ボッチプレイヤーの冒険 ~最強みたいだけど、意味無いよなぁ~   作:杉田モアイ

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127 貴族の金銭感覚

 

 カロッサさんとの会見の三日後、私はイーノックカウへ向かう馬車に揺られていた。

 

「ねえあるさん、毎回馬車で移動している振りをするのも大変だから、そろそろイーノックカウの館にも転移門の鏡を置いたってロクシー様に一言入れてもいいんじゃない?」

 

「ダメよ、あれは警備上の関係でボウドアの村の館にしか置いてないって事になってるんだから」

 

 今回同行している自キャラは、まるんだけ。

 彼女はイーノックカウの商業ギルドにすでに顔を出しているから、つなぎとして同行してもらっていると言う訳だ。

 

「それならさぁ、ボウドアの館とイーノックカウの館をつないだら? それなら直接城に飛べないから問題ないんじゃない?」

 

「なるほど、それなら大丈夫かも」

 

「ですがアルフィン様、イーノックカウへ入るには門での検査を義務付けられています。いくら友好的な関係を築いているとは言え、他国である都市国家イングウェンザーが直接防御壁の内側へ入る事ができるマジックアイテムを設置するなど許可してもらえないのではないでしょうか?」

 

 これはカルロッテさんの言葉。

 今回の訪問では商業ギルドで文書を交わしたりする必要があるだろうから、書記官として同行してもらっているんだ。

 因みに他の同行者は御者台に座るギャリソンと白いアイアンホース・ゴーレムに乗った鎧姿のいつもの2人と、今まるん付きになっているトウコの4人。

 つい先日までまるんにつけていたユミは市場調査のため現在イーノックカウの別館駐留になっているから、今回の訪問で久しぶりに紅薔薇隊の4人がそろうって訳だ。

 

「そっか、確かにそう考えると無理っぽいわね。まぁ馬車での移動って言っても、その殆どはゲートでショートカットしてるんだから今のままでもいいかな」

 

「それはそうなんだけど、今回みたいにわざわざ日にちを開けないといけないのは無駄っぽいんだよなぁ」

 

 ボウドアの村からイーノックカウまでh結構離れているので、普通ならかなりの時間がかかる。

 でも、うちの馬車の場合は普通の馬車よりも遥かに早く走れることがある程度知れ渡っているので、3日と言う短い時間でたどり着いても怪しまれないだろうと考えて、今回はこれだけの時間を空けたというわけなの。

 

「それに関しては実際にそれだけの時間を掛けてるわけじゃないし、それに馬車で移動するのにもそれなりのメリットはあるのよ」

 

「メリット?」

 

「ええ。ボウドアでもよく行っているでしょ? 馬車での移動なら私たちがイーノックカウに来ている事が他の貴族や街にある商会に広く伝わるってメリットよ」

 

 今では都市国家イングウェンザーがもたらす品物の価値がある程度知れ渡ったおかげで、大使館に私たちが滞在しているとわかると面会を申し込まれる事が多くなっているんだって。

 まぁその殆どは館で働いている子たちが対応してくれてるから私が対応した事はまだ無いんだけど、これからは違ってくるのよね。

 

 と言うのもイーノックカウに店を出すと同時にイングウェンザー城で作られているお酒もロクシーさんを初めとした一部の貴族や大商会に売り始めようって話になったからなのよ。

 

 これは先日のカロッサさんとの会談で出た話なんだけど、実はボウドアで作ったお酒を試飲している時にカロッサさんからこう言われたの。

 

「アルフィン様、ボウドアの村で作られた酒の販売もいいのですが、できればあなた様のお城で作られている酒類の販売も少量でいいですから解禁していただけないでしょうか? 実はイーノックカウに居る下級貴族や領主であるフランセン伯爵とその家臣たちから、なんとか手に入れられるように頼んでもらえないかと、いくつもの手紙が毎日のように我が屋敷に届けられていまして」

