戦姫絶唱シンフォギア〜装者と光の戦士たち〜 作：BLACKRX
大ピンチに陥ったネクサス・アンファンスの前に現れ窮地を救ったのはウルトラマンティガ・スカイタイプだった。
「テュア！」
「き、貴様は‼︎どうしてここにいる、ダーラムはどうしたんだ。」
ヒュドラはどうしてここにティガがいる事と”以前出会った”時とは違い光を取り戻している事に驚いていた。
「ヒュドラ！俺は貴様らの思い通りにはならない…」
「グァァァァ！」
ヒュュュュン…ドォォォン‼︎
とティガが宣言したと時だった真上からダーラムが落ちてきて、赤い巨人が着地しティガと話を始めていた。
「ダイゴさん、貴方は復活したばかりなんです…無茶はしないで下さい」
「分かっているよ、ダイチ…だけど、奴らは力を温存しては勝てない」
「分かりました…けど、無茶はあまりしないようお願いします。」
赤い巨人とティガは少し話した後、二体の巨人に向き直った。
「おい！ダーラム、何負けているんだ！」
「ヌゥゥゥン！」
ダーラムは立ち上がりヒュドラと共にティガ・スカイタイプと赤い巨人に向かっていった。
「ヌゥゥゥン！」
ブゥン！ガシッ！
「デュワ‼︎」
フォン！ドォォン！
「ウグ⁉︎」
ダーラムは迷わず赤い巨人に強力なパワーで殴りかかるが赤い巨人はそのパワーを利用して一本背負いの容量で投げ飛ばしていた。
「ヒャヒャヒャ！俺はダーラムとカミーラと違ってお前の事が嫌いだったんだよ‼︎」
ブォン！
その頃、ヒュドラはティガ・スカイタイプに自慢のスピードを使った攻撃を仕掛けるが…
「デュア‼︎」
ガシ！
「なっ‼︎」
だが…ティガ・スカイタイプはその手を掴みホールドした後、片方の拳を額に当てて姿を赤一色の形態であるティガ・パワータイプに姿をかえた。
「ガッ⁉︎」
ティガがパワータイプになったと同時に首を絞め付けるパワーが強くなり、ヒュドラはもがいていたが圧倒的なパワーを前に動けずにいた。
「チ、チクショー！話しやがれ！」
ガッ！ガッ！
ヒュドラは自由な片方の腕で攻撃するもティガ・パワータイプとなった今、防御力も跳ね上がっておりダメージは皆無に等しかった。
その頃、赤い巨人対ダーラムの戦いはいつの間にか睨み合いの状態に陥っていた。
「…」
「…」
それもそのはず、ダーラムは投げ飛ばされているうちに察したのだ、この巨人は自分のパワーに対抗出来ないと悟り投げ技ばかり扱うことを、分かったらしい…だから、それで膠着が続いていたら、
「ディア！」
ドォォン！
先にこの静寂を破ったのは赤い巨人だった、赤い巨人はダーラムに殴りかかるが、ダーラムはそれを敢えて受けた、衝撃は響いたもののダーラムは平然としていた。
「ヌゥゥゥン！」
「ディァァァァ‼︎」
ダーラムはそのまま赤い巨人の腹に一発パンチを入れそのまま吹き飛ばした、赤い巨人はビルに激突し地に伏してしまう…
「中々、楽しめたぞ…ヌゥゥゥン‼︎」
ダーラムは両手にエネルギーを為、必殺の一撃でありティガ・パワータイプのデラシウム光流並みの威力を持つ大技【ファイアマグナム】を放とうとした時だった。
「シュア‼︎」
「グハァ…」
ネクサス・アンファンスが放った光線技・クロスレイシュトロームがダーラムに命中し怯んだ。
「デュア！」
赤い巨人は立ち上がり腕にエネルギーを貯めた後、腕をL字に組んで【クァンタムストリーム】を放った、だが…
「ヌゥゥゥン！」
「‼︎」
ダーラムはそれを右腕で弾きクァンタムストリームを防いだのであった、それには流石のネクサス・アンファンスと赤い巨人も驚いていた。
「ヌゥゥゥン…やるな、だが…お遊びもう終わりだ」
ダーラムのそのセリフを吐いたと同時に力がまし、ネクサス・ジュネッス戦よりもパワーアップしていた、だが…彼等は知らないダーラムの実力がこれでも三番目だということを…
「テュア！」
それを見たティガ・パワータイプはヒュドラのホールドを一旦解いた後、再びヒュドラを捕まえ【ウルトラヘッドクラッシャー】を放ったのであった、ヒュドラはそれを喰らい気絶してしまい、ティガ・パワータイプはそれを確認した後…ダーラムに飛び掛った。
