fallout とある一人の転生者   作:文月蛇

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十話更新したら、投稿しようと思って忘れていた設定資料です。

※これは主に後の登場人物や設定を織り込んだ上でのものです。全て読んだ上で(最新話まで)読むことを推奨。














登場人物及び設定(ネタバレ注意)

 

《登場人物》

 

 

 

ユウキ

 

本作の主人公。シャルとは幼馴染み。だが、歳は一つ下の18歳。vault officerの重火器部門の責任者であと数年経てば警備長に昇進する筈だった。前世の記憶を持っているものの、長い年月を経ているため、記憶が風化してきている。前世を通じて銃が好きなミリヲタ。その好きさゆえに重火器部門の職についたのは天職といっていい。ジェームズと一緒に来たB.O.Sのナイトである椿の息子であり、離婚調停中であったゴメスの間に出来た子供である。

 

性格は徹底したリアリストであるが、たまに人助けをしようとする若干お人好しな面がある。容姿はアジア系で黒髪の単髪、目は茶色でほとんど日本人。若干、ゴメスのヒスパニック系の血が入っているため色黒。動物に好かれているのか、遊ばれているのかは知らないが、本人は嫌がっているよう。

 

容姿は色黒日系アメリカ人。中肉中背でウェイストランド人の平均身長。顔面はそれなり。テンペニータワー付近でタロンの傭兵によって目の付近に傷がある。それ以降、ひ弱に見えなくなった。

S.P.E.C.I.A.L.

 

7:Strength(筋力)    

7:Perception(五感)

6:Endurance(耐久力)

4:Charisma(カリスマ性)

8:Intelligence(頭脳)

7:Agility(俊敏性)

2:Luck(運)

 

Skills

 

45:Barter(商い)

85:Big guns(重火器)

65:Energy weapons(レーザー武器)

80:Explosives(爆発物)

40:Lockpick(鍵開け)

40:Medicine(医療)

55:Melee Weapons(接近戦武器)

80:Repair(修理)

 5:Science(科学)

85:Small guns(小火器)

40:Sneaking(隠密)

70:Speech(会話能力)

50:Unarmed(素手攻撃)

 

(捕捉)

カリスマが低いがspeechのレベルが高い。子供が苦手であり、ちょっと口下手でもあるから。しかし、交渉する場合は効果を発揮。scienceは単に科学のセンスがない。および興味がないため。「読み書き算盤」のように実生活での計算程度は分かるが、より深い科学の知識には興味がない。そのためか、Repairは100まで行かない。

 

シャルロット(シャル)

 

通称、“101のアイツ”もとい“101のあの子”。背丈は一般のウェイストランド女性よりも小柄。しかし胸部装甲は大きくロリ巨乳であることが……[Vault セキュリティよって削除されました ]

かなりのお人好しで主人公が止めに入るくらいの心優しい女の子。少しばかり口数は少ない。vaultではジェームズの元で学ぶ医学生であるが、殆どの医術を習得している。外科医としては高い技術を持ち、vault101史上もっとも名医ではないかと言われるほど。また医術以外にも科学方面をジェームズから教わっているため、skillは高い。容姿はダークブラウンの瞳にぱっちり二重瞼。色白できめ細かい綺麗な肌を持つ。しかし、だれしも欠点はある。ネーミングセンスは原作同様壊滅的である。

 

S.P.E.C.I.A.L.

 

4:Strength(筋力)    

8:Perception(五感)

4:Endurance(耐久力)

7:Charisma(カリスマ性)

10:Intelligence(頭脳)

6:Agility(俊敏性)

8:Luck(運)

 

Skills

 

60:Barter(商い)

15:Big guns(重火器)

60:Energy weapons(レーザー武器)

25:Explosives(爆発物)

80:Lockpick(鍵開け)

99:Medicine(医療)

20:Melee Weapons(接近戦武器)

20:Repair(修理)

99:Science(科学)

10:Small guns(小火器)

80:Sneaking(隠密)

40:Speech(会話能力)

40:Unarmed(素手攻撃)

 

(補足)