 

 ってね。

 私としてはつながりをより強くする為に隣国との戦争が終わってロクシーさんが中央に帰るまではイングウェンザー産の酒類を彼女にだけ売って、それ以外の人に売るのはもう少し先まで控えるつもりだったんだけど、私が考え無しに先日の壮行会に出してしまったものだから、そこで飲んだ人たちの押さえが効かなくなってしまったんだって。

 そこでリュハネンさん共々主従に拝み倒された結果、根負けして少量をカロッサさんが提示したちょっと法外じゃない? って金額で売る事になったってわけ。

 

「本当は今度オープンする店でお酒を売るインパクトが薄れちゃうからあんまり売りたくないんだけど、あそこまで頭を下げられちゃうとねぇ」

 

「カロッサ子爵なんか、最後には平伏してたもんね。まぁあれはどちらかと言うと、口実ができてこれ幸いとあるさんを崇めてただけっぽいけど」

 

 とまぁそんな訳で全部とは言わないまでも、これからはある程度の面会申し込みは受けると言う話になって、それならばその時に新しく作るイーノックカウのお店の宣伝もしたらいいんじゃないかって話になったの。

 と言う訳で、私たちがイーノックカウに来ているという事を広く知ってもらえる事にもメリットが生まれたわけだ。

 

 

 そんな話をする事、数十分。

 

「アルフィン様、イーノックカウの東門が見えてまいりました」

 

 私たちを乗せた馬車は無事、イーノックカウへと到着した。

 

 ギャリソンが門兵相手に簡単な手続きを行った後、いつものように貴族やそれに準じた者だけが通る事ができる特別な門を通って中へ。

 街の中へと入ったと言う事で、打ち合わせ通りヨウコたち3人は都市国家イングウェンザーの旗を取り出し、それを掲げながら馬車と共にイーノックカウの街中をゆっくりと進む。

 これにより、この馬車が我が国のものだと周りに伝わるって寸法だ。

 

 ・・・本当は私、反対だったのよ、これ。

 でも、

 

「宣伝をなさるおつもりでしたら、むしろやるべきだと私は考えますが?」

 

 とのメルヴァの一言にギャリソンが、

 

「確かに。アルフィン様の到着を街の者に知らせると言うのでしたら、この方法はかなり有効です」

 

 なんて賛同したもんだから、こんな事になっちゃったと言う訳なのよ。

 てな訳で、そんなさらし者状態で進む私たちの馬車は結構な時間をかけて、やっとイーノックカウ大使館へと到着した。

 

「ああ、精神的にどっと疲れたわ」

 

「そうだね。トウコたちが旗を掲げるだけでこんなに目立つものだなんて思わなかったから私もびっくりした。あるさん、見えてた? 道を歩いてた子供がこっちに手を振ったのを見たサチコがその子に向かって手を振り返したもんだから、それから周りの子供たちがみんな一斉に手を振り出して、最後には道行く人たちまでみんなこっちを注目してたわよ」

 

 今回、ヨウコたち3人は冑をつけていなかったんだけど、それも影響したんだろうね。

 綺麗なお姉さんが馬上から手を振りながら愛想を振りまくもんだから、余計に注目を浴びてしまったのよ。

 結果、私たちの馬車はどこぞの遊園地のパレードのごとく、町の人々の注目を浴びてしまったってわけ。

 

 そりゃ気疲れするってもんよね。

 

 と言う訳で私は一刻も早く部屋に引っ込んで休みたかったんだけど、そうは問屋がおろしてくれなかった。

 

「ようこそイーノックカウへ。今回はとても派手な御入場でしたのね、アルフィン様」

 

 そう言って私たちを館の前で出迎えてくれた女性がいた。

 ロクシーさんである。

 

