ソードアート・ボッチ   作:月見桜

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少し、間が空きましたがどうぞー

色々してたら、書くの忘れてました(笑)

ゴメンなさい


こうして、彼らはボス戦に挑む

なぜだろう?昨日、キリトのとこに行ってからアルゴと話をした後の記憶がないのだ。キリトに聞いても同じだった。

 

アスナに聞いたら、目で人を殺せるんじゃないかってぐらいのレベルで睨まれた。

 

アスナはにらみつけるを使った!ハチマンの防御がかなり下がった!効果はバツグンだ!

 

‥‥一体、俺たちに何があったんだ

 

 

 

 

 

 

 

ボス部屋の前

 

着いた俺たちは装備やアイテムの確認、作戦などの最終チェックを行っていた。

 

そんな俺たちに

 

「おい」

 

後ろから、友好的とは程遠い声が聞こえ、俺たちは振り向いた。

 

声をかけて来たのは、キバオウだった。

 

「ええか、今日はずっと後ろに引っ込んどれよ。ジブンらは、わいのパーティーのサポ役なんやからな」

 

俺は少し意外だった。何せコイツは、昨日キリトに大金で剣の買取をあっさり断られ、しかも隠していた名前までもバレたのだ。

 

常識的にはかなり気まずいはずなのだが‥‥

俺だったら、ベッドの上でのたうち回った後、相手の半径20メートル以内には決して近寄らないな

 

憎々しげに頰を歪ませた顔を突き出し、吐き棄てる。

 

「大人しく、わいらが狩り漏らした雑魚コボルドの相手だけしとれや」

 

‥‥うわー、やっぱ面倒くさいな、コイツ

 

「はいはい、わかりましたよ。まぁ、そちらのパーティーなら討ち漏らすことはないとは思いますがね?」

 

「‥‥っ!チッ!」

 

キバオウは唾を地面に吐き捨て、仲間の元に戻っていった。

 

「‥‥何、あれ」

 

アスナの口にした言葉にはわかりやすいくらい怒気が含まれていた。ちょっと、その目をこっちに向けないでくれます?

 

「目障りだから、隅っこで大人しくしてろってとこだろ」

 

俺の言葉を聞いたアスナは殺気を込めた視線をキバオウに向けた。

 

少しして、みんなの前にディアベルが出てくる。

 

「みんな‥‥もう、オレから言うことはたった一つだ!」

 

右手に持つ銀色の長剣を高く掲げ、

 

「勝とうぜ!!」

 

その言葉と共に扉は開け放たれた。

 

 

 

 

 

 

「スイッチいくぞ!」

 

《センチネル》が振り上げた武器をキリトが弾き、ガラ空きになった喉元をアスナの《リニアー》が貫く。

 

即席のパーティーとは思えない完成度の連携が《センチネル》をポリゴンへと変える。

 

‥‥あれ?、これ、俺いらなくね?

暇なので本隊とボスとの戦闘観戦でもしていると、HPゲージの2本目が消えたところだった。

 

「おい!ハチマンもサボってないで闘えよ」

 

「えーだって、これ俺いらないだろ」

 

ていうか、働きたくない。帰りたい。

 

「ったく、仕方ねぇーな。キリト、スイッチいくぞ」

 

キリトが再び、武器を弾いた瞬間、足に力を入れる。一気に《センチネル》の懐に飛び込むと一撃、二撃、三撃と斬撃を繰り出す。

 

「これで、終わりだ」

 

怯んだ《センチネル》の首元にソードスキル《ホリゾンタル》を放った。

《センチネル》はなす術もなくポリゴンへと姿を変えた。

 

剣を軽く振るい、2人のいるところまで戻ると驚いている顔が伺えた。

 

「‥‥意外だったわ。あなたって強かったのね」

 

「酷い言われようだな、おい」

 

「やっぱり、とんでもない速さだな」

 

いや、そんなん言ったらお前なんか鎧ごと叩き斬ってただろうが‥‥馬鹿力にもほどがある

 

 

 

 

「みんな、下がれ!俺が出る‼︎」

 

声の方向を見ると、ボスのHPゲージが残り一本となっていた。

確か、情報では骨斧と革盾から湾刀《タルワール》に持ち替えるはずだ

 

「ウグルゥオオオオーーー!」

 

ボスの《インファング・ザ・コボルドロード》が凄まじい雄叫びと共に手にしていた武器と盾を投げ捨て、背中にある武器を掴み取る。

 

そこで、俺の頭に疑問がよぎる。

ーあの剣は、細すぎないか?

あの形状、どっちかっていうと‥‥

 

「おい、キリト。《タルワール》ってあんな武器なのか?」

 

俺の言葉に反応したキリトもコボルド王を確認する。すると目を大きく見開き、喉から引き攣ったような音が漏れ出した。

 

「違う、あれは野太刀だ!」

 

「だ‥‥だめだ、下がれ‼︎全力で後ろに跳べっ‼︎」

 

その声をかき消すようにコボルド王が繰り出すソードスキルのサウンドエフェクトが轟く。

 

「ぐあああああああ‼︎」

 

ボスに単身で挑もうとしたディアベルがボスの下からの一撃で宙を舞う。

上から叩きつけるようにもう一撃。

目にも止まらなぬ、上下の連撃。一拍溜めてからの突きの三連撃。

 

その衝撃は凄まじくディアベルの身体は20メートル以上も吹き飛ばされ、地面に突き刺さった。

 

「ディアベル‼︎」

 

吹き飛ばされたディアベルのもとにキリトが駆け寄っていった。

 

周りを見るとリーダーであるディアベルがやられたことにより、統制が取れなくなっていた。

 

このままの状況が続いた場合、下手をすればもう数人の死者が出る可能性がある。

 

「‥‥‥仕方ない。行くか」

 

剣を握り締め、感触を確かめるとボスの元に足を向ける。

 

「私も行く。パートナーだから」

 

その言葉には確固たる決意が感じられた。

 

「‥‥‥すまん、助かる」

 

そして、2人は血戦の場へ踏み出しだ

 




次回で一層は終了です

その次は体術やって赤鼻かなと


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