カメ子 レ級   作:灯火011

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「戦艦レ級(カメコ)」

大火力をすべて捨て去り、その身体能力を艦娘撮影に全力で使う彼女。

いつものように艦娘の写真を撮ろうとしたら、なにやら異変が起きていたようです。


8 第四回 集合写真

「戦艦レ級」

 

深海棲艦と呼ばれる存在の中でも特に上位種に位置する艦種であり

提督と艦娘からは特に恐れられている船である。

 

さて、そんな戦艦レ級の中で異彩を放つ船が一隻。

一眼レフを携え、戦場を闊歩するレ級である。

 

最近は演習で大破したり、艦隊旗艦である飛行場姫に怪我が治るまで拘束されたりと

色々あって艦娘の写真を撮れていないレ級であったが

つい先日、ようやく体と艤装の修復が完了し、姫の許しも出て、大海原に舞い戻って来ていた。

 

「ひサしぶりノ娑婆の空気だぁー」

 

レ級は喜びのあまり金色のオーラを吐きだしながら波間を最大戦速で移動していく。

その手には、広角レンズ(16-35mmF2.8 PLフィルター装備済み)付きのデジタル一眼レフカメラを既に装備していた。

 

おもむろにレ級はファインダーを構え、雲ひとつない蒼い空と、透き通った蒼い海を撮影していく。

いつものように連射はせず、絞りとシャッター速度をマニュアルで変更していき

 

カシャッ カシャッ カシャッ

 

気にいった構図で、確実に一枚一枚、風景を切り取っていくレ級。

更に、PLフィルターを回し、光の反射を確実に消していき、

透明な海の写真や、より鮮やかになった空の青の色を撮影していく。

 

「あァー。これこレ。やっぱり一眼レフカメラが最高ダよナぁ

 やっぱり私はノーフォトノーライフ。写真無しじゃ、イキられないヨ」

 

ニコニコ顔でファインダー覗きながらレ級は呟いていた。

その姿は、純粋に写真を楽しむ人間のようであった。

 

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レ級が久しぶりに写真撮影を楽しんでいた同時刻である。

とある鎮守府の艦隊が、鎮守府の正面海域に出撃していた。

 

出撃メンバーは、旗艦に戦艦金剛、隷下に軽巡阿武隈、第六駆逐隊(暁・響・雷・電)の6隻である。

隊列を組んで乱れなく大海原を進む姿から、錬度は高いことがうかがえる。

だが、その高い錬度とは裏腹に、表情は誰ひとりとして晴れやかではなかった。

原因は、戦艦レ級である。

 

「鎮守府近海に現れる戦艦レ級と接触せよ、なんで無茶デース・・・・」

 

というのも先日

 

「鎮守府近海で、戦艦レ級に助けられた人間がいる、

各鎮守府は、近海に出現する戦艦レ級に攻撃せずに、まず接触を図れ」

 

という内容の伝令が全ての鎮守府に届いてた。

その命令を受けて鎮守府から「戦艦レ級」と接触したことのある艦娘が抜擢され

「戦艦レ級」捜索任務に駆り出されたのである。

 

「あのレ級とまた、戦うんですね・・・はぁ・・・」

 

顔に影が刺している阿武隈と、第六駆逐隊。もちろん、金剛もである。

戦艦レ級に対して、6隻とも全くいい思い出を持っていない。

 

金剛は、命を捨てる覚悟で行った全ての攻撃をかわされ、翻弄された挙句に燃料切れ。

阿武隈は、直撃弾は貰わなかったものの、1時間以上至近弾で弄ばれ大破。

第六駆逐隊は、艦隊のエースである2人が良いようにされる様を目の当たりにしている。

 

((((((出来れば、すぐに帰って寝たいなぁ(デース・・)))))))

 

6隻はそう思いながらも、以前2回もレ級と出会った海域である「鎮守府正面海域」を進軍し

レ級の捜索を続けていく。

 

「そういえば金剛さん。戦艦レ級の容姿って何か特徴あるんですか?」

 

阿武隈は金剛に話しかけていた。

今回、阿武隈以下駆逐隊は、「詳細は捜索をしながら金剛から聞け」と言われ、

いそぎ出撃をしたため「レ級を見つけに行く」という命令しか聞いていない

 

「Oh!そういえば説明してませんでしたネー!」

 

少ししまった、という顔をしながら、金剛は阿武隈の方を向き口を開いた

 

「基本的な容姿は変わらないようデース。パーカー姿に大きな尻尾があるとおもってくだサイ」

 

人差し指を立てながら説明していく金剛。

なんだ、それじゃあいつも資料で見る戦艦レ級と変わらないじゃないかと

阿武隈は首をかしげ、第六駆逐隊の面々もお互いの顔を見合っていた。

 

