パンドラ日記   作:こりど

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少女回収



10話―星に願いを 前編

―進路相談

 

 

 

ナザリック地下第6階層―

 

 見事な白髭を膝下までたくわえた英雄然とした老人、眼差しは優しさと英知の底にほんの少しの危うさを秘めている。それが解る人間などほとんど居ないが。魔法詠唱者(マジックキャスター)フールーダ・パラダイン彼の名前である。帝国の元主席魔法使い。人類最高の魔法の天才。伝説の13英雄をも超える存在。数々のおくり名を持つ彼は壇上から生徒を見渡した。

 

 多くの魔法を学ぶ生徒達の視線、その目には真剣にその英知を学ぼうと言う姿勢が見てとれ彼を大いに満足させる。これこそが奥深い魔道を学ぶのに必要なものである。

 むろん個々の才能は重要である。だが真摯に魔道の深遠に学ぼうと言う者達を前にすると彼自身をも初心に帰してくれるようなのだ。一部例外はあるにしても。

 

 かつて或いは箔を付けるためや出世の道具として教えを請うフリをする連中を相手にしていた帝国時代よりも、以前も多くの弟子を抱えていたが、あるいは今現在彼自身の師を得、ゆっくりと干上がって行くような焦りが無くなった今こそ、後進の指導と言う意味でも最も純粋に魔法について自分は取り組めているのかもしれぬと感慨がある。と生徒から声が上がった。

 

「フールーダどの、(それがし)とデスナイトどのが座れる席が無いのでござるが、殿に直訴して作っていただけないでござらぬか?某は元よりこの体勢でも普段と変わらぬので平気でござるが、彼だけ正座なのは可哀想でござる……む?デスナイトどの我らの間で遠慮など無用のものでござるよ」

 最後列のハムスケとデスナイト。恐ろしげな悪魔の角を生やしたヘルムがゆっくりと手を左右に振るのは、ありがたいがお気持ちだけ、と言うところだろうか。

 

「う、む……まぁ検討しておこう、しかし私ごときからアインズ様へのお願いなど余りにも恐れ多い事だが」

「フールーダどののお立場もありますしなぁ」

とはザリュース。

「私まで参加させて頂けるとは思ってもみませんでしたわ、夫共々感謝致します」

 非常に珍しい全身白一色、瞳だけが薄紅色のアルビノ(白子)のリザードマン、今はザリュースの妻のクルシュ。

 

「俺はまだ伸びる余地はあるんですかねぇ、まぁ自分で強化魔法とか昔もう諦めてたんでありがたいんですが」

と小さな机を前に大股で椅子をまたぐ吸血鬼のブレイン。

 

「それにしてもまさかこの私がデスナイトに魔法座学を教える日がこようとはな……」

 感慨深いと言うには複雑過ぎる思いが老魔導師の胸中に沸く。短い間に何と彼を取り巻く環境は変わった事か。

「フールーダ殿、差別はいかんでござるよ、彼とて同じ大事なナザリックの仲間でござる」

「む、これは失礼した、私としたことが、確かに彼が成長すればそれはナザリックにとっても素晴らしい成果……」

 

 後列の目立たないところにはピニスン・ポール・ペルリアなど辺りは机に突っ伏して寝ている。そしてもう一人逆に最前列の目を赤く腫らした人間の少女が一人。フールーダ個人にとって苦い思い出だった少女、もはや半ば諦めていた者との再会であった。

 

「お主の事はずっと残念に思っていた、まさかこのような場所で……よくぞ生きておったアルシェ・イーブ・リリッツ・フルト、そして今は学ぶ時だ、涙を拭きしかと我が教えを受けるといい」

「はい……フールーダ様、まさか私の事などを覚えておいで…だとは……」

 途切れ途切れにやっとアルシェはそうかつての師に伝えた。フールーダからも惜しまれる天賦の才があったにもかかわらず家の事情から彼の元を去り、ワーカーとして野を迷宮を駆け巡る日々、そしてナザリックへの進入した日を最後に彼女の運命は終わっていたはずだった。

 

「礼ならばお言葉添えをして下さったセバス様、ユリ様に言うがいい。私だけの力ではどうにもならぬ事だったのだよ。例えどうにかしたいと思ってはみても結局は見捨てていたかもしれん」

フールーダの声には久しぶりに人の上に立つ者に相応しい老賢の慈愛と、わが身の卑小さを思い知った者にしか無い苦さの混ざり合ったものが感じられた。

 

 ここはアウラの許可を得てナザリック参入組で自薦、他薦で集められた者達がフールーダに魔法の手ほどきを受けるべく設置された青空教室。と言っても黒板と簡単な壇上が作成してあるのを除けば、帝国でも子供向けの学び屋にあるような椅子や机が各自に配られているに過ぎないのだが。

