東方紅焔伝   作:タンベント

2 / 4
前の話が少し短いと友人からアドバイスをいただいたので
少し長くしてみました。

まー大体の人が前の話でどのキャラかわかったと思いますが
この話でその名前が出てきます。


第二炎

 

 

「あら?  不老不死の身になるのだからそれ相応の副作用があると思ったのに

意外と痛みのなっ・・・!!??」

 

突如、彼女の身に異変が起きた。

 

 

「うぐっ!?  ぁぁあああ!!  ぁがあぁあ!!」

 

彼女はその場にうずくまって痛みのために空気吸うことが困難になってきた。

必死に呼吸するために口をあけるが、体が痛みにより口すらろくに動かない。

 

「い・・息が・・・・でき・・ない・・・」

 

体が今まさに不老不死の存在に変わろうと組み換わっている。

普通の少女が到底耐えられる痛みではないが彼女のその身に宿る

復讐心が今の彼女の精神を支えている。

 

 

「まだ、死ぬわけにはいかないのよ。私はあいつに!!」

 

徐々に痛みがひいてきて、先ほどよりは多少は楽になってきたようであった。

 

「これで私は不老不死の体を手に・・いれ・・た・・・」

 

緊張の糸が切れたのか、彼女は気絶してしまった。

 

 

 

 

 

そして、次に彼女が目を覚ましたのは夜であった。

 

 

「ここは?  あぁ  私は薬を飲んで痛みで気絶してしまったのね。」

 

 

副作用があると思ったけどこれほどまでとは・・・・

二回目飲めと言われても絶対にいやだな。

でも、本当にこの身は不老不死になったのであろうか?

 

 

 

そう考えていた矢先である。なにかの気配を感じ周りを見渡してみると、オオカミの群れが少女の周りを囲んでいたのである。

 

 

しまった!?  これでは、殺されてエサにされてしまう。

この石で多少オオカミのすきを作れるだろう。

 

 

少女はすぐさま起き上がり手に石ころを持った。

そして、近くにいたオオカミめがけて思いっきり石を投げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあはあ・・・  なんでっ!? 」

 

 

石を投げ隙を突いたところまでは成功していた。

だか、オオカミにとってそれは些細なハンデにしならなかった。

オオカミの走力は人間の走力より当然すぐれている。

少女は懸命に逃げいていた。服が破れところどころ切り傷ができていた。

 

 

 

少女の逃走むなしくオオカミに追い詰められてしまった。少女の後ろは崖

普通の人ならばほぼ助からない高さである。

 

 

「なんで・・・ここまで来て結局私は死んでしまうのか。」

 

オオカミたちが私のことをみている。きっと私をどう食べようとか考えてるに違いない。

どうすればいい  どうすれば生き残れる。

 

 

しびれを切らしたのか。オオカミたちの一匹が彼女に向って飛び込んできた。

彼女は、とっさに手を前に出しその牙から体を守ろうとした。

 

 

ザクッ!!

 

「ぐっ!   ぁぁぁ」

 

痛い!! このオオカミ私の腕にかみついて

早くなんとかしないと食いちぎられてしまう。

 

 

 

その腕から滴る血に周りのオオカミたちが反応して一斉に襲い掛かってきた。

 

 

「しまった!! うぐっああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! 」

 

オオカミたちの攻撃になすすべなく腕を食いちぎられ、よろめき崖から足をふみはずしそのままオオカミたと谷底に落ちていく少女。

 

 

 

 

 

数時間後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その崖に落ちた少女はなんの外傷もなくただ疲れて眠っているだけのように見えた。

これが、不老不死の効果もとい永遠の呪い生きているとも死んでいるともいえない存在

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから、彼女  藤原 妹紅の運命の針がわずかに動いたのであった。

 

 




どうだったでしょうか?

実際不老不死ってほしいと思うんですけど
永遠に生き続けるのも辛いものがありますよね。


あまり叫び声や痛がっている声を文字にしてみるのは難しいです。


誤字や脱字などありましたら暇なら報告してください。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。