「不思議に思うのはわかりマス。でも、装備が違うらしいんデス」

 

「装備・・どう違うんですか?」

 

末尾にいた電が不思議そうな顔をして、金剛に訪ねていた。

阿武隈、暁、響、雷も気になり、金剛の方を見つめる

 

「普通のレ級は、多くの艦載機をはなってきてから砲撃をしてきマス

 つまり、攻撃用の装備をもっているということデス」

 

ふむ、金剛以外の全員が相槌を打つ。

 

「ですが、捜索対象は、『カメラ』と『サーチライト』を装備してるらしいのデス。

 その代わり、武装を一切装備していないらしいのデス」

 

「「「「「・・・・・はい?」」」」」

 

金剛以外の全員の目が点となり、進軍が止まる。

いままで最悪の敵と思っていたのに、武装を持っていないと言われたのである。

 

「オットット・・・固まる気持ちはわかりマースが、進軍を再開してくだサイ。

 この情報は、先日救助された人間からもたらされた情報なので、間違いではないはずデース」

 

そう言われ、進軍を再開していく金剛、阿武隈、暁・響・雷・電の6隻。

彼女達はどこか納得の行かない気持ちのまま、レ級を探索していくのであった。

 

 

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ひとしきり風景写真を撮り終えたレ級は、拠点近くの海から離れ

鎮守府正面海域に進軍していた。

その手には、先程の広角レンズではなく、艦娘撮影用に望遠レンズを供えた一眼レフが握られている。

 

「さァて。今日はどの艦娘が来るかナぁ」

 

先程までの純粋な写真好きの姿から一転、艦娘の写真を撮りまくりたい気持ちを抑えられない

いつもの戦艦レ級(カメコ)に戻っていた。

そしてレ級は、

 

「今日は天気も良イシ、海も静かダシ、きっと新しい訓練をしている艦娘と出会えるかもしれないナぁ」

 

と、ニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべ、艦娘を探しながら海上を移動していく。

 

「んー、なっかナかいないな。やっぱりココ数日間のブランクは大きいナぁ」

 

数日間で艦娘の種類や、航路はどんどん変わっていく。

修理のためとはいえ、数日間海に出られなかったレ級は情報が全く分からないのだ。

 

「デモ、なんとか一枚ダけでも撮りタいなぁ・・・!」

 

レ級は、艦娘を探しながら、更に進軍する速度を速め、

 

(ファインダーから遠くを見れば艦娘がいたりシて)

 

なんてことを考えながら、ファインダーを構える。

すると、遠くにではあるが、ファインダーの中央部に6隻の船が見えたのである。

 

「おっホぉ!ビンゴぉ!あれ艦娘だよナぁ。」

 

レ級は、ファインダーを覗いたその姿のまま、喜々とした表情を見せ、

その影に迷うことなく突っ込んでいく。

 

「イヤアアアアアアアアッフウウウウウウウウウ!」

 

レ級は久しぶりに見た艦娘にテンションがうなぎ昇りである。

どんどん近付く艦娘の姿であったが、その姿にレ級は違和感を感じ撮っていた。

 

(アレ?なんか砲撃してこないナ・・・?)

 

艦娘が砲撃してこないのである。

いつもであれば、これだけ接近していれば、砲撃の一つや二つ

雷撃の一つや二つが必ず飛んでくるはずなのだ。

 

(気づいテない?いヤ、そうじゃない)

 

砲撃はしてこないものの、6隻の艦娘は、レ級を見ていた。

「戦艦レ級」の存在に気づきはしているが、攻撃を加えてこない艦娘。

 

レ級にとっては初めての体験であった。

いくらなんでもおかしい、そう思ったレ級は進軍を止め、海上で制止していた。

それを見た艦娘側も、進軍を止める。

 

レ級のとって初めては体験は、このあとも続いてく。

艦娘は艤装の砲身をあさっての方向に向け、武装解除をしたのだ

 

レ級は目の前に事態に付いていけないのか、珍しく固まっていた。

そして、追い打ちをかけるように

 

「そこの手にカメラを持っている戦艦レ級に伝える。我々に敵意は無いデス。

 そちらも敵意が無いのなら、今から行う質問に答えてくダサイ」

 

(・・・・・・・・ヘアッ!?え?はイ!?)