 どうやら彼女は東門に私たちが到着したとの知らせを聞いて館にやってきたそうなんだけど、いつもなら彼女が館を訪れる頃にはとっくに到着しているはずの私たちが何故かまだ到着していなかったものだから執事に頼んで調べてもらった所、何故かパレードをしながらこの大使館に向かっていると聞いて驚いていたんだそうな。

 

「お久しぶりです、ロクシー様。これには色々と事情がありまして」

 

 私は苦笑いしながら彼女を伴って館の中へと入って行った。

 

 

 ロクシーさんには一旦応接室に入ってもらい、私たちは別室へ。

 これは今の私たちが馬車での移動用にと、比較的楽で動きやすい服装をしているからだ。

 

 まるんと彼女付きのトウコはロクシーさんとご一緒する必要はないからいいとしても、私は流石にそのままでと言う訳にはいかないから来客を持て成す服装へと着替えないといけないし、同じく私付きのヨウコとサチコも鎧姿からいつものメイド姿へと着替える必要がある。

 だから大急ぎでその準備に入ったって訳なのよね。

 

 とは言ってもロクシーさんをそのまま放置する訳にもいかないので、控え室へと移動する間に指示を出しておく。

 

「ギャリソン、館のメイドにお茶とお菓子の手配をお願い。あと折角ロクシー様がこの館を訪ねてきてくれたのですから、馬車に積み込んであるボウドア産のお酒とクラッカー、それに果物やサンプルの小麦粉を用意しておいてちょうだい」

 

「畏まりました」

 

 そう言って頭を下げた後、下がって行くギャリソンを見送ってから私たちは控え室へと入って行った。

 そして30分程後。

 

「いってらっしゃ~い」

 

 準備を終えた私は、ラフな格好のままでお菓子片手に手を振るまるんに、そう言って見送られながらヨウコたちを伴ってロクシーさんの待つ応接室を訪ねた。

 

「お待たせして申し訳ございません、ロクシー様」

 

「いえいえ、わたくしも此方でお茶とお菓子を頂いておりましたから」

 

 そんな簡単な会話の後、ロクシーさんが今日この大使館を訪れた用件を訊ねてみたんだけど、どうやら特に用事があるわけでも無く、たまたま時間が空いているときに私たちがこの街にやってきたと報告を受けたから訊ねただけだったみたい。

 

「わたくしはあくまで皇帝陛下の愛妾でしかありませんから、そう毎日用事があるわけではありませんからね」

 

 なんて言いながら笑っているところを見ると、案外暇してるのかもしれないわね。

 実際、帝都にいる時なら色々とやることもあるんだろうけど、このイーノックカウへは仕事ではなく疎開の為に来ているのだから、来た当初ならともかく、ある程度時が過ぎればパーティーや表敬訪問も一巡して暇になるというのも解る。

 だからこそ、私がこの街に来たと言うイベントに飛びついたのだろう。

 

「ところで今回はどのような用件でこのイーノックカウへ? まるで凱旋パレードのように国旗を掲げながら街を移動なされたのにも、なにやら理由があると先ほども仰られていたようですが」

 

「ええ。実は近々このイーノックカウに店を持つことになりまして、それに伴い私がイーノックカウに到着したのを知らせると共に、店頭に掲げる我が国の国旗もイーノックカウに広く周知させようかと思いまして」

 

 最後のは完全に後付けだけど、こうでも言わないとあのパレードのような騒ぎをうまく説明できなかったのよね。

 だから、こういう理由をでっち上げたってわけ。

 

 そして私は予め用意してもらっておいた、イーノックカウの店舗を開く時に店頭に置く予定の品々を運び込んでもらってロクシーさんの前に並べて行った。

 

「まぁ、そのようなお店を開かれるのですか。しかし折角アルフィン様がお店を開かれるのに、置かれる商品はイングウェンザー産では無いと言うのは少し残念ですわね」

 

「あら、品物自体はボウドアの村で生産されたものですが、果物の品種やお酒などの加工品は私の国の製法で作られているものですから、この街の人々にもきっとご満足していただけると思いますよ。ああそうだ、折角だからロクシー様にも試食していただきましょう」

