戦姫絶唱シンフォギア〜装者と光の戦士たち〜   作:BLACKRX

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今回、ガイア…コスモスが出てきます。

まだシンフォギア本編には入りませんのでそこはすみません。


慈愛の戦士と大地の巨人-コスモスとガイア編-
光との再開と地上からの使者


それは数年前のある日、それは数人の友達と一緒に星を見る約束をしていた時の話だ、その日は台風が直撃して友達はみんな家に帰ってしまって僕一人だけ残ったんだ…

でもその次の日…僕は出会ったたんだ、ウルトラマンに、そして…

 

ピピピ…ピピピ…

 

「ん?夢か…」

 

その少年は電子時計の目覚ましモードで目を覚まし時間を見て血相を変えて着替え、勉強机の上に置いてある青い石を首に掛けた。

 

「ちょっと!早く起こしてよ!叔母さん!」

 

そう言って彼は保護者代わりの親戚の叔母さんの妹が経営する店、”お好み焼き屋フラワー”(学校が近い為ここに住んでいる)から出発した。

 

 

 

 

 

それは初めての地球に友好的な宇宙人ザ・ファースト(通称コスモス)とのファーストコンタクトから数年後…一人の少年が怪獣保護区の一つである鏑木諸島を訪れていた、その少年の名は春日井武蔵(カスガイムサシ)…今年でSRCアストロノーツ養成学校高等部に入学した少年である…

 

今日、彼が来た目的は友達の友好巨鳥リドリアスに会いに来たからである…

 

「お!ムサシじゃないか、今日もリドリアスに会いに来たのか?」

 

とムサシを出迎えたのはTEAMEYESの元隊員の車弁慶(クルマベンケイ)だった。

 

「はい!そうですよ、ベンケイさん」

 

とムサシは元気良く挨拶した。

 

「最近良く来るな、学校は大丈夫なのか?」

 

「何言っているんですかベンケイさん?今は春休み中ですよ。」

 

とベンケイはそう言われて後カレンダーを見て春休み中だった事を思い出していた。

 

「おおっと、そうだったな…じゃ、行くかムサシ」

 

「はい‼︎」

 

そんな会話をした後、二人はリドリアスの所に向かって歩き出した。

 

リドリアスがいる所は断崖絶壁の崖の下にある巣だった…そこではリドリアスがムサシが来たと分かったのか上を向いていた。

 

「あっ!リドリアスーー‼︎」

 

それに気づいたムサシは手を振りながら…

 

「また会いに来たよー‼︎」

 

「キュエー‼︎」

 

と言ったと同時にリドリアスが鳴き声を出して歓迎してくれていた。

 

ムサシは”青い石”を胸から取り出し、ベンケイにある事を聞いた。

 

「ベンケイさん、【コアモジュール】を使ってもいいですか?」

 

それを聞いたベンケイはニコリと笑って…

 

「使ってもいいが壊すなよ、ムサシ」

 

「ありがとうございます‼︎」

 

そう言ってムサシはコアモジュールが止めてある飛行場に向かって走って行った…しかし、彼等は気付いてなかった、ある謎の光がリドリアスに入っていくところを…

 

あれから暫くして、ムサシはコアモジュールを使ってリドリアスと空中遊泳をして遊んでいた、その最中…一機のテックサンダーがこちらに向かってきた。

 

それを見たムサシは何かあったのかと思いテックサンダーが泊まった場所に向かおうとした時…

 

「キュエーー‼︎」

 

「‼︎、リドリアス‼︎」

 

リドリアスの様子が急におかしくなっていた、まるで別の何かがリドリアスを乗っ取ろうとしている様にそして…

 

「‼︎」

 

ムサシはリドリアスが変異したのを目撃した、リドリアス(変異体)は真反対の方向に向かって飛び、島の周りに張ってあるネットバリアを突破して市街地へ向かって行った、それを見たムサシはコアモジュールのブースターを蒸しリドリアス(変異体)を追って空に舞った。

 

その頃、リドリアスが変異する数分前…

 

ベンケイの部屋にTEAMEYES所属でテックサンダー一号機のパイロットの吹雪號(フブキゴウ)とTEAMEYESのリーダー神隼人(ジンハヤト)が鏑木諸島に訪れある事を聞いていた。

 

「久しぶりだな、ベンケイ」

 

「ああ、久しぶりだなハヤト…ところで何の用だ?」

 

ちなみにこの2人は同期であり、そこまで険悪の中では無い…

 

「ベンケイ…此の所怪獣の様子に異常は無いか?」

 

「?、いや特に異常は無いが…どうした?」

 

ベンケイはハヤトがこの島の様子を確認しに来た事を何かあったと思い聞こうとした時…

 

ビビビビ‼︎

 

「「「‼︎」」」

 

ゴウ、ハヤト、ベンケイはバリアが強制突破された警報を聞き外を見たそこには姿が変わったリドリアスが市街地に飛んでいく様子とそれを追うコアモジュールの姿があった

 

「キャップ‼︎」

 

「分かっている行くぞゴウ‼︎、ベンケイ…訳は後で話す」

 

そう言ってハヤトとゴウはテックサンダーに乗り、リドリアスとムサシの乗ったコアモジュールを追って空を飛んで行った。

 

それを見たベンケイは…

 

「何が起きているんだ、この地球に…」

 

と呟いていた、その頃…ある高校の研究室である少年達がある実験をしていた。

 

その実験は粒子加速機(夢見の改良型)を用いた、人の意識を粒子加速空間に送る実験である…

 

その実験機の中に一人の少年が入っていた、その少年の名は高山大地(タカヤマダイチ)…最年少でアルケミースターズ入りを果たした天才である…

 

