ボッチプレイヤーの冒険 ~最強みたいだけど、意味無いよなぁ~   作:杉田モアイ

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114 人を呪わば穴二つ

 

 

「あら、そんな事になっていたのですね」

 

「はい、そのようでございます」

 

 ライスターさんの陳情? を請けた次の日の午後、私は今日もまたライスターさんの訪問を受けていた。

 と言うのも、昨日の話をライスターさんからイーノックカウ駐留部隊への報告と許可申請を取ってもらう事になっていて、彼はその報告の為にイングウェンザー大使館に訪れたんだ。

 

 それで駐留部隊への許可申請なんだけど、此方は何の問題も無く通ったらしい。

 ではどうして上のような会話になっているのかと言うと実はこの壮行会、初めからロクシーさんも参加することになっていたらしいのよ。

 

 普通なら地方都市からの少数出兵の壮行会如きに、いくら愛妾とは言え皇帝陛下に直接ものが言えるほどの立場の人が出席する事はまずあり得ない。

 

 では何故そんな事になっているのかというと、このイーノックカウは地理的に今度戦うリ・エスティーゼ王国とは帝国全土を縦断なければ行けないほど離れた場所にあるために、毎年行われる戦争にこれまで一度も兵を出した事がないらしいのよね。

 そんな都市から初めての出兵と言う事でこの都市を治める貴族が張り切ってしまったらしくて、自ら陣頭指揮を取って大々的に壮行会を開くと言う話になったんだそうな。

 

 結果、それならば毎年戦争疎開に来ているロクシーさんにも一言頂きたいと言う事になったんだってさ。

 

「昨日の上司からのお酒を此方に売って貰えないか打診してほしいと言う話も、どうやら貴族へのゴマすりという部分もあったらしいです。何せ伯爵は先日のパーティーでアルフィン様がお持ちになられたお茶とお菓子を口にして、できる事なら一度イングウェンザーのお酒も飲んでみたいと話していたようですから」

 

「まぁ、それは光栄な話ですね。ロクシー様のお話では皇帝陛下にも気に入って頂けたようですから、きっとお口に合うと思いますよ」

 

「何と! 皇帝陛下までもがですか。私も美味しいとは思っておりましたが、まさかそれほどのものだったとは。ではもし当初の予定通り購入しなければいけない状況でしたら、かなりの出費を覚悟しなければならなかったのでしょうね」

 

 何気なく渡したお酒だもんなぁ、それがまさか美食の限りを尽くしているであろう皇帝陛下までが気に入った物だったと聞けば、どれほど高いお酒なのかと怖気付くのも解るわね。

 

 まぁ、ユグドラシル時代の価値で言えば確かに一番安いものでも1本金貨200枚はするだろうからとんでもない値段と言うのは事実だろうけど、今は地下4階層で作られている作物から作られているものだから城の維持費以外のお金は掛かっていないのよね。

 その維持費も、この世界では必要無いだろうからと転移阻害以外の防衛ギミックを殆ど全て停止してしまった為に、今は0になってるんだけど。

 

「あなたにお渡ししたのは食事や移動する時に馬車の中で飲んでいるものですから、驚くほど高級な物ではないですけどね。まぁ、皇帝陛下が口にされたのも私の馬車に積まれていたワインですから、普段使いのものなのですが」

 

「女王であらせられるアルフィン様が常飲されている物でしたか。なるほど、美味しい訳だ」

 

 あっ、今の言葉でより一層高いと思われたっぽい。

 本当に高くないんだけどなぁ、所詮はハウスワインだし。

 

 まぁ、これに関してはいくら説明しても意味がなさそうだから、ここは他の話に話題を変えたほうが健全だろう。

 

「ところでロクシー様が参加されるのは解りましたが、先程の話からするとこの都市を治める貴族も参加なされるのですよね? 私はその方と、前もって会わなくてもいいのですか?」

 

「はい。イーノックカウを治めているとは言え、フランセン殿は伯爵。王族であるアルフィン様がわざわざ前もってお会いになられる必要はないと考えます。当日、壮行会の前に時間を取っていただく事になってしまいますが、顔合わせはその時で宜しいかと」

 

 そう言えばイーノックカウを治めてるのって伯爵だったっけ。

 でも伯爵ならどちらかと言うと大貴族になると思うんだけど、そうか、バハルス帝国ほどの大国の伯爵より都市国家とは言え女王の私の方が上という認識なのか。

 

 でも何の知識も持たずに対面するのもなんだから、詳しい事を後でギャリソンに調べてもらうとしよう。

 いや、彼の事だからもう全ての情報を調べつくしているかもしれないわね。

 

「後はロクシー様ですけど、やはり前もってお会いして私からお話をした方がいいかしら?」

 

