執務室の新人提督   作:カツカレーカツカレーライス抜き

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第63話

 手に在る武装を確かめながらその港にたどり着くと、なにやら港らしからぬ音楽が彼女の耳に響いた。あまり使われていない、提督の秘密基地がある港よりは少々マシ、といった場所である。

 そういった場所であるから、彼女は自身の耳をくすぐった音――音楽は、どこか違う場所から風が運んできた物ではないのか、と目を凝らし耳を澄ませた。

 

 ――あれ、でもこれって。

 

 やはり音楽は彼女が現在身を置く港からである。これが軍歌であればまだ、なるほど、と頷けるのだが今彼女の耳に聞こえてくるのは、比較的最近の軽快なテンポの物である。 

 さて、これはなんであるか、と彼女は手にある、さきほど自身で修理して調整し、この港で軽く調子を見ようとしていた愛用の三式水中探信儀★6を構えて、港に響き渡る音楽の発信源に、じりじりと歩を進めた。

 

 だが、突如として軽やかな音楽はその存在を消し、代わりに彼女の耳に飛び込んできたのは、

 

「んー、ストップー! んー……ここなんか違う?」

 

「そうねぇ、ちょっとステップはもう少し早めでもいいかもね」

 

「あの……那珂さん、さっきのステップでも問題は……」

 

「あるよー、あるんだよー。なんかさっきのはキレが悪いの。っていうかなーかーちゃーんだよー」

 

 聞きなれた声である。

 彼女と同じ四水戦、それも旗艦の那珂、それから最近めきめきと頭角を現し始めた那珂の秘蔵っ子、と称される野分、そして那珂と親しい瑞鳳の声である。

 彼女は構えていた三式水中探信儀★6を下ろし、ほっと息を吐いてその声のする方向へと足早に向かっていった。

 

 果たして、小道から出た先、開かれた一画に並ぶのは前述の三名であった。

 彼女達は常の服装ではなく、それぞれ着慣れた様子のスポーツウェアを身にまとい顔を寄せて何事か言葉を交わしていた。そんな彼女達から少しはなれた所に置かれている、先ほどまで軽快な音楽を鳴らしていたのだろう小さなプレイヤーと、それに接続されたスピーカーも今は静かである。

 

 と、那珂が急に振り返った。彼女の気配を察知したのだろう。那珂は彼女の顔を見ると、嬉しそうに微笑み手招きをした。

 であるから。

 彼女――第四水雷戦隊所属、由良は笑顔で返した。

 

 

 

 

 

 

 

 さて。

 季節は冬、そして年明けまであと一ヶ月という頃である。

 となれば、年が明ける前にもう一つイベントがあるという事は態々言うまでも無い事だろう。人それぞれ、思う事は多々あるだろうそのイベントは、しかしこの鎮守府においては完全に歓迎ムードであった。

 特に今年は、提督の初参加という吉事である。

 艦娘達の喜びようは凄まじく、隼鷹と千歳は祝い用の酒を既に手配済みで、届けられたそれに手もつけず鳳翔に預け、間宮や料理上手の面子は調理内容を既に何度も相談し合い、大淀や初霜は当日の会場の準備及び護衛内容を確かめ合い、霧島は既にサンドバッグを四つも駄目にしていた。

 他にも、皆それぞれプレゼントを物色し、これはと思えば明石に相談して注文する、といった具合で全体的に浮き足立った状態である。

 そして提督は、また檻かな? と沈んだ状態である。

 

 そして、そんな中海風に吹かれる港で、那珂達が何をしているかと言えば。

 

「つまり、練習中ってことなのね?」

 

「はい、そうです」

 

 イベントでの出し物、ダンスの練習中であった。

 由良は隣に立つ野分と会話しながら、自身の視界の中で確りと動き回る二人を見ていた。

 那珂にしても、瑞鳳にしても、軽快な音楽に合わせて踊る姿は楽しげに見せているが、顔だけは真顔だ。特に那珂などは、普段は練習中でも笑顔で踊るだけあって殊に目立っていた。

 

「でも、こういうのはグラウンドでも良いんじゃ……?」

 

「いえ、グラウンドは現在、一水戦と二水戦がそれぞれ使っていますし、屋内の訓練所も三水戦が使用していますから」

 

「なるほどー……」

 

 燃料消費量が少なく、入渠しても比較的早く修理が終わる軽巡、そして駆逐の属する艦娘達は戦艦や空母、重巡に属する艦娘達より小回りが効く為、さまざまな場面で運用される。

 特に水雷戦隊となれば護衛に電撃戦に航路確保に各支援にと、まさに大忙しだ。そしてそんな様々な場面で的確に動けるようになるために、どうしても普段の訓練は疎かに出来ないのである。

