カメ子 レ級   作:灯火011

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艦娘との演習という名の、写真撮影を終えたレ級+1隻。

その戦いっぷり、いったいどのような影響を与えたのでしょうか



17 深海棲艦のNewカメ子とレ級 3

船渠という場所は、艦娘がリラックスして疲れや傷をいやす場所である。

人間で言うところの、風呂や温泉に近い。

 

横須賀鎮守府の船渠では、先の演習でレ級に

敗北を期した長門達演習艦隊が疲れを癒していた。

本来であれば、演習で戦ったレ級についての感想や、動き方などについて

反省しつつも談笑しているはずだった。

 

だが、長門と陸奥は、表情を硬くし

赤城と加賀は、明後日の方向に顔を向け

卯月と望月は、青い顔をしながら下を向いていた。

 

今、この船渠では、艦娘は誰一人として口を開いてはいないのである。

原因は簡単だ。

 

『艦娘ノ船渠ハ快適ネェ・・・・ファア。自然トアクビガ・・・

 スゴク広クテ、温度モ丁度イイワァ』

 

そんなことを呟きながら、船渠の淵に腕を組み、

とろけた表情の顔を見せる飛行場姫と

 

『ですネぇ、姫様。フアアァー・・・。

 拠点ノ船渠、水、冷たイですもんネェ。

 アァー・・・・最高だナぁ』

 

頭に自身の尻尾のあごの部分を乗せ、恍惚とした表情で

肩までお湯につかるレ級が一緒に入渠しているからである。

 

なぜ艦娘と深海の船が一緒に船渠に入っているのかと言えば

演習が終わったあとに、艦娘の写真を撮っていたレ級が

 

『ウェックシィ!』

 

と、盛大にクシャミを放った姿を、横須賀の提督が見ていたのだ。

演習中、レ級は直撃弾は無くても、衣服が濡れていたため

体を少し冷やしたのである。

 

「せっかく出向いて頂いたのに、風邪でも引かれては海軍の恥だ。

 服はこちらで洗濯しておきますので、船渠で疲れを癒してください

 無論、飛行場姫殿もご一緒に」

 

と横須賀の提督が提案し、それをレ級達が受けていたのである。

そんなこととはつゆ知らず、長門達は

 

((((((どうしてこうなった(ぴょん…)))))))

 

船渠に入りながら、緊張したまま、そう思うのであった。

そんな緊張した面持の面々に、飛行場姫が柔らかな顔で、話しかけていた。

 

『ナガト、ムツ、アカギ、カガ、ソレト・・

 モチヅキ、ウヅキ、デシタッケ?

 確カニ、アイアンボトムサウンドデハ、艦娘ト殴リアッタ仲デスケド。

 今ハ趣味デココニキテイルカラ、ソンナニ固クナラクテイイワヨ?』

 

長門は、その言葉に少し反応し、飛行場姫に言葉を返していた。

 

「そうは言ってもな。飛行場姫よ。我が横須賀鎮守府、果ては全鎮守府が袋叩きにして

 ようやく撤退させた相手が、非武装とはいえ同じ船渠に入っているのは

 どうも落ち着かんよ」

 

長門の表情は固く、その瞳は飛行場姫を睨んでいた。

なにせ、長門自身も飛行場姫から爆撃を食らい、大破した身である。

自分を攻撃した相手と一緒に風呂に入り、リラックスできる者などなかなかいない。

そんな姿をみた飛行場姫は、

 

(ソウヨネェ。ソウナルワヨネェ・・・・。)

 

一人考えながら、困った顔で、顔を人差し指でぽりぽりとかいていた

そんなやり取りを見ていたレ級が、笑顔で口を開く。

 

『じゃア、私ハー?

 別に戦場でハ殴りあった事ないジャん』

 

「演習とはいえ貴様の実力を知った今では

 レ級、貴様も同じようなものだ」

 

長門は、レ級の言葉に、目をつむり、険しい顔で言葉を返していた。

そんな長門を見たレ級は、ごそごそと、尻尾の格納庫から

タブレットを取り出していた。

 

『ソんなこと言うナって、長門ォ。

 良い写真、撮れてるんだからサァ』

 

レ級はニヤニヤと笑いながら、タブレットの画像を長門に見せた。

すると、長門の険しかったが表情が一転し、

目は見開かれ、顔の色は一気に赤くなっていた。

その姿を不審に思った陸奥は、

 

「どうしたの?長門。そんな顔をしちゃって。」

 

そう言いながら、真っ赤になって固まっている長門の肩ごしに、レ級のタブレットの画像を確認する。

すると、そこには「濡れ透けな上に、上半身が裸の長門」が映っていた。

演習の一番最後、完全に長門の服が破けたときの写真である。

 