「いえ、そちらの方もすでに部隊から話が通っていると思います。お忙しい方ですから、本来は一言頂いてすぐ退席なされる予定でしたが、会場がこの大使館に変更されてアルフィン様とシャイナ様も出席なされるのですから最後まで参加する事をご希望になられるでしょう。予想される予定変更の為にも昨日の内に使者を送っているはずです」

 

 そうよねぇ、この間も別れ際に時間が作れるようなら使者を寄越すのでまたお食事をなんて言っていたくらいだから、この大使館で壮行会をやると聞いたら最後までいらっしゃるでしょうね。

 とすると、やっぱり連絡は入れたほうが良さそうね。

 

「そういう事情でしたらお会いするかどうかはともかく、一度此方から使者を送って家令同士で話し合いをさせた方がいいのではないかしら? ロクシー様も折角いらっしゃるのでしたらお好きなものをお召し上がりになりたいでしょうし、前もって言っていただければご用意できますもの」

 

「そうですね。アルフィン様がご迷惑でなければ、お願いできますでしょうか」

 

 私が言い出したことなのだから当然了解と返し、扉横に控えていたメイドにギャリソンを呼びに行ってもらう。

 そしてしばらくするとギャリソンが部屋に顔を出したので先程の用件を話し、ロクシーさんの元へと使者を送ってもらった。

 

「あの、ところで今日はシャイナ様はいらっしゃらないのでしょうか?」

 

 これでロクシーさんの事は大丈夫だろうと安心した所でライスターさんからこんな質問が飛んできた。

 

 いけない、そう言えば昨日この館にいたシャイナが今日いないの確かに不自然よね。

 しまったなぁ、今日は報告を受けるだけなので私一人で転移門の鏡を通ってきたけど、やっぱりシャイナも一緒に連れてくるべきだったわ。

 

 はてさて、一体どう答えるかな? メイドに頼んで呼んで来てもらう事もできるけど、それだと初めからここにいないのも不自然だし。

 とりあえずシャイナのジョブから考えて、ありえそうな事でも言ってごまかしておくとしよう。

 

「そう言えば朝から顔が見えなかったわね。シャイナの事だからどこかで剣の鍛錬をしているか、馬で遠乗りと言ったところではないかしら」

 

「剣の鍛錬ですか。あれほどの実力を持つシャイナ様の鍛錬、一度拝見したいものですね」

 

「私の目の届かないところで行っていますから、それは多分無理でしょう。体力的な鍛錬なら庭でもできるのに、わざわざ別の所でしているのなら今日はきっと技の鍛錬でしょう。『技と言うものは一度見られれば対策を練られるものだから、本当の技の鍛錬は味方であっても人に見せるべきじゃないのよ』って前に言っていましたからね」

 

「なるほど、武技の中でも秘技や秘伝と言われる系統の技の鍛錬なのですね。それならば誰にも見せられないと言うのも解ります」

 

 うん、とりあえず丸め込まれてくれたわね。

 ところで武技ってなんだろう? 技の系統か何かかな? 待てよ、そう言えばどこかで一度聞いたことがあるような?

 

 確かにどこかで聞いたことがあるはずなんだけど、よく思い出せない。

 技関係の流れから出た言葉なんだから戦闘系の話の時にでも出たんだろうけど、エルシモさんにこの世界の人たちの強さについて訊ねたときにはそんな話は出なかったはずだし、そもそも私たちはあまり戦闘行為をした事がないからその手の話自体殆どした事がないのよねぇ。

 

「アルフィン様、どうかなさいましたか?」

 

 そんなことを考えているのが顔にでも出たのか、ライスターさんから心配する言葉を掛けられてしまった。

 そうだなぁ、このまま疑問を抱え続けるのもあまりよくないだろうから素直に聞くとするか。

 

「いえ、先程の武技と言うのがどのようなものか解らなかったので少し考え込んでしまいました。確かどこかで一度耳にした事がある気はするのですが」

 

「武技ですか? ああ、アルフィン様は戦場には縁のない方でしょうからご存じないのかもしれませんね。いや、もしかしたらイングウェンザーの本国がある場所では別の言い方をするのかもしれないか・・・」

 

 ライスターさんはそう言って説明を始めてくれた。

 彼が言うには武技と言うのは戦士版の魔法のようなもので、肉体的な付加を伴うものの魔法のようにMPは消費しない技らしい。

 また魔法と違って素養によって覚えられるレベルが違っている訳ではなく、戦士職なら誰でも一定数は覚える事ができるものなんだって。

 

「かの有名な王国戦士長、ガゼフ・ストロノーフなどは6つの武技を同時に使う事ができるそうですよ」

 

