かに見てほしい』

 

 存在自体が、矛盾した意志を感じる。

 中身もどうせ、文学青年くずれが女々しいことを涙で書き綴っているだろう。

 こんなものを書いている暇があるのなら、事前検討の考察のひとつでも書けば良いのだ。見当違いの考察に曖昧な仮定を乗せたせいで、こんなことになってしまったというのに。いったい、実験前の私は何を考えていたのだろう?

 

 アオイはビリビリ破いて、封を切った。他意は無い。彼は、机の上に刃物は置かない主義なのだ。

 

 便箋――普通のコピー用紙だ。いつもアイディアを書き留める時に使っている、何の変哲も無い白紙。

 

 ぺらり、と文字のある表を見たアオイは、体が強張った。

 

 書き殴った乱筆――だが、直視に堪えないのは内容だ。

 

『死にたくない死にたくないああどうしてこんなことになったんだ私は夢を実現させたかっただけなのにそれが悪いことなのか死ぬほど悪いことなのか夢を追うことが悪なのか分からない何も死にたくない分からない死にたくないのに死なないといけないなんてわからないやめればいいやめたいいやだできないそれができたらこんなことになっていないただ死にたくないだけのに』

 

 文字の最後は、すでに言葉の体を成していない。途中でペンを取り上げられたようにギザギザの線が奔っている。壮絶だった。

 

(なんだ、これは……)

 

 無い。無い。無いのだ。アオイには、これを書いた記憶が無い。

 アオイは混乱しながら、何度も文字を見た。乱雑だが、たしかに自分の字だ。

 

 アオイは、何も思い出さなかったが、忘れていたことを思い出した。

 

 ――そういえば、私は、悪夢の直前のことが分からない。

 

 すぐに部屋に吊してある鞄の中から、ボイスレコーダーを取り出した。悪夢の実験中、自宅ではそれを握ったまま眠りに入り、病院ではマニが管理していた。長時間に渡る記録を、アオイはまだ確認していない。

 

 起動したままのパソコンを急かしながら、ファイルを開く。

 

 音声の内容を一言で喩えるなら――狂乱だった。

 

 アオイは数秒で、文字に起こすどころか聞く作業すらやめた。ファイルのなかをよく見ればメモ帳が置いてあった。作成した日時を見ると、アオイが目覚めてから数日中、まだマニが録音機を持っていた時分だ。

 

 内容は。

 

『ぼくにはむりです』

 

「私にだって無理だ」

 

 アオイは、大きな息を吐いて頭を抱えた。

 今ならば、マニの微妙な困惑の意味が分かったところで、遅すぎる。彼のトラウマになっていなければいいと願うが、あの様子を見るに無理だろう。よくもまだ協力してくれるものだ。……アオイは彼の忍耐強さに感謝するべきだと気付き、もっと気遣ってやろうと猛省した。

 

 

 ところで。

 

 

 悪夢で行われた全てのやりとりは、現実では一切作用しない。

 それは影を踏んでも、実体が傷つかない程度の当然のことだ。

 

 けれど、悪夢での経験によって現実の物事に対する見方が変わった時、逆方向の投映により仮想であるはずの悪夢は、現実にある自意識を変革することができる。――そう言えるのではないだろうか。

 

 その点でいえば――記憶の欠落があったとしても――悪夢は正しくアオイの後悔を殺した。そして、彼は望み通りに歩を進めることができた。

 

 

 

 アオイは、手紙をたたみ元通り封に入れるとノートに挟み、それを本棚に置いた。

 あの記録は、忠告では無い。そんな指向性のあるものではない。

 

 現実を歩けなくなった過去の自分から贈られた最期の憎悪だ。

 

 きっと、実験前の私は分かっていた。

 

『実験後の私は、後悔を抱えていない自分になるだろう。恐らく、なりふり構わずに母の背を追っていた頃の自分に近いものに』

 

 解読できなかった乱雑な文字の一つは、きっと『羨ましい』だ。自分自身でありながら、きっと変わってしまう自分を彼は妬んだ。そして何より、薄情で楽観的で横暴な人格になる可能性を怨んだ。死ぬより恐い目に遭って、せっかく掴んだ変革だ。奇跡だ。暗んだ可能性の末路が言うのだ、規定の破滅は目に見える箇所に転がっている。

 

 アオイは顔を上げた。

 

「今の私が『彼』を失う前の私に似ているとしても、あの時とは違う道を歩いていくよ」

 

 それは、悪夢に没入する以前の自分であれば、口にこそすれ実際には取ることのできない行動であった。

 

 これからも、挑戦して失敗して、後悔の多い人生を送るのだろう。

 思考が同じなのだから、結果が似るのは必然だ。

 

 その必然に、抗いたいと思う。

 

 二度と同じ轍を踏まないように。

 今度こそ、慎重に。

 後悔の少ない人生を歩みたい。

 

 いつの日か、『彼』に出会った時に胸を張れるように。

 

 

作中、面白かったもの、興味深かったものを教えてください。

  • 登場人物たち
  • 物語(ストーリーの展開)
  • 世界観
  • 文章表現
  • 結果だけ見たい!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。