「テェア！」
「デュア！」
「ヘアァ！」
それを見たネクサス・アンファンスはネクサス・ジュネッスへと姿を変えて赤い巨人と共にダーラムに挑み掛ったのであった。
その頃、ネフシュタインの鎧の少女と翼は驚愕するような顔で奏を見ていた、そして…今向かっている車の中にいる櫻井了子もそれを見て驚いているからだ。
「か、奏…いつ日本に？てっ…あれ？確か絶唱の反動で体が動かなくなったんじゃないの？」
翼は弦十郎から奏は海外の病院で治療中だと聞いていたからだ。
「？、何言っているんだ翼…私はずっと日本にいたけど？……もしや、おい！弦十郎のおっさん！翼が勘違いしているけど、もしかして本当のことを言ってないな‼︎」
だが…本当はダイゴが所属しているスーパーGUTSの医療施設に入りそこで治療していたのだ、奏はてっきり弦十郎が翼に伝えていると思っていたがどうやら違うことを喋っていたことを怒っていた。
「だけどまぁ、いいや…さて、翼をいじめた礼はこれで返して貰うからな？」
奏はそう言ってガングニールの槍をネフシュタインの鎧の少女に向けた、ネフシュタインの鎧の少女は違うことを考えていた。
（フィーネ…話が違うぞ、クソ…ここは引くしかない…）
ネフシュタインの鎧の少女はそう思って逃げていった、奏たちは追わずにそのまま深追いはしなかった。
ドシィィィィン‼︎
「な、なに？」
突然の振動に響たちはその方向を見るとそこには…
「ヘヤアァ…」
「デュァァ…」
地に伏しているネクサス・ジュネッスと赤い巨人の姿があった、装者がネクサス・ジュネッスと赤い巨人が吹き飛ばされた方向を見るとティガ・パワータイプとダーラムの殴り合いに発展していた。
「テュア！」
「ヌゥゥゥン！」
ドォォン！
それを見た奏はジャンプしてガングニールの槍を構え、ダーラムに向かって投げつけたと同時に無数の槍が現れそのままダーラムに命中した。
「ヌン！」
ダーラムはそれを喰らって怯んでいるうちにティガ・パワータイプは両拳を額に当て赤紫銀の三色になった、その姿はティガ・マルチタイプと呼ばれる形態でになりエネルギーを両手に貯めていた。
「‼︎」
それに気付いたダーラムは接近しようとしたが…
「ディア！」
シャン！
「シュア！」
ヒュン！
赤い巨人が放った光弾とネクサス・ジュネッスが放ったバーティクルフェザーがダーラムに命中し怯みそして…
「テュア！」
ビゥゥゥゥゥン！
ティガ・マルチタイプの放った【ゼペリオン光線】は真っ直ぐダーラムを捉え放とうとした時だった。
ビュン！
「ジュア‼︎」
背後から光弾が命中し、ティガは放つのをやめ光弾が来た方向に振り向くとそこにはネクサス・ジュネッスと以前交戦したカオスウルトラマンがそこにいたらそれを見たダーラムはヒュドラを持ち上げると引き上げて行った。
「……」
カオスウルトラマンは三体の巨人を見つめた後、空を飛び去って行ったのであった、それを見た三体の巨人は変身を解いていた。
その頃、シンフォギアの装者の方では翼が奏に抱きつき涙を流していた、響もまたその光景を見て笑顔になったりとそして…その後、彼女らは弦十郎たちと合流して二課に戻っていった。
その頃、流れ星を見ていたムサシは昔出会った一人を思い出していた。
「そういえば…あの子は元気かな？」
その少女は銀髪でツインテールの女の子で、一緒にコスモスを見たあの少女の事をそして、その約束を…
「ムサシ！これをもってて！」
「……ちゃん、これって？」
「お守りだよ、あと次会う時は……だよ」
「うん‼︎約束するね…」
とムサシが思い出していていた、頃…その少女もまた、思い出していた、彼のことを…
これから再会することになると知らないで…
to be continue…
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