 

 私はそう言うと、メイドに頼んで果物を一つ切ってもらう。

 お出しするのは今日持ってきた物の中で一番高価な果物、メロンだ。

 

 綺麗な網目の入った皮にナイフを入れるとその下からは瑞々しい綺麗な黄緑色の果肉が顔を出し、それと同時に部屋の中に充満した芳醇な香りによって、その実が完熟していることを周りに伝える

 

 そしてメイドの手によって種が取り除かれ、8つに切り分けられたメロンのワンピースが皿に載せられて、スプーンと共にロクシーさんの前へと配膳された。

 

「メロンでございます。ご賞味を」

 

 初めて見る果実にロクシーさんは一瞬戸惑いの色を見せたものの、これまで私たちが出したものは全て美味だったのだからこれもきっとと傍らのスプーンに手を伸ばし、一口分をすくって口に運ぶ。

 

「っ!?」

 

 その表情の変化は劇的で、先ほどまでほんの少しの警戒の色があったその表情は、次の瞬間満面の喜色に彩られた。

 その顔を見ただけでロクシーさんがこのメロンと言う果物を気に入ってくれたのだと伝わり、私はホッと胸を撫で下ろす。

 

 

 正直、メロンは口に合わないって人もいるから心配してたのよね。

 

 今日お出しした物は甘さも香りも申し分無いし、普通ならだれもがおいしいと言ってくれるであろうものなんだけど、完熟したメロンは独特の香りと酸味が苦手だって言う人もいるのが少し心配でもあったのよねぇ。

 でも他に果物にはない甘みと強烈な個性のある味だからと、リンゴとか梨では無く、一番インパクトがあるメロンを私は選択したんだ。

 そしてその判断は正しかったみたいね。

 

「この果実も店頭に並べるのですか? それはさぞかし話題になることでしょう」

 

「ええ、カロッサ子爵もそのように仰られましたわ。ただ、私としてはこれを金貨1枚ほどの値段で販売すると伝えると、それ程安くてはあっと言う間に売切れてしまいますよとご忠告を頂いてしまって」

 

「金貨1枚でですか? まぁそんなに安く求める事ができるのでしたら、社交シーズンなどは各家がこぞって押し寄せるでしょうね」

 

 そっか、やっぱり金貨1枚では安すぎるんだね。

 正直メロン1個10万円と言うのは高すぎるだろうって思うんだけど、カロッサさんだけじゃなくロクシーさんまで同じ意見だと言うのであれば間違いはないだろう。

 ならば折角の機会だし、ロクシーさんにどれくらいの値段をつければ適当なのかを聞いたほうがいいかな。

 

「ロクシー様もそう思われますか? 私としてはメロン1玉で金貨1枚と言うのは少々高すぎると思っていたのですが、帝国にない珍しい果物ですから皆様それに価値を見出しておられるのでしょうね。それでは・・・」

 

「ひと、玉、ですか? と言う事はまさか、アルフィン様が仰られた金貨1枚と言うのはワンカットではなく、この果実一個の値段なのですか!?」

 

 ロクシーさんにメロンをどれくらいの値段で売ったらいいのか聞こうと思って話していたら、その途中で言葉を遮るようにロクシーさんがそんな事を、驚愕の表情を浮かべながら聞いてきた。

 

「はっ! すみません。はしたない真似をしてしまいました」

 

 と次の瞬間、ロクシーさんは慌てて私に頭を下げる。

 これはきっと私の言葉を遮って発言してしまった事を謝っているんだろうけど、正直私としてはそれどころじゃなかったのよ。

 なぜなら先ほどのロクシーさんの発言があまりに衝撃的過ぎて、私の頭の中がパニック寸前に陥っていたからだ。

 

