なんか筆が進むときと進まない時の差が激しい気がしますが、進むときは朝(or昼)と夜に投稿します!
気まぐれな作者をお許しください笑
ハ「よし殴る」
ぁんでっ!?(((拳
ハ「…最近こいつ殴ってもスッキリしねぇな」
し、しどい…
sideマツバ
小生はハンターである。
名前もある。名門『マツバ』の次期当主にして、超一流のハンターである。
そんな小生は今、我が生涯のライバル『覇王 ハンゾウ』御一行の一員に加わっている。
何故か?
それを語るには少し時間を遡らなければならない。
そう、あれは「いや、ならカットしていいっしょ?」ーーっ⁉︎
「な、き、貴様⁉︎いつの間に小生の背後に⁉︎」
「あー…テメェにちと聞きてぇことがあってな…」
うむ、読者の紳士淑女たちも困惑しているであろうから紹介しよう。
今、小生の背後に立ち、不意打ちを仕掛けようとした卑怯者「おい」実はこいつが小生の足元にも及ばないライバル的存在『自称覇王 ハンゾウ』である「くぉら」だがしかしいくら自称といえど奴の実力は本も
「どっっせぇいぁ!!」
「グアーーー!!!」
な、なんだ?奴め小生の紹介中に右ストレートをかましてきたぞ⁉︎
NAZEDA⁉︎
「うっせぇんだよ!ぜぇんぶ外に出てるしよぅ!そぉいうのは心ん中だけで勝手にやりやがれってぇんだ!」
なんと‼︎近頃の覇王は人の心が読めると言うのかっ⁉︎
いやしかし、残念だったな!今のは心の声ではなく読者に直接語りかける言わば《テレパス》ぬぁのだぁ!
「はぁ…お前…いつもこんなんなのか?」
「ぬ?小生の身体には異常は無いが?」
「あそ、じゃあ頭だな。確実に」
おかしなことを言う奴だ…
小生はここまでの道中で頭をぶつけたり、何かが降ってきたり、ヘルムを脱いだりしていない筈だが?
もしかして、土に埋まっていた時に何か異常が⁉︎
そしてこの男はそれを瞬時に見抜いたとでも言「なぁ、お前さんは…」
「お前さんは【最果ての古塔】って何処にあるか知ってるか?」
「…何故、お前がそれを知りたがる?」
小生の中で何かのスイッチが切り替わったような音がして、小生の意識がはっきりしなくなる…
「…おそらく、俺たちぁそこへ向かわなきゃなんねぇ…そして、【万死の暗城】と【絶界の炎山】にもだ」
「ほぉ…行ってなんになると言うのだ?貴様如きが、今更奴等の封印の為に動くと?はっ!笑い話になりもせぬ」
「この世界にはまだまだ残してぇもんが沢山あってよぉ…こいつらの未来の為にも俺は俺の仕事を終えなきゃなんねぇ…」
「……」
「知らねぇんならそれでも良いんだ…テメェも長く極地に居たんだから知らなくても攻めやしねぇ…」
「…分からぬな」
「そぅか。ならいい、邪魔した「分からぬ、何故貴様はその使命を果たさんとする?」…」
「貴様は『覇龍』として生き、その膨大なる力を用いてそんなちっぽけなものを護るために死に急ぐのか?」
「ちっぽけ…か。悪りぃが、俺にはそのちっぽけなものを護るので手ェいっぱいでよぉ…それに、誰かを護って散るのも…悪かぁねぇ」
ゆっくりと覇龍は去っていく。
我はその様を見届け、しかし、やはり理解できなかった。
ーー何故…人間の為にーー
ふ、まぁ良い。
そろそろ眠る時間だ…またその時になれば…自ずと答えを導き出すだろう。
「ふっ、彼奴の息子にしては…愉しませてくれそうだわい…さて、
ーーはっ!?小生は一体?」
1人夜の切り株の上で武器の手入れをしていた筈の小生は、いつの間にか携帯食料にクーラードリンクをダパダパとかけてそれを口元まで運んでいた。
うむ。なかなかいける。
だが、誰かと話していたような気もするし…まぁ、周りには小生のパーティメンバーしか居ないからその内の誰かか、もしくは幽霊とでも話していたのだろう。
『ソレ、ウマイ?』
ほら、やはり誰かと話していたのだ。小生の記憶力はばっちぐーであるからな‼︎
しかし、問いには返さねばならぬ。
小生は見えない誰かと会話を再開する。
「ああ、なかなかいけるものだぞ!御主も試してみるがいい!」
『ウン!!!ボクモ、ソレ、タベル‼︎』
なかなか元気の良い子供の声だが…
やはり姿が見え無い…
小生のバードアイでキョロキョロ見回す
刹那
『イタダキマス!!!!!!』
何もない空間からそれは現れ、同時に小生の身体は宙に舞った
次回も楽しみに!!!