「あら・・・あらあら」

(確かに長門も真っ赤になるわけね。)

 

陸奥は、苦笑しながらもレ級に近づき、レ級が手に持っているタブレットの

長門の上半身が露わになった写真をよく観察していく。

 

(あら、良く見ると、そんなにいやらしくは無い写真ね。

 むしろ、美しいとか、綺麗という感じかしら。)

 

タブレットに映る長門の写真は、美しい長門の肢体と、

中破しつつも迫力のある艤装、そして長門の周囲を囲む水しぶきが混ざり合い、

上半身が裸ということを気にさせない、芸術の様な映りをしていた。

 

「レ級ちゃん。良い写真を撮るじゃない。

 長門は固まっちゃったけど、私はこういうの、好きよ?」

 

長門の写真が気に言った陸奥は、笑顔でレ級に話しかけていた。

レ級はそんな陸奥に

 

『オぉ!ありがトう陸奥!それじゃアさ、せッカくだし

 今日私ト姫様が撮影シた写真、皆で一緒ニみない?」

 

と、笑顔で問いかけていた。

陸奥は、「私と『姫様が』撮影した」という部分に、一瞬抵抗を覚えるも

 

「そうねぇ。疲れが癒えるまでやることもないし。

 せかっく撮ってもらったのなら、見てみたいわね。

 長門もそれでいいでしょ?」

 

にこにこと、レ級に返答を返すのであった。

 

「そレじゃあ、エエット

 赤城、加賀、卯月と望月モこっちニきテ!

 順番にみせていくかラ!

 

 ホラ、姫様もコッチコッチ」

 

艦娘達は、レ級の言葉に顔を見合せながらも一か所に集まっていき

姫も便乗して、艦娘達と輪を作っていく。

 

「ソれじゃあ!早速お披露目といきますネ」

 

トン、とタブレットを軽くたたくと、

陸奥以下演習艦隊の写真が表示された。

 

陸奥の腕を組みながら砲撃をする凛としつつも色気のある姿や

赤城、加賀の発艦時の美しい姿勢、

卯月と望月の波を切りながらの砲雷撃の姿など

 

演習でありながらも、実戦さながらの「戦場の艦娘」が

次々に表示されていく。

 

「レ級ちゃん、本当に良い写真を撮るのね」

 

写真を見ていた陸奥が、笑顔でぼそりと呟いていた。

そして、他の艦娘もうなづいている。

 

「うーちゃん、こんなに、かっこよかったぴょん?」

 

「うわぁ・・・こんな風に撮られるなら、もうちょっと頑張れば・・・」

 

自身の写真映りにびっくりする駆逐艦2隻である。

そして、赤城と加賀も同様で

 

「加賀さん加賀さん!これっ、この波間を切って発艦してる写真、見事です!」

 

「赤城さん落ち着いて、この写真・・・確かに。」

 

空母の2隻も写真の映りにびっくりしていた。

その姿を見たレ級は、

 

『イイダロイイダロ。お前達戦闘中の艦娘ハ

 本当にかっこいいンだよナぁ。』

 

そう呟きながら、自慢げな顔をして、

次々とタブレットの画像を切り替えていく。

長門も、写真を見ているうちにレ級の写真に引き込まれ

船渠に入っている艦娘で緊張している者は、誰ひとりとして居なくなっていた。

 

レ級の写真に見入っていた長門が、飛行場姫を見ながら疑問を口にする。

 

「あぁ、実に良い写真を撮るな、レ級。

 そういえば、飛行場姫。お前も写真を撮っていたようだが?」

 

『アァ、撮ッテハイルケド・・・レ級ホドノモノデハナイワ・・・。

 ソレニ、マダ見レルモノジャナイシ・・・』

 

飛行場姫は小さくなり、顔をそむけながら、長門に返答を返していた。

レ級はそんな飛行場姫の姿を見るや、タブレットを操作し

 

『タブレットにデータが入ってルから、姫様の写真も見てみヨウ』

 

と呟きつつ「姫様」というフォルダから、写真を表示させた。

飛行場姫はレ級の行動に呆気に取られつつも

 

『レ級!私ハマダ、コウイウトコロデ見セラレル写真ヲ撮レナイカラ!