 それはこんな、冬の大型イベントを前にした状況でも同じだ。練習以上の事を実戦で出来るはずもないのだ。

 

 であるから、現在由良の前で、珍しく笑顔も見せず踊る那珂も、そして由良の隣で会話しつつも注意深く那珂と瑞鳳を見つめる野分も、訓練後のプライベートな時間である。由良を含めた四人の中で、非番であるのは由良だけだ。そんな由良にしても、非番であっても武装の調整に時間を割いているあたりが、いかにもこの鎮守府の艦娘らしい物でもあった。

  

「――あれ、那珂さん?」

 

 突如動きを止め、腕を組んで首を傾げる那珂に野分が声をかけながら近寄っていき、代わりに、先ほどまで那珂と同じ様に踊っていた瑞鳳が由良に歩み寄ってきた。

 ちなみに瑞鳳は完全に付き合いだ。交友のある那珂が練習で踊ると聞いて、顔を出しただけである。

 

「どう、私たちの動き?」

 

「凄いなぁ、って。私はこういうの苦手だから、尚更、ね?」

 

「そう? 踊れば意外と楽しいよ?」

 

 朗らかに笑う瑞鳳に、由良は苦笑で首を横に振った。

 由良という艦娘は万事控えめだ。戦果にしても日常にしても、前に出て行動するより、同僚達と歩調を揃えて歩きたがるところがある。

 それは勿論悪い事ではない。いや、兵士としての本分を考えれば美点ともいえるだろう。

 が、それは飽く迄軽巡の役割、下士官としてみれば優足りえる物で、艦娘として見ればやはり少しばかり寂しい物でもあった。

 

 対して、由良に話しかける瑞鳳と言えば、この鎮守府にあって名物的な艦娘でもある。常はどこへでも顔を出し、手助けが必要となれば特に見返りも求めず手を貸し、戦場となれば堅実に制空権を確保して確実に艦隊の勝利に貢献する。そして食事時前となれば様々な制服に着替え、時には髪型にまで手を加えて名も立場も変え、調理場に紛れ込み玉子焼きを作っていくという摩訶不思議な奇行に走る艦娘である。

 

 当然それは追い出される事も、迎え入れられる事もあるが、その追い出す代表が野分達陽炎姉妹であり、迎え入れる代表が那珂達川内姉妹である。

 特に瑞鳳は那珂と非常に親しく、道ですれ違う度にハイタッチやハグを交わす姿がよく見られていた。

 では追い出す代表に属す野分とは仲が悪いのかと言えば、そういった様子も無く、今度は那珂と一緒に踊りだした野分に、見る者を安心させるような笑顔を向けていた。

 

「野分ー、ファイトー」

 

「は、はい! 野分頑張ります!」

 

 那珂と親しい瑞鳳はまだ良いが、どちらかと言えば自身寄りの野分は大変だろう、と胸中で同情する由良に、瑞鳳は由良の腰辺りを軽く叩いた。

 何をするのだ、と目を向ける由良に、瑞鳳はにんまりと笑って口を開いた。

 

「野分は、あれで結構踊りなれているよ?」

 

「……え? そうなの?」

 

「そうそう、舞風に付き合って踊ってるから」

 

 瑞鳳の言葉に、由良は心底納得して深く頷いた。

 野分の妹である舞風と言えば、この鎮守府では那珂と並ぶ踊り達者だ。そんな舞風と姉妹の仲で一番仲がよいのは野分である。となれば、当然舞風の踊りにも付き合っているのだろう。

 事実、由良が目にする野分の踊りは、なかなかに堂に入った物である。流石に那珂程、とは言えないが、先ほどまで一緒に踊っていた瑞鳳と比べて劣る物ではなかった。

 

 となると、それはそれで由良には疑問が生じる。

 由良はなんとも言えない顔で、隣に立つ、現在はスポーツウェアに身を包んだ軽空母の顔を盗み見た。

 偶に長良姉妹七番艦、或いは改長良型とされる由良型姉妹四番艦を自称し、二通りの制服をそれぞれ着こなす瑞良という魚雷も撃てない、夜戦も出来ない、そして何故か開幕艦載機を発艦させる不思議軽巡洋艦である。

 何を言っても、何に混じっても、結局彼女は軽空母でしかない。

 ないのだが、特に仲が良い大鳳龍驤らと共に、水雷戦隊の訓練に混じり、確りと最後まで食らいついたり、その気になれば体術で長良や神通相手でもそれなりに良い勝負が出来るという軽空母詐欺の一人でもある。

 

 高い身体能力を有するのであれば、踊りもできるだろうと思うが、舞踊という物は身体能力だけではなく、音楽を全身で聴き、それを一体化させて体現するというセンスも求められる物だ。

