狩人闘恋万華鏡〜迅竜の恋情と覇竜の傷跡〜   作:ドーントレス

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まいど!頑張りでしゃばり空回りのドーントレスです。
今回で2回目の投稿です。
投稿スピードがかなり遅いですが、こんな亀以下のスピードについてきていただけるという方…本当にありがとうございますm(_ _)m

これからもっと頑張って空回りしないように努力しますんで、ドラ○もんのような温かい目で見守って下さるとありがたく存じます。
では、本編をどうぞ


第2話「とある極地のハンター」

「ぐっ…おぁあ」

果たしてどのくらいの間眠っていたのだろうか…火山に篭ってもう数年…いや、十年は経ったか…?

 

此処にいたら時間の感覚、月日の流れ、天候ですら確認できず全てが狂っていく。しかし、その狂ってるってのも周りに合わせ同じ時間を共有し共に感じ合える者でもいなければ、特に感じもしない。むしろ、此処では感じる必要すら無い。

 

「ふぁ〜あ…?俺って…こんなに理屈っぽかったか?」

 

あぁ。てんで頭が回らない。確か俺は…

 

「‼︎遂に!遂に見つけたぞ!やっぱり極地にいたか‼︎幻のハンターハンゾウ‼︎」

 

そうだ。俺はハンゾウって名前だったな…んで、此処は火山の極地。覇竜が居座ってた場所だ。

 

「俺はあんたを越えるために強くなった‼︎勝負だ‼︎」

 

…んで、強い奴を待ってたんだったな…

 

「お〜イイねイイねぇ。んじゃ、多少は手加減してやるから…頼むから退屈だけはさせんなよ?」

 

ハンゾウがその場に立ち上がりながら放ったその言葉には、紛れも無い「覇気」が宿っていた。

 

ーーー直後、挑戦者の叫び声が火口を抜け地上にまで響いたーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぁ〜あ…肩慣らしにもなりゃしねぇ…退屈させんなって言ったろ?」

 

俺は目の前で転がってるそいつを、火口(そと)に向け放り投げた。多分、近くの村に落ちた筈だ。

その村がなくなってなければ、の話だが…

 

 

「…ん〜、どうしよ…寝るか」

 

そうして再び幻のハンターは、眠りにつこうとした…が

 

「…珍しいな、覇竜以外のモンスターが来るとは」

『グォォォォォォ‼︎』

 

そこにいたのは通常サイズよりもひと回りほど巨大な『猛り爆ぜる砕竜』だった。

 

「はぁ…さっきのハンターよかずっと強そうだが…まだまだたらねぇな」

 

そう呟くと、ハンゾウは自分を中心に円を描く形で刺さっている武器達の中から大剣を引き抜いた。

 

≪覇王剣 クーネエムカム≫

地上では扱えるものは少ないであろう、その規格外な長ものをあろうことかこの男は片手で引き抜いた。

 

「さあ、やろうか…こいよ」

 

ハンゾウの挑発に乗ったのか、ただただ猛り目の前の敵を叩き潰したい本能なのか、ブラキディオスは物凄いスピードで正面から突っ込み右腕を叩き下ろした。

 

通常、ブラキディオスの腕部には、爆発性の粘菌が付いておりこの粘菌が地面や対象物に付着すると変色、発火し最終的に爆発を起こす。

ブラキディオスが怒りで活性化(若しくは興奮状態)になると、唾液に含まれる菌が活性化し腕や頭角の粘菌と反応することによって即時爆発を起こす事が出来る。

 

その動作に掛かった時間は僅か0.7秒…並みのハンターならば確実に重傷、最悪即死レベルの一撃はハンゾウには届かなかった。

 

「はぁ…遅ぇよ」

 

…多分何が起きたかわかんねぇって面してるんだろうな。まあ、当然っちゃ当然か…

 

「あばよ。いい夢みろよ」

 

振りかえってやつにそう告げると同時にやつの腕部、頸部、脚部、ついでに尻尾は付け根から、本体から離れて弾けるように舞った。火山の極地じゃなきゃ相当グロいんだろうが…なにぶん周りが赤いし血もすぐ消えて無くなるから全然見えないんだけどね。

 

「はぁ…やっと寝られる…ん?」

 

俺はその場に大剣を突き刺して座り込んだ時、なんか尻に違和感を感じた。なんかネチョっとしたこう、気持ち悪い感じの…

それは既に臨海状態にあったブラキディオスの粘菌(大量)だった。

 

「……⁈」

 

刹那

 

『ズドォォォォォォン‼︎』

「ノォォォォォォォン⁉︎」

 

その日小規模な火山噴火があったとか…

 




今回は第1話でちょっと話に上がった覇竜の人視点で書いてみました。

うーん…戦闘時の描写が難すぎる(^_^;)←全然書けてないし

次はどうしようか…んーノープランw

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