Jumper -世界のゲートを開く者-   作:明石明

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第37話「ビネガーの館」

 怒れるガチムチスペッキオのおかげで暴走した魔王の猛攻から助かった尊はクロノのグループと光の柱がある部屋にいた。カエルたちのグループは既にシルバードで発進済みだ。

 

 

「えー、まず俺たちが先に行くから、クロノたちは俺たちが完全に渡った頃を見計らって来てくれ。あと、出た先でフリーランサーと遭遇すると思うが慌てないでくれ」

 

「フリーランサー? トルースの裏山にいましたか?」

 

「いや、俺の家臣だ」

 

「家臣って、家来ってことですか?」

 

 

 マールの問いに首肯する。信じられないと言った風に顔を見合わせるクロノたちだが、ここで議論しても仕方がないと至ったのかとりあえず了承する。

 

 

「じゃ、先に行くぞ」

 

 

 サラが腕に、魔王が肩につかまっているのを確認してゲートに身を委ねる。僅かな浮遊感の末、ゲートの出口であるトルースの裏山へと抜ける。そしてほぼ同時に姿を現すガイナーたち。

 三人そろっているところからすると、既に情報収集は終えたみたいだな。

 

 

「お待ちしておりました、御館様」

 

「悪いな。どれくらいの時間がたった?」

 

「はっ、ほんの二時間弱でございます」

 

「その間に得られた情報は二つ。一つはサンドリノの南にある砂漠で砂の渦が発生しているとのこと。もう一つは魔王三大将軍の潜伏先になります」

 

 

 十分すぎる報告に尊が満足そうに頷くと、後ろのゲートからクロノたちが現れた。

 

 

「うわ、本当にフリーランサーがいる」

 

「……あれ? こいつらどこかで見たような……」

 

 

 驚くマールと記憶を掘り返すクロノ。そんな二人を余所に尊は話を始める。

 

 

「こいつらが俺の仲間のガイナー、マシュー、オルティーだ。時の最果てに来る前に情報収集を頼んでいて、さっき聞いた報告では砂漠化の原因とビネガーたちの潜伏先が確認された」

 

 

 説明を受けクロノたちは思考を打ち切り耳を傾ける。意識が自分に向けられたのを感じ尊は続ける。

 

 

「俺たちはトルース村付近の海岸に停泊させている船でビネガーたちの潜伏先に移動するから、三人はそのままサンドリノ方面へ向かってくれ」

 

「倒したら砂漠の小屋に住んでるフィオナさんに教えればいいんですか?」

 

「それでいい。終わったら最果てに戻ってくれ。俺たちも終わり次第そうする」

 

 

 その後細かな打ち合わせをし、彼らは当初の予定通り二手に分かれて行動を開始するのだった。

 

 

 

 

 

 

 俺たちビネガーの館攻略組は元々予定していた面子に加えガイナーたちを伴い行動していた。

 そして船の上などでサラと会話するたびに睨んでくる魔王に戦々恐々しながら移動すること数時間、俺たちはようやく目的地であるビネガーの館に到着する。

 外観の作りは魔王城に劣るものの、意匠などは似たような雰囲気を出していた。

 

 

「さて、いくか」

 

 

 一同に声をかけ、重厚な木製の扉を押しあける。

 エントランスホールを少し進んだところで、奴はいた。

 

 

「ウェ~ルカ~~ム。ここは大魔王ビネガーの…………」

 

 

 緑色の肌にでっぷりした腹でおなじみのビネガーがノリノリで出迎えるが、視線が魔王に定まった瞬間その続きがとまった。

 

 

「――おぴょお!? あ、貴方は魔王様!?」

 

 

 ファッ!? っとした表情と共に妙な声が上がる。まあ魔王がいなくなったと思ったから大魔王名乗ったのに本人来たらそりゃ驚くよな。

 

 

「……良い身分だな、ビネガー」

 