 半円形にゆったりとした配置で彼の生徒達がフールーダの言葉を待っている。

 近くの水辺では多頭水蛇(ヒュドラ)のロロロが半身を浸して寝ている。地下であるにもかかわらず眩しいほどの陽光、満足気に頷いたフールーダはそれらを一瞥して教鞭を取った。

 

「さて、では始めるか、まずは基礎の……む?」

「失礼いたしますフールーダ様、アインズ様がお呼びとの事です」

 教室の横、青い芝の上にアウラのそば周りの世話エルフの一人が立っていた。さらに後ろには使いの者らしき死者の大魔法使い(エルダーリッチ)の姿。

 

「なんと我が師が?」

一同の目も何事が起きたのかと視線が言っていた。

 

 

 

 

 

 

「師よ、お招きに応じ、急ぎまかりこしましてございます」

「おお、授業中に呼び立てしてすまんなフールーダよ、ちょうど関係者が集まったのでな。悪いとは思ったが急遽この済ませてしまう事にした」

「はっ?いえ、それは構いませぬが。教室とて、ご好意により開かせて頂いておる趣味のようなものでして……お詫びなど、とんでも無き事。しかし済ませてしまうとは?」

「うむ、それよフールーダ・パラダイン。今回は……お前の進路の相談をしようと思う」

 

「は?進…路にございますか」

半世紀どころではない、たっぷり2世紀は縁の無かった単語に目を瞬くフールーダ。

 

ナザリックの死の支配者(オーバーロード)アインズ・ウール・ゴウンは重々しく頷いた。

 

 

 

 

 

「しかし師よ、進路と申されますと……?」

人類最高の魔法詠唱者(マジックキャスター)天才の中の天才と言われたフールーダも当惑を隠せない、驚きの目で師とその背後に控える三人の強者を見つめる。

 

 まずはナザリックの支配者、アインズ、骸骨の表情が心なしか機嫌が良さそうだ。

その斜め後ろに、黒髪に白磁の肌、そして異形の角と堕天使の翼を持つ絶世の美女、ナザリック守護者統括アルベド。

 反対側に同じように控えるのは少女と女性の絶妙の間に存在する美の結晶、吸血鬼の闇の姫、シャルティア・ブラッドフォールン。

 そしてアインズの背後に控えるのはスーツ姿の細いが、強大な力を感じさせるサングラスの男、スパイク付の尻尾をたなびかせる第七階層守護者デミウルゴス。

 

 3者がそこに居るだけで10万の軍をも圧倒する力の存在をフールーダは感じた。その主人が軽い調子で話を続ける。いけない雰囲気に圧倒されては、とにかく師の発言を聞き逃してはとフールーダも気を張り詰めるべく丹田に意識を集中させる。

 

「まぁ、つまりだな、お前もいい年だからな、ポックリ逝かれてアンデッド化……でもいいかと思っていたのだが、デミウルゴス辺りの進言もあってな。

 つまりお前の不死化について一度全員主要なメンバー意見も聞きたいと思ってこのような運びとなった。

 お前の今回のこれはこれから先ナザリックの為に働く現地の人間の出世のモデルケースともなるだろう。お前の意思ももちろん尊重するので、拒否も含め自由に思うところを申してみよ」

「な……なんと!?不死ですと?!」

 フールーダが仰天したのも無理は無い。それは全ての魔道を志す者の究極の到達点の一つだ。それを聞いただけでフールーダーの頭から拒否などと言う単語はすでに弾き飛ばされていた。

 例えアインズの『拒否』と言う言葉のところで守護者達3者から投げつけられた視線『よもやアインズ様の慈悲深いご提案を蹴るなどという不敬を犯すわけが無いであろうな?』などと言う殺気混じりのものに晒されなくても、である。即座に彼は体を投げ出した。

 

「きょ、拒否などとんでもございません!それがいかなる形であろうと。例えこの身が人に在らざる存在になろうと、むしろそれこそが本望でございます師よ!」

 眼前に立つ主人の骸骨の姿はフールーダにとって一種、究極の憧れの具現化した姿である。初めてアインズに相対した時のように目に狂気を宿しその足元に今すぐ這いずって行きたい気分でいっぱいであった。

 

「そうかそうか、では話を進めよう」アインズは機嫌良く続けた。

 

「今回お前に示す進路は大きく分けて3つ、まず一つ、死者の大魔法使い(エルダーリッチ)を経て更に上を目指す道」

ガバリと顔を上げ即座に何か言おうとするフールーダをアインズは手で制す。

「まぁ最後まで聞け。お前の意思は良く解ったが。次に二つ目、シャルティアの眷属として吸血鬼として第二の人生を……まぁ人生でいいよな?始める」

 