理系なので計算系のスキルは全体的に高く、医者であるためロックピックスキルも高い。しかし、身体が小さいため小火器や重火器を使うのには向かず、反動の少ないエネルギー兵器を使用する。徒手格闘はジェームズの血のお陰である。

 

 

ウェイン

 

元タロン・カンパニーの傭兵。ビッグタウン出身で多くの傭兵稼業をしている。弟のビルと共に多くの戦地を駆け抜け、D.Cの激戦区にも行ったことがある。越えてはならない一線を分かっているため、残虐非道なタロンから抜け出したために、ヒットマンがたまに狙ってくるため困っている。容姿は金髪に葵眼、体格はウェイストランド人の平均的な体格に準ずる。粗暴な傭兵というイメージがあるものの、なかなかのロマンチスト。

 

ビル

 

元タロン・カンパニーの傭兵。兄と同じビッグタウン出身で鍵なら何でも開けられる。グレイディッチでは尻に火炎放射を浴びて大火傷を負っているが、復帰して傭兵仕事をする。現在、モイラと交際(実験対象)している?

 

スクライヴ・クロエ

 

カリフォルニア生まれのB.O.S.アウトキャスト。アウトキャストに成ったのは親友の一人がアウトキャストに行ったため、自分も後に続いたという安易な理由である。専門はレーザーなどの光学兵器であるが、人手不足のアウトキャストでは専門外なことをさせられ苛立っている。護民官の髪の毛を燃やそうと考えている花の十九歳。容姿はスラヴ系の血が入っており、青い目に黒髪。

 

エンクレイヴによるアウトキャスト基地攻撃によって顔の半分が焼けただれていた。シャルによって回復中であるが、皮膚の移植手術をしない限り、火傷の後は残っている。

 

 

ナイト・リディア

 

カリフォルニア生まれのB.O.S.リオンズ一派。エルダーの人道的な方針に共感を抱いている。アフリカ系女性の24歳。レーザーよりも弾丸が好きだが、それよりも銃剣をこよなく愛する。スターパラディンクロスに指南を受けているらしい。ちなみに男勝りな性格でユウキからは「姉貴」と思われていたりする。

 

 

アリシア・スタウベルグ

 

エンクレイヴに所属していた情報局の工作員で階級は中尉。組織の中でもかなり優秀な部類に入る。父親がエンクレイヴに属する軍事基地の司令で。過去にエンクレイヴの大粛清によって父親が処刑されるなど暗い過去がある。

 

ジェファーソン記念館の一件の後、参謀本部直轄の捜索チームの一翼を担う。情報局の出向組であるが、使い捨ての駒という認識がアリシアと上司双方にあるようで、殆どオータム大佐の指示で動いている。

 

 

 

ジェームズ

 

本作における最強のお父さん。彼の拳は岩をも砕き、彼の指は敵のツボを刺激して爆発させる能力を持つ。彼の存在はまさに世紀末の象徴的な人物と言えよう(嘘)

 

体育会系のお父さん。格闘は100という0距離の鬼。B.O.S.でも勝てる兵士はいないと武装集団の中で密かに伝説として語り継がれている。

 

ジェファーソン記念館で致死量の放射線を浴びて死亡。

 

椿

 

ユウキの母。vaultに入る前はBrotherfoot of steelのナイトをつとめていた。銃や剣術が得意らしく、日本刀を使用。ユウキが生まれるときに死亡。彼女は日本の血があるらしいが、一体・・・・?

アメリカ西部に作られた亡命した日本人を中心とする科学者や軍人などが建設した核シェルターの冷凍カプセルによって生きていた戦前生まれの女性。NCRに吸収されたが、彼女は秘密裏に交流していたBOSへ加入した。

 

 

 

フォークス

 

ゲーム中、もっとも頼りになるナイスガイ。その戦闘に特化した筋肉は誰のそれにも負けない。ゲーム中ではデスクローでさえ、単独で倒す化け物。

 

本作中では、vaultの蔵書の影響によって厨二病患者へと変貌を遂げた。最近の悩みは「かっこいい二つ名」だと言う。

 

 

アウグストゥス・オータム

 

