狩人闘恋万華鏡〜迅竜の恋情と覇竜の傷跡〜   作:ドーントレス

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まいど!頑張りでしゃばり空回りのドーントレスです。

以外と早いこと書けました!なんでやろ…
今回もまた別キャラ視点です

それでは本編をどうぞ


第3話「とある小生」

小生はハンターである。名前もある。名門マツバ家の次期当主で所謂上級貴族の出である。

そんな小生の1日の始まり、詰まる所の朝は早い。

 

「うーむ。今日も目覚めは最高バッチリであるな‼︎」

 

屋敷に住んでいた時は朝からメイドやら執事やらが騒がしかったが、今は御家を出てハンター稼業真っ最中。うーむ。自由だ‼︎

そんな小生、今は一人あるハンターを捜しに街を転々と回っている。

 

「そのハンターこそ、我が生涯のライヴァルである『ハンゾウ』!奴を越えるため小生は血の二ヂムような努力をし、HR700を超えたのだ‼︎」

 

ハンゾウは強い奴しか相手にしないという。HR717の小生ならば全く問題なかろう!

そして小生は昨日、ハンゾウが身を隠していると言われる火山のある村に着いたのだ。

まぁ夜も更けていたし、奴も夜中に来られても迷惑であろう。と人道的な考えで小生はこの村で一泊し、そして今日、決戦の日を迎えたのだ‼︎

 

「ハンターさんハンターさん!大変だよぅ!」

 

「!む、如何したご主人!」

 

宿のご主人が只ならぬ様子で駆け寄ってくる。小生はバッチリ目が覚めているので見事な対応をする。

 

「ずっと噴火してなかった火山がさっき小噴火を起こしやして!こいつは嫌な予感がしやすぜ。ハンターさんも逃げる準備くらいしといたほうがいいでさぁ」

 

ちょっと早口なご主人の話では、小生が向かおうとしていた火山が小規模噴火を起こしたとのこと…‼︎⁉︎

 

「なんと⁈誠か⁉︎…うむ、しかし奴がその程度で逝くタマとは思えぬ…小生がちょっとばかし様子を見に行こうではないか!」

 

「それは本当ですかニャ⁈」

 

「うむ。小生に二言はない!」

 

「なら僕も連れてってくださいニャ!」

 

うむ?この宿のご主人はハンターなのか?普通ならばハンターについて行こうなどとは…?ご主人…こんなにも声域は高かったであろうか?しかもかなりの訛り…ニャ?

小生が振り返った先にはご主人の姿はなく、一人(?)の獣人種の姿があった。

 

「?貴公は何者ぞ?」

 

「は!そういえば初対面だったニャ!僕は『ハンゾー』。幻のハンターの相棒ニャ!」

 

な…

 

「なんとーーーーー!」

 

「僕は相棒を連れて来てくれる強いハンターを捜していたニャ。そんな時に何故か吸い寄せられるようにこの村に来てしまったニャ。んで、調べてみようかと火山に潜ろうと思ってた時に強そうなハンターさんを見つけて声をかけようとしたニャ。そしたらハンターさんも火山に潜ろうとしてたニャ?だったら僕もお供させてもらおうかと…ニャ⁈」

 

「奴の場所がわかるのか⁉︎…小生来たーーーーー!超ついてるーーーーー!」

 

「ちょっと待つニャ⁈…ニャフ!」

 

小生はがっつりと獣人さん、もといハンゾーさんをホールドした後に火山へと繰り出すのであった。

 

 

 

「待っておれよ〜〜ハンゾウーーーーー‼︎」




いかがでしたでしょうか…お気に入り登録していただいた方、本当にありがとうございます( ̄^ ̄)ゞ
感謝感激鼻血ブシャー‼︎って感じです。

感想や意見、訂正箇所等のご指摘ありましたらどんどん書いていただけると作者の禿げ身になりますので、よろしくお願い申し上げますm(_ _)m

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