「……なにを言われるか! 魔族の世を築くための戦いを捨て人間どもに媚びへつらうあなたなどもう我等の王ではない!」

 

 

 まあ魔王の元々の戦いがラヴォスへの復讐だけだったから魔族の戦いなんて正直どうでもよかったかもしれないんだがーーあ、そうだ。ここで長年の疑問を聞いてみるのもありかもしれない 。

 

 

「ひとつ聞いていいか?」

 

「む、むむ!? 貴様はいつぞやの乱入者!?」

 

「あ、覚えてたのか。それはいいんだが、魔族の世を築いてどうするんだ?」

 

 

 そう、これだけはずっと本編でもあまり触れられてなくてずっと謎だった。おそらくベタな展開で魔族による世界征服とか、人間より優秀であることを示すことが目的なんだろうが。

 

 

「知れたこと! 魔族にとっての永遠の楽園、暗黒の世を築き上げることよ!」

 

 

 ……ああ、そんな感じはしてたがやっぱり思考がお決まりだったな。

 

 

「そして魔王様……何故我等を裏切った」

 

 

 その言葉を残しビネガーはこちらを向いたまま奥へと退避して行った。無論、見逃すつもりなど毛頭ないのでこのまま追撃に移るとしよう。

 

 

「ジャキ、あなたそんな世界を作ろうとしてたの?」

 

「俺はラヴォスを倒すために利用しただけだ。そんなものに興味はない」

 

 

 サラの質問に涼しい顔で答え、魔王は先頭を駆ける。俺たちもそれに続いて奥へ進むと、もう追ってこないと思っていたのかビネガーが広間の先で待っていた。

 

 

「ぬぐぅ! しつこい奴! こうなったら……マヨネ~ッ!!」

 

 

 虚空に向かって叫んだと思うと、俺たちとビネガーの間に白いローブを纏った人物が現れた。

 空魔士マヨネー。魔法を多用し、エルフみたいな耳をしてそこらの女よりも女らしいプロポーションを備える。

 

 だ が 男 だ。

 

 

「ハァ~イ。アタイをよ・ん・だ?」

 

「マヨネー! 侵入者だ! こいつらを蹴散らしてしまえ!」

 

「アラアラ? 誰かと思えば魔王サマじゃない。どのツラ下げて戻ってきたのカシラ~?」

 

「……なんだが、変った方ですね」

 

「あれ、実は男なんだぞ」

 

「そうなんですか!?」

 

 

 高笑いするマヨネーを脇目にそう教えてやるとサラがガチで驚いた。まあ初見であれは女にしか見えんわな。

 そんなことをしているうちに高笑いを終えたのか、マヨネーはビネガーを下がらせて臨戦態勢へと移行していた。

 ふむ、せっかくだから新しく考案した連携技っぽいものでも試してみるか。

 

 

「サラ、魔王。少し提案があるんだが」

 

 

 最近覚えた魔法を教え、同じものを同時に放って欲しいと指示を出す。

 そして律儀に待っていてくれたマヨネーに向き直り、こちらも戦闘態勢を取る。

 配置は二人一組でマヨネーを囲むようにし、俺にはオルティーが、サラにはガイナー、魔王にはマシューがつく。それぞれ魔法を撃つ後衛とそれを守る前衛に別れてのフォーメーションだ。

 

 

「ウフフ、作戦会議は終了したのカシラ?」

 

「おかげさまでな。そしてこれで終わりだ」

 

 

 俺たちは同時に右手に電撃を宿し、一斉にマヨネーに振り下ろす!

 

 

『『『サンダガ!!』』』

 

 

ドガガガガガガガガガガァンッ!!

