狩人闘恋万華鏡〜迅竜の恋情と覇竜の傷跡〜   作:ドーントレス

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どうも皆さん、つい最近モンハンXのエンディングを見たドーントレスです!

ハ「村クエ全っ然やってなかったもんなぁ…今更弱い者いじめしてるみたいでちょっとアレだったぜ…」

ま、まぁまぁ…いいじゃないですかぁ〜
XXでは装備も武器も護石も引き継げるみたいだし、初っ端からアカム一式とか…う☆は♪

ハ「キモい、殴る」

ちょっま゛(((殴♡

セニア「…今回私視点です。ごゆるりとどうぞ」


第40話「とある奥義」

 

sideセニア

 

ハンゾウさんに呼ばれて一階へと降りてみると、さっきの銀ピカさんと一緒だった。

どうやらあの銀ピカさんはお姉ちゃんの雇った傭兵らしく、今回もお姉ちゃんの指示通りに動いているとのこと。

そして、詳しいことはあんまり分かんなかったけど、私達はかつて世界の終わりをひき起こそうとした災厄の巨竜『黒竜(ミラ・ボレアス)』というのと戦って勝たなければいけないらしい…

 

「…で、なんで私?」

 

「…俺は素質のあるやつを見抜く力がある。断言しよう…おまえにはその力がある」

 

い、いや…断言されても…

私…なにをこうする〜とか、作戦会議〜的なことが全般的に苦手(じゃなくて嫌い?眠い?…うん、眠い)だから、どちらかと言えば何もかんがえず身体を動かすのがメインの方がいいかなぁ…

 

「…もし参加するのであれば、ハンゾウと二人三脚で修行することになるが…「やります。私がやります!」…ふっ、いいだろぅ」

 

ハンゾウさんと黒竜討伐密着24時だと!?

こいつは…美味すぎる!(cv大塚製薬の明夫さん)

 

「…それでは、両人の技量・やる気は既に見させてもらった。これから『対黒竜討伐の為の奥義習得修行』を始める…死にたくなるまでついてこい」

 

そう言うと銀ピカさん(ソルって名前なんだって…知ってた?)は私とハンゾウさんを外へと連れ出した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

小屋から少し離れた雪原地帯…どうやら、修行の場所はここらしい。

 

「…この奥義に関して重要なものは【集中力】と【情報量】だ…そこで、お前達にはこれから互いのことをよく、より深く知ってもらう」

 

「「!!!?」」

 

固まる私とハンゾウさん…そんな私達に怪訝そうな声色でソルさんは続ける。

 

「…どうした?そんなに難しい事でもないだろぅ?方法は、お前達に任せる…邪魔になるようなら俺もここから退くが、できる事なら見届けておきた「ちょっ!タンマタンマ!」…なんだ?」

 

そんなソルさんに噛み付いたのは、コミュ症じゃないハンゾウさんだった。

 

「おいソルてめぇ!稽古つけてくれんじゃなかったのかよ!?」

「…そんなことを約束した覚えはない。それに、おまえとてがむしゃらに身体を鍛えるだけが修行…いずれは強さに繋がるとは限らないと知っているはずだ」

 

「で、でもよぉ…「…あぁ、言い忘れてたな…」…?」

 

ソルさんは、ハンゾウさんに一度背を向けてから、首を90度曲げて右側から横目にハンゾウさんを見る。

 

「…期間は3日。その間に修行の成果なしと判断した場合は、その時点でこの話はなかったことにする」

 

「な、なんだってーー!?」

 

ソルさんが顔も背けて歩いて行ってしまった後、ハンゾウさんが静かに頭を抱えて膝をつく、オーバーリアクションというのを初めて見た私はどうすればいいのか分からないので…

 

「…とりあえず、座ってお話しよ?」

 

お互いを深く知り合うっていうことが、どんなことをすればいいなんて…し、知らないし///

 

「……あぁ、そぉだな、とりあえず頭を冷やす時間をくれ」

 

「…うん」

 

ナイスフォローと心の中でガッツポーズした私は悪くない…はずだ

 

 

ーーーーーー狩人沈黙中ーーーーーー

 

 

「…落ち着いた?」

 

「あぁ、ありがとな…しっかしどぉすっかねぇ…」

 

ハンゾウさんが落ち着きを取り戻し、私達はどうやってソルさんのいう『お互いを深く知る』というレベルまで持っていくかを考え始めた。

 

でも、これは言うなればチャンスだ。

ハンゾウさんのことをもっと知れる機会だし、どんなタイプが好kゲフンゲフン…とりあえず私のことをどう思ってくれてるのか、ここではっきりさせちゃ…いや、でも…いや…しかし…

 

なんて、1人で薄っぺらく考えてるとハンゾウさんから切り込んで来てくれた。

 

「とりあえず、自己紹介なぁんて今更だけど…とりあえず知ってる事上げてくか?名前と性別、性格なんかもだいたいは知ってるから省くとして、武器はランス、防具はナルガ…そぉいやぁ、なんでナルガ装備なんだ?」

 

でた、この質問は結構大事なはず。

ここはクールに答えてしんぜよう。

 

「…別に…猫耳可愛かったとか、雑誌で取り上げられてるのが凄く魅力的だったとか、隠密つけてればボッチでも大丈夫とか全然考えてないけど………ふっ…なんとなく、かな?」

 

「そ、そぉか…」

 

あっれれぇ〜おっかしいぞぉ?ハンゾウさんの対応が明らかに引いてるぞぉ?