 ごくりと喉を鳴らすフールーダ、それはそれで魅力的な道である、吸血鬼は年を経る毎に強力になり、元より身体能力は脆弱な人間を遥かに越える存在だ。先に吸血鬼化した生徒のブレインの永遠を密かに羨んでいたのも確かなのである。彼のようになれば無限に魔導を極めれる。アインズは3本目の魔法の指輪の嵌った骨の指を立てる。

 

「そして最後、若返りである」

「………………………………」

 フールーダは瞠目した、先の二つの煌びやかな宝石のような選択肢もだが3番目の提案もまさしく人の見る永遠の夢である。長年老いに怯えてきたフールーダの体におこりのように震えが来る。感動とも恐れともつかぬものは甘露のように頭から全身に染み込んでくる。いくら蓋をしても少しづつ漏れていくような若さと言う時間。学べば学ぶほど空しくなっていた日々が過去のものとして頭を過ぎ涙さえ浮かぶ。

 またかつてのように力溢れる、尽きぬ源泉がその身の内にあるような日々を取り戻せると言うのか?やり直せると言うのか?今度はかつての自分には存在しなかった偉大なる師について学ぶ事が。

 

「そ、それは!……」

アインズはまたしても無言でフールーダを制する。

 

「さてそこまでを踏まえてもらった上で私の最も信頼する部下達の意見を聞こう、まずはシャルティア」

 呼ばれた吸血鬼の姫はアインズの前につっと出た、優雅に黒いゴスロリのポールガウンの端をつまんで挨拶する。

「はいアインズ様、それではわらわから意見を言わせて頂きましんす。眷属化がやはり一番。これ(フールーダ)はもうかなり劣化してはおりますが、私が眷属とすれはそれ以上の劣化は押さえられりんす。そしてその上忠誠心も今以上、完全に保障されます。まさに完璧、一石二鳥の良案だと思われますえ」

自慢そうに小さく鼻を鳴らす、これ以上のものなどあるまいとその顔が言っている、絶対に至高の御方のお役に立てるのは私だと。

 

「ふむ、次アルベド」

「はい、アインズ様、考える余地も無く死者の大魔法使い(エルダーリッチ)がよろしいかと、一つはこの者(フールーダ)は元々魔法詠唱者(マジックキャスター)であります。同系統のリッチに進むのが最も自然であるかと。その上この度はアインズ様がお手づから作成なさるとの事。史書長も現地の技術を持った者の加入を望んでおりました。まさしくこれこそどこにも疑問の余地を挟む事の無い最上の選択かと」

ふん、とシャルティアが言葉を挟む。

「眷属の吸血鬼としても魔法の使用には問題ありませんえ、現にこの私がそう。アインズ様のお手をわずらわせる必要などございません。この程度のごときなら私達の手で済ませてしまうのが宜しいかと」

「あら、アインズ様の手によるリッチならば、それはもはやただのリッチではないわ。そのような素晴らしい者の誕生を祝うのこそ我々のあるべき姿。それが解らないのかしら?」

 

「双方止め、二人とも控えよ」

「ああなんだと?」「何かしら?」すごい顔で睨み合っていた二人は即座に揃ってお辞儀をして謝意を示した。

「両者の考えはどちらも一理ある。だが先に、デミウルゴス意見を」

 

「左様でございますな、私としては吸血鬼化(眷属化)アンデッド化(エルダーリッチ)どちらでも宜しいかと思います、ただし今回に限り第3の選択、若返りを推奨致します」

「ほう、理由を聞こう」

「はい、まず吸血鬼化(眷属化)アンデッド化(エルダーリッチ)どちらにしてもこの者に施した時点でやり直しが効きません。

 吸血鬼化は施したその時点で老化は止まりますがこの者(フールーダ)の場合はすでに老人。

 またエルダーリッチはユグドラシルにおいては最初からアンデッドのスケルトンリッチの者がかの<死者の本>などを使用し転職するのが一般的ですが。

 こちらの世界ではまず生きている彼を死者にしてからアンデッド化せねばなりません。結果は同じかもしれませんが万が一を考えますと最初の実験に使うのはリスクが大きいかと」

 

 チラリとデミウルゴスはフールーダを一瞥した。彼自身からすれば取るに足らない強さのフールーダであるがナザリックと彼の奉ずる主人にとっては重要度は別である。

 

「そこで今回はまずは若返りをもって将来への猶予期間と致します。その間に他の価値の低い人間でリッチ化をの実験を試すも良し、状況を見て吸血化するも良し、選択を先延ばしにするのがよろしいかと思われます」

 