 

 

「あひぃぃぃいん!?」

 

 

 容赦のないサンダガの三重奏。これぞ俺考案のありえるはずのない連携魔法。『エレクトリッガー』とでも名付けようか。

 単純にサンダガを同時にはなっただけだが、サンダガだけでも十分な威力があり、しかも使用者のうち二人はとんでもない魔力の持ち主だからその分威力も半端ない。

 これにクロノのサンダガとロボのエレキアタックがあればもっと楽しいんだが、それはまた機会があるときにしよう。

 

 

「くっ……はぁ…………。し、刺激的、ヨネー……」

 

 

 艶やかな声を漏らしてガクッと気絶するマヨネー。しかし上気させた顔に加え電撃の影響か時折ビクビクと痙攣している様がなんとも目の毒だ。

 原作では撃破と共に奥へと退避して行ったが、こうなってはそれはなさそうだな。

 

 

「お三方、流石でございますな」

 

「フン、次に行くぞ」

 

 

 ガイナーの賛辞も当然とばかりに流し先へ進もうとする魔王。俺たちも続こうとするのだが、サラの様子が少しおかしい。

 

 

「どうした? 顔が赤いぞ」

 

「い、いえ……。この方、本当に男の人だったんだって思いまして……」

 

 

 チラ、チラっとサラが向ける視線をたどると、マヨネーの股が妙に膨らんでビクビクと動いていた。

 おいおい……まさかこいつ、さっきの電撃で……。

 

 

「……あまり見るな、いろいろとよろしくない」

 

 

 サラを先に向かわせながら俺も見なかったことにして後を追う。

 一応周りを警戒しながら奥へ進むと、今度はベルトコンベアーのある通路に出た。あ、ここって確か……。

 

 

「な~いす とう みーちゅ~!」

 

 

 声がしたと思い顔を上げてみれば、テラスの上からドヤ顔全開のビネガーが待ち構えていた。

 

 

「いでよ! 我がしもべたち! ワシが魔王城から持ち出した宝を取り返そうとするこ奴らをボッコボコにしてやるのだ!」

 

 

 ハンドルが回されリフトから上がってくる魔物たち。そしてその着地点には落とし穴へと動き続けるベルトコンベアーが。

 

 

「れっつら ご~!」

 

 

 ノリノリな掛け声に応じてリフトから降り立つ魔物たち。彼らはベルトコンベアーで運ばれながらもやる気満々さをアピールする。

 ――が、自分たちが虚空の上にいると気づいた瞬間に下へと落下した。

 ……うん、アホだ。

 何とも言えない空気が流れ、俺たちはおもむろにビネガーへと目をやる。

 

 

「……び、ビネガー ピ~ンチッ!!」

 

 

 もはや代名詞ともいえるセリフを発し、「……さらばだ!」との言葉を最後にフェードアウトした。

 なんというか、まあ、設計段階で気付けよって話だな。

 そんなことを考えながらさらに奥へと進み、マヨネーを倒した場所と同じような空間で再びビネガーとエンカウント。

 

 

「ま、まだ追ってくる気なのか!?」

 

「そりゃあ、まだ終わってないからな」

 

「こ、こうなったら……ソイソ~ッ!!」

 

 

 また虚空に向かって叫んだと思うと、俺たちとビネガーの間に青い肌のスキンヘッドが現れた。

 外法剣士ソイソー。正直カウンターとかを考慮したら魔王の次に強いんじゃないかって思うほど強い奴だ。

 

 

「お呼びになられましたか?」

 

「ソイソー! 後は任せたぞ!」

 

 

 そう言い残すとあっという間に奥へと引っ込んでいくビネガー。他力本願にもほどがあるだろ……。

 

 

「久しぶりだな、ソイソー」

 

「かつて主君と仰いだ方と剣を交えるのは不本意であるが……これも運命とあらばしたかあるまい!」

 

「……御館様、ここは我らに任せ先へお進みください」

 

「いいのか?」

 

「あの方も主君のために戦う気高き誇りを持った戦士でございます。ならば我らも御館様のために戦うという誇りを持って迎え撃ちたいのです」

 