 流石に恵まれすぎではないか、と思い、由良は瑞鳳から目を離して重い溜息を吐いた。

 才能の差を妬んだが故の溜息ではない。そんな物で瑞鳳を計り、そんな事で落ち込もうとした自身に嫌気が差し漏れ出た溜息だ。

 

 瑞鳳が高い身体能力を持つのは、それだけの経験があるからだ。踊りにしても、最初からそうであったとは限らない。それでもやめず、めげず、曲がらず、ただ笑顔で続けた結果が現在の瑞鳳であるのなら、由良にそれを計る権利などない。

 由良がすべき事は、それを認め賞賛し、それでも負けるものかと上を向く事だけであるからだ。

 

「野分も凄いけれど、瑞鳳も凄いのね」

 

「えへへ、ありがと」

 

 由良の、短いながらも心の込められた賞賛の言葉に、瑞鳳は頬を朱に染めてはにかんだ。心からの言葉は、心にある色彩で素直に顔を染め上げるものだ。

 やるべき事を一つ終えた由良は、再び那珂達に目を戻した。

 由良の双眸に映るのは、やはり真剣な相で踊る野分と那珂であった。踊りの事など特にしらぬ由良から見ても、額に汗を流して身体でリズムを体現する彼女達の姿は十分に芸術的な物である事だけは理解できた。

 

 ただ、やはり自身には遠い世界だ、とも由良は思うのである。

 自身がそこに在って、踊る姿を想像できないのだ、彼女は。

 と、そんな彼女の腰辺りが、再び軽く叩かれた。何事か、と由良はもう一度瑞鳳に目を向けた。

 

「今はいないけれど、名取も参加してるんだよ?」

 

 瑞鳳の言葉に、由良は暫し目を瞬かせた後、ぽかんと口を開けた。その反応が面白かったのだろう。瑞鳳はくすりと笑ってまた由良の腰辺りをぽんぽんと叩いた。

 

「長良も一緒に踊ってるし、皐月に文月に長月、天津風や曙だって参加してるんだから」

 

「え、えぇー……」

 

 由良としては、瑞鳳に返せる言葉はそれだけだ。

 彼女の姉である長良はまだ理解出来る。体を動かす事が好きな少女であるから、たまには踊りもいいだろう、位で参加してもおかしくは無い。天津風も皐月も文月も、お祭りが嫌いな少女達ではないからこれも由良には納得できた。が、彼女の直ぐ上の姉、名取や、普段他者と距離を取りがちな曙や、幼いながらも武人然とした長月は、由良には理解不能であった。ダンス、といった物とイコールで結ばれる艦娘にはどうにも思えないのだ。

 

 由良の混乱が手に取るように分かるのだろう。瑞鳳は笑みの色を深めて二度三度と頷いた後、軽快な音楽を背後にしながら穏やかに紡いだ。

 

「いつもとは違うから、いつもと違う事がしたい。あの人のための私たちだから、そんな私たちを見て欲しい、きっとそんな物だと思う」

 

「あ――」

 

 由良は僅かに肩を揺らした。

 一年に一度、たった一度のイベントだ。特に今回は、提督が初めて参加するという状況である。浮き足立った体はそのまま飛び、常とは違う何かが彼女達には見えたのだろう。見えた以上、常のままではいられなかったのだ、彼女達は。

 

 ――なるほど……そうかも、ね。

 

 由良の中で導き出された答えであるから、それが紛れも無い正解とは言えないだろう。人はそれぞれ複雑にして単調で、単純であって難解だ。

 見えた答えがそのままの答えであるとは誰も、当人でさえ分からない物だ。それは当然、人と同じ精神構造を持つ艦娘も同じだ。

 それでも、由良はそれが一番近い答えなのだろうと頷く事が出来た。

 

 由良は瑞鳳に向かって屈託の無い笑顔で頷き、自家製の玉子焼き味のスポーツドリンクを飲みながら、瑞鳳もまた笑って頷いた。

 

「もう! こんなんじゃ駄目だよ! 駄目駄目だよ!!」

 

 珍しい、那珂の癇癪をおこした声が港に響いた。

 一緒に踊っていた野分は驚いて目を見開き、瑞鳳はスポーツドリンクから口を離してかたまり、由良は愛用の三式水中探信儀★6を反射的に構えていた。

 那珂と言うアイドルを自称する艦娘が癇癪を起こすという事は、彼女達にとってそれだけの椿事であったのだ。

 だが、三人の視線を集める那珂はそれぞれの様子にも気付かぬようで、首を横に振った後力なく地面に座り込んだ。

 

 顔を俯かせ、肩を落とした那珂の姿は、普段どんな時でもアイドルという事を優先させて笑顔で過ごす那珂とはかけ離れた物で、皆一様に驚き、また胸打たれた。だが、それゆえに彼女達の体は動かない。