 心ノジュンビガ!』

 

そう叫びながら、顔を赤くし、レ級からタブレットを奪おうとする。

だが、飛行場姫の写真を見た長門が、

 

「ほぅ・・・飛行場姫。貴様、良い写真を撮るじゃないか!」

 

というと、飛行場姫は、長門の予想外の言葉に文字通り固まった。

 

「何を固まっているのだ、飛行場姫。

 レ級とこの長門との攻防を写したこの一枚。見事じゃないか。

 何が『マダ見レルモノジャナイシ』だ。

 貴様の写真、迫力が合って非常に良いぞ」

 

長門は笑顔で飛行場姫に言い放っていた。

それを見たレ級は、タイミングよくタブレットで次から次へと写真を表示させていく。

 

そこには、レ級の投げ返しをうけつつも必死に抵抗をする卯月と望月の姿、

何とかしてレ級に直撃弾を当てようと、海上を滑りながら一斉射する長門と陸奥、

援護するように艦載機を発艦させる赤城と加賀の姿など

 

レ級の写真とはまた違った、迫力のある写真が記録されていた。

長門達艦娘は、レ級の写真以上に飛行場姫の写真にのめり込んでいく。

 

『姫様、やりマすねー。』

 

レ級も、飛行場姫が撮影した写真に思わず感動してしまい、

艦娘と同じように、写真にのめり込んでいた。

 

『ソ・・・ソウカ?アハハ、ソンナ写真デモ

 気ニイッテモラエタノナラ、嬉シイワ』

 

飛行場姫は、そんな部下と、艦娘を見ながら

少し上を向き、恥ずかしそうに顔をかきつつ、呟くのであった。

 

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飛行場姫とレ級が、長門達と共に入渠し、写真を見ていたその頃。

横須賀鎮守府の大本営会議では、一つの重要事項が決まろうとしていた。

 

「あのレ級の戦力は、放ってはおけぬ。

 海軍からの報告では、あの戦艦レ級はカメラが趣味、友好的という事だが・・・・

 ふざけるな!

 いつ、その趣味を放り出して、我々に牙をむくのか判らぬのだぞ!!」

 

ギリッと唇を噛みながら、陸軍の将校が叫ぶ

その横で、海軍の将校が、冷静に呟いていた。

 

「それならば、我が海軍が誇る大和と武蔵、

 それに空母機動艦隊で、レ級が横須賀に上陸して居る今、飛行場姫ごと

 叩き潰せばいいではありませんか」

 

陸軍の将校が、海軍の言葉に更に反応し、大声をあげていく。

 

「そんなことをしてみろ!一般人に間違いなく被害が及ぶぞ!

 それに、深海の者がこの横須賀鎮守府に

 一気に攻め入るやもしれぬ。

 陸軍としては、海軍の意見に反対だ!」

 

「ではどうすると?あの戦艦レ級は、貴方がおっしゃった通り、驚異です。

 現在は友好的とはいえ、所詮は敵です。

 逼迫した状況下になれば、いずれ牙をむいてくるでしょう。

 かといって、その時に海上で奴を討てるかと言えば

 今日の演習をご覧になった皆様は、判るでしょう。

 ・・・結果は火を見るよりも明らかです。

 レ級がカメラを持っていたから、今日はあの程度の被害で済んだのです。

 

 もし実弾を撃たれていたのなら、確実に艦娘が全滅させられていたことでしょう。

 なんとしてでも、今のうちに、多少の犠牲が出たとしても

 対処せねばなりません」

 

「それはそうだが・・・。」

 

(確かに今、レ級と飛行場姫を全艦娘で、

 陸にいるうちにたたいてしまえば、間違いなく殺せるであろう。

 だが、それをしてしまうと、身内にも、一般人にも、艦娘にも確実に被害が出たうえに

 深海棲艦が横須賀に攻め入ってきてしまうかもしれぬ・・・

 何かいい方法な無いものか)

 

陸軍の将校は、眉間にしわを寄せながら、必死に考えていた。

一瞬静まる大本営の会議場だったが

 

「まぁ、ただし。」

 

と、海軍の将校が口を開く

 

「一般人に被害が出ることは我々も避けたいところです。

 ということで、代案を出したいわけですが、構いませんか?」

 

姿勢を変えず、海軍の将校が、静かに呟いた。

それを聞いた陸軍の将校が

 

「ほう、代案があるというのか。一般人に被害が出ず

 横須賀が狙われず、それでいてあのレ級と飛行場姫を沈めうる案があるのか!?」

 

まくしたてるように叫んでいた。

それを受けた海軍の将校は、涼しい顔で

 

「ありますよ。

 何、奴らはいくら強いと言っても、所詮は艦娘と同じ船です。

 燃料と弾薬なしでは、奴らも戦えない。つまりは・・・」

 

一旦言葉を区切ると、ドン、と机に拳を置き

 

「・・・戦艦レ級と飛行場姫、奴らの拠点を見つけ出し、そこを叩く。

 厳しい戦いが予想されますが、あのレ級を野放しにしておくよりはマシかと。」

 

そう言い放った海軍将校の眼光は、鋭く光っていた。

 

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時間が1900を回ったころ、

レ級と飛行場姫が拠点へ戻ると言う事で

レ級は海面に立ち、飛行場姫はレ級の尻尾に座り

そんな姿を見送ろうと、横須賀の艦娘達と各鎮守府の提督達は

横須賀鎮守府の桟橋へと集まっていた。

 

「レ級さん!飛行場姫さん!今日はわざわざありがとうございました!

