ボッチプレイヤーの冒険 ~最強みたいだけど、意味無いよなぁ~   作:杉田モアイ

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人物紹介 その2

第6章

 

■フリッツ・ゲルト・ライスター

 衛星都市イーノックカウの駐留帝国軍所属の騎士。

 

 清潔感のある刈り上げられた金髪と鍛え上げられた肉体を持ち、標準より少し整った顔をしている。

 しかし、まだ22とまだ若いにもかかわらず冒険者時代に幾多の死線をくぐり抜けて精悍さを備えてしまった為に30近い年齢だと勘違いされるほどの老け顔になってしまった

 

 彼は元銀の冒険者だったが鮮血帝の改革によりモンスター退治の仕事が絶望的に激減して彼のパーティーも半失業状態になってしまったが、この町に愛着を持っていた彼はそれを機に大森林方面の町に拠点を移すと言う仲間たちと別れに帝国騎士団に志願。

 無事合格して騎士の称号を得る事ができた。今は実力が認められ、現在は元冒険者の騎士4人の部下を持つ小隊長に就任している。

 

 ラッキースケベ要員(シャイナ専用)

 

 

■ヨアキム・クスター

 衛星都市イーノックカウの駐留帝国軍に所属する騎士で、ライスターの部隊の副隊長。

 元銀の冒険者で盗賊の技能を持つ為、偵察や罠の発見など部隊の安全面を受け持つ。

 

 外見は金の短髪で童顔。人懐っこい笑顔からはこの男が盗賊の技を身につけているとは誰も思わないだろう。また、隊長のライスターとは仲が良く、相手は上司だと言うにもかかわらずよくからかっては怒らせているが、いざと言う時は命を含む全てを任せてしまってもよいと考えるほど深く繋がっている。

 

 

■エルンスト・ケヴィン・ランベ・カロッサ子爵(カロッサ子爵)

 バハルス帝国の東の辺境にあるエントの村周辺地区を治める領主である下級貴族で、外見的特長は帝国人としては珍しくない金髪の上、顔も目立って整っている訳でもない。代々騎士の称号も持つ家系なので日々の鍛錬を積み、そのおかげで体は引き締まってはいるのだけれど貴族である彼は前線で戦う事は無い為精悍さにはかける。その性で見た目から受ける彼の印象は少しスタイルのいい、しかし目立つ所がないという平凡を絵に描いたような姿の男。

 

 政略謀略方面においてはあまり有能ではないが、もともとがあまり力の無い貴族な上に僻地の領主の為、皇帝からにらまれる事もなく粛清とは無縁で、領地の村もそれほど裕福ではなく、トブの大森林からも離れている為、生活は比較的質素である。

 

 領主ではあるが、この地がケンタウルスの支配する草原に隣接している為に、いざ事が起こった時はすぐに国の直轄に出来るよう地域の名前をカロッサ領と呼ぶことは許されていない。また、治める領地は小さな村が二つあるだけだが、任務としてこの地を収めているので帝国から一定の補助金が出ている。

 

 自分の領地以外の広大な草原も監視する立場ではあるが、親の代から一度もケンタウルスとの諍いは起こっていないのでどちらかと言うと国の直轄地を管理する立場と言った感じになっている。

 

 信仰系魔法の素養を見るタレント持ちなのだが、自分は魔法を使えないためフールーダのようにその力がどれくらいの位階を使える素養があるか解らない。

 また、後光となって視界に現れるそれは相手の素養の強さによって光が増すらしく、アルフィンを見た時はあまりの光の強さに女神様の光臨かと勘違いした。

 

 

■アンドレアス・ミラ・リュハネン

 外見の特徴は、少し赤めのウェーブの掛かった金髪とダークブルーの切れ長の瞳が印象的な一見するとクールな知的な美男子。

 

 カロッサ子爵に仕える騎士のまとめ役(と言っても正式な騎士があと一人と騎士見習いの三人の計五人しか居ないが)で、領内にある村で起こった諸問題を担当する立場にもある。

 と言ってもそんな事を彼ひとりだけでできる訳もなく、実は各村に一家族ずつ何か問題が起こった時は彼に報告をするようにと指示された者たちが住んでいた。また館での情報管理も彼一人で行っている訳ではなく、平民出身のメイドの立場ではあるものの、そこそこ優秀な女性が居たのでそのメイドを補佐として使っている。

 

 また辺鄙な土地の貴族付き騎士の為贅沢をした事があまりなく、いい食事やお酒、上質な設備、美しい女性などに触れたことがあまりなく、それらの誘惑に弱い。

 

 

■ルリ・アリル・テンカワ

 

 イングウェンザー城医療班所属。

 医療班と言うだけあって戦闘力はほぼ皆無だが、彼女の持つ32レベル分のほぼすべてを回復系スキルにつぎ込んだ事により、高位回復魔法でなければ癒せない攻撃がない相手なら自分の倍程度のレベルの戦闘でもある程度任せる事が出来る程の回復量を誇る治療のスペシャリスト。

 

 種族はハーフエルフで、外見的特長はハーフエルフとしては珍しい黒髪のおかっぱ。

 ただ顔立ちはエルフに近く、切れ長の瞳が特徴的な気の強そうな美人なのだが身長は146センチと小柄で幼児体型という結構アンバランスな感じのする少女。

 何よりエルフ寄りな顔なのに魔力系ではなく信仰系マジックキャスターというのが珍しい女の子。

 

 一見口うるさいような感じがするけど頭をなでるとくすぐったそうに笑ったり、何かあると拗ねてみせたりと子供のような反応をするので医療班の中では可愛い物好きのシャイナ一押しの子だったりもする。

 

 

■シルフィー

 