「いっいえ、それは特に問題はありませんわ。そんな事より・・・もしかしてロクシー様はお出ししたメロンワンカットの値段を金貨1枚と聞いて、それでもなお安いとお感じになられたのでしょうか?」

 

「えっ? ええ。このようにとても美味で、なおかつ他では手に入らないものですから、それくらいの価値は十分あるとわたくしは考えますよ」

 

 なんと! じゃあ、ロクシーさんはメロン一玉で金貨8枚以上の価値があると判断したってわけ? 流石にそれはないでしょ。

 私はそう考えたんだけど、ところがよくよく聞いてみれば、これだけのものならばそれ位するのは当たり前の事らしい。

 

「貴族同士の晩餐では特に珍しいものが出ない場合でも1人金貨10枚くらいの料理をお出ししますし、アルフィン様から頂いたワインですが、あれほど上質なものでしたらやはりボトルで金貨10枚はいたします。あのメロンと言う果物は大変珍しい上に1つで8人分取れますでしょ? それならばそれらと同じくらいの価格であったとしても、わたくしはおかしくはないと思いますよ」

 

「そうなのですか。無知を晒してしまい、お恥ずかしい限りです」

 

 私は貴族と言うものを甘く見ていたみたいなのよね。

 後で調べてみたら貴族ってそれ程高くない位の家でも、一日で最低金貨10枚は生活費に使うんだって。

 そりゃあその中には光熱費とか住宅などの維持費、それに衣服等の費用も含まれているから食費だけでそれだけのお金を使っているわけじゃないけど、これがパーティーとなるとそれくらいのものを出すのは当たり前なんだってさ。

 貴族、恐るべし。

 

「しかし、その金額で驚きになられているところを見ると、アルフィン様はいつもご自分が振舞われているものが周りからどれくらいの評価を受けているのかも、ご存じないのではありませんか?」

 

「えっ? ええ、まぁ」

 

 はい、まったくご存知ありません。

 でも普通の貴族のパーティーで金貨10枚と言うのなら、ちょっと聞くのが怖いくらいの話になってそうね。

 そして私のそんな考えは、ロクシーさんの口から出た次の言葉で肯定されることになった。

 

「ふふふっ、わたくしと陛下との共通認識では、もし帝城でのパーティーにアルフィン様付きの料理人をお貸しいただき、都市国家イングウェンザーの食材も融通していただけるのでしたら小さなパーティーでも一人当たり金貨50枚、総額で金貨50000枚をお支払いしても惜しくはないという話になっておりますのよ。あっ、当然ワインなどの飲み物の値段は別にお支払いして、ですわ」」

 

 絶句。

 確かに高くはなるだろうけど、元の金額が大きいのだからせいぜい2倍をちょっと超えるくらいの金額を提示されると思っていた私は、その言葉に何も言えなくなってしまった。

 

 ロクシーの口からあまりに大きな数字が飛び出した為に、何をどう表現したらいいのか解らず、ただただぽかんとした表情で固まるアルフィンだった。

 

 





 125話でカロッサ子爵たちに出した時もカットフルートと表記してましたよね? 実は彼らもアルフィンが提示した金額はあのカットフルーツ一個の値段だと思っていました。
 彼らの常識から照らし合わせると、これ程珍しく信じられないほど甘い果実一つの値段としてはあまりに安すぎるのでそう考えるのは当たり前なんですよね。

 因みに今回の上質なボトルワインの値段や貴族が一日に使う生活費とか晩餐での一人当たりの金額ですが、実を言うと別に私がかってに考えた訳ではなく、いつも参考にしているD&Dのルールに書いてある金額だったりします。
 驚きですよね。

 アルフィンは私たちに近い価値観を持っているので、まさかこんなに凄い金額が使われているなんてまったく思っておらず、自分の常識で話してしまったためにロクシーから本来の価値を知らされて驚いたという訳です。
 色々価値の違いに驚いてきたこの物語ですが、実はまだまだ驚くようなものはあるんだよと言うお話でした。

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