 演習風景もなかなか見れるものではなかったですし!

 それに!生でレ級さんの撮影風景をみれたのは、感動ものです!」

 

青葉が艦娘を代表し、挨拶を行っていた。

 

「何よりも最後に撮影した集合写真!

 素晴らしいものでした。また、お待ちしています!」

 

にこにこの笑顔で言いきり、手を振る青葉。

他の艦娘も、大きく手を振り、レ級と飛行場姫を見送っていた。

そして、横須賀に集まっていた、各鎮守府の提督たちも手を振り

横須賀鎮守府の提督が代表で挨拶を行っていた。

 

「飛行場姫殿!わざわざご足労頂き、提督を代表してお礼申し上げる!

 そしていい写真をありがとうな!レ級殿!次は我が艦隊、リベンジさせていただきますよ!」

 

それをみたレ級と飛行場姫も、笑顔で挨拶を返していた。

 

『青葉!それと、艦娘!こちらコそ良い写真を撮らせてもらって

 感謝してル!ありがとナぁ!!

 そシて提督殿!いくらでもかかっテきていいよ。

 またいい写真、撮らせてモらうから!

 そレじゃあ、今日はお邪魔しタナ!

 また演習あっタラ、教えテね!』

 

そういうと、レ級は自身の主機を全開にし、

 

『それジャあ!マタナー!

 気が向いたら撮りに来るカら!その時ハよろしクなぁー!』

 

加速しながら、手を振り大声で叫んでいた。

 

『マタネ。

 迷惑ダッタロウケド、私ハタノシカッタワ。

 今度会ウ時ハ戦場デショウケド、

 見知ッタ船ガイタラ、沈メナイヨウ手加減ハシテアゲルワ!

 ・・・アリガトウ!』

 

レ級の尻尾に座る飛行場姫も、両手で大きく手を振りながら笑顔で叫んでいた。

 

「こちらこそー!また遊びにきてくださーい!」

「レ級!今度はこの武蔵と演習をしてくれよな!また合おう!」

「レ級よ!この長門、負けたままでは済まさんぞ!いずれリベンジを果たしてやる!」

「飛行場姫!写真ありがとうー!また撮りにきてくださーい!」

 

艦娘達は、レ級達が見えなくなるところまで手を振り続け

飛行場姫とレ級も、艦娘が見えなくなるまで、同じように手を振り続けていた。

 

そして、横須賀鎮守府が完全に見えなくなった頃、

レ級と姫は、ぽつぽつと、会話をはじめていた。

 

『楽しカったですねぇ。姫様』

 

『ソウネェ。艦娘ニハワルカッタケド。

 楽シメタワ。モウイチド機会ガアレバ、撮影シタイモノネェ』

 

レ級はその言葉に苦笑を浮かべ

 

『駄目でス姫様。今回、艦娘ハ相当おびエてましたもン。

 人間たチも、かなり固くなってましタ。

 次、また姫様と演習に出たラ、艦娘ガ過労死シちゃいまス』

 

そう姫に対して言い放った。

飛行場姫は、レ級の言葉に苦笑しつつ口を開いた。

 

『ソウナノヨネェ。オ前ガキヲキカセテクレナカッタラ

 今日ダッテ、間違イナク、ギクシャクシテタモノネェ。

 マァソウネ、

 イイ故郷巡リガデキタトイウコトデ、

 コレカラハ、深海棲艦ノ本懐ニ殉ジルトスルワ。』

 

『それガいいと思イます。 

 マー、まタ、青葉ニさりげなく聞いてみて

 OKだったら、お連れしマすよ。姫様』

 

レ級は自身の尻尾に座っている飛行場姫を見ながら、

やわらかな笑顔で話しかけていた。

 

『ソウダナ。ソノトキハ、マタオネガイシヨウカシラ』

 

飛行場姫も、レ級と同じように穏やかな笑みを浮かべていた。

その手には、全員笑顔で写る

「レ級と飛行場姫を中心に、各鎮守府の提督達、横須賀鎮守府の艦娘が並んでいる」

嘘のような、奇跡の一枚である集合写真が握られていた。

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その裏で、提督達や艦娘

そしてレ級達も預かり知らぬ、一つの作戦が動き出す。

 

『19、8、58、401 行け』

『『『『諒解』』』』

 

ザブン、と音を少しだけ立て、潜航していく『海軍将校直属の潜水艦隊』。

海の中、鋭く光る8つの瞳には、闇夜に紛れる「戦艦レ級」の航跡が映っていた。




妄想捗りました。

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