東方紅焔伝   作:タンベント

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今回はほのぼのとした感じで書いたつもりです。


ちょっと会話形式が多い気がするけど頑張りました。


第四炎

 

 

あれから私はこの家でお世話になることになった。

その代わりに家事全般と狩りの手伝いをすること

私には貴族暮らしでなにもかも初めてで失敗の連続だった。

そのほかは、この村の人たちに認めてもらえたこと

やっぱり最初はこの髪と目のせいでどこかみんな私のことを避けていた。

けれど、私の居候させてくれる家の女性がみんなに言ってくれたのだ。

 

 

「こいつはいいやつだから仲良くしてやってくれ。」

 

 

そんなことがあり私は、この村では暮らしていけるようになった。

 

 

 

 

「おーい!  妹紅 休憩中悪いけどちょっとこっちに来てくれ」

 

「はい!  今行きます。」

 

 

ちょうど休憩も終わったところだしちょうどよかった。

いったいなんだろうか?

 

 

「なにかすることありますか?」

 

「いや、最近あんたずっと働いてばかりだからね。

これから自由に遊んできていいよ。」

 

「でも・・・」「でもはなし!!  子供は遊んできなさい!」

 

 

 

そんなこんなで、私は休むことになったのだが

いままで遊んだことがない私はどうすればいいかわからなかった。

 

 

 

「こんにちはー おじいちゃん。」

 

「おお 妹紅ちゃん ちょうどよかった。

さっきお菓子を買ってね。お茶をいれるから上がって行きなさい。」

 

「いや、わるいですよ。」

 

「まあまあ上がっていきなさい。」

 

 

ぶらぶらと歩いていてなにか手伝えることはないかと村を歩いていたところ

おじいさんにつかまってしまった。でも、たまにはこうのんびりと

話しながらゆっくりしてみよう。

 

 

 

 

 

 

 

「じゃーおじいさん もう私帰りますね。」

 

「おや、こんなに暗くなってきてしまったね。今日は楽しかったよ。

またきてくれ 妹紅や。」

 

「はい  また来ますね。」

 

 

そう言って私は家へ帰り始めた。

帰り道に私は妙な噂を聞いた。

 

 

 

「おお、妹紅じゃないか こんな時間にどうしたんだ。」

 

「さっきまでおじいさんとお茶を飲みながらくつろいでいたんです。

それで、この時間なので帰ろうかと・・・」

 

「そうか、あまり子供一人だけで出歩くな お前はほかの子供と比べて物わかりもいい。

だが、最近妙な噂が流れているからな。」

 

「妙な噂?」

 

「あぁ、なんでも妖怪が出たそうなんだ。その妖怪は炎を操り人々をたちどころに

真っ黒に焼いてしまうようなんだ。 」

 

「そんなにすごい妖怪なんですか!?  ここも危ないじゃないですか?」

 

「まぁ、噂だからあまり気にすることでもないと思うがな。あの人の家、お前たちだけだろ、女と子供だけではなにかと不安だろう。用心しておくことにこしたことはあるまい。」

 

「わかりました。帰ったらあの人にも伝えておきます。」

 

 

 

 

この噂を聞いたときに私はもう少し用心しておくべきだったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

「―という噂があるようなので気をつけましょうね。」

 

「わかったよ。 でもそれは噂なんだろ。あんまり気にすることないと思うけどね。」

「一応ですよ。私だってあんまり信じていませんよ。」

 

「そうかいじゃー 午後は休んだようだから明日は川へ水くみに行ってもらうよ。」

 

「わかりました。では 私はもう寝ますね。 あーそれと早く寝てくださいね。

もう年なんだから。」

 

「うるさいよ! さっさと寝な!」

 

「はいはい、 おやすみなさい。」

 

 

まったく私のことを年だなんて言ってくれるじゃないか。

でも、もうほんとに年かね~ 最近体が重く感じてきたからね。

妹紅が来てから私はほんとに楽しかった。

娘ができたかのような感じだった。

最近は、ちょっと生意気になってきた気がするが・・・

これからもこんな暮らしが続けばいいと私は思うよ。

 




やっと主人公が現れそうです。

でも、まだまだ これだ!っというイメージがわかないです。


この小説を読んでいただきありがとうございます。


最後に、誤字脱字などがありましたら報告お願いします。

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