 尋常ならざる事態に、体がいう事を聞かないのだ。

 それでも、由良は自身の為すべき事を為さねば、と辛うじて喉を鳴らし、かすれ声で那珂に問うた。

 

「な、何が駄目なの……?」

 

 由良の問いが聞こえたのか。那珂は落としていた肩をぴくりと震わせると、座り込んだまま由良を見上げた。瞳は涙に濡れ、その相は常の那珂からは思いも出来ぬ、ただの娘と成り果てていた。

 ごくり、と喉を鳴らす由良に、那珂は小さく首を横に振って答えた。

 

「勝てない……こんなんじゃ、こんなのじゃ……」

 

 瑞鳳が、野分が、那珂の弱弱しい姿に相を悲しみに歪ませる。親しい友が、畏敬する上司が、普段の姿をかなぐり捨てて弱さを吐いている。それをすぐさま癒すことが出来ぬ自身に、悲しみを感じたのだ。

 そして那珂が、叫んだ。

 

「これじゃ……こんなのじゃ――提督のドナドナに勝てないよー!!」

 

「おうちょっとまてや」

 

 突っ込んだのは龍驤譲りの関西弁を放った瑞鳳である。北は北海道、南は沖縄、行き着くところまで行けば阿賀野語からエスペラント語まで自由自在に使いこなす瑞鳳にかかれば、関西弁程度は軽いものであった。

 が、那珂は特に瑞鳳の突っ込みに思う事もなかったようで、一人続ける。

 

「こんなダンスじゃ、提督が開催予定のドナドナ~プラスコミュニケーション感謝ぱっく~にはきっと勝てないよ!」

 

 地面を悔しげに叩く那珂の相は、残念ながら真剣そのものであった。前の宴会――提督が檻に入って参加したあの宴会で、那珂は提督の語るドナドナに魅了された一人であった。誰もが知る悲しい童謡が、徐々に明かされていく謎によって壮大な物語として構成され、特に最後に語られた斬馬刀を構えるスラムキングとの対決など、姉の神通と共に手に汗握って聞き入っていたのだ。そして姉の川内は何も聞かなかったことにして黙々とチキンを食べていた。

 

 那珂にはあれに勝てるだけの物が必要であった。

 相手が提督であろうと、舞台となれば想いも憧れも無い。いや、人一倍想うからこそ、那珂はプラスコミュニケーション感謝ぱっくだかサマーバケーションだかプラスシチュエーションポータブルだかいう物に勝たなければならなかった。

 愛しているからこそ、だ。

 そして提督はそんな思いを向ける相手に、曲芸商法的何かで迎え撃とうとしている訳である。本当に残念な提督であった。

 

 とりあえず。

 那珂がうずくまり、瑞鳳は呆れて頭を抱え、野分は言葉も無くおろおろとする中で、由良は動かねばならなかった。

 何せ彼女は第四水雷戦隊の、旗艦補佐――いわゆる副隊長という立場にいるからだ。

 

  

  

  

  

  

  

 

 

 後日の話である。

 由良がのんびりと食堂で食事を取っていると、突如慌しく扉が開かれた。

 入ってきたのは長月であった。

 彼女は食堂の中を忙しなく一望したのち、由良を確かめて足早に近づいていった。

 焦燥を浮かべた長月の相に、さて何事か、と身を正す由良に長月は、

 

「ダンス部隊旗艦の那珂ちゃんが、青葉にぶつかって一時離脱だ」

 

「……え?」

 

 そう言った。言ったは良いが、聞いた方としては意味不明である。

 

「……取材中の青葉と、運悪く衝突してな……双方手錬であったのが不幸となった……お互い避け様と無理な動きをしたものだから、こう……な」

 

「……」

 

 青葉も那珂も、本当に運が悪かったらしい。

 が、本当に運が悪い艦娘がここにいた。

 

「それで、那珂ちゃんから伝言だ……第四水雷戦隊副隊長として、意志を継いで欲しいと」

 

「……え?」

 

 長良型軽巡洋艦四番艦、或いは改長良型、由良型軽巡洋艦一番艦由良は、第四水雷戦隊において那珂に次ぐ立場にある艦娘だ。

 仕事と言えば、那珂の補佐であり臨時の旗艦などである。

 であるから――今回もそうなった。

 

「……え、えぇええええぇぇ」

 

 年に一度の冬の大型イベント――クリスマス作戦は、こうして由良の手に渡った訳である。




 クリスマス島攻略部隊。
 曙はこじつけで、野分と瑞鳳は友情出演です。
 シーウルフさんは、ソロモンの狼さんに代わっていただきました。
 まぁ、史実では四水戦の旗艦が由良になった頃で、実際には由良はクリスマス島攻略には関係ありませんが……

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