 あやめが呼び出した風の精霊シルフの女の子。

 外見的特長はフィッシュボーンスタイルにまとめた緑の長い髪の毛を腰までたらし、顔はエルフのように大きくてつり上がった瞳と長い耳を持つ。

 そして背中の透明な羽と何より特徴的な15センチほどの身長。

 

 レベルは35レベルで体が小さいため力と肉体的防御力は弱く25レベルのモンスターにも劣るが魔法攻撃力はレベル相当、魔法防御力にいたっては40レベルのモンスターに匹敵するほど高く、またすばやく飛び回る上に透明になれる為20メートルほど上空に飛ばれて上から風系統の攻撃魔法を撃たれると飛べないキャラにとってはどうしようもなくなる。

 おまけにあやめから認識阻害の指輪まで貸し与えられているので、魔力感知で探す事さえ出来ない為にその凶悪さは群を抜いていて、彼女の魔法防除を突破できるほどの威力を持った広範囲攻撃魔法を使わない限りは倒すことができない。

 ユグドラシルでは雑魚モンスターだけど、この世界では彼女を殺せるものはほとんど存在しないだろう。

 

 

第7章

 

■モーリッツ

 カロッサ邸の門番をかねた騎士見習い。

 レベルは4程度。

 

 

■ニクラス・ウド・ライナー・ブロッケン伯爵

 

 首なしさんとか首なし伯爵と呼ばれる図書館の館長。因みに名前の最後についている伯爵は位ではなく、創造された時につけられた名前の一部。

 

 茶色い逆立ったような癖っ毛とカイゼルヒゲ、ドイツ系のようなキツメの顔に常につけているモノクルが特徴的な男で、あだ名で解る通り種族はデュラハン(首なし騎士)である。普段は図書館入り口の机について仕事をしているが、たまに首のない黒い馬に乗って図書館内を巡回している事もある。

 

 本棚を自由にすり抜ける事ができるワイトや蔵書を管理するエルダーリッチを従え、日々訪れるイングウェンザー城の者たちに指定された本や映像メディアを貸し出している。

 

 我輩の名はは首なしではないと何度言えば解ってもらえるのですか?

 

 

■シミズくん

 

 点と線で構成された落書きみたいな顔で全長は2.5メートル、57レベルの課金で配置したのジャイアントワームの変異種。

 ユグドラシル時代は地下4階層の農地区画を守っていたが、ドルイド魔法で農地区画の栄養補給をしているとフレイバーテキストに書いておいた所、転移時にそのテキストに従ったかのように突然変異を起し、言葉をしゃべってドルイド魔法まで操るようになる。

 

 元々スキルスロットにまだ空きがあったからか、自分で判断して農作物の管理が出来るようになったし魔法が使えるようになった分、前衛系の戦闘力が落ちたが、農地区画の領域守護としてはより特化した性能を持つモンスターに変異した。

 

 エントの村にてシャイナと嘘の死闘を繰り広げた。

 

 

第8章

 

■ユカリ・タネシマ

 

 魔女っ子メイド隊に所属

 彼女のモデルになったキャラクターが農業系アニメのキャラだったおかげでファーマーレベルを持ってはいるが、指も細いし体つきもスレンダータイプなので農業キャラのイメージとはかけ離れている。

 

 腰までありそうなストレートの長い黒髪をツインの三つ編みにした、少したれ気味の優しそうな瞳をした童顔の女の子で、大きな丸めがねをかけていて身長も150センチ台と一般的。

 立ち姿も力仕事とはまるで縁の無さそうなどこかほんわかとした雰囲気なので、どちらかと言うと図書委員をしていそうな感じな女の子。

 

 

■ザイル

 巨大な四足の見るからに硬そうな岩を思わせる体と立派な角を持ち、強大な魔力と存在をその姿から感じる黒い魔物。

 その正体は、あやめが呼び出した土の上位精霊であるダオである。

 

 ザイルの本来の姿はあやめが頭の上に乗れるほどの巨体なのだが任意で体の大きさを変える事ができ、時にあやめの騎乗獣としての役割も果す。

 巨大なサイに似た姿と岩のような肌を持つ強靭な肉体は、外見通りとても硬く、この世界の殆どの者は武器で彼を傷つける事はできない。

 風により飛翔物を妨害するシルフィーと合わさると、飛び道具を主武器とするものたちの天敵となりうる。

 

 

ケンタウロス

 

 セントールとよく似ているために誤解されやすいが、臆病で平和を好む。

 精霊を信仰しており、上位精霊さえ使役するあやめのことを神のごとく思っている。

 

 

■チェストミール

 一番大きい集落であるミラダの族長

 白い顎鬚を蓄えたお年寄りのケンタウロス

 

 

■フェルディナント

 オルガノ族長

 金色の長い髪と金色の瞳、すらっとした立ち姿と凛々しい顔立ちでケンタウレたちに一番人気のある族長。

 女性を苦手としていて、オフェリアのスキンシップ攻撃にいつもどぎまぎしている。

 

 

■テオドル

 ラダナの族長

 黒髪に黒い瞳、褐色の肌と輝く黒い毛並みの下半身を持つ、がっしりとした力強い印象の男。

 少々無口で必要な事意外喋らないが狩りの腕は超一流で、いざと言う時はとても頼りになる。

 

 

■オフェリア

 ベルタの族長

 唯一のケンタウレ(女性)

 白に近いプラチナブロンドと白い肌、そして下半身も白馬と言うとても美しい姿のケンタウレで、瞳の色も銀色で、全体的に白い。

 そして精霊を信仰するケンタウロス族の最高位の巫女でもある。

 フェルディナントが好きで、常に隙あらば近づきスキンシップをはかろうとする。

 


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