「……わかった。無理はするなよ」

 

「承知」

 

 

 こちらの話を聞いていたソイソーも不服はないらしく、それどころか楽しそうな笑みを浮かべていた。

 

 

「ほう……、良い目をするフリーランサーたちだ。よかろう、外法剣士ソイソーが相手になってやる!!」

 

「フッ、我らとて御館様のために地獄を戦い抜いた戦士だ」

 

「然様。故に、そう易々とやられるわけにはいかぬ」

 

「参るぞ! ソイソー殿!!」

 

 

 ガイナーたちの戦闘が始まったのを見届け、俺たちはビネガーを追うべく再び追撃を開始する。

 次の通路に入ってまず見つけたのがギロチンとその奥にある宝箱。そしてテラスからはまたビネガーが。

 

 

「かま~ん、べいべ~!」

 

 

 またもノリノリな掛け声を上げてそばにあったハンドルを回すビネガー。それに連動してギロチンが稼働し始める。

 と言うか、そんなあからさまなトラップに誰が引っかかるんだよ……。

 

 

「とりあえず殴るか。階段はどこだ?」

 

 

 舐められたことに流石の魔王も腹が立ったのか、飛ぼうとせず直々に近づいて殴り飛ばそうと階段を探す。

 俺とサラも釣られて移動しギロチンをスルー。こちらの行動が予想外だったのか、ビネガーは目を丸くしていた。

 

 

「あ、あの~、宝箱は? 回収しないんすか?」

 

「いや、だって中身はハイエーテルだろ? そこまで固執するものでもないし。回収するんだったらむしろ……」

 

「な、なぜわかった!? ていうかそっち調べちゃらめええええ!」

 

 

 突き当たりの壁を触っていると石の重厚な感覚がなくなり薄くて安っぽい感覚に触れる。それを認識するなり俺はサテライトエッジを取り出し、思いっきり叩きつける。

 すると壁が突き抜けて新しい空間が出現し、見るからに豪華な宝箱が三つ並んでいた。

 

 

「魔王ー、お前の装備一式見つけたぞー」

 

「ほお、こんな所にあったのか。遠慮なく貰っておくぞ」

 

 

 その言葉通りに遠慮なく宝箱の中身を回収し絶望シリーズの装備を身につける魔王。

 一方、テラスの上でそれを見ていたビネガーはあんぐりと口を開けて硬直していた。

 

 

「……び、ビネガー ショ~ック!! うわああああああん!!」

 

 

 よほど悔しかったのか、テラスから飛び降り泣きながら奥へと走っていくビネガー。

 なんだろう、絵面としてはものすごいシュールなんだがすごい罪悪感が……。

 

 

「……ミコトさん。私、あの人がそこまで悪い人には見えなくなってきたんですけど」

 

「……まあ、放っておいてもいいかもしれないんだけど、ここで倒しておけば現代で魔物と人間の関係が良好になるから、できれば今のうちに何とかしておきたい」

 

 

 ここでビネガーを倒せれば魔族が人間を嫌悪すると言うことはなくなり、人間と一緒に平和を謳歌するようになるんだからな。

 さて、ビネガー追ってついに一番奥の部屋にまで来たわけなんだが、ここにきて俺たちは呆然とするしかできなかった。何故ならば――――

 

 

「シクシク、シクシクシクシク…………。な、なぜワシが丹精込めて作った罠がことごとくダメになっとるのだ……」

 

 

 ――いい歳した自称大魔王が部屋の奥で体育座りでめそめそと泣いていたのだから。

 というかあの腹でどうやって体育座りを成しているんだ?