 と、ライスターさんが言うとおり力量によって同時に発動できる数が違ってくるらしくて、武技と言うのは殆どが肉体強化や行動補助の効果だからこの世界の戦士職の人は本来ならそれ程力量が離れていないはずの人でさえ、武技の同時使用数が少し違うだけでもう勝つ事は難しくなるらしい。

 

「先程秘技とか秘伝と言いましたよね? あれはどういったものなんですか?」

 

「ああ、その説明がまだでしたね。武技と言うのは技ですから発想と鍛錬によって新たに生み出すことができるのです。ですからオリジナルの強い武技を隠し持つ冒険者や騎士が結構な数いるんですよ。先程の王国戦士長が使う同時に6回の斬激を繰り出す強力な武技、六光連斬なんかはかなり有名なオリジナル技ですね。彼の場合はその立場のせいで有名になっていますが、本来は切り札としてまさに必殺の場合のみ繰り出されるので、強い武技ほど知られる事はまれです」

 

 なるほどなぁ、確かにオリジナルで作れるのなら隠したくもなるよね。

 ユグドラシルでも戦法が知れ渡ると強いプレイヤーでも対策をされてPVPで勝てなくなるって話だったもの、負けたら死んで次がないこの世界では本当の切り札は最後まで見せないと言うのは解るわ。

 

「なるほど、発想と鍛錬で作り出すことができると言うのであれば力量次第ではコピーする事も可能でしょうから、強力な武技を持つ人はその武技が自分に襲い掛からないように秘匿すると言うのは解ります。なるほど、対策されるだけでなくそういう面でも鍛錬は見せるべきじゃないのですね」

 

「はい。鍛錬法からでもどんな武技かは想像できますし、またそれがヒントになって新たな武技が生まれる可能性がある以上、強者ほど鍛錬法も含めて秘匿する傾向にありますね」

 

 ユグドラシルではそもそもスキルとかは新たに作られることが無かったから戦法が秘匿されていたけど、この世界ではスキルに当たるものまで秘匿しないといけないのか。

 大変だなぁ。

 

 ガチャ。

 

 そんな事を話していると、突然ドアが開いた。

 流石にこれにはびっくりして、私は思わず頭を抱え込んでうずくまる。

 だってノックもしないで人が入ってくるなんて、まったく予想もしていなかったんですもの。

 

 これがドアのない場所で話をしていたと言うのなら、たとえいきなり誰かが入ってくることがあっても驚かないけど、ここは来客用の応接間なんだから当然ドアがある。

 そしてそのドアの横には中も外もメイドが控えているのだから、この様な状況を私がまったく想像していなかったのも理解してもらえるだろう。

 

 そしてそれはライスターさんも同じだったみたいで、そっと顔を上げて見てみると彼は何事が起こったのかと扉の方に顔を向けていた。

 ・・・ん? あれ、向けたまま固まってないか、この人。

 

 そう思って私も扉の方を見てみると。

 

「シャイナ、なんて格好してるのよ!」

 

「あれ、どこかおかしい? さっきまで鍛錬の汗を流してたからお風呂上りだけど、一応服はちゃんと着てるでしょ。あっ、ライスターさん、いらっしゃい」

 

 そりゃライスターさんも固まるよ。

 

 確かに服はちゃんとしている。

 ゆったりとしたシルエットで半袖ではあるけど、スカートはくるぶしまで隠れるきちんとしたドレス姿だし、足もパンプスを履いているから服装だけ取って見れば確かに人前に出ても問題はない姿だとは私も思うよ。

 

 ただ問題なのは服装ではなく、シャイナ自身だ。

 彼女は風呂上りだということが一目で解るほど顔を火照らせているし、まだ乾ききっていないからか、いつもは纏め上げている髪を下ろしていた。

 

 化粧っ毛のまるでないその顔は作り物のように美しく、おまけに少し赤くなった頬によって艶やかさが上がっている。

 そして外ではあまり見せない腰まで髪が伸びたその姿は、初めて見るものなら男性であれ女性であれ、間違いなく魅了される事だろう。

 

 それに濡れた髪というのは女性の魅力を更に引き立てる効果があるのよね。

 まったく、身内だけならともかく来客がいる時にそんな姿で出てきてはダメでしょ。

 

「シャイナ、お風呂上りで熱いのは解るからそのゆったりとしたドレスはいいけど、せめて髪はちゃんと乾かしてきなさい。まだちょっと濡れてるでしょ。ほら、ライスターさんもあきれてるわよ」

 

「あら、仕方がないじゃない。この大使館には髪を乾かす魔道具がないんだから。これでも大急ぎで汗を流してきたのよ。流石に汗で汚れた姿では人前に出るわけには行かないからね」

 

「それにしたって・・・」

 

 これが普通の冒険者ならいいけど、シャイナは一応貴族と言う事になっているのだからちょっと問題なんじゃないかなぁ?