今、彼は粒子加速実験機を用いてまたあの世界に行ったがその時の記憶が無かったのでそのまま解散し、部活のメンバーと共に帰路についていた。

 

途中、公園に寄った彼等は何か食べ物を食べながら話し合っていた。

 

「なぁ、ダイチ…粒子加速機作ってさ何の意味があるのかな?」

 

「んー…地球の言葉がわかるとか?、後は未来の自分が何をやっているかとかかな?」

 

「なぁダイチ、それって作っても意味あるの?」

 

「そんなこと言うなよ…これでも既に稼動している発明だっていろいろあるんだからな!」

 

「ても、それって秘密なんだろ?」

 

「だって秘密は秘密なんだもん…」

 

ちなみに今ダイチと会話している彼等もダイチには劣るがなかなかの頭の良さをらもっている(設備は付属大学なの設備を借りている)。

 

そんな会話をしている中…ダイチの友達の一人が上を向いて指をさしていた。

 

「な、なぁ…あれって」

 

「「?」」

 

みんなは上を向くと、クリスタルみたいな結晶が空に浮いていた、その中には怪獣が入っていた。

 

「なんだ?あの怪獣は⁉︎」

 

「そんなことより、ダイチは‼︎」

 

「本当だ!ダイチがいない‼︎」

 

と仲間が心配して探しているころ(その友達は避難する人達のなだれに巻き込まれた)、ダイチは物陰に隠れてアルケミースターズのダニエルに連絡を入れていた。

 

「ダニエル…アレがそうなのか?」

 

「そうだよダイチ、アレが…」

 

とダニエルが何か言おうとした時…

 

バサ‼︎バサ‼︎

 

「「‼︎」」

 

上から突然変異を起こした、リドリアス(変異体)が飛来して来た、そしてリドリアスを追うように後ろからムサシが乗るコアモジュールが飛んで来ていた、それを見ていた、ダイチは…

 

「あれも、破滅招来体が読んだのか…」

 

ダイチがそう呟いた後、六機の戦闘機がリドリアス(変異体)を攻撃を始めていた、ダイチには見覚えがあった…

 

「ファイター‼︎、完成してたんだ‼︎」

 

六機のファイターが現れたと同時にクリスタルが砕け散り中から宇宙戦闘獣コッヴが姿を現した。

 

ファイターのパイロット達はそれを見てコッヴとリドリアス(変異体)に対して攻撃を始めていた。

 

だが…ムサシの乗るコアモジュールはリドリアス(変異体)を守るように機体を動かし妨害していた。

 

「邪魔をするな‼︎民間機‼︎」

 

赤いファイターのパイロットの一人がムサシに向かって怒鳴りながら通信していた。

 

「リドリアスを攻撃しないでくれ‼︎」

 

ムサシはファイターのパイロットに向かってそう訴えたが…

 

「各機!コアモジュールは無視して攻撃を再開しろ‼︎」

 

青いファイターに乗るパイロットはそう命令を出し、攻撃を再開した、それを見たムサシは…

 

「やめろーーーーー‼︎」

 

リドリアスを庇うように前にでる…ファイターは攻撃出来ずそのまま下がる、ムサシは青い石のペンダントを胸ポケットから取り出し振り回した、美しい風切り音が聞こえてきた、別のファイター隊と戦っていたゴッヴもその音を聞き攻撃するのをやめていた。

 

リドリアス(変異体)の姿が変わって元の姿に戻り、コアモジュールを追って空を飛ぶ、コアモジュールもリドリアスを鏑木諸島に誘導するよう飛行する、だが…

 

「お前達!何をやっている!攻撃しろ‼︎」

 

青いファイターに乗るパイロットが攻撃指示を出し攻撃を始め、リドリアスに命中した。

 

その攻撃のせいでリドリアスは再び変異体へ姿が代わりファイターへ再び引き返しリドリアス(変異体)はファイターを一機落とした。

 

それを見ていたダイチは…

 

「ダメだよ!そんな使い方じゃ‼︎」

 

と叫んでいた、そしてムサシも…

 

「やめてくれ!リドリアス!」

 

と言ってリドリアスの方に向かった、その頃ダイチはエリアルベースに連絡しリパルサーシフトの事を伝えた後、公園の真ん中に

 

「そんな…僕達は間に合わなかったのか、このまま人類は…どうしたらいいんだーー‼︎」

 

とダイチが叫んだ時、突然時が止まった感覚を覚え周りを見回した後、突然地面にぽっかりと穴が開きその中へ入っていき、一人の巨人と再開した。

 

「ウルトラマン…君の力を貸して欲しいんだ!」

 

ダイチは巨人に頼み戦って貰うよう頼んだが、彼はダイチに指を指した。

 

「僕が…戦うの?」

 

巨人はうなづき、彼を自分の中に招き入れた。

 

「暖かい…この光が…」

 

とダイチは巨人と一体化し、地上へ出ていた…

 

ダイチと同時刻…ムサシはリドリアスを止める為にもう一度、青い石がついたペンダントを回していたがリドリアスの攻撃を喰らい地上に墜落していた。

 

「どうしたら…どうしたら、リドリアスを救えるんだ…」

 

ムサシは青い石を見て、昔あった巨人の事を思い出していた。

 

「そうだ、頑張らなくちゃ…待っててリドリアス‼︎」

 

そう言った後、青い石が光っていた。

 

「もしかして…君なのか!」

 

そう言った後、彼は懐かしい光に包まれ青い巨人になっていた、と同時にテックサンダーが追いついていた。

 

「キャップ‼︎」

 

「ああ、間違いない…”ザ・ファースト”…いやウルトラマンコスモスだ。」

 

そう、ムサシは光の巨人になっていた、その巨人の名は…ウルトラマンコスモスと…

 

 

次回…再来の戦士と大地の巨人




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