 

 

「……どうするつもりだ、ミコト」

 

「いや、これはさすがに想定外にもほどがあった」

 

 

 まさかここにきていじめられっ子のように泣いているなんて誰が想像できただろうか……。

 正直これ以上戦ったところでこっちが罪悪感でいっぱいになりそうだから出来ればもう放置しておきたいが、ここで見逃しても現代に変化がなさそうなんだよな。

 どうしようかと考えていたところへ、不意にサラがビネガーに声をかける。

 

 

「あの、ビネガーさん?」

 

「ぐず……。な、なんですかお嬢さん?」

 

「もう、終わりにしませんか? 魔族や人間だからといって争うことはもはや不毛としか言いようがありませんし、これ以上戦ったらそれこそ魔族には終わりしか見えません」

 

「し、しかし、ワシには魔族の楽園を作ると言う使命が……」

 

「では、魔族の楽園という定義を変えてみましょう」

 

「「「……はい?」」」

 

 

 突然の提案に、野郎三人から疑問の声が上がる。

 

 

「まず暗黒の世と言うのが不要なのです。別にそんな世界でなくてもあなた方は生きていられますし、むしろ人間を滅ぼすことが問題だと思うんです」

 

「な、なんですと?」

 

「確認したいのですが、あなた方はどうやって生活していますか? 特に食べる物について」

 

「そ、それは人間から奪ったり野生の動物を狩ったりですが」

 

「食べなければ生きていけない。その時点で人間と同じですし、人間の作ったものに頼っている時点で滅ぼすことに問題が発生します」

 

「……あ」

 

 

 目からウロコとはこのことか。初めてそこにビネガーが気付いたことに満足し、サラは続ける。

 

 

「ならば人間と前向きに共存した方が安定した食料供給で生存しやすくなるでしょうし、人間側から技術をもらって自分たちで自給自足ができるようにもなります」

 

「だ、だが魔族のプライドが――「ビネガーさん」――はい?」

 

「プライドではお腹は膨れませんよ」

 

 

 真理。曲げようもない真理である。

 痛いところを突かれたようにビネガーは押し黙り、サラは――狙ってはいないだろうが――畳みかける。

 

 

「それにビネガーさんは今まで頑張ってきたのですから、きっとうまくいきますよ」

 

「……本当、ですかな?」

 

「はい。初めはうまくいかないかもしれませんが、時間をかければ努力は必ず実ります。ですから、もう争うことをやめて新しい楽園を目指しませんか?」

 

 

 

 

 

 

「まさか説得で終わらせてしまうとは……。これはサラだからこそと言うべきか?」

 

「そんなことありません。あの方は、きっと他の人の言葉でも動いていたはずです」

 

「いや、姉上以外の誰かが言ったところで、奴は変わりはしなかっただろう」

 

 

 来た道を引き返しながら三人でそんな考察をする。

 結局ビネガーはサラの説得に応じて『人間と魔族で作る楽園』を目指すことを宣言し、立ち直るなりソイソーとマヨネーを回収して今後の政策に乗り出すと息巻いていた。

 ちなみにガイナーたちとソイソーの戦いはガイナーたちが勝利を飾っており、止めを刺さず捕縛していた。最初こそ生き恥は晒せんと語っていたソイソーだが、サラとビネガーの説得に応じて新しい楽園作りに協力することに。

 その後に「彼らは本当にフリーランサーなのか?」と信じられないものでも見た表情でソイソーが尋ねてきたが、俺は肩を叩いてやることでそれに答えた。

 また、マヨネーも説得に応じたのだが、最後にもう一度『エレクトリッガー』を使って欲しいと何かに目覚めたような艶っぽい目で頼んできた。無論スルーしたのだが、やりすぎたか?

 

 

「ともかく、これで目的は達成した。後は最果てに戻って、次の作戦を練ろう」

 

「……ミコト。その前に聞きたいことがある」

 

「ん? なんだ?」

 

「以前、シルバードが謎のゲート反応をキャッチしてレーダーに映したのだが、そのうちの一つがこの近くにある。これになにか心当たりはあるか?」

 

「……なんだって?」

 

 

 中世の問題は、まだ終わってはいないようだった。


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