 貴族と言うものが実際はどんな生活を送っているのかなんて私は知らないけど、とりあえず濡れた髪のまま来客と会う事は多分ないと思うんだけど。

 

「まぁまぁ、ライスターさんが帰ってしまう前に挨拶くらいはしておこうと急いだんだからそう怒らないでよ。ライスターさんも、お見苦しい所を見せてしまってすみませんでしたね。・・・ん、ライスターさん? 聞いてます?」

 

「えっ、どうかしたの?」

 

 シャイナの言動がおかしかったので視線をシャイナからライスターさんの方に向ける。

 するとそこには完全に固まってしまったライスターさんの姿が。

 ああ、これはあれだ。

 パーティーの時と同じで思考が停止してしまってるのね。

 

 そう思った私はいたずら心から、一度椅子から立ち上がってライスターさんの後ろに回り、軽く両肩に手を乗せる。

 そして、

 

「ライスターさん、仮にも貴族が入室してきたと言うのに着席して向かえるというのは失礼ではないかしら?」

 

 と耳元でささやいてあげた。

 

ガタン!

 

「きゃっ!」

 

 するとその言葉に反応したのか、いきなり立ち上がるライスターさん。

 そしてその勢いで椅子が後ろに下がり、私は驚きの声を上げながら尻餅を突いてしまった。

 

「わっ! しっ失礼しました、アルフィン様。つい驚いて固まってしまって。どうぞ、お手をっ・・・うぉ」

 

 その私の姿に気が動転したのか、ライスターさんは大慌てで私のほうを向き、手を差し出そうとして・・・椅子に足を取られた。

 

 ドスン。

 

「ちょっと何やってるのよ! 早くアルフィンの上からどきなさい!」

 

 のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~~~~~~~~~! ライスターさん、あなたはシャイナ専用のラッキースケベ要員じゃなかったの? 何故私に覆いかぶさってるのよ! それに顔、顔が近い! いやぁ~誰かぁ、誰か早く助けてぇ!

 

 本来の力ならば軽く跳ね飛ばす事もできたのだろうけど、今は体にまったく力が入らない状態で私にはどうする事もできなかった。

 あまりの事に声さえ上げることもできなかったのよ。

 

 その後、ようやくシャイナの手でライスターさんが排除された事によって私は少しだけ冷静になる事ができたんだけど・・・なるほど、シャイナが前にライスターさんに色々された時はこういう気分だったのか。

 

 うん、これからはライスターさんに関してはいたずらをするのを控えよう。

 私にも降りかかってくる可能性もある事が理解できたのだから。

 

 私は邪な考えが自分に帰ってきたことで、そう深く反省するのだった。

 

 

 

「そう言えばシャイナ、よく私があなたは鍛錬に出ていて、今この大使館にいないと言う言い訳をしたのを知っていたわね。扉の外のメイドに聞いたの?」

 

「まさか。それならお風呂に入っている時間なんか無かったでしょ。アルフィンに教えてもらったのよ」

 

「え、私?」

 

「違う違う、マスターじゃ無くてアルフィンよ」

 

 ああそうだ、忘れてた。

 私が見聞きしたことで、重要だと思う事は意識が半分眠っているアルフィンがみんなに知らせるんだっけ。

 

「なるほど、それで知ったのか」

 

「うん。だから大急ぎでお風呂に入ったりしたからあんな事になったんだよ。これでも本当に急いだんだからね」

 

「なるほどねぇ。だからノックまで忘れて部屋に入ってきたのか」

 

「あっ、そう言えばノックするの、すっかり忘れてた」

 

 どうやらノックは急いでいたからではなく素で忘れていたみたいね。

 もしかしたらこの子、普段から城ではノックとかしてないのかも。

 う~ん、そう言うところは外でもつい出てしまうから徹底させないといけないわね。

 

 シャイナの平時の行動に疑問を持ち、ほんの少しだけ引き締めるべきなんじゃないかな? と心に留めるアルフィンだった。

 




 作中に出てくるユグドラシル時代のお酒の値段ですが、金貨しか存在しなかったみたいですから最低単価はユグドラシル金貨1枚。
 でも普通に考えてゲームの食料アイテムが金貨100枚以下で売られているとは思えなかったのでこの値段になっています。

 実はゲームの中と違ってバフがつかないように一手間増やして作られているので、その分コストがかかっているから本来の制作費は高くなっているのですが、これまた本文に書かれている通り防衛機構が停止しているおかげでそれすら含めて今はまったくお金が掛かっていません。

 プロローグに書かれている地下3階層の最終防衛拠点に至っては、そこを守護する二人のNPCとその部下のモンスターがいる場所以外は1階層全てが停止していると言う状況ですから、現在のイングウェンザー城はユグドラシル時代に比べて本当にお金が掛かっていない状況になっています。

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