 

艦娘の一人、レ級の中では「コンゴウ」と認識されている美しい艦娘に、話しかけられたのだ。

 

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「そこの手にカメラを持っている戦艦レ級に伝える。我々に敵意は無いデス。

 そちらも敵意が無いのなら、今から行う質問に答えてくダサイ」

 

金剛は武装解除を行った後、おそらく捜索対象であるレ級に話しかけていた。

 

(うー・・・・レ級を前に武装解除っていうは、落ち着かないデース)

 

本当であれば、全員でレ級を沈めるか、この場から逃げたいと思ってしまっている。

何せ、最悪の敵であるレ級が目の前にいるのだ。艦娘である以上、仕方のない事であった。

 

「聞こえていたら、返事をおねがいシマース!」

 

レ級は先程から、固まったまま動かない。

そういえば、と金剛は、レ級の装備を確認していく。

 

決して近いとは言えない距離ではあるが、尾っぽの部分に主砲を装備していない事と

艦載機を携えていないことがわかる。

 

そして何より、その手に持っている「モノ」。

 

あれは、人類が開発したはずの「一眼レフカメラ」ではないか。

 

「金剛さん・・・」

 

同じようにレ級の装備を確認した阿武隈が、少し呆れたような、複雑な表情で金剛に話しかけいていた

 

「武器なしで、カメラを持っている戦艦レ級、情報と一致、しちゃってますよね・・・?」

 

「して・・・マース・・・・ネ。目標発見デース・・・。」

 

金剛もまた、呆れたような、複雑な表情をしながら、阿武隈に返答していた。。

もちろん、第六駆逐隊の面々も、また複雑な表情を作っていた。

その時である

 

『キ・・・キコえてル、こちらモ、敵意ハ、なイ』

 

レ級が、まさかの返答を返してきたのである。

 

「「「「「「喋った!(デース!)」」」」」」

 

『ヒィッ!?』

 

思わず叫ぶ金剛艦隊の面々。そして、その声にビクゥとなるレ級。

 

いつもならば、レ級が驚かしていた艦娘に、逆に驚かされているレ級の、レアな姿であった。

 

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鎮守府正面海域。それは鎮守府から一番近く、新人育成に最適な場所である。

そんな場所に、カメラと、タブレットを持ったレ級。

そしてそのレ級を取り囲むように布陣する艦娘。

 

傍から見れば、鎮守府に近づいてきたレ級を撃退する布陣に見えるが、実のところはそうではない。

いくつか質問を重ねるうちに、レ級は「写真を撮りたいためにここまできている。武装は無い」

と主張していた。金剛が「それならば撮影した写真を見せてみろ」というので、

レ級はおとなしくタブレットを差し出したのだ。

 

それから約30分。

 

レ級と艦娘は、タブレットを見ながら、写真談議に花を咲かせていた。

今見ているのは金剛の写真。砲撃を行う凛とした姿は、ここに居る誰もが美しいと感じている。

 

「わぁ・・・!よく撮れてマース!すごいですネ、レ級の写真の腕ハ!」

 

『そんナにほメても、何もデナイけど、この写真ノ金剛ガ綺麗で私は好キなんだよナぁ」

 

レ級はれながらも写真をめくっていき、「本日のベスト写真」と名付けられたフォルダの写真を

艦娘と見ながら写真談議を進めていく。

 

『ソうだ阿武隈、阿武隈のベストショットもアるヨ』

 

「え!本当!うれしいなぁ」

 

レ級はサムネイルの中から、一枚の写真をタップし、全画面に表示させる。

すると艦娘は一様に顔を赤くしていた

 

「Oh・・・・セクシーネ」

 

「大人のレディ・・・」

 

「ハラショー」

 

「なっ・・・阿武隈ってすごいのね」

 

「はわわわわわわ」

 

阿武隈以外の5隻が、写真を見て次々と感想を述べていく中

阿武隈だけは、顔を真っ赤にし、固まっていた。

そう、阿武隈に見せた写真は、先の

「濡れスケ中破砲撃シーン」の阿武隈の写真だったのである。

下着、あまつさえその下の肌まで見えている姿を仲間に見られたのである。

 

しかも、レ級の腕が良いのか、いやらしさはなく、色気に満ち満ちた写真に仕上がっていた。

 

「うわああああ!綺麗だけど!綺麗だけど!仲間に見せるのやーめーてーよ!」

 

阿武隈は叫びながら、レ級からタブレットを奪い取り、写真をサムネイルに戻していく。

 

『綺麗なんだケどなぁ・・・・。ダメだっタ?』

 

「ダメじゃないけど、ダメじゃないけどおおお!恥ずかしいの!」

 

阿武隈にとって、自分じゃないような綺麗で美しい写真である。

嬉しくないわけがないが、仲間がいるさなかで見せられる羞恥心のほうが勝っていた。

 

『そうイうものナのかぁ。わかった。キを付けル』

 

そういうレ級に、阿武隈はしぶしぶタブレットを返却しながら、

ふと気になったことを、レ級に尋ねていた。

 

「それにしても、この写真って、私がこの子達、第六駆逐隊を引き連れていた時の写真よね・・?」

 