アメリカ合衆国軍統合参謀本部の首席補佐官。階級は大佐。殆ど参謀本部を自由に動かしているため、実質的なトップである。一応、大統領の補佐官でもあるため、多忙であるが、彼自身は大統領に忠実なわけではない。元々、彼は穏健派に位置するメンバーであるが、エンクレイヴの大粛正のあとは中道派に位置する。原作と違い、穏和であるものの、行動力やカリスマ性、人格共に優秀な指揮官である。軍人と言うよりは政治家向きでもある。アリシアの父、ウィリアム・スタウベルグ少将とは士官時代からの友人であり師でもある。

 

ジョセフ・ドライゼン

 

アメリカ合衆国軍参謀総長であり、階級は中将。

オータム大佐の父、シニア・オータム技術少将の後釜として統合参謀本部の参謀総長に任命されている。長身痩せ形でポセイドンオイル基地に若い頃いた人物。政治的手腕はいまいちであるが、指揮官としては優秀である。将軍になって以降、政治という戦場では苦戦し、現在では、エンクレイヴ軍のトップに位置するものの、傀儡のリーダーとなる。本人は中道ではあるが、殆ど穏健派に近い思考の持ち主である。

 

 

《設定》

・メガトン

旧高級住宅街のスプリングベール近郊に位置する大規模な集落。行政は存在せず、ルーカス・シムズ保安官を中心としたメガトンの市民によって決まり事が決められる。市民は主にメガトンに住居を構える人のことを指し、何らかの生産や商売をしていなければ市民権は剥奪される。それ以外は入居者と呼ばれ、食うや食わずの生活を送り、貧富の差が激しくなっている。

 

・リベットシティー

合衆国海軍第三艦隊の原子力空母の街。ウェイストランドの中では唯一民主的な議会があり、警察と似たセキュリティーが巡回している。ウェイストランドの中でもかなり安全な町である。物資も戦前のと中の工場プラントで武器弾薬の製造を少しばかりしている。また、食物生成プラントの活躍によって、自給自足が可能である。

 

・ジェファーソン記念館

二十年前に放棄された浄化プロジェクトを実施していた施設。ジェームズが帰還後に修繕されてかなり復旧された。ユウキによる潤沢な資金と物資によって要塞化されている。現在はエンクレイヴの支配下に置かれている。

 

・アサルトライフル(ユウキ改造モデル)

生前の知識を活かして様々な改造を施した。20mmマウントレイルを装着したR.I.S.タイプや伸縮ストックを搭載したカービンモデル、銃身を短くしたCQBタイプもある。また、併せてフラッシュライトやレーザーポインター、補助照準装置のホロサイトやACOGサイトも開発中である。

 

・vault101セキュリティーヘビーアーマー

従来のアーマーに追加装備を施した重装備モデル。ネックガードや太ももや腕にケプラー繊維を採用し、全体的に防御力が上昇。スリムなアーマーから一転して、重装備なものとなった。防御力で言えば、コンバットアーマーの防御力を軽くしのいでしまう。流石にパワーアーマーには負けるが、メタルアーマーと同程度の防御力である。

 

・簡易ミサイルランチャー(元ネタ、〈M72LAW〉)

アウトキャストとユウキが提携を結び、制作した簡易型ミサイルランチャー。いらない部分はすべてカットされ、射出用の筒と発射ボタンのみがある。米陸軍の「M72LAW」を参考にユウキが設計したミサイルランチャー。運用は殆どロケットランチャーである。現在、インディペンデンス砦でウェイストランド人を何人か雇って生産中。ユウキには売上の二割といくらかの武器提供が行われる。

 

・テクニカルトラック

ユウキが修理した武装トラック。至るところに装甲が施され、装甲車と化している。しかし、ミサイルランチャー一発でおシャカになる。武装は基本的には無いが、ミニガンを装着可能である。他にも作者の案では50口径の重機関銃やミサイルランチャーの筒を改造してミサイル砲塔とするつもりでした。今後の魔改造に期待。

 

・RL-3軍曹

ロブコ社の周囲でロボットを売りさばいている老人から交渉でもらったタコロボットならぬ、Mr.ガッツィー。軍用のため、兵員の装備を運搬する能力や武器の修理なども行える。主人公の案によって様々な改造が施されそうになっているが、実現されていない。今は、メガトンの武器屋でブライアンを立派な合衆国兵士に育て上げようと、ハートマン軍曹のように教練を積ませている。