「なるほど……どうだ?シャルティア、アルベド、何か反対の意見はあるか?」

「ございません、アインズ様、先延ばしにして将来、吸血鬼化する選択があるのならば、あえて急ぐ必要も無いと考えますえ」

「確かにアインズ様の死者の大魔法使い(エルダーリッチ)製作はイグヴァなどで前例がございますが、すでに高位……6位階程度ではございますが使える生きた人間、どのような影響が出るかも解らない事を考えると、あるいは劣化も考慮し完全を期す為には保留も良いでしょうか」

 

うむと頷くアインズにデミウルゴスが補足する。

「何よりこの者の名前は人間社会にはそれなりの影響力を持ちます、今すぐナザリックに仕舞い込むには少し惜しい人材かと、帝国やその他の国に対する牽制や使者など、色々な使い道があるでしょう」

「良かろうデミウルゴス、では決まりだな。『若返り』を選択する事とする。異存があれば今聞こうフールーダよ。また最初に言っておく。この『若返り』のために使う魔法は10位階を越えたところにある『超位魔法・星に願いを(ウイッシュ・アポン・ア・スター)』と言う、今回はそれを使用する」

「い、異存など何も!…そ、それよりも、じゅ、10位階を越えるですと!?」

 

 フールーダのみならずこの世界においては人が使える限界が凡そ6位階、10位階と言うのは神話・伝説に伝えられるだけに過ぎない。先だっての王国軍を虐殺した恐ろしいこの世のものとも思えぬ召還魔法が超位階魔法だとはアインズから聞いてはいたが。同様の魔法を使用すると無げに言う。そのような呪文にまみえる事ができる機会を得られるだけでも、フールーダのような魔道に生涯を捧げた人間にとっては目の眩むような奇跡的な幸運だ。

 

「そうだ、そしてこの魔法で若返りを行うのは、こちらの世……ごほんっとにかくお前が初のケースとなる。正直に言えば私も試す機会を探っていたのでな。…まぁ危険はほぼ無いとは思うが、どのぐらいの時間若さを留めれるのかも不明だそれで……」

 

「お受け致しまする!何卒!、何卒その実験に我が身をお使い下さい!例えそれでこの身が消滅したとしてもそれで本望でございます!」

平伏したままゴンゴンと頭を打ち付けるフールーダに軽くドン引きするアインズ。

「お、落ち着くのだ我が弟子よ」

(確かにこっちの世界に来てユグドラシル魔法は色々変質してるけど、星に願いを(ウイッシュ・アポン・ア・スター)はシャルティアの時に結果的に試運転したしそこまで危ない魔法じゃないとは思うんだけどなぁ……)

 

「えっあー……まぁ、覚悟は出来ているようだな。うん、時に尋ねるがお前は今何歳だったかな?」

「はっ……年でございますか?そうですな…正確なところは定かではありませんが、200年以上だと…」唐突な質問に答える声が途切れ途切れになるのは、フールーダが魔法キチで、研究に没頭して200年から先は良く数えていなかったためだ。

 

(その辺りはどう思うデミウルゴス?)

(は、流石に少々予想がつきませんが、初老から壮年の辺りまで若返るのではないかと思われます。老人のままでもよし、行き過ぎて青年の辺りまで行ったとしても、この者も人間社会では大魔法使いで通っておりますれば引いては魔道王国の力の宣伝にもなるかと)

(なるほど、大魔法使いならそんな事があっても(若返っても)仕方ないと言うやつだな)

(まさに左様でございます)

 

 「良かろう」とアインズはバッと懐からワールドアイテム・強欲と無欲を取り出した。

重厚でおどろおどろしい悪魔の相貌と繊細で無垢なる者を連想させる天使の対となるガントレットに「おお」と声が上がる。

 

 希少アイテム流れ星の指輪(シューティングスター)の回数はまだ残っていたが、補充できない物を使うのはもったいないとの考えから。確かマーレに使わせていたの経験地が溜まってるはずだと、手元のそれを確認してアインズは頷く。問題無く使用できそうだ。

「よし問題無い、ではフールーダよ、この場にて若返りの儀式を取り行う覚悟は良いな?」

「ははぁ!いつでも、いかようにも!」

 

「さて始めるぞ、超位魔法、星よ我は願う(I WISH)

 二百以上の願いの種類の中でも若返りはポピュラーな選択肢、多分大丈夫だとは思うが一応大目に経験地を消費したアインズは投入した経験地を無駄にしない為にも気合を入れて叫んだ。結果、思った通りの選択肢が出現し人知れずホッとしたアインズは勇んでそれを選択した。

 

まばゆい光に包まれフールーダの体は一瞬の後に変化していた。

アインズの目が驚愕で赤く瞬く。階層守護者達からも「おぉ…」と軽くどよめきが起きた。

「な、……何だと?」

 

 




後編へ続く
フールーダタグ追加、我ながら誰得なんだ…

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