 

なんでもいいからハンゾウさん…その目はやめて。哀れみに満ちた可哀想な捨て猫を見るようなその目は。

 

「で、でもソル(あいつ)が言いてぇのはそぉいう事じゃぁねぇよな!…えと……っ〜〜」

 

ハンゾウさんは何やら私に気を使ってくれたみたいだった…えぇ…なんか軽く辛い。何がって、その優しさが辛い。

むぅ…ならこっちも聞き出しモードで攻め立ててやんよ!

 

「…ハンゾウさんは、どうしてアカム(その)装備なの?」

 

「………」

 

……あれ?

私…なんかミスった?

…こういう時は素直に謝るのが一番だってお姉ちゃんが言ってた

 

「…あ、えっと…ごめんなs「話すと長くなるし、もう俺の記憶にも殆ど残っちゃいねぇが…こいつは、大切な人と引き換えに手に入れた『力』だ」……」

 

ハンゾウさんが顔を上げると「いい機会だし、お前さんにも話しておくか」と過去の記憶…【傷跡】について話してくれた。

 

 

****読者選択メニュー****

 

ハンゾウさん の かこへん に とびますか?

 

▷はい→extra episode 『獄炎に座させられた覇たる者』へ

 

▶︎いいえ→そのご の おふたり をおたのしみ ください

 

 

*****その後の二人*****

 

「「………」」

 

く、空気が重たい…

だ、駄目だ…時間がただただ過ぎていく…期限は3日しかないのに、そのうちの1日をなんにも進展なしで終わらせたら、私だけじゃなくてハンゾウさんも…ひいては世界中が困ってしまう。

 

…だからと言ってなんかできるわけでもないから、とりあえず持ち帰りで

 

「…じ、じゃあ、今日はこの辺d「セニア…恥を忍んで、お前さんに頼みがある…」…は、はひ?」

 

私の手を掴んだハンゾウさんの右手は…どうしようもなく震えていた。

 

「…俺は、俺の……俺の体に刻まれた呪い(傷跡)を…ずっと消したいと、思っていた…左の鎖骨の上の方…首元のそいつは、俺に焼き付いた【覇龍の獄】…古の竜人族の末裔の証…俺の過去を、赤く染めやがったそれを…憎む事でしか、生きていけなかった……だけどよぉ」

 

ハンゾウさんは私を引き寄せるように腕を引いた。

ちょっとびっくりしたけど、痛くはない…むしろ、なんとも言えない感情が込み上げてきて…

 

「俺はこいつに、何度も何度も救われた…この力があったから、お前さんたちにも合うことができた。久しぶりに、仲間ってもんが…できた気がしたんだ…」

 

ハンゾウさんは引き寄せた手を離し、私と正面に向かい合うようにして「だから」と言いながら徐にその兜を脱ぐ。

 

「だから…できることなら、この力を制御できるくれぇ強くなりてぇ…この力を、壊すこと以外に使いてぇんだ。ソルの教えてくれようとしてるそいつ(奥義)が、俺の求める強さに繋がるとは限らねぇが…やれることならやってみてぇ…だから」

 

そこには、かつての自分への後悔と懺悔、そして確かな覚悟を持った紅蓮の髪の青年がいた。

 

そう、なんのことはない。

怖くも、恐ろしくもない、哀しい過去を背負いその連鎖を断ち切りたいと力を欲した普通の青年なのだ。

 

だから…私は彼の手をとった。

 

「…!」

 

「大丈夫大丈夫。ハンゾウさんは弱くなんかないよ。誰だって迷う時期も間違う時も…立ち止まっちゃうことだってある…でも、ハンゾウさんはそんな苦しい中でも、前を向いて歩き続けようとしてる…そんなハンゾウさんに、私憧れてたんだと思う。

…だから…だから大丈夫…私は、私達は、ハンゾウさんと一緒にいるし、怖がったりなんてしないよ…」

 

 

 

 

 

だって、私は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴方の事が…

 

最初に暴漢から助けてくれた、あの時から

 

ずっとずっと…好きだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刹那

 

「…っぉ!?」

「な、なにっ!?」

 

二人の体が共鳴するかのように白く光を発し、その光は装備に吸い込まれるように移動すると、私の防具が弾けハンゾウさんのもとへと飛んでいく。

そして再び、今度はさっきよりも強い光にハンゾウさんが包まれる。

 

「…へ?え、え?…何?何が起こって「…予想よりも早かったな…これが、俺が伝える奥義の一部…聞こえるな!ハンゾウ!ならば叫べ!」…ソルさん!?」

 

ソルさんは私に毛布をかけると、ハンゾウさんに向い、叫ぶ。

…この人が叫ぶなんて想像できなかったから、驚いちゃったけど…じゃなくって

 

「我ら古の竜人族に与えられた奥義の序章、お前の纏う飛龍の祖たる『覇龍の獄』を持って、その力…ものにするがいい!」

 

空気が渦巻く。

全てが、周りの全てがハンゾウさんに力を貸すように集まり始める。

 

そして

 

 

「叫べ!その名は『『飛龍憑依・迅竜(ドラグポゼッション・ノアール)』』!!!」

 

ソルさんとハンゾウさんの声が重なり、更に強い光の後、今までとは違う鎧を纏ったハンゾウさんの姿がそこにあった。

 




ハ「これって…どんなんなってんの?」

見た目とか性能とかは次回なるべく描写するつもりだよ。
頑張って挿絵とかも描いてみるけど、もしかしたら余計わかりにくくなるかも…

セニア「…という事で活動報告欄でアンケート募集します」
ロ「挿絵のクオリティは保証しないよ!」
マ「ふるってお答え下され」

感想等もお待ちしてますからねー!

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