 

・T49dパワーアーマー(ユウキ改造仕様)

弾薬の携行量を増加させるため、マガジンポーチを胸の装甲や腰に取り付けた弾帯装備バージョン。更に爆発反応装甲を取り付けてあるため、一時的にではあるが、徹甲弾を弾くことができる。ヘルメットは暗視スコープを併用して取り付けてあり、原型はとどめていない。

 

・vaultセキュリティーヘビーアーマー(改)

ユウキ達が脱出後、セキュリティーの一部のメンバーの主張で急遽作られた重武装アーマー。ラッドローチや外から来るウェイストランド人などを追い払うため、完全な防護が成されている。パワーアーマーにも似た装甲の厚さであるものの、実際はパワーアシストがないため、非常に重く、装着者は体力がないと使用できない。正面からの銃撃にも耐えられるが、背中の部分は装甲がないため後方からの奇襲に対処できない欠点を持つ。標準的なセキュリティーアーマーと比べると、遙かに重武装であり、その姿はボムブラストスーツを連想させる形状である。

 

・APC(エンクレイヴ軍兵員輸送車)

エンクレイヴが所有する兵員輸送車。装甲も厚く大抵の銃撃なら耐えることが可能である。遠隔操作式の車載機関銃や機関砲を装備でき、対戦車ミサイルや対空ミサイルも装備できる。8輪で10人まで搭乗可能で、パワーアーマー装備なら六人から八人搭乗出来る。車長と操縦手の二人で操作可能。また、榴弾砲を装備可能で、野営地で整備器具さえあればIFV(歩兵戦闘車)に換装できる。他にも、指揮通信車や救護車両に換装できる。

 

・IFV(エンクレイヴ軍歩兵戦闘車)

エンクレイヴが保有する歩兵戦闘車。85mm榴弾砲を装備しており、APCと部品は共通である。自動装填装置があり、携行弾数は40発前後。車長と操縦手、そして射撃手の三人で運用する。エンクレイブではこれを戦車の代わりに使っている。随伴歩兵は榴弾砲のため、搭乗することが出来ない。火力強化タイプとして105mmライフル砲を搭載したものも存在する。

 

 

・エンクレイヴアーマーMk.2(型番:X-01改良型)

エンクレイブが独自生産しているパワーアーマー。西海岸で使用されたものよりもスリムになっており、軽量化と携行弾数の増加が計られている.全体的にT51bなどと比べると、装甲は薄くなったが、通常火器に対しての耐性は抜群であり、技術研究局が制作した光学兵器を跳ね返す素材も使用されている。しかし、軍用の徹甲弾や爆薬弾などを使用すると、貫通して使用者を傷つけることが報告されている。参謀本部は急遽、ジェファーソン記念館の強襲で受けた損害を踏まえて、追加装甲を施すなどしている。BOSや市場では一般的にエンクレイヴパワーアーマーとして言われるが、正式名称としては「X-01advance power armor」としてエンクレイブ軍では使用される。

 

徹甲弾による貫通が確認されたため、急遽X-01A型に追加装甲を装備させ、実戦での不具合を元に改修型を制作した。従来のA型に追加装甲を施したものを「custom Ver.1」の意味を込めて、「X-01A-C1」と名付けられた。その他、指揮官タイプや強行偵察用の特殊装備が装備されたものまである。弾薬と傾向武器の増大と火器管制システムを導入した重装備タイプが作られたが、既にヘルファイアパワーアーマーなどが実戦投入されており、重装備タイプは打ち切られた。

 

・ヘルファイア・パワーアーマー

エンクレイブのデゥラフレーム・アイポット計画に並行して進められていた新規格の次世代パワーアーマー計画の集大成。並行していた計画は途中で凍結させられたが、ヘルファイア計画はその凍結した計画の資金を使用し完成した。新型の装甲によって外敵からの攻撃を全て跳ね返し、暑さ寒さを感じないような環境モジュールが装備されており2000度の高熱からマイナス30度の極低温までカバー可能。高出力レーザーか対戦車ミサイル榴弾でしか破壊することが出来ない。コストパフォーマンスはヘルファイア一着につき、Mk,2が3着作れる高コストであるものの、、非常に高性能を発揮。特務部隊や熾烈を極める部隊への支給が多い。