少し赤ら顔の阿武隈ではあったが、その目は少し怒りが浮かんでいる。

何せ、いまだトラウマになっている1時間以上嬲られた夜戦時のことである。

レ級は顎に手を当て、少し考えた後

 

『多分、そうダと思う。あの時はドうしても着弾の水しぶきの写真の中にいる阿武隈がホシクて、

 阿武隈の弾を投げ返して水しぶきつくってたんだよなァ。1時間グライだったよナ。阿武隈」

 

レ級はニヤニヤとしながら、阿武隈をみて口を開いていた。

そして、阿武隈といえば、怒りで顔を真っ赤にしていた。

一時、レ級に嬲られたせいで、部屋から出れないほどの重度のトラウマを植え付けられた阿武隈である。

その原因が、「水しぶきの写真を撮りたいから」なんて言われたら、激怒するのも当然である。

 

「レ級」

 

『ン?なんだ阿武隈』

 

阿武隈はすっ、と息を吸い込むと、レ級に対して

 

「ふざけるなあああああああああああ!この馬鹿ああああああああああ!」

 

思いっきり叫んだのであった。

 

『ヒイイイイイイイイ!?ゴメンナサイゴメンナサイ!?』

 

阿武隈の圧力に思わずビビるレ級。

 

その後、レ級は海の上で正座されられ、阿武隈に長時間の説教を受けることとなる。

説教が終わったころには日が傾き、金剛艦隊に見守られながら、

レ級は魂が抜けたようにその場を去って行った。

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艦娘と会話し、そして説教を受けるという珍しい体験をしたレ級は

いつものように、拠点へと戻ってきていた。

 

「ひドい目にあった・・・・

 これカらは、阿武隈、怒らせないように、撮影しヨう・・・」

 

レ級は、ガシャガシャと、装備していたカメラとサーチライトを外して、

ふぃーと、ため息をつきながら、軽くなった体をほぐしていく。

 

「デモ、まサか艦娘と話スことが出来ルなんてなぁ」

 

今日一日の出来事を思い出しながら、しみじみと呟くレ級う。

レ級にとっては、艦娘は美しく、高みの存在であり

撮影することはあっても、交流することは無い。そう思っていた。

 

「意外ナ事って、起きるモンなんだなァ」

 

だが、今日の一日で金剛・阿武隈・暁・響・雷・電と知り合いになった。

しかも、海上で出会ったら、写真をとらせてくれるという条件付きだ。

 

「あぁそうだ、今日のベスト写真を決めなくちゃ」

 

レ級はそういうと、格納庫からタブレットを取り出し、データを確認していく。

最初は風景から始まる写真は、途中から、艦娘の「笑顔」の写真で埋め尽くされていた。

 

「日常風景・戦闘風景、どっちもいいけど、こういう笑顔の写真も、いいナぁ」

 

金剛の太陽の様な笑み、阿武隈の困った笑み、第六駆逐隊の天使の様な笑み

レ級はそれらの写真を見ながら、次から次へと写真をスクロールしていく。

そして、トン、とレ級の動きが止まり、一枚の写真を本日のベスト写真フォルダに移動させた。

 

「うン、今日の写真は文句なク、この写真だナ!」

 

その写真は、金剛、阿武隈、レ級、暁、響、雷、電で映った、集合写真であった。

阿武隈の説教で少しやつれているレ級に、艦娘の6人はその姿を笑いながら見ている写真。

艦娘と深海棲艦が判りあえる可能性を秘めた、奇跡の一枚である。

 

 

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「以上がレ級との遭遇の報告デース」

 

とある鎮守府の提督室で、金剛と提督が向き合っていた。

 

「おそらくデスが。このレ級の固体は、写真を撮りたいだけに艦娘に近づいているダケデス。

 それに私達が過剰に反応し、無駄な被害。弾薬の無駄な消費を増やしてイルのだと思いマス。

 阿武隈だけは、水しぶきを作りたいと言う例外の理由でしたが、説教をしたので大丈夫デス」

 

だから、と一呼吸置いて、金剛は

 

「被害を少なくするためにも、カメラを持ったレ級には、好意的に接する。

 という通達を、大本営に進言するべきかと思いマス。」

 

提督に提言を行った。

その手には、とある写真が一枚握られている。

 

「そして、これがその証拠の写真デス」

 

写真は、金剛、阿武隈、レ級、暁、響、雷、電が映る集合写真。

その写真をみた提督は、驚きに目を見開く。

 

「彼女は本当に、写真を撮りたいのデス。

 装備は全てカメラ用品。武器も、艦載機もなかったデス。だから・・・」

 

金剛は提督を根気よく説得していく。

提督は、金剛の話を聞きながら、艦娘と深海棲艦が判りあえる可能性を感じとるのであった。


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