 

・中国軍バトルライフル

アメリカに上陸して来た中国軍の部隊が持っていたライフル。銃の形状は第二次大戦中にソ連が使用していた半自動小銃のトカレフSVT-40にそっくりである。308口径弾を使用し、装弾数は10発程度。精度の悪いアサルトライフルを歩兵と狙撃兵の中間であるマークスマンライフルに改良したが、現場の反応が悪く、急遽倉庫にあったものを引っ張り出した。一説では兵の数は不足しなかったものの、銃の数が不足し、古い倉庫から引っ張り出すしかなかったと推測されている。2070年代で旧式の部類に入っていたそれだが、堅実な設計とアサルトライフルと同等のメンテナンスの良さから兵士から親しまれ、訓練期間にそれで教育を受けていた中国兵も多い。多くが中距離スコープを搭載しており、希にアイアンサイトのものがある。D.C.では数が少ないものの、リベットシティーや海岸部のレイダーなどが多く所持している。

 

 

 

 

・エンクレイヴ

戦前のタカ派の政治家や軍人、企業などが結成した秘密結社。アメリカを影で操っていたと言われている影の政府とも揶揄されていた。戦後は生き残ったアメリカ軍の再編を行い、全てをエンクレイヴへと統合した。

 

最終戦争当時、大統領や各官僚、軍人などはアダムス空軍基地から航空機で油田プラントや核シェルターに退避している。

 

2277年のエンクレイヴの本隊は西海岸で壊滅しており、残存する東海岸駐屯部隊と西から逃れた部隊の集まりである。元々エンクレイヴは選民思想が根付いていたが、地理的環境と西海岸のエンクレイヴが在ったときに東海岸を左遷先としていたため、東海岸のエンクレイヴは穏健派が根付いていた。

 

ポセイドン基地壊滅後、シニア・オータム技術少将は生き残ったエンクレイヴの部隊を引き連れ、東海岸や北東部を後にした。彼らは東海岸に駐屯する部隊と合流するが、左遷された将兵達の心情は悪化していた。

 

最終的にジョン・ヘンリー・エデン大統領は国家転覆を企むウィリアム・スタウベルグ中将以下数十名を処刑。東側の将校の大粛清を行い、その他従わないものには左遷や隠居を行い、この大粛清の責任を取ってシニア・オータム技術大将は参謀総長を辞任した。

 

エンクレイヴの政府中枢は大統領に権力が集中しており、アメリカの民主政治の欠片もなく、専制政治となっている。大統領を長とする大統領府があり、その下に立法省・司法省・農林食産省・財務省・エネルギー省・植民開拓省・国防総省(陸海空などは一つに統一。軍編成も同様)・教育再生省・商務省とある。

 

キャピタルウェイストランドの暫定的統治として植民開拓省の行政局は各管区を統治するために市役所を設けている。

 

治安維持は国防総省のエンクレイヴ軍の管轄であるが、治安維持が安定しだい、司法省を編成し、管区ごとに警察機構を設ける予定である。

 

議会などは大統領命令による非常事態宣言と軍の最優先が最終戦争からずっとあり、上院と下院の編成は至っていない。文官や民間人はエンクレイヴの地下壕や基地に住んでおり、エンクレイヴの人口は10万人ほどである。

 

・議会

エンクレイヴの現体制に不満を抱いた者たちが結成した地下組織。政治結社でもある。大粛清前は東海岸でも穏健派として名高いウィリアム・スタウベルグ中将が率いていたが、絵電大王領と西海岸派によって軍人のほとんどが処刑された。現在は軍属が2割と文官が8割弱である。東海岸派が多いもののの、排他主義的な思想をもつ者も中には存在する。東海岸出身の兵士や将校からは厚い信頼を受けるが、西側出身からは毛嫌いし「テロリスト」の烙印を押している。行政を司る文官や高官が多数在籍しており、左派の市民